世界には貧しさに喘ぐ国が存在し、貧困層の割合が世界平均を著しく超える国があります。ただし、国全体のGDPと1人当たりのGDPには乖離があり、必ずしも「経済活動が緩慢=貧乏な国」とは限りません。むしろ、貧しいかどうかは人によりけりです。
今回は世界の貧乏な国ランキングを作成しました。ここでは1人当たりのGDPが低い貧しい国をランキング形式でトップ10まで掲載しています。貧しい人ばかりの地域を中心にまとめるので、ぜひ旅先選びにもご活用ください。
本当の貧しさは心の在り方で決まるって信じてる!
この記事では「世界の貧乏な国ランキング」「1人当たりのGDPが低い貧しい海外旅行先」をまとめるよ!
1.貧乏な国がおすすめな人
まずは貧乏な国がおすすめな人を見ていきましょう。
- 現地で支援したい人におすすめ
- ボランティアに挑戦したい人におすすめ
貧乏な国ほど自分を変えるチャンスがどどんと横たわっています。例えば、現地で支援したい人やボランティアに挑戦したい人は、貧しい国ほど援助の経験も積めるはずです。
純粋な経済力だけで見ると貧しい国は以下の通りとなります。
- ツバル
- ナウル
- キリバス
- パラオ
- マーシャル諸島
- ミクロネシア
- トンガ
- サントメプリンシペ
- ドミニカ
- サモア
以上は世界全体のGDPランキングを簡単にまとめたものです。
ただし、経済力がなくても国民1人1人にお金が回っていれば、貧しさとは程遠いのではないでしょうか。むしろ、一文無しな国かどうかは1人当たりのGDPに着目した方がわかりやすいです。
例えば、ツバル・ナウル・キリバスは世界的に見ると貧乏な国の1つですが、国民1人1人が貧しい生活を強いられているかと問われるとそうではありません。つまり、国民が貧しいかどうかは国の経済ではなく、本人が稼げているかによって変わるわけです。
国全体のGDPで見てもオセアニアが貧しいという印象を受けますが、1人当たりのGDPで見るとアフリカの方が貧しいという特徴・共通点を持っています。
1人当たりのGDPで見ると貧乏な人の割合も変わってきそう!
現地で支援したい人やボランティアに挑戦したい人には貧乏な国がおすすめかも!
2.貧乏な国ランキング
ここからは貧乏な国ランキングをまとめます。
当ランキングでは国民1人当たりのGDPを加味して選定しています。
- ブルンジ
- シエラレオネ
- 中央アフリカ
- ソマリア
- マダガスカル
- 南スーダン
- モザンビーク
- マラウイ
- ニジェール
- イエメン
- IMF:World Economic Outlook Databases
- その他の調査機関
- 管理人の実体験
貧乏な国ワースト3はブルンジ・シエラレオネ・中央アフリカです。そこにソマリアやマダガスカル、南スーダンやモザンビーク、マラウイやニジェール、イエメンと続きます。ただし、1人当たりのGDPは常に変化するので、あくまでも暫定的な数値となります。
では、さらに詳しいランキングを見ていきましょう。順位や星は管理人の独断偏見・趣味嗜好が含まれるものの、特定の国を差別・贔屓する意図はございません。
1位.ブルンジ
- 貧乏度:
- 1人当たりのGDP:約300ドル~350ドル
ブルンジは世界で一番貧乏な国とされています。
ブルンジの1人当たりのGDPは約300ドル~350ドルと世界でも群を抜いています。日本円に換算すると国民1人が1年で4万円~5万円ほどの付加価値しか生まない計算です。
日本人の1人当たりのGDPは400万円~500万円ほどなので、ブルンジは日本の約0.01倍~0.01倍のGDPしか持たない国と言えるでしょう。
ブルンジの主な産業は農業!
ブルンジのGDPが低い理由は農業主体の産業構造にあり!
