世界には標高の高い国が点在しており、広大な山脈に囲まれた絶景を持つのが特徴です。そんな標高1,000mを上回る海抜の高い国は天空都市として君臨しており、高地の国ならではの光景を描いています。
今回は世界の標高が高い国ランキングを作成しました。ここでは天空都市として君臨する国をランキング形式でトップ10まで掲載しています。海抜1,000m以上の高地にある国をまとめるので、ぜひ旅先選びにもご活用ください。
海抜が高い国は広大な山脈に囲まれているのが特徴!
この記事では「世界の標高が高い国ランキング」「天空都市として君臨する海外旅行先」をまとめるよ!
1.標高が高い国がおすすめな人
まずは標高が高い国がおすすめな人を見ていきましょう。
- 高いところが好きな人におすすめ
- 山が好きな人におすすめ
標高が高い国は広大な山脈を間近で眺められるのが特徴で、高いところが好きな人や山が好きな人におすすめです。海抜1,000mを上回る国は周囲の山脈の描く美しい景色を間近で眺められるため、絶景好きにもおすすめと言えるでしょう。
ただし、標高や海抜は何を基準とするかで変わります。例えば、国内の最高地点だけで見た場合は以下のようなランキングとなるのでご注意ください。
- 中国/ネパール
エベレスト:8,849m - 中国/パキスタン
カラコルム(K2):8,611m - インド/ネパール
カンチェンジュンガ:8,586m - 中国/ブータン
ガンカープンスム:7,570m - タジキスタン
イスモイルソモニ:7,495m - アフガニスタン/パキスタン
ノシャック:7,492m - キルギス/中国
ポベーダ:7,439m - カザフスタン/中国
ハンテングリ:7,010m - アルゼンチン/チリ
アコンカグア:6,961m - アルゼンチン/チリ
オホスデルサラード:6,893m
各国の最高地点だけで見ると、以上の国々が標高の高い国と言えるかもしれません。
しかし、これはあくまでも各国に実在する最高地点を基準にした順位であり、国全体の標高とは別物となります。そのため、天空都市として君臨している国という意味であれば、首都の海抜に目を向けることも重要です。
首都の標高の高さ順に見るとランクもまた変わるため、併せて次項のランキングもご覧ください。
国内の最高地点だけで見ると海抜8,000mにも及ぶ場所が実在するんだ!
高いところが好きな人や山が好きな人には標高が高い国がおすすめかも!
2.標高が高い国ランキング
ここからは標高が高い国ランキングをまとめます。
当ランキングでは各国の首都の標高、海抜の高さなどを加味して選定しています。
- ボリビア
- エクアドル
- コロンビア
- エチオピア
- ブータン
- エリトリア
- イエメン
- メキシコ
- ケニア
- アフガニスタン
- Google:Googleマップ
- その他の調査機関
- 管理人の実体験
標高が高い国ベスト3はボリビア・エクアドル・コロンビアです。
次いでエチオピアやブータン、エリトリアやイエメン、メキシコやケニア、アフガニスタンと続きます。
ここで挙げた国は海抜1,000m以上……まさに天空都市として君臨する国と言えるでしょう。
では、さらに詳しいランキングを見ていきましょう。順位や星は管理人の独断偏見・趣味嗜好が含まれるものの、特定の国を差別・贔屓する意図はございません。
1位.ボリビア
- 標高が高い度:
- スクレの標高:2,790m
- ラパスの標高:3,640m
ボリビアは世界で一番標高が高い国です。アンデス山脈を有することもあって全体的に海抜が高く、2,500m級~4,000m級の都市が点在しています。
憲法上の首都であるスクレの標高は約2,790m、事実上の首都であるラパスの標高は約3,640mで、東京の標高(約40m)換算で約69.75倍~91倍の高さ。世界で最も海抜の高い都市の1つとなります。
“世界一の絶景”と称されるウユニ塩湖の標高も約3,700m、同国最高峰のサハマ山の標高も約6,542m。言うなれば天空の領域……まさにボリビアは世界一海抜が高い国と言えるでしょう。
ボリビアのスクレ・ラパスは世界で最も高地にある町。
場所によっては海抜6,000mを上回るところもあるとか!
2位.エクアドル
- 標高が高い度:
- キトの標高:2,850m
エクアドルは世界的に見ても標高が高い国の1つ。アンデス山脈を有するエクアドルは総じて海抜が高く、2,500m級~3,000m級の都市を擁するのが特徴です。
首都であるキトの標高は約2,850mで、東京の標高(約40m)換算で約71.25倍の高さ。世界で最も海抜の高い都市の1つとなります。
エクアドル最高峰とされるチンボラソ山の標高も約6,263m。地球上に実在する場所としては非常に海抜が高く、天空都市の名に恥じない国と言っても過言ではありません。
エクアドルのキトは市内観光で高山病になるほどの標高。
場所によっては海抜6,000mを上回るところもあるとのこと!
