海外旅行の飛行機では「洗顔したいなぁ」と思う瞬間が度々あります。しかし、機内トイレで洗顔は「やはり迷惑なのでは……」という考えもあり、なかなかスッキリできていない人もいるのではないでしょうか。実際、洗顔はマナーを守ることが重要です。
今回は海外旅行の飛行機のトイレで洗顔は迷惑なのかを解説します。併せて機内トイレでフェイスパックは禁止なのかも説明します。加えて洗顔で遵守すべきマナーについてもまとめるので、海外旅行の移動にお役立てください。
飛行機のトイレで洗顔はどうするべきか……迷うよね!
この記事では「海外旅行の飛行機のトイレで洗顔は迷惑なのか」「機内トイレでフェイスパックは禁止なのか」をまとめるよ!
1.海外旅行の飛行機のトイレで洗顔は迷惑?
まずは海外旅行の飛行機のトイレで洗顔は迷惑なのかを見ていきましょう。
結論から先に言うと、飛行機のトイレで洗顔すること自体は何ら問題ありません。
国内旅行はフライトが短いため、洗顔が必要になるほど飛行機に乗っていることはないものの、海外旅行はフライトが長いので、洗顔しないとどうしても顔に不潔感が残ります。10時間を超えるような長時間フライトの場合、顔を洗いたくなるのが普通です。
そのため、トイレが空いている時間帯を見計らって洗顔しましょう。航空会社によっては洗顔セットの入ったアメニティが準備されているため、上手に活用してみてください。
アメニティのない航空会社の場合は、自分自身で洗顔セットを持ち込みましょう。ただし、長時間トイレを占拠するなどの行為は「迷惑行為」とみなされるので、十分にご注意ください。
「飛行機のトイレで洗顔はちょっと……」って人は離陸前に空港のトイレで済ませちゃってもいいかも!
もしくは着陸後の空港のトイレで済ませるのもあり。
2.機内トイレでフェイスパックは禁止?
次に機内トイレでフェイスパックは禁止なのかを見ていきましょう。
- フェイスパックは持ち込み自由
- 原則は既定の範囲内まで
機内トイレでは、フェイスパックの使用は禁止されていません。もちろん、液体物に該当しないため、持ち込みは自由となります。ジェルタイプやペーストタイプ、マスクタイプも持ち込み可能です。
ただし、預け入れる量・持ち込める量には上限があるので、ご注意ください。
2-1.フェイスパックは持ち込み自由
フェイスパックは紙タイプのものに限り持ち込み自由です。本体に液体が染み込んでいるもの、容器に液体が入っているものでも自由に持ち込みできます。
2-2.原則は既定の範囲内まで
フェイスパックは化粧品制限に換算され、許容量を超えると手荷物検査・身体検査で引っかかる可能性があります。セキュリティチェックで引っかかった場合は破棄もしくは没収されるため、原則は既定の範囲内までの持ち込みが可能です。
- 内容量60ml以上のもの:24個まで
- 内容量60ml以下のもの:120個まで
厚生労働省の情報によると内容量60ml以上のものは1品目24個まで、内容量60ml以下のものは1品目120個まで持ち込み可能となっています。個包装してあるものは「1回分=1個」換算で、1箱10枚入りのように小分けになったものは10個換算です。
なお、ネットでは情報が錯綜しているので、詳しくは厚生労働省が定期的に更新している「医薬品等輸入手続質疑応答集(Q&A)について」をご覧ください。
僕は1回~2回分の洗顔セットを持ち込んでるよ!
お土産として日本に持ち帰るなら個包装・小分けになっていないものを用意しておくと安心かもね。
3.洗顔で遵守すべきマナー
最後に洗顔で遵守すべきマナーについてまとめます。
- 混雑しない時間帯に済ませる
- 手で覆った状態で顔を洗う
- 洗顔料は静かに洗い流す
- 洗面台を汚さない
- 占拠しない
通常は常識の範囲内で済ませれば、問題はありません。ただし、飛行機のトイレで洗顔する場合はいくつかのマナーを守ることが大切です。機内トイレは乗客みんなで使用するものだからこそ、綺麗に使用することを心がけましょう。
3-1.混雑しない時間帯に済ませる
飛行機のトイレで洗顔する場合は、混雑しない時間帯に済ませるのがマナーです。離着陸の前後や機内食の前後など、混雑する時間帯に悠長に洗顔なんてしていたら……怒られます!笑
面と向かって怒られることはなくとも迷惑になってしまうからこそ、洗顔は空いている時間を見計らって済ませるようにしましょう。
3-2.手で覆った状態で顔を洗う
機内トイレでは、手で覆った状態で顔を洗うようにしましょう。手で覆わない状態で顔を洗うと、泡や皮脂が飛び散るため、手でマスクをした状態でウォッシングしてください。
3-3.洗顔料は静かに洗い流す
機内トイレでは、洗顔料は静かに洗い流すようにしましょう。何も気にせず洗い流すと、顔から垂れた水が飛び散るので、そっと顔をクレンジングしてください。
3-4.洗面台を汚さない
飛行機に限らず、ホテルのトイレでもレストランのトイレでも同様なのですが、洗面台は汚さないように使用するのが鉄則です。海外旅行中は空港のトイレで洗顔することもあると思いますが、洗面台を汚したまま立ち去るのはマナー違反と言えます。
洗顔中、完全に汚さないようにすることは難しくとも、せめて汚してしまったら掃除するようにしましょう。荒らしたまま立ち去るような人は、飛行機に乗る資格はありません。
3-5.占拠しない
飛行機のトイレは数が限られているため、長時間占拠するのはご法度。極力短時間で済ませるのがマナーと言えるでしょう。
人によっては洗顔にかかる時間はバラバラですが、20分も30分もトイレに籠られると他の乗客の方が迷惑します。状況によっては“堪忍袋の緒”がブチギレ寸前の方もいるので、5分~10分で済ませるのが理想です。
キャビンアテンダントから苦情が入らないよう洗顔は手短に。
逆に、待っている人は焦りのあまりドアを叩いたり蹴ったりして乗客同士のトラブルに発展しないようクルーに伝えよう!
4.まとめ
今回は海外旅行の飛行機のトイレで洗顔は迷惑なのか、機内トイレでフェイスパックは禁止なのかをまとめました。
飛行機のトイレで洗顔するのはOKです。フェイスパックは持ち込み範囲内であれば問題ないとされています。しかし、機内トイレでの洗顔はマナーを守らなければなりません。
混雑しない時間帯に行う、手で覆った状態で顔を洗う、洗顔料は静かに洗い流す、洗面台を汚さない、占拠しないなど、マナーを守らないのはNG。トイレは乗客全員が使用するものだからこそ、マナーを守ってスッキリしましょう。