「鉄は熱いうちに打て」という言葉があるように海外旅行も若いうちに行くのが賢明です。もちろん海外旅行に年齢制限などありませんが、老後を迎えてから世界を放浪するのは過酷です。だからこそ、旅に出るなら若いうち……むしろ若い頃にしかできない旅もあるのではないでしょうか?
今回は海外旅行は若いうちに旅すべき理由を調査しました。ここでは若い頃に行かずに後悔することも共有いたします。「いつかきっと世界へ」と躊躇っているうちに人生の終着点も刻一刻と迫ってくるからこそ、人生は思い立ったが吉日……今すぐ世界へ飛び出しましょう!
海外旅行は何歳になっても行けるけど、旅立ちは早いに越したことはない。
この記事では「若いうちに旅すべき理由」「若い頃に行かずに後悔すること」をまとめるよ!
1.海外旅行は若いうちに行くべきか
まずは海外旅行は若いうちに行くべきかをまとめます。
海外旅行は若いうちに……もう耳にタコができるほど何度も聞かされた言葉かもしれません。熱々に膨れ上がったタコで美味しいたこ焼きが作れるくらい、旅人なら誰もが口にする言葉です。実際に海外旅行はまとまった時間に加え、世界中を歩き回れるほどの元気が必要となります。そのため、若い頃の方が何かと有利です。
そもそも日本人として生まれた瞬間から世界最強のパスポートを手に入れたも同然で、これを使わない手はありません。日本の旅券は諸外国と比べても非常に優秀で、観光目的の渡航であればほとんどの国に出入りできます。これは当たり前のように思えるかもしれませんが、世界でも限られた人しか持つことのできない特権です。
年齢に限らず、世界中どこへでも行ける権利を持っていながら海外旅行しないというのは本当にもったいないと思います。そこに若さが加われば天下無双……まさに無敵の旅人の誕生です!
もっと先へ、もっと向こうへ、もっと遠くへだって行けます!
もし世界をその目で見たいと思っているのなら今すぐにでも飛び出すべきです。むしろ若いうちに旅しておかないと後悔することもあるかもしれません。僕も“おじさんの壁”を前に「若さがあればこんな壁ぶち破れるのに」と何度思ったことか。
若い頃は後先なんて考えなくて良い、失敗したら全部若気の至りのせいにしてしまえば良い……きっとどんな旅になったとしても終わってしまえば「あぁ~楽しかった」と思えているはずです。他人から笑われて、自分でも笑ってしまうくらい青臭い夢、それを叶えられるのは若さゆえの青臭さがあるからです。僕はその未熟な青さこそ「青春」なのではないかと思っています。
海外旅行に限らず何かを始めるなら「明日から」ではなく「今日から」が一番。今が人生で最も若い日なのだから。
善は急げ、好機逃すべからず、老い木は曲がらぬ……先人たちもそう言ってる!
2.若いうちに旅すべき理由
ここからは若いうちに旅すべき理由をまとめます。
- 融通が利くから
- 体力・気力があるから
- 支援・割引があるから
- 物価が上がるかもだから
- 発展が進むかもだから
- 感性が磨かれるから
- 視野が広がるから
- 交流が広がるから
- 語学を学べるから
- 人生に活きるから
- いつか死ぬから
ざっと挙げるだけでもこれほどたくさんの理由があります。若い頃は気づけないこともいっぱいあるかと思いますが、まずは大前提として「若さ=無鉄砲な最強の武器」であることをお忘れなく!
