海外旅行で飛行機に乗る人の中には、トイレの悪臭や騒音が気になる人もいるかもしれません。あまり気になるレベルではありませんが、人によってはうるさい・汚い・臭いと感じることがあるため、注意が必要です。では、どうすれば快適に過ごせるのでしょうか?
今回は海外旅行の飛行機のトイレはうるさい・汚い・臭いのかを解説します。併せて快適に過ごすための秘訣も説明します。加えて原因や航空会社の取り組みについてもまとめるので、海外旅行の移動にお役立てください。

飛行機のトイレは悪臭や騒音に気を付けたい!



この記事では「海外旅行の飛行機のトイレはうるさい・汚い・臭いのか」「快適に過ごすための秘訣」をまとめるよ!
1.海外旅行の飛行機のトイレはうるさい・汚い・臭い?


まずは海外旅行の飛行機のトイレはうるさい・汚い・臭いのかを見ていきましょう。
飛行機のトイレは前半と後半で悪臭・騒音の度合いが変わるため、遅くなってから行くのではなく早めに済ませるのが良いでしょう。
- 前半はうるさくない・汚くない・臭くない
- 後半はうるさい・汚い・臭い
フライトの前半(離陸直後)はトイレを使用する人が限られるため、あまりうるさくありません。乗客が出入りしていない分、洗面所や便器も綺麗です。一方、フライトの後半(着陸直前)はトイレを使用する人が多く、不快な場面に出くわすことも少なくありません。乗客のマナーがなっていないと、うるさい・汚い・臭いという最悪な状況となります。
前半は静かですが、後半になるほどトイレ周辺に人が集まってガヤガヤするので、トイレの近くや周りの座席を予約した人はある程度の覚悟が必要となるでしょう。



言うほど気にならないけど、機内食の前後は警戒したい!



離着陸の前後も、用心しておくべきかも!
2.飛行機のトイレがうるさい・汚い・臭い原因


次に飛行機のトイレがうるさい・汚い・臭い原因を見ていきましょう。
- うるさい原因
- 汚い・臭い原因
飛行機のトイレがうるさい原因としては、主に「エンジンの音」「換気・排水システム」「設計・素材の影響」の3つが原因です。飛行機のトイレが汚い・臭い原因としては、主に「空気の流れ」「清掃の限界」「頻繁な使用」「マナー」の4つが原因とされます。
原因を知れば多少は心構えができるからこそ、ぜひフライトに備えて知っておきましょう。
2-1.うるさい原因
ここでは、飛行機のトイレがうるさい原因について見ていきましょう。
- エンジンの音
- 換気・排水システム
- 設計・素材の影響
飛行機のトイレは、エンジン音をはじめ換気・排水システムや設計・素材の影響でどうしてもうるさくなりがちです。機内トイレは気圧差を利用して水を流す構造となっているのですが、排泄物を一気に吸引する分、騒音が発生しやすくなります。
室内も狭く音が反響しやすい分、よりうるさく感じやすいと言えるでしょう。
2-2.汚い・臭い原因
ここでは、飛行機のトイレが汚い・臭い原因について見ていきましょう。
- 空気の流れ
- 清掃の限界
- 頻繁な使用
- マナー
飛行機のトイレは、空気の流れをはじめ清掃の限界や頻繁な使用、マナーでどうしても汚く・臭くなりがちです。機内トイレは空気が滞留する構造となっているのに加えて、清掃に限界があったり頻繁に使用されたりする分、悪臭が発生しやすくなります。
乗客の中にマナーを守らない人がいる分、より汚く・臭く感じやすいと言えるのではないでしょうか。



こればかりは仕方ない部分もあるのかもしれない!



空港のトイレのようにはいかないよね!
3.飛行機のトイレで快適に過ごすための秘訣


次に飛行機のトイレで快適に過ごすための秘訣を見ていきましょう。
- 消臭スプレーを活用する
- タイミングを工夫する
- マスクを装着する
- 耳栓を着用する
飛行機のトイレで快適に過ごすためには「消臭スプレーを活用する」「タイミングを工夫する」「マスクを装着する」「耳栓を着用する」のがおすすめです。対策と予防を徹底すれば悪臭・騒音も抑えられるからこそ、状況に合わせて対応することをおすすめします。
3-1.消臭スプレーを活用する
飛行機には、引火性・可燃性のガスを使用していないトイレの消臭スプレーに限り持ち込み可能です。
製品によっては火気との接触で爆発したり気圧の変化で変形したりするため、持ち運びには気を付けなければいけませんが、航空会社の条件を満たせば消臭スプレーを持参できます。
ミストタイプやリキッドタイプなど、目的に応じてご利用ください。対して、航空会社によっては没収対象となることがあるので、注意しましょう。
3-2.タイミングを工夫する
うるさいのが気になる人は、タイミングを工夫すると良いです。機内食や離着陸の前後はどうしても混雑によって騒音が発生しやすくなるため、タイミングをずらすことをおすすめします。
3-3.マスクを装着する
汚い・臭いのが気になる人は、マスクを装着すると良いです。乗客がうんちやおしっこをするとどうしてもアンモニアやインドール、スカトールによって悪臭が発生しやすくなるので、マスクをつけることをおすすめします。
3-4.耳栓を着用する
飛行機には、アメニティとして耳栓が入っていることがあるため、耳栓を着用するのも良いかもしれません。耳栓があればトイレを流す音も気にならず、不快になることもないでしょう。ガヤガヤしてきても集中して用を足せるので、音に敏感な方は1組~2組くらいは持参しておきましょう。



僕はもうただひたすらに我慢する!同じ人間だもの!



ある意味、そうするしかないこともあるよね!笑
4.航空会社の取り組み


最後に航空会社の取り組みについてまとめます。
- ANA:手を触れずに開閉できるドアの開発・導入
- JAL:化学品メーカー監修の清掃マニュアルの強化・徹底
航空会社では、飛行機のトイレの衛生面を改善できるよう、色々な取り組みを行っています。
例えば、ANAでは「手を触れずに開閉できるドア」を開発・導入したり、JALでは「化学品メーカー監修の清掃マニュアル」を強化・徹底したりと、より乗客が快適に過ごせるよう尽力しているのです。
最近ではCO2を削減したり、バリアフリーを実現したりと衛生面以外での努力も行われるなど、より快適なフライトとなるよう各社が試行錯誤しています。機内では音が響かない新素材の採用を検討したり、定期的に見回りを実施したりと隠れたところで支えてくれているわけです。
つまり、最近の飛行機ではトイレが過度にうるさい・汚い・臭いという場面に遭遇することはなくなりつつあると言えるでしょう。



確かに、最近の飛行機のトイレはそこまでうるさくないかも!



掃除も行き届いていて、汚い・臭いって声もそれほど聞かないよね!
5.まとめ
今回は海外旅行の飛行機のトイレはうるさい・汚い・臭いのか、快適に過ごすための秘訣をまとめました。
飛行機のトイレはうるさい・汚い・臭いの三重苦と言われますが、航空会社の努力によってさほど気にならなくなりつつあります。反面、エンジンの音や換気・排水システム、設計・素材の影響が原因で騒音が発生したり、空気の流れや清掃の限界、頻繁な使用やマナーが原因で悪臭が発生したりすることがあるため、要注意です。
もし快適に過ごしたいなら消臭スプレーの活用、タイミングの工夫、マスクの装着、耳栓の着用などをお試しください。状況によっては自分が飛行機のトイレを使用することになるので、不快にならない方法についても知っておきましょう。