【世界】暑い国ランキング!最高気温が高い猛暑・酷暑の海外旅行先

アラブのアラビア砂漠
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世界には燃えるように暑い国が存在し、人間を一瞬で火だるまにしてしまうような灼熱の地域として恐れられています。そこは業火が降り注ぐ炎天下、命すら灰燼と化す獄炎の領域……旅人が足を踏み入れようものなら生きては帰れない場所です。

今回は世界の暑い国ランキングを作成しました。ここでは最高気温が高い猛暑・酷暑の国をランキング形式でトップ10まで掲載しています。暖かい国ほど熱気に満ちたホットな旅ができるので、ぜひ旅先選びにもご活用ください。

はるまる

世界最高気温として観測された記録には90℃を超えるものもあったとか!

ぴちどん

この記事では「世界の暑い国ランキング」「最高気温が高い猛暑・酷暑の海外旅行先」をまとめるよ!

目次

1.暑い国がおすすめな人

アメリカのアンテロープキャニオン

まずは暑い国がおすすめな人を見ていきましょう。

暑い国は……
  • 暑さを実感したい人におすすめ
  • 寒さが苦手な人におすすめ

みなさんは世界最高気温と聞いて、何℃を思い浮かべるでしょうか?

国内ではどれほど暑くても30℃~39℃が限界で、40℃を超えることは滅多にありません。その一方、海外には40℃どころか50℃~60℃という猛暑・酷暑を遥かに超える場所が存在します。中には70℃~80℃を超える灼熱の地まで存在するとのこと。

もちろん、気温は観測方法や記録方法に左右されるので必ずしもこの数値が正しいとは限りません。ただ、公式・非公式を含めると地球には90℃を超える場所も実在するそうです。参考までに以下をご覧ください。

  1. アメリカ
    1972年:ファーニスクリークで93.9℃
    1960年:コッパールで60.0℃
    1913年:デスバレーで56.7℃
    1909年:チェロキーで57.8℃
  2. イラン
    2005年:ルート砂漠で70.7℃
    1967年:アバダンで86.7℃
  3. スーダン
    2011年:ポートスーダンで84.0℃
  4. ジブチ
    2003年:アファールトライアングルで71.5℃
  5. ポルトガル
    1949年:コインブラで70.0℃
  6. オーストラリア
    1972年:バーズビルで69.3℃
  7. 中国
    2008年:火焔山で66.8℃
  8. メキシコ
    1966年:サンルイスリオコロラドで58.5℃
  9. リビア
    1922年:アジージーヤで57.8℃
  10. チュニジア
    1931年:ケビリで55.0℃

これは世界各地で計測された過去の最高気温のデータとなります。そのため、史上最高気温だけでランク付けするなら以上のような順位となります。真偽の疑わしい統計もありますが、調査地点によってはヒートバーストの影響などで90℃を超えることもあったとか。

本来、地球は赤道に近づくほど気温が上昇するものの、世界最高気温をマークしている国や地域は赤道直下とは限りません。むしろ意外な場所で報告されている数字もあるくらいで、世界規模で地球温暖化が進む現代では最高気温も更新され続けています。

まさに地球全体がヒートバーストの真っ最中と言えるのかもしれません。

もし海外旅行するならそんな灼熱の地で地球の暑さを感じてみてはいかがでしょうか。ここで挙げた場所なら全身溶けるような暑さを体験できるはずです。

はるまる

日本でも40℃を超える市区町村が出始めてるくらいだし、いずれ50℃を超える日も出てくるかも!

ぴちどん

暑さを実感したい人や寒さが苦手な人には暑い国がおすすめかも!