3位.コロンビア
- 標高が高い度:
- ボゴタの標高:2,625m
コロンビアも世界的に見ても標高が高い国の1つ。アンデス山脈を有するコロンビアも総じて海抜が高く、2,500m級~3,000m級の都市を擁するのが特徴です。
首都であるボゴタの標高は約2,625mで、東京の標高(約40m)換算で約65.625倍の高さ。世界で最も海抜の高い都市の1つとなります。
コロンビア最高峰とされるクリストバルコロン山の標高も約5,776m。地球上に実在する場所としては非常に海抜が高く、天空都市の名に恥じない国と言っても過言ではありません。
コロンビアのボゴタも市内観光で高山病になるほどの標高。
場所によっては海抜5,500mを上回るところもあるとのこと!
4位.エチオピア
- 標高が高い度:
- アディスアベバの標高:2,355m
エチオピアは標高が高い国の1つです。シミエン山脈を有するエチオピアは総じて海抜が高く、2,000m級~2,500m級の都市を擁するのが特徴となります。
首都であるアディスアベバの標高は約2,355mで、東京の標高(約40m)換算で約58.875倍の高さ。世界で最も海抜の高い都市の1つとなります。
エチオピア最高峰とされるラスダシャン山の標高も約4,550m。地球上に実在する場所としては海抜の高い部類に属し、高地の国として著名です。
エチオピアのアディスアベバは標高が高くて頭痛を訴える人がいるそうで。
高所では呼吸困難・息切れに要警戒!
5位.ブータン
- 標高が高い度:
- ティンプーの標高:2,334m
ブータンは標高が高い国の1つとなります。ヒマラヤ山脈を有するブータンは総じて海抜が高く、2,000m級~2,500m級の都市を擁するのが特徴です。
首都であるティンプーの標高は約2,334mで、東京の標高(約40m)換算で約58.35倍の高さ。世界で最も海抜の高い都市の1つとなります。
ブータン最高峰とされるガンカープンスム山の標高も約7,570m。人類史上、未だに未踏の地として知られるこの場所は海抜の高さも世界有数……そこは知る人ぞ知る高地の国と呼んで差し支えありません。
ブータンのティンプーは海抜の高さから調子を崩す人もいるんだってさ。
人によっては倦怠感・脱力感を抱くことも!
6位.エリトリア
- 標高が高い度:
- アスマラの標高:2,325m
エリトリアも標高が高い国の1つです。シミエン山脈を有するエリトリアも総じて海抜が高く、2,000m級~2,500m級の都市を擁するのが特徴となります。
首都であるアスマラの標高は約2,325mで、東京の標高(約40m)換算で約58.125倍の高さ。世界で最も海抜の高い都市の1つとなります。
エリトリア最高峰とされるアンバソイラ山の標高も約3,018m。地球上に実在する場所としては海抜の高い部類に属し、高地の国として著名です。
エリトリアのアスマラも標高が高くて頭痛を訴える人がいるそうで。
高所では立ちくらみ・ふらつき・めまいに要注意!
7位.イエメン
- 標高が高い度:
- サナアの標高:2,250m
イエメンは世界的に見ても標高が高い国の1つ。ナビーシュアイブ山脈を有するイエメンは総じて海抜が高く、2,000m級~2,500m級の都市を擁するのが特徴となります。
首都であるサナアの標高は約2,250mで、東京の標高(約40m)換算で約56.25倍の高さ。世界で最も海抜の高い都市の1つとなります。
イエメン最高峰とされるナビーシュアイブ山の標高も約3,666m。地球上に実在する場所としてはなかなかに海抜が高く、天空都市の名に恥じない国と言っても過言ではありません。
イエメンを旅先に選ぶ人はそうそういないだろうけど、行くなら高山病にならないようにしたいところ。
高山病は重症化すると昏睡状態・錯乱状態になることもあるから気を付けて!
8位.メキシコ
- 標高が高い度:
- メキシコシティの標高:2,240m
メキシコも世界的に見ても標高が高い国の1つ。アフスコ山脈を有するメキシコも総じて海抜が高く、2,000m級~2,500m級の都市を擁するのが特徴です。
首都であるメキシコシティの標高は約2,240mで、東京の標高(約40m)換算で約56倍の高さ。世界で最も海抜の高い都市の1つとなります。
メキシコ最高峰とされるオリサバ山の標高も約5,636m。地球上に実在する場所としては非常に海抜が高く、天空都市の名に恥じない国と言っても過言ではありません。
メキシコのメキシコシティも市内観光で高山病になるほどの標高。
場所によっては海抜5,500mを上回るところもあるとのこと!