2位.シエラレオネ
- 貧乏度:
- 1人当たりのGDP:約450ドル~500ドル
シエラレオネは世界的に貧乏な国の1つです。
シエラレオネの1人当たりのGDPは約450ドル~500ドルと世界でも群を抜いています。日本円に換算すると国民1人が1年で6万5,000円~7万5,000円ほどの付加価値しか生まない計算です。
日本人の1人当たりのGDPは400万円~500万円ほどなので、シエラレオネは日本の約0.016倍~0.015倍のGDPしか持たない国と言えるでしょう。
シエラレオネの主な産業は鉱業と農業!
シエラレオネのGDPが低い理由は鉱業・農業主体の産業構造にあり!
3位.中央アフリカ
- 貧乏度:
- 1人当たりのGDP:約450ドル~500ドル
中央アフリカも世界的に貧乏な国の1つです。
中央アフリカの1人当たりのGDPは約450ドル~500ドルと世界でも群を抜いています。日本円に換算すると国民1人が1年で6万5,000円~7万5,000円ほどの付加価値しか生まない計算です。
日本人の1人当たりのGDPは400万円~500万円ほどなので、中央アフリカは日本の約0.016倍~0.015倍のGDPしか持たない国と言えるでしょう。
中央アフリカの主な産業は農業と林業!
中央アフリカのGDPが低い理由は農業・林業主体の産業構造にあり!
4位.ソマリア
- 貧乏度:
- 1人当たりのGDP:約500ドル~550ドル
ソマリアは貧困層に分類される国の1つです。
ソマリアの1人当たりのGDPは約500ドル~550ドルと世界でも群を抜いています。日本円に換算すると国民1人が1年で7万円~8万円ほどの付加価値しか生まない計算です。
日本人の1人当たりのGDPは400万円~500万円ほどなので、ソマリアは日本の約0.017倍~0.016倍のGDPしか持たない国と言えるでしょう。
ソマリアの主な産業は畜産業と農業!
ソマリアのGDPが低い理由は畜産業・農業主体の産業構造にあり!
5位.マダガスカル
- 貧乏度:
- 1人当たりのGDP:約500ドル~550ドル
マダガスカルも貧困層に分類される国の1つです。
マダガスカルの1人当たりのGDPは約500ドル~550ドルと世界でも群を抜いています。日本円に換算すると国民1人が1年で7万円~8万円ほどの付加価値しか生まない計算です。
日本人の1人当たりのGDPは400万円~500万円ほどなので、マダガスカルは日本の約0.017倍~0.016倍のGDPしか持たない国と言えるでしょう。
マダガスカルの主な産業は農業と林業!
マダガスカルのGDPが低い理由は農業・林業主体の産業構造にあり!
6位.南スーダン
- 貧乏度:
- 1人当たりのGDP:約500ドル~550ドル
南スーダンも貧困層に分類される国の1つです。
南スーダンの1人当たりのGDPは約500ドル~550ドルと世界でも群を抜いています。日本円に換算すると国民1人が1年で7万円~8万円ほどの付加価値しか生まない計算です。
日本人の1人当たりのGDPは400万円~500万円ほどなので、南スーダンは日本の約0.017倍~0.016倍のGDPしか持たない国と言えるでしょう。
南スーダンの主な産業はエネルギー産業と農業!
南スーダンのGDPが低い理由はエネルギー産業・農業主体の産業構造にあり!
7位.モザンビーク
- 貧乏度:
- 1人当たりのGDP:約500ドル~550ドル
モザンビークは経済が貧しい国の1つです。
モザンビークの1人当たりのGDPは約500ドル~550ドルと世界でも群を抜いています。日本円に換算すると国民1人が1年で7万円~8万円ほどの付加価値しか生まない計算です。
日本人の1人当たりのGDPは400万円~500万円ほどなので、モザンビークは日本の約0.017倍~0.016倍のGDPしか持たない国と言えるでしょう。
モザンビークの主な産業は鉱業と農業!