2.暑い国ランキング

エジプトの砂漠

ここからは暑い国ランキングをまとめます。

当ランキングでは各首都や各都市における夏季の平均最高気温を加味して選定しています。

  1. クウェート
  2. イラク
  3. サウジアラビア
  4. ジブチ
  5. スーダン
  6. チャド
  7. ニジェール
  8. カタール
  9. アラブ
  10. バーレーン
参考文献

暑い国ベスト3はクウェート・イラク・サウジアラビアです。他にもジブチやスーダン、チャドやニジェール、カタールやアラブやバーレーンも熱気に満ちた地域とされています。このようにアジアや中東、アフリカは温度も高めです。

では、さらに詳しいランキングを見ていきましょう。ちなみに、順位や星は管理人の独断偏見・趣味嗜好が含まれるものの、特定の国を差別・贔屓する意図はございません。

1位.クウェート

クウェートは世界一暑い国
  • 暑い度:
  • クウェートの平均最高気温:約45℃~46℃

クウェートは世界で一番暑い国とされています。乾燥帯気候に属する中東の国だけあって夏季の気温が非常に高いのが特徴です。

首都のクウェートは毎年5月~9月にかけて燃え尽くされるような暑さとなり、1日の平均最高気温は45℃~46℃を超えます。1年で最も暑くなるとされる6月~8月には最高気温が50℃を超える日もあるなど、熱赤道が通過する灼熱の国となります。2016年7月にはミトリーバで53.9℃に達しており、WMOが「アジア大陸での史上最高気温」と認定したほどです。

現地では熱波に襲われる日もあり、単なる海外旅行であっても油断はできない気候です。さながら極暑の危険区域……水分補給を忘れると命を落としてしまう可能性も!

はるまる

真夏となる6月~8月はあまりの暑さに亡くなってしまう人までいるのだとか。

ぴちどん

気温が50℃を超えれば、いつ息を引き取っても不思議じゃない。

2位.イラク

イラクは暑い国
  • 暑い度:
  • バグダッドの平均最高気温:約43℃~44℃

イラクは乾燥帯気候に属する中東の国で夏季の気温が極めて高くなります。

首都のバグダッドは毎年5月~9月にかけて焦げ付くような暑さとなり、1日の平均最高気温は43℃~44℃を超えるのが特徴です。1年で最も暑くなる6月~8月には最高気温が50℃を超えるなど、強烈な暑さに襲われる地域となります。2016年7月にはバスラで53.8℃という温度に達したとか。

現地は熱赤道の通り道ということもあり、常軌を逸した暑さとなっています。そのため、近年では「地球上で最も急速に温度が上昇している地域の1つ」に数えられています。

はるまる

地球温暖化を食い止めないと、いずれは60℃を超える地域が……。

ぴちどん

これ以上暑くなったら血が蒸発しちゃう!

3位.サウジアラビア

サウジアラビアは暑い国
  • 暑い度:
  • リヤドの平均最高気温:約42℃~43℃

サウジアラビアも乾燥帯気候に属する中東の国で夏季の気温が極めて高くなります。

首都のリヤドは毎年5月~9月にかけて焼け付くような暑さとなり、1日の平均最高気温は42℃~43℃を超えるのが特徴です。1年で最も暑くなる6月~8月には最高気温が48℃を超えるなど、猛烈な暑さに包まれる地域となります。2010年6月にはジッダで51.0℃という温度に達したとか。

現地は熱赤道の沿線上ということもあり、常識から外れた暑さとなっています。そのため、昨今では「地球上で最も急速に温度が上昇している地域の1つ」に数えられています。

はるまる

地球温暖化を抑え込まないと、やがては60℃を超える地域も……。

ぴちどん

これ以上暑くなったら肉が沸騰しちゃう!

4位.ジブチ

ジブチは暑い国
  • 暑い度:
  • ジブチの平均最高気温:約40℃~41℃

ジブチは世界で最も暑い国との呼び声もあり、あのバラエティ番組「世界くらべてみたら」「世界ふしぎ発見!」でも“71.5℃の灼熱の国”として特集された国です。ただ、平均最高気温で見ると一概に世界一暑い国とは断言できません。

首都のジブチは毎年6月~9月に暑さがピークを迎えるのですが、1日の平均最高気温だと約40℃~41℃程度です。1年で最も暑い7月~8月には47℃を超える日もありますが、世界で最も暑い国かどうかは判断が難しいところです。もちろん、極めて暑い国であるのは間違いなく、各地で驚異の気温をマークしています。

