海外旅行では観光客や旅行者から「写真を撮って」と頼まれることがあります。ただ、写真を撮る際の掛け声は意外と迷ってしまうもの。日本だと「はいチーズ」が定番ですが、外国だとどのような言葉をかけるべきなのか……できればみんなが笑顔になれる面白いフレーズを選びたいところです!
今回は海外旅行の写真の掛け声集を解説します。併せて自然と笑顔になれる面白いフレーズ一覧も説明します。いつも写真を撮る時に同じ掛け声になってしまっているという方もいるので、海外旅行の観光にお役立てください。
海外旅行で写真を頼まれた時の掛け声って案外困るよね!
この記事では「海外旅行の写真の掛け声集」「自然と笑顔になれる面白いフレーズ一覧」をまとめるよ!
1.海外旅行の写真の掛け声は「はいチーズ」
日本では写真を撮る際の掛け声として「はいチーズ」が浸透しています。最近ではわざわざ「はいチーズ」と言って撮影することもなくなりつつありますが、記念写真や集合写真など改まって写真を撮る時には「はいチーズ」と言われることも珍しくありません。
実は外国でも写真の掛け声は共通しており、アメリカでは「Say cheese」と言うのが主流です。そのため、海外旅行先で観光客や旅行者から「写真を撮って」と言われたら「Say cheese」と言ってシャッターを切ってあげましょう!
国によっては別の掛け声が定番だったりするので、状況に合わせて使い分けるのがおすすめ。用いるフレーズによっては自然な笑顔を引き出すことができ、素敵な思い出作りのお手伝いができるかもしれません。
ただし、いきなり「写真を撮ってあげようか?」と聞くのは警戒されるので気を付けましょう。現地では写真を撮る代わりにチップを要求したり、カメラやスマホを強奪したりする行為が横行しています。旅人の中には警戒している人もいるため、写真を撮るのはあくまでもお願いされた場合に限るのがおすすめです。
基本的には「Say cheese」と言っておけば掛け声としては申し分なし!
国によって面白い掛け声もあったりするから一緒に覚えておくと便利かも!
2.写真を撮る際の掛け声集
次に写真を撮る際の掛け声集を見ていきましょう。
ここでは写真を撮る際の言語別の掛け声についてまとめます。
- 日本語圏:「はいチーズ」「笑って」
- 英語圏:「Say cheese」「Smile」
- インド語圏「Paneer」
- 韓国語圏:「김치」
- 中国語圏:「茄子」
- イタリア語圏:「Famiglia」
- スペイン語圏:「Patatas」
- ドイツ語圏:「Bier」「Kase」
- フランス語圏:「Cuicui」「Ouististi」
- ポルトガル語圏:「X」
- ロシア語圏:「Cыp」
言語別に見ていくと、地域によって写真の掛け声が変わってくることがわかります。ただ、共通して「自然と笑顔になる単語」を使用するのが定番と言えそうです。それでいて親しみのある飲食物や動植物を掛け声としているのが特徴と言えるでしょう。
実際に日本語圏・英語圏・インド圏・ポルトガル語圏・ロシア語圏ではチーズ、韓国語圏はキムチ、中国語圏はナス、スペイン語圏はポテト、ドイツ語圏はビール、フランス語圏は猿などが定番。やはり親しみのあるものだとみんな笑顔になりやすいのかもしれません。
ただし、国によっては単に数字で「3,2,1」とカウントするだけの場合もあるので、写真の掛け声は言語によって変わってくると言えるのではないでしょうか。
2-1.日本語圏:「はいチーズ」「笑って」
日本など日本語圏の国では「はいチーズ」「笑って」が定番です。
ちなみに、日本の「はいチーズ」はアメリカの「Say cheese」から来ているとされ、このフレーズを口にすることで自然と笑顔になれることから次第に浸透・定着したとされています。
ただし、アメリカでは撮る側が「Say cheese」と口にしたら撮られる側も「Cheese」で答えるのが定番ですが、日本では単にニコッと笑うのが定番となっています。そこは国柄ごとに変わると言えそうです。
2-2.英語圏:「Say cheese」「Smile」
アメリカなど英語圏の国では「Say cheese」「Smile」が定番です。
「準備はいい?」という意味で「Are you ready?」と聞いて「Yeah!」と返ってきてから撮るというのも定番となっています。
なお、返事を待たずに撮るなら「Here we go.」などでもOK。他にもレンズに集中してもらうよう「Watch the lens.」と表現するのもありです。単に「ここを見て」という意味で「Watch the Here.」と表現するのもありだと思います。
大抵は英語の掛け声が通じます。ただし、立ち位置によっては画角に入りきらないこともあるため、構図を指定する英語も覚えておくとスマートです。
- ぎゅっと詰めてほしい時:Please squeeze in.
- 座ってほしい時:Please sit down.
- 立ってほしい時:Please stand up.
