海外旅行の飛行機のトイレは行きづらいと感じることもありますよね。窓際・中央の座席になっていたり、隣の人が眠っていたり、単に気まずかったりと行きづらいことこの上なし。下手をすると行きたくなる衝動を我慢できず漏らしてしまう……なんてことも!
今回は海外旅行の飛行機のトイレは行きづらいのかを解説します。併せて行きたくなる衝動を我慢する方法も説明します。加えて我慢できない時の対処法や我慢する危険性もまとめるので、海外旅行の移動にお役立てください。
飛行機のトイレは人見知りの僕にとって超難関!
この記事では「海外旅行の飛行機のトイレは行きづらいのか」「行きたくなる衝動を我慢する方法」をまとめるよ!
1.海外旅行で乗る飛行機のトイレは行きづらい?
まずは海外旅行で乗る飛行機のトイレは行きづらいのかを見ていきましょう。
- 窓際・中央の座席になっている
- 隣の人が眠ってしまっている
- 気まずいから行けずにいる
飛行機のトイレが行きづらいとされる理由は3つあります。1つが窓際・中央の座席になっていること、1つが隣の人が眠ってしまっていること、1つが気まずいから行けずにいることです。
1-1.窓際・中央の座席になっている
基本的に飛行機の座席は窓側・通路側・中央の3種類があります。
国内線で乗るような小型機であれば窓側・通路側の2タイプなのですが、国際線で乗るような大型機となると窓側・通路側に加えて中央の3タイプとなるのが一般的です。
その中でも窓際と中央の座席は通路に出るまでに他の座席が障壁となり、なかなかトイレに行きづらい状況となってしまいます。
1-2.隣の人が眠ってしまっている
飛行機が満席の場合、隣の座席にもフルで乗客が乗る形となります。
ローシーズンの機内はそこまで混雑しないものの、ハイシーズンの機内となると非常に混雑します。その結果、人見知りの方ほど「トイレに行きたいのですが」と声をかけることができず、我慢を強いられてしまうわけです。
隣の人が寝ている場合は話しかけることすら困難なので、よりトイレに行きづらい状況となってしまうのではないでしょうか。
1-3.気まずいから行けずにいる
単に気まずいから行けずにいるという人もいます。
機内では乗客のほとんどが座って過ごしているため、ちょっと席を立つだけで結構目立ちます。自意識過剰と言われればそれまでですが、気まずさを感じる人も珍しくないはずです。
周囲の視線が気になって行けない……そんな行きづらさもあるでしょう。
トイレが近い人は通路に面した座席を選ぶのが鉄則!
隣の人が寝ちゃう前に伝えることも忘れずに!
2.行きたくなる衝動を我慢する方法
次に行きたくなる衝動を我慢する方法を見ていきましょう。
- 事前に空港で行っておく
- 尿意・便意を催す前に行く
- 利尿作用のある飲食物を控える
- 摂取する水分量を調節する
泌尿器科の医師曰く「人は排泄物が一定量溜まると尿意・便意が発生するものの、ある程度は『トイレで排泄するからまだ出さない』と我慢できるようになっている」とのことです。
しかし、お腹には溜められる尿・便の量は限られており、通常は200ml~400ml(だいたいコップ2杯分の量)までしか溜めることができません。そのため、500ml超など許容量を超えると強い尿意・便意を感じて我慢ができなくなるとされています。
その一方、方法によってはトイレに行きたい衝動を我慢する方法もあるため、催してから耐えるのではなく催さないようにする方法を知っておくことが賢明と言えるでしょう。
2-1.事前に空港で行っておく
飛行機でトイレを我慢するくらいなら、事前に空港で行っておくのがおすすめです。空港内ならトイレが各所に設置されているため、用を足してから搭乗できます。
2-2.尿意・便意を催す前に行く
飛行機では尿意・便意を催す前に行くのがおすすめとなります。催してから離席しようと思っても窓際や中央の座席だとなかなか通路に出られませんし、隣の人が眠っていたら断りを入れるのも忍びないです。
2-3.利尿作用のある飲食物を控える
フライト中は利尿作用のある飲食物は控えるのが無難です。
特に利尿作用のあるカフェインやカリウムを含む食べ物・飲み物の摂取は避けたいです。
- カフェインを含む飲み物:お茶・コーヒー・コーラなど
- カリウムを含む食べ物:果物・野菜など
利尿作用のある飲食物を摂取するとお腹の圧迫感・切迫感が強くなるとされ、間接的・直接的にトイレが我慢できなくなってしまうとされています。
例えば、機内ではカフェインが豊富なお茶(ウーロン茶・紅茶・緑茶)やコーヒーやコーラなどが機内サービスとして提供されることがあります。しかし、お茶・コーヒー・コーラなどの飲み物は利尿作用が強いため、トイレに行きづらい状況の場合は控えておきたいです。
ちなみに、柑橘類や炭酸飲料を含む飲み物もトイレに行きたくなるので要注意です。
他にも、機内ではカリウムが豊富な果物(スイカ・メロン)や野菜(キュウリ・トマト)などが機内食として提供されることもあります。しかし、果物・野菜などの食べ物も利尿作用が強いので、トイレに行きづらい状況の場合は併せて控えておきたいです。
なお、香辛料を含む食べ物もトイレに行きたくなるので要注意です。
2-4.摂取する水分量を調節する
食べ物や飲み物に限らず水分が豊富な飲食物を摂取するとトイレに行きたくなってしまうため、摂取する水分量を調節することも忘れないようにしましょう。
例えば、機内ではお酒も楽しみの1つですが、アルコールを含むお酒には強い利尿作用があります。中でもビールはカリウムも含まれるため、ワインなどカフェインを含まないアルコール類よりも利尿作用が強いです。
そのため、トイレが行きづらい場合は可能な限りアルコールの摂取も控えましょう。
ただし、無理に水分量を制限しすぎると脱水症状を引き起こすこともあるからこそ、水などの水分補給は適度に行いたいです。トイレの衝動を抑えたい一心で「食べない・飲まない」を強行するのは危険なので、一切何も口にしないのは逆に危ないと言えます。
長時間フライトの場合は利尿作用のあるものは摂取しないのが一番!