モザンビークのGDPが低い理由は鉱業・農業主体の産業構造にあり!
8位.マラウイ
- 貧乏度:
- 1人当たりのGDP:約550ドル~600ドル
マラウイも経済が貧しい国の1つです。
マラウイの1人当たりのGDPは約550ドル~600ドルと世界でも群を抜いています。日本円に換算すると国民1人が1年で8万円~9万円ほどの付加価値しか生まない計算です。
日本人の1人当たりのGDPは400万円~500万円ほどなので、マラウイは日本の約0.02倍~0.018倍のGDPしか持たない国と言えるでしょう。
マラウイの主な産業は農業!
マラウイのGDPが低い理由は農業主体の産業構造にあり!
9位.ニジェール
- 貧乏度:
- 1人当たりのGDP:約550ドル~600ドル
ニジェールも経済が貧しい国の1つです。
ニジェールの1人当たりのGDPは約550ドル~600ドルと世界でも群を抜いています。日本円に換算すると国民1人が1年で8万円~9万円ほどの付加価値しか生まない計算です。
日本人の1人当たりのGDPは400万円~500万円ほどなので、ニジェールは日本の約0.02倍~0.018倍のGDPしか持たない国と言えるでしょう。
ニジェールの主な産業は畜産業と農業!
ニジェールのGDPが低い理由は畜産業・農業主体の産業構造にあり!
10位.イエメン
- 貧乏度:
- 1人当たりのGDP:約600ドル~650ドル
イエメンは産業に恵まれた国の1つです。
イエメンの1人当たりのGDPは約600ドル~650ドルと世界でも群を抜いています。日本円に換算すると国民1人が1年で8万5,000円~9万5,000円ほどの付加価値しか生まない計算です。
日本人の1人当たりのGDPは400万円~500万円ほどなので、イエメンは日本の約0.021倍~0.019倍のGDPしか持たない国と言えるでしょう。
イエメンの主な産業はエネルギー産業と農業!
イエメンのGDPが低い理由はエネルギー産業・農業主体の産業構造にあり!
3.その他の貧乏な国
最後にその他の貧乏な国をピックアップします。
その他の国は国民1人当たりのGDPが20,000ドル以下の国を中心に判断しています。
- カンボジア
- キルギス
- タジキスタン
- ネパール
- パキスタン
- ミャンマー
アジアでは、カンボジアやミャンマーが貧乏な国とされています。
- キリバス
オセアニアでは、キリバスが貧乏な国とされています。
- ハイチ
中南米では、ハイチが貧乏な国とされています。
- ウガンダ
- エチオピア
- エリトリア
- カメルーン
- ガンビア
- ギニア
- ギニアビサウ
- コモロ
- コンゴ民主共和国
- ザンビア
- スーダン
- セネガル
- タンザニア
- チャド
- トーゴ
- ブルキナファソ
- ベナン
- マリ
- リベリア
- ルワンダ
- レソト
アフリカでは、エチオピアやエリトリアが貧乏な国とされています。
やっぱりアジアとアフリカは貧しい国が少なくないんだね。
経済に弱い国のほとんどがアジアとアフリカに集中してるよ。
4.まとめ
今回は世界の貧乏な国ランキング、1人当たりのGDPが低い貧しい海外旅行先をまとめました。
貧乏な国はブルンジをはじめ、シエラレオネや中央アフリカが常連です。他にもソマリアやマダガスカル、南スーダンやモザンビーク、マラウイやニジェール、イエメンが1人当たりのGDPも低く貧しい国とされます。
単にGDPだけで見るとツバル・ナウル・キリバスが世界最低レベルの経済の国と言えるのですが、国民1人1人が貧しいかどうかは国によって変わります。これから海外旅行するという方は、そういった国を訪れてみてはいかがでしょうか?