2-1.融通が利くから
若い頃はお金を稼いだり休みを取ったり、融通を利かせるのが比較的簡単です。学生であれば夏休みや冬休みなど長期休暇がありますし、社会人も年末年始や土日祝日など大型連休があります。
2ヶ月~3ヶ月の春休みを利用してバックパッカーする学生もいれば、休学を利用して世界一周する学生もいます。中には留学やワーキングホリデーに挑戦する学生もいるくらいです。
休職を利用してバカンスする社会人もいれば、ゴールデンウイークやシルバーウィーク、お盆やお正月など休暇を利用して弾丸旅行する社会人もいます。他にも出張やボランティアに参加する社会人もいるほどです。
2-2.体力・気力があるから
海外旅行を左右する要素、それが体力と気力です。海外旅行は想像以上に疲れます。外国という慣れない環境もあり、年齢に関係なく疲労困憊でヘトヘトになります。
往路は元気が溢れていても往路は屍の如く……海外旅行は普段の何倍何十倍とエネルギーを消耗してしまうため、しばらく旅の疲れも尾を引いてしまうかもしれません。逆に体力も気力もある若いうちであれば自由気ままに旅を満喫できるはずです。
何より若い頃は肉体も精神も健康で10代~20代であれば病気や怪我もなんのその。逆に歳をとるほど体調も崩しやすくなります。中には夢半ばで喪に服すこともあるでしょう。旅は健全な体と心があってのものだからこそ衰える前に行きたいところです。
2-3.支援・割引があるから
若い頃は旅を応援してくれる人もいます。両親や祖父母が資金を援助してくれるかもしれないし、旅行会社も独自で優遇してくれる場合があります。学生であれば学割、社会人であっても各種割引が適用される場合があるのでこれを逃さない手はありません。
もちろん、お年寄りにもシニア割などがありますが、若者の方が比較的支援・割引を受けやすいのではないでしょうか。若者は応援してくれる人の数だけ旅がしやすくなるのも事実で、いかに味方を多く集められるかによって旅の密度も変わってきます。
2-4.物価が上がるかもだから
世界には物価が上がり続けている国も多いです。かつては数万円で豪遊できるほどの為替レートだった地域もあるのですが、現代には日本の物価と変わらないところも少なくありません。
格安旅行に沸いた東南アジアも物価が上昇している他、中南米やアフリカも徐々に物価が上昇しています。今後物価が安定することはあっても下降することは考えにくく、今まで激安で行けた場所も年々ハードルが高くなっています。
だからこそ、若いうちというより物価が上がる前に行ってしまった方が旅費も抑えられてお得です。
2-5.発展が進むかもだから
世界は驚異のペースで目まぐるしく発展しています。日本の失われた30年の間に急成長した国も数知れず……そういった地域ほど急激な都市開発により街並みそのものが変わりつつあります。
海外旅行は未開拓地を歩き回るのも楽しみの1つですが、止まらない都市化により似たような街が形成されつつあるのです。田舎は都会の波に侵食され、本来見られるはずだった雄大な自然も失われつつあります。今後はその国が持つ独自の原風景も見られなくなるかもしれません。
それだけに、若いうちというより発展が進む前に訪れた方が旅情も感じられるはずです。
2-6.感性が磨かれるから
若い時に世界を自分の目で見て回るほど感性が磨かれます。逆に年齢を重ねるほど感性は鈍くなってしまうとか。
若い頃はちょっとした刺激にも影響されてしまうほど敏感肌です。普段からスキンケアでぷるぷるに保っている感性も、海外ではズタボロにされます。ただ、旅の刺激によって新たな感性が磨かれるのも事実です。管理人自身、海外で揉まれたことで感受性が豊かになったように感じます。
2-7.視野が広がるから
海外旅行は視野を広げてくれるものです。若い頃はどうしても狭い世界で物事を考えてしまいがちですが、世界を見渡せば「こんな人生もあるんだ」と思えます。むしろ、日本での常識は海外だとあまり通用しません。
もちろん人生に正解も不正解もないのですが、世界中の人々と触れ合うことで無数の生き方があることを思い知らされます。本来は無限の可能性に満ちた人生なのに若いうちから進むべき道を狭めてしまうのはもったいないです。自分が望む生き方を見つける旅、それもまた若いからこそできる旅ではないでしょうか。
みなさんの周りにも視野が極端に狭い人が少なからずいるはずです。
人生を勝ち組や負け組でしか考えられない人、物事を白や黒でしか言えない人……そんな人と一緒にいると息が詰まりそうになります。むしろ偏った考え方や言い方をする人ほど、実は一番苦しんでいるのかもしれません。若い世代にも「受験に失敗したから自殺するしかない」「就活に失敗したから人生終わり」と思い込む人もいるでしょう。
管理人も深夜2時~3時まで残業するのが当たり前のブラック企業でこき使われ人生どん底に落ちた時、そんな風に考えていた時期があります。でも、視野が狭いとこの広い世界では迷子になってしまう……だからこそ、若いうちに世界の広さと狭さを知るべきではないでしょうか。
2-8.交流が広がるから
海外旅行で交流が広がるのも若い頃ならではのものです。若さがあれば友達100人も夢ではありません。そこまで友達はいらないという人もいるかと思いますが、たった1つの出会いが人生を左右することもあります。