水分量をコントロールするだけもトイレ衝動は結構抑えられるはず!
3.我慢できない時の対処法
次に我慢できない時の対処法を見ていきましょう。
- 他のクラスのトイレを使わせてもらう
- 他の乗客に順番を譲ってもらう
どうしても下痢・腹痛などの理由で漏れそうなら、行列に並んでいる暇はありません。
すぐに他のクラスのトイレを使わせてもらうか、他の乗客に順番を譲ってもらうようにしましょう。
便秘でなかなか出ない体質の人はある程度の我慢にも慣れているかもしれませんが、慣れない機内食で急に催す可能性があるため、十分に気を付けておきたいです。状況によっては一刻の猶予すらない場合があるので、お腹の状態には常に注意しておくことを推奨します。
もう限界とのことであれば、客室乗務員にご相談ください。
漏らしたっていいじゃない!人間だもの!
漏らすこと自体はままあることだけど、極力漏らさないよう早め早めに済ませておくのが安心かも!
4.我慢する危険性
最後に我慢する危険性についてまとめます。
- 排泄障害になりやすくなる
- 泌尿器の感染症にかかりやすくなる
飛行機では「トイレに行きづらいから」という理由で我慢しすぎると病気になってしまうことがあります。
例えば、尿閉や便秘などの排尿障害はトイレを無理に我慢することで起こりやすくなるとされています。他にも排泄を限界まで我慢すると泌尿器の感染症にかかりやすくなるとされているので十分に気を付けたいところです。
4-1.排泄障害になりやすくなる
トイレを極端に我慢すると排泄障害になってしまうことがあるとされています。泌尿器科の医師曰く「我慢のしすぎで尿閉や便秘になることは稀」とのことですが、無理な我慢が心身にとって毒なのは間違いないようです。
一度排泄障害になると回復するまでに時間を要する他、場合によってはカテーテルなどの手術が必要となることもあるので飛行機ではトイレを我慢しないようにしましょう。
4-2.泌尿器の感染症にかかりやすくなる
排泄物が体内に滞留しているとバクテリアが侵入・繁殖し、感染症を引き起こしやすくなるとされています。無理に我慢すると細菌が増殖して感染症を引き起こすわけです。
「トイレを我慢すると膀胱炎になる」という話は子供の頃に両親から聞いた方も多いと思いますが、泌尿器科の医師曰く「トイレを我慢する⇒膀胱内に長らく排泄物が滞留する⇒感染症にかかりやすくなる⇒結果的に膀胱炎になる」という流れが正しいのだとか。
中には我慢によるストレスで免疫力が低下し、結果的に膀胱炎になりやすくなるという見解もあります。免疫力が低下すると風邪なども引きやすくなるので、どちらにせよ飛行機でのトイレの我慢は厳禁です。
「したい」と思ったらトイレに行く……これに限るよ!
旅先で膀胱炎になったら嫌だもんね!笑
5.まとめ
今回は海外旅行の飛行機のトイレは行きづらいのか、行きたくなる衝動を我慢する方法をまとめました。
飛行機のトイレは座席が窓際や中央だったり、隣の人が寝ていたりすることもあってなかなか行きづらいのが難点です。中には他の乗客に気を遣って、我慢してしまう人もいるかもしれません。しかし、トイレを無理に我慢するのは危険です。
トイレが行きたくなる衝動に駆られたらすぐにでも行くのが安全。逆に「まだいいか」と放置していると、いざ行きたくなった時に行けないなんてことも。だからこそ、トイレは行きやすい時に済ませてしまうのがおすすめ……みなさんも我慢せずトイレに駆け込みましょう!