ただし、ジブチの観測記録については情報元が詳細不明なので、暫定でこの位置にランクインさせていただきました。

はるまる

歴代の最高気温と平均の最高気温は切り離して考えることが必要かも。

ぴちどん

観測方法や記録方法で変わるから厳密な順位を割り出すのは難しいよね。

5位.スーダン

スーダンは暑い国
  • 暑い度:
  • ハルツームの平均最高気温:約40℃~41℃

スーダンは乾燥帯気候に属するアフリカの国で、夏季の気温がかなり暑くなる国の1つです。

首都のハルツームは毎年4月~7月にかけて暑さに拍車がかかり、1日の平均最高気温も40℃~41℃を超えます。1年で一番暑くなるのは5月~6月頃とされ、この季節にはとてつもない熱波が覆い尽くします。日によっては41℃を上回ることもあるなど、その暑さは異空間です。

「世界の主要都市の中で最も暑い地域の1つ」とされるだけあり、太陽が昇っている時間帯は外を歩くことすらはばかられます。

はるまる

スーダンはアフリカを象徴とする気温の高い国、暑さだけなら随一。

ぴちどん

アフリカってだけで反射的に暑いって決めつけてたけど、本当に異質だった。

6位.チャド

チャドは暑い国
  • 暑い度:
  • ンジャメナの平均最高気温:約40℃~41℃

チャドも乾燥帯気候に属するアフリカの国で、夏季の気温がすごく暑くなる国の1つです。

首都のンジャメナは毎年3月~5月にかけて暑さが加速化し、1日の平均最高気温も40℃~41℃を超えます。1年で一番暑くなるのは4月頃とされ、この時期には凄まじい熱波が押し寄せます。日によっては41℃を上回ることもあるなど、その暑さは異次元です。

「世界の主要都市の中で最も暑い地域の1つ」ということで、お日様が昇っている間はちょっと外出するだけで日射病になります。

はるまる

チャドもアフリカを代表とする気温の高い国、暑さは世界有数。

ぴちどん

アフリカはあっちもこっちも暑い印象しかないけど、北アフリカは格別。

7位.ニジェール

ニジェールは暑い国
  • 暑い度:
  • ニアメの平均最高気温:約40℃~41℃

ニジェールも乾燥帯気候に属するアフリカの国で、夏季の気温がとても暑くなる国の1つです。

首都のニアメは毎年3月~5月にかけて暑さが本格化し、1日の平均最高気温も40℃~41℃を超えます。1年で一番暑くなるのは4月頃とされ、この期間は甚だしい熱波に飲み込まれます。日によっては40℃を上回ることもあるなど、その暑さは異世界です。

「世界の主要都市の中で最も暑い地域の1つ」ということで、お天道様が昇っている間はちょっと外出するだけで熱射病になります。

はるまる

ニジェールもアフリカを筆頭とする気温の高い国、暑さは世界屈指。

ぴちどん

アフリカはどこもかしこも暑い印象しかないけど、北アフリカは別格。

8位.カタール

カタールは暑い国
  • 暑い度:
  • ドーハの平均最高気温:約40℃~41℃

カタールは乾燥帯気候に属する中東の国で、絶えず災害級の暑さが猖獗を極める国です。

首都のドーハは毎年5月~9月にかけて猛暑・酷暑となり、1日の平均最高気温が40℃~41℃を超えます。1年で一番暑くなる6月~8月は一瞬で熱中症を引き起こすほど、常に釜茹での刑に処されているかのような環境となります。この時期は意識が朦朧とするほどの暑さとなるのが特徴です。

それだけでなく、この地域一帯は乾燥していて視界を遮るほどの熱波も発生するなど……油断すれば命を落としかねない環境です!

はるまる

水分補給しないと本気で死ぬ。それくらい暑い国であるという認識が必要。

ぴちどん

海岸部に位置する地域ほど、ヒートバースト現象を引き起こしやすいんだとか。

9位.アラブ

アラブの飲み物
アラブは暑い国
  • 暑い度:
  • アブダビの平均最高気温:約39℃~40℃

アラブも乾燥帯気候に属する中東の国で、しばしば災害級の暑さが暴威を振るう国です。

首都のアブダビは毎年5月~9月にかけて猛暑・酷暑となり、1日の平均最高気温が39℃~40℃を超えます。1年で一番暑くなる6月~8月は熱中症になるリスクも倍加するなど、常に熱湯を浴びているかのような環境となります。この時期はふらつくほどの暑さとなるのが特徴です。

この地域一帯は乾燥しているだけでなく熱波にも遭遇しやすいなど……甘く見ていると命の保証はありません!