人生に立ち止まった時、自分の力で踏みとどまることはできても友達の力がなければ前には進めないかもしれません。そんなお互いに背中を預け合える友達に出会えるのであれば、友達探しの旅も捨てたものではありません。外国人の友達ができれば国際交流にも繋がり、より人生も充実するはずです。
むしろ歳をとってからだとなかなか親友と呼べる間柄にはなれないものです。だからこそ、若い頃に色んな人と出会うこともまた大切なことです。
2-9.語学を学べるから
言葉を習得するなら若い方がおすすめです。若い頃の海外旅行は語学学習にも繋がります。本気で勉強しないことにはすぐに忘れてしまうものですが、生の言葉ほど頭に入ってくるものは他にありません。そこは現地の人との会話そのものが学びになります。
語学は早ければ早いほど習得しやすいと言われているため、現地の言葉をマスターしたい方は早い段階から世界に飛び出してみるのもありかもしれません。
2-10.人生に活きるから
海外旅行はトラブルの連続です。旅券を忘れたり、荷物を盗まれたり、ぼったくりに遭ったり、迷子になったり、差別されたり……現地でのハプニングは人生に通ずるものがあります。
ただ、アクシデントに直面する度に成長している自分がそこにいます。ビクビクしていた姿はどこへやら……旅の経験値がどんどん蓄積されるのです。さながらRPGの主人公のような感覚です。その旅先で立ちはだかる壁を乗り越えるほど、少しだけ強くなれます。
思いがけない苦難はレベルアップのチャンス、今後の人生にも活きるかもしれません。実体験に勝るものはありません。旅を続けていれば昨日より今日、今日より明日の自分はちょっとだけ成長しているはずです。
何より、旅は自分自身と向き合う時間を与えてくれます。単なる海外旅行で人生と向き合うなんてのは大袈裟ですが、旅を通して新しい自分に出会えるのも事実です。その体験はきっと人生に活きます。
中には人生に口出ししてくる人もいるでしょう。やれ「大学に進学しろ」だの「大手に就職しろ」だの「結婚しろ」だの何だの……ただ、その植え付けられた“理想の人生”に惑わされないでください。他人に人生の決定権を委ねないでください。こうあるべきという虚構の人生に踊らされないでください。
僕は当たり前のことすらできない人間なので、むしろ人と同じように生きることはできません。仕事もライターにブロガーにフォトグラファーなどなど……他人からすれば「お前は一体何者なんだ」状態です。
でも、それで良いんです。
むしろ、人と違う人生で良いんです。
みんなとは異なる人生だからこそ面白いんです。
むしろ誰かに取って代わられる人生を生きるくらいなら、とっくに誰かに譲っています。SNSで他人の人生を眺めながら自分の運命を呪いそうになった夜は、あるアスリートの言葉を思い出してください……「運命よ、そこをどけ、俺が通る」と!
2-11.いつか死ぬから
人はいつか死にます。だからこそ生きている間に……生きていられる間に旅立ちましょう!
ここまで熱く語ってしまったけど、要は「海外旅行最高」ってことさ!
若いうちに旅をする。この響きだけで十分、世界を歩き回る価値があると思う。
3.若い頃に行かずに後悔すること
最後に若い頃に行かずに後悔することをまとめます。
人生で後悔していること、誰にでも1つや2つは必ずあるはずです。悔いのないよう生きていたとしても、大なり小なり後悔は必ずあります。
その数ある後悔の中でも度々目にするのが「もっと冒険すれば良かった」という声です。いくつかの終末期患者に対するインタビューを見ても「冒険しなかったことを後悔している」と答えている方は多く、旅行も含め人生で冒険しなかったことを惜しんでいる方が少なくありません。
ここで言う「冒険」にはチャレンジすることも含まれています。要は新しい一歩を踏み出すのが怖くて何もしてこなかったことを悔いている人がいるということです。
その先人が最期に残した言葉こそ人生の真意なのかもしれません。
「そんなこと言っても……」と言っているうちに死神が首を取りにやってきます。人間はいつか死ぬからこそ好きなことをやるべき……と今更そんな手垢のついた言葉で説教しようとは思いません。ただ、海外旅行に限らず若いうちにしかできないことが数え切れないほどあります。だからこそ、やらない理由よりもやりたい理由を見つけるべきなのではないでしょうか。
管理人も若さと老いの狭間で揺れる30代、人生という名の冒険はまだまだ終わりそうもありません。
今日が人生で一番若い日、そこに「やらない理由」は存在しません。あれこれと夢を追い求めることこそ、人生という旅の原動力なのですから。
その粗削りな若さでひたすらにエンジンを磨き、後ろを見ず前に進んで行け!若人たちよ!
若いうちに限らず、行かなかった後悔よりも行った後悔を味わい尽くすべし!
4.まとめ
今回は海外旅行は若いうちに旅すべき理由、若い頃に行かずに後悔することをまとめました。
海外旅行は老いていようが老いていまいが関係ありません。リタイア後に世界中を遊び倒すパワフルなお年寄りもいらっしゃいます。ツアーに参加すれば、人生の大先輩にも出会うでしょう。そんな素敵な老後に憧れずにはいられません。
ただ、無茶ができるのも若さゆえです。大切なのは若いうちに旅に出て自分の目で世界を見て回ることです。時には「ちょっと海外に行ったくらいで世界を語るな」と言われてしまうこともあるでしょう。でもそんな言葉に耳を貸す必要はありません。
目指す場所があるなら若いうちに、あの頃の夢を忘れてしまう前に……この世にはただただ命を燃やしている「今」しか存在しないのですから。