- 中央に寄ってほしい時:Move over to the center.
- 左(右)に寄ってほしい時:Move to the left [right].
簡単な英語ができれば写真を撮ってあげる時も喜ばれるので、便利なフレーズだけでも覚えておきましょう。
2-3.インド語圏:「Paneer」
インドなどのインド語圏では「Paneer」が定番です。
2-4.韓国語圏:「김치」
韓国などの韓国語圏では「김치」が定番です。
2-5.中国語圏:「茄子」
中国などの中国語圏では「茄子」が定番です。
2-6.イタリア語圏:「Famiglia」
イタリアなどのイタリア語圏では「Famiglia」が定番です。
2-7.スペイン語圏:「Patatas」
スペインなどのスペイン語圏では「Patatas」が定番です。
2-8.ドイツ語圏:「Bier」「Kase」
ドイツなどのドイツ語圏では「Bier」「Kase」が定番です。
2-9.フランス語圏:「Cuicui」「Ouististi」
フランスなどのフランス語圏では「Cuicui」「Ouististi」が定番です。
2-10.ポルトガル語圏:「X」
ブラジルなどのポルトガル語圏では「X」が定番です。
2-11.ロシア語圏:「Cыp」
ロシアなどのロシア語圏では「Cыp」が定番です。
全体的に「写真の掛け声=チーズ」が定番!不思議!
写真の掛け声は馴染みのある食べ物・飲み物も定番みたい。
3.自然と笑顔になれる面白いフレーズ一覧
最後に自然と笑顔になれる面白いフレーズ一覧についてまとめます。
- 日本:「はいバター」「1+1=2」
- 欧米:「Spaghetti」「Whiskey」
- 例外:キャラクター名など
何が面白いかはさておき、変わり種のフレーズを一緒に覚えておくと写真を頼まれた際にも粋な対応ができるのではないでしょうか。ここからは写真を撮る時に便利なちょっとおしゃれな言い回しのフレーズをまとめるので、併せて参考にしてみてください。
3-1.日本:「はいバター」「1+1=2」
日本で一昔前まで使用されていた掛け声が「はいバター」「1+1=2」です。
「はいバター」は「はいチーズ」に掛けた表現で映画やドラマなどでも使用されたフレーズ、「1+1=2」は数字の「2」が「に」と読めることから自然と笑顔になるという理由で使用されるフレーズとなっています。
他にも歯が見えるフレーズという意味であれば、五十音の「イー」「キー」「シー」「チー」「ニー」「ヒー」「ミー」「リー」が含まれる言葉を選ぶのもおすすめ。面白いかどうかは別として「スペースX・テスラの社長といえば?」「“イー”ロン・マスク!」なんてのもありかもしれません。
ただし、露骨にウケを狙いに行くとスベる可能性があるので取り扱い注意と言えるでしょう。
3-2.欧米:「Spaghetti」「Whiskey」
欧米ではちょっと変わった掛け声として「Spaghetti」「Whiskey」が使用されています。
中でもパスタをよく食べる国ではスパゲティ、お酒をよく飲む国ではウイスキーが使用されるそうです。そういう意味ではピザなども掛け声としてありですし、メキシコに至ってはテキーラなどを掛け声として使用するのもあり……中南米ではお酒を掛け声とする習わしもあるのだとか。
3-3.例外:キャラクター名など
誰もが知っているキャラクターの名前を掛け声にするのも面白いかもしれません。
- ウォルト・ディズニー:Walt Disney
- スヌーピー:Snoopy
- ハリー・ポッター:Harry Potter
- ハロー・キティ:Hello Kitty
- ミッキー・マウス:Mickey Mouse
例えば、ディズニーランドでは「Walt Disney」、ユニバーサルスタジオでは「Harry Potter」など……その場に合わせた掛け声を選ぶとおしゃれではないでしょうか。
世界的なキャラクターであれば知っている人もたくさんいるので、状況に応じて使用してみるのもおすすめと言えるでしょう。
あまりにも変わり種だと写真を頼んだ側が「え?」となるかも!
面白いフレーズを選ぶのもおすすめだけど、奇をてらいすぎるのはNG。
4.まとめ
今回は海外旅行の写真の掛け声集、自然と笑顔になれる面白いフレーズ一覧をまとめました。
海外旅行で「写真を撮って」と頼まれたら、粋な掛け声とともに撮ってあげるのがスマートです。ただし、人によっては「なんて声をかけたらいいのか」と頭を抱えることもあるかもしれません。もしどう声をかけたらいいのかわからない場合は「Say cheese」と言うのが賢明だと思います。
ただし、国によって定番とされる写真の掛け声が変わってくるため、訪れる地域に合わせて掛け声を変えてみるのも面白いでしょう。その一方、狙いすぎた掛け声だと相手が困惑することもあるので、ウケ狙いはほどほどにしておくのが無難かもしれません。