はるまる

涼しい場所で休憩しつつ観光しないと戯言抜きで死んじゃう。

ぴちどん

海外旅行する際はできる限り暑さ予防をしてかないと散々な目に遭うかも。

10位.バーレーン

バーレーンは暑い国
  • 暑い度:
  • マナーマの平均最高気温:約38℃~39℃

バーレーンも乾燥帯気候に属する中東の国で、ちょくちょく災害級の暑さが猛威を振るう国です。

首都のマナーマは毎年5月~10月にかけて猛暑・酷暑となり、1日の平均最高気温が38℃~39℃を超えます。1年で一番暑くなる6月~9月は熱中症になるリスクも倍増するなど、常に湯気に包まれているような環境となります。この時期はよろめくほどの暑さとなるのが特徴です。

この地域一帯は乾燥しているのみならず熱波にも遭遇しやすいなど……気を抜いていると命の保証はできません!

はるまる

涼しい場所で休息しつつ散策しないと冗談抜きで死んじゃう。

ぴちどん

海外旅行する時はできる限り暑さ対策をしてかないと悲惨な目に遭うかも。

3.その他の暑い国

タイのカオサン通り

最後にその他の暑い国をピックアップします。

その他の国は夏季の最高気温が35℃以上に達するかどうかを含めて判断しています。

アジア
  • インド:約38℃~39℃
  • ウズベキスタン:約35℃~36℃
  • カンボジア:約34℃~35℃
  • タイ:約34℃~35℃
  • タジキスタン:約34℃~35℃
  • トルクメニスタン:約36℃~37℃
  • パキスタン:約36℃~37℃
  • 東ティモール:約34℃~35℃
  • ミャンマー:約35℃~36℃

アジアは赤道周辺に暑い地域が集中しており、インドやウズベキスタン、トルクメニスタンやパキスタン、ミャンマーなどが気温の高い国とされています。現地では真夏に35℃を上回る猛暑日・酷暑日が続くなど、燃えるような暑さになることも珍しくありません。

中南米
  • ニカラグア:約34℃~35℃

中南米は赤道を軸に暑い地域が散在しており、ニカラグアの気温の高さは別次元とされます。カリブ海に浮かぶ国ほど気温が高く、35℃を上回ることもあります。

中東
  • イラン:約35℃~36℃
  • オマーン:約37℃~38℃
  • シリア:約34℃~35℃

中東も赤道付近に暑い地域が密集しており、イランやオマーン、シリアなどが気温の高い国とされています。現地では真夏に35℃を上回る猛暑日・酷暑日が続くなど、燃えるような暑さになることも珍しくありません。

アフリカ
  • エジプト:約34℃~35℃
  • ガンビア:約34℃~35℃
  • ギニアビサウ:約34℃~35℃
  • コートジボワール:約34℃~35℃
  • ブルキナファソ:約38℃~39℃
  • マリ:約38℃~39℃
  • モーリタニア:約34℃~35℃

アフリカも赤道を中心に暑い地域が点在しており、ブルキナファソやマリの気温の高さは別世界とされます。紅海を囲う国ほど気温が高く、35℃を上回ることもあります。

はるまる

気温はその都度変化するから日・週・月によっては35℃を超える国もあるみたいだよ。

ぴちどん

条件さえ揃えばどの地域も平均気温が猛暑・酷暑となるってことだね。

4.まとめ

今回は世界の暑い国ランキング、最高気温が高い猛暑・酷暑の海外旅行先をまとめました。

暑い国にはクウェートやイラクやサウジアラビアなどがあり、ジブチをはじめスーダンやチャドやニジェールも気温が高いことで知られています。他にもカタールやアラブやバーレーンも気温が高く、昼間の平均最高気温がとんでもないことになります。

他にも計測していないだけで、公式・非公式を含めるともっとアツアツな地域があるかもしれません。せっかく海外旅行するならそんな灼熱の地を冒険してみてはいかがでしょうか?

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アラブのアラビア砂漠

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