9位.ケニア
- 標高が高い度:
- ナイロビの標高:1,795m
ケニアも標高が高い国の1つです。ケニア山脈を有するケニアも総じて海抜が高く、1,500m級~2,000m級の都市を擁するのが特徴となります。
首都であるナイロビの標高は約1,795mで、東京の標高(約40m)換算で約44.875倍の高さ。世界で最も海抜の高い都市の1つとなります。
ケニア最高峰とされるケニア山の標高も約5,199m。地球上に実在する場所としては海抜の高い部類に属し、高地の国として著名です。
ケニアのナイロビも標高が高くて頭痛を訴える人がいるそうで。
高所では食欲不振・吐き気・嘔吐に要用心!
10位.アフガニスタン
- 標高が高い度:
- カブールの標高:1,791m
アフガニスタンも標高が高い国の1つとなります。ヒンドゥークシュ山脈を有するアフガニスタンは総じて海抜が高く、1,500m級~2,000m級の都市を擁するのが特徴です。
首都であるカブールの標高は約1,791mで、東京の標高(約40m)換算で約44.775倍の高さ。世界で最も海抜の高い都市の1つとなります。
アフガニスタン最高峰とされるノシャック山の標高も約7,492m。人類史上、日本人が初めて登頂した地として知られるこの場所は海抜の高さも世界屈指……そこは知る人ぞ知る高地の国と呼んで差し支えありません。
アフガニスタンのカブールも海抜の高さから調子を崩す人がいるんだってさ。
人によっては虚無感・疲労感を抱くことも!
3.地域別の標高が高い国
最後に地域別の標高が高い国をピックアップします。
その他の国は首都の標高が1,000m以上の国を中心に判断しています。
- ネパール:カトマンズで約1,400m
- モンゴル:ウランバートルで約1,350m
アジアではネパールやモンゴルの首都の標高が高いです。カトマンズもウランバートルも海抜1,000mを上回っており、天空都市として君臨する町となっています。
ことヒマラヤ山脈周辺の国々においては、軒並み海抜が高い傾向にあると言えるでしょう。
- グアテマラ:グアテマラシティで約1,500m
- コスタリカ:サンホセで約1,172m
- ブラジル:ブラジリアで約1,172m
中南米ではグアテマラやコスタリカ、ブラジルの首都の標高が高いです。グアテマラシティもサンホセもブラジリアも海抜1,000mを上回っており、天空都市として君臨する町となっています。
ことアンデス山脈周辺の国々においては、軒並み海抜が高い傾向にあると言えるでしょう。
- アンドラ:アンドララベリャで約1,023m
ヨーロッパではアンドラの首都の標高が高いです。アンドララベリャは海抜1,000mを上回っており、天空都市として君臨する町となっています。
ことピレネー山脈周辺の国々においては、軒並み海抜が高い傾向にあると言えるでしょう。
- イラン:テヘランで約1,040m
中東ではイランの首都の標高が高いです。テヘランは海抜1,000mを上回っており、天空都市として君臨する町となっています。
ことアルボルズ山脈周辺の国々においては、軒並み海抜が高い傾向にあると言えるでしょう。
- ウガンダ:カンパラで約1,200m
- エスワティニ:ムババーネで約1,243m
- ザンビア:ルサカで約1,279m
- ジンバブエ:ハラレで約1,490m
- タンザニア:ドドマで約1,120m
- ナミビア:ウィントフックで約1,655m
- ブルンジ:ギテガで約1,504m
- ボツワナ:ハボローネで約1,014m
- マダガスカル:アンタナナリボで約1,276m
- マラウイ:リロングウェで約1,050m
- 南アフリカ:プレトリアで約1,339m/ケープタウンで約1,086m/ブルームフォンテーンで約1,395m
- ルワンダ:キガリで約1,567m
- レソト:マセルで約1,600m
アフリカではナミビアやブルンジ、ルワンダやレソトの首都の標高が高いです。ウィントフックもギテガもキガリもマセルも海抜1,000mを上回っており、天空都市として君臨する町となっています。
ことドラケンスバーグ山脈周辺の国々においては、軒並み海抜が高い傾向にあると言えるでしょう。
首都の標高が1,000m以上だなんて……まさに地球の驚異!
標高の高い国は山に囲まれてるから山ボーイ・やガールにはうってつけの海外旅行先なんじゃないかな。
4.まとめ
今回は世界の標高が高い国ランキング、天空都市として君臨する海外旅行先をまとめました。
標高が高い国にはボリビアやエクアドルやコロンビアだけでなくエチオピアやブータン、エリトリアやイエメン、メキシコやケニア、アフガニスタンなどがあります。当ランキングで挙げた国は天空都市として君臨していることで知られ、軒並み海抜1,000mを上回るのが特徴です。
果てしなく続く山脈、広大な自然の風景……圧倒的な地球の力を肌で感じたい方は、ぜひそんな国を旅してみてはいかがでしょうか?