【世界】日本から遠い国ランキング！一番遠い距離にある遠方の海外旅行先

世界には日本から遠い国が北米・中南米・アフリカを中心に密集しています。日本との距離が長い国ほど10時間以上という過酷な移動時間の海外旅行に苦しめられます。飛行機の所要時間が多ければ旅の疲れも抜けてくれません。逆に長時間フライトに慣れている方であれば遠方の国を選ぶのもおすすめです。

今回は世界の日本から遠い国ランキングを作成しました。ここでは日本との距離が長い国をランキング形式でトップ15まで掲載しています。日本から一番遠い国ほど移動も苦痛なので、ぜひ旅先選びにもご活用ください。

1.日本から遠い国がおすすめな人

まずは日本から遠い国がおすすめな人を見ていきましょう。

海外旅行に行き続けていると移動時間の短さが物足りなくなることもあります。海外旅行では飛行機の所要時間が数時間以下となる国もあり、世界の果てまで行きたいのに10時間以下のフライトで不完全燃焼に終わることも珍しくありません。中には乗継便が必要なく、直行便で5時間以下というような国もあります。

しかし、そうなると現地に着くのも一瞬、無味乾燥で余韻すらありません。体力も気力も残ったままでは絶頂すら迎えられない……だからこそ数時間、せめて10時間以上を強いられる旅先を選ぶのがマストです。

中でも何度も海外旅行している方ほど日本から遠い国がおすすめです。もちろん、遠いとは言っても国家間の距離や空港間の位置、フライトの時間や航空会社の就航便などでも行きにくさは変わります。だからこそ、安易には行けない海外旅行先として日本から遠い国を選びたいところです。

行き先によっては数日間～数週間で冒険旅行・長期旅行できる国も見つかるかもしれません。

2.日本から遠い国ランキング

ここからは日本から遠い国ランキングをまとめます。

当ランキングでは東京を起点として各首都や各都市までの距離、飛行機の便数、現地までの時間などを加味して選定しています。

1. ウルグアイ
2. ブラジル
3. アルゼンチン
4. パラグアイ
5. チリ
6. ボリビア
7. ペルー
8. ギアナ
9. スリナム
10. ガイアナ
11. 南アフリカ
12. エクアドル
13. リベリア
14. トリニダードトバゴ
15. シエラレオネ

日本から遠い国ベスト3はウルグアイ・ブラジル・アルゼンチンです。そこからパラグアイやチリ、ボリビアやペルー、ギアナやスリナムやガイアナと戻るごとに近くなります。それより後には南アフリカやエクアドルをはじめ、リベリアやトリニダードトバゴやシエラレオネなどの国々が点在しています。

では、さらに詳しいランキングを見ていきましょう。順位や星は管理人の独断偏見・趣味嗜好が含まれるものの、特定の国を差別・贔屓する意図はございません。

1位.ウルグアイ

ウルグアイは世界で一番日本から遠い国です。南アメリカ大陸の南東部を国土とし、大西洋に面しているのが特徴です。日本から見て地球の裏側はブラジルやアルゼンチンとされますが、実はウルグアイこそが地球の反対側と呼ぶに相応しい地理関係にあります。

日本からだとウルグアイのモンテビデオまでは約18,556kmです。これは東京大阪間（約500km）換算で約37.1倍の距離、北海道沖縄間（約2,000km）換算で約9.3倍の距離となります。

飛行機の所要時間も25時間～35時間（乗り継ぎ時間含むとさらに数時間）なので、世界の果てまで旅し尽くしたい方におすすめの海外旅行先です。

2位.ブラジル

ブラジルは南アメリカ大陸の東部を国土とし、大西洋に面しているのが特徴です。地理の授業では日本の裏側として教わる国の1つで、実際に地球の反対側にあると言っても差し支えありません。ただ、厳密には真裏とは言えない地理関係にあります。

日本からだとブラジルのリオデジャネイロまでは約18,555km、サンパウロまでは約18,521km、ブラジリアまでは約17,666kmです。これは東京大阪間（約500km）換算で約37.1倍の距離、北海道沖縄間（約2,000km）換算で約9.3倍の距離となります。

飛行機の所要時間も25時間～35時間（乗り継ぎ時間含むとさらに数時間）なので、移動だけで1日～2日かかる海外旅行先です。

3位.アルゼンチン

アルゼンチンは南アメリカ大陸の南部を国土とし、大西洋に面しているのが特徴です。地理の授業では日本の反対側として習う国の1つで、実際に地球の裏側にあると言っても間違いではありません。ただ、厳格には真裏とは言えない地理関係にあります。

日本からだとアルゼンチンのブエノスアイレスまでは約18,351km、ロサリオまでは約18,104km、コルドバまでは約17,740kmです。これは東京大阪間（約500km）換算で約36.7倍の距離、北海道沖縄間（約2,000km）換算で約9.2倍の距離となります。

飛行機の所要時間も25時間～35時間（乗り継ぎ時間含むとさらに数時間）なので、移動だけで1日～2日かかる海外旅行先です。

4位.パラグアイ

パラグアイは南アメリカ大陸の中央部を国土とし、東西地域の他にチャコと呼ばれる半砂漠地帯に分かれているのが特徴です。丘陵と平原が広がる未開拓地域に囲まれ、海に囲まれた日本とは逆の内陸にある地理関係となります。

日本からだとパラグアイのアスンシオンまでは約17,983kmです。これは東京大阪間（約500km）換算で約36.0倍の距離、北海道沖縄間（約2,000km）換算で約9.0倍の距離となります。

飛行機の所要時間も25時間～35時間（乗り継ぎ時間含むとさらに数時間）なので、まだ見ぬ世界へ思いを馳せながら旅したい方におすすめの海外旅行先です。

5位.チリ

チリは南アメリカ大陸の南西部を国土とし、太平洋に面しているのが特徴です。アンデス山脈に沿うように広がり、イースター島などの離島を有する地理関係にあります。

日本からだとチリのサンティアゴまでは約17,217km、バルパライソまでは約17,121km、イースター島までは約13,509kmです。これは東京大阪間（約500km）換算で約34.4倍の距離、北海道沖縄間（約2,000km）換算で約8.6倍の距離となります。

飛行機の所要時間は25時間～35時間、イースター島まで行くとなるとさらに約5時間かかります。ちなみに、イースター島だけであればタヒチ経由でアクセスするルートが近くて便利です。

6位.ボリビア

ボリビアは南アメリカ大陸の中央部を国土とし、アンデス山脈やアタカマ砂漠に囲まれているのが特徴です。国土の多くが山岳地帯に覆われており、アマゾン川流域には熱帯雨林が広がる地理関係となります。

日本からだとボリビアのサンタクルスまでは約16,998km、スクレまでは約16,933km、ラパスまでは約16,518kmです。これは東京大阪間（約500km）換算で約34.0倍の距離、北海道沖縄間（約2,000km）換算で約8.5倍の距離となります。

飛行機の所要時間は20時間～30時間、世界一の絶景と名高いウユニ塩湖まで行くとなるとさらに空路で約1時間かかります。

7位.ペルー

ペルーは南アメリカ大陸の西部を国土とし、太平洋に面しているのが特徴です。国土の多くが乾燥地帯に覆われており、地域ごとに特色が大きく異なる地理関係にあります。

日本からだとペルーのアレキパまでは約16,241km、クスコまでは約15,992km、リマまでは約15,476kmです。これは東京大阪間（約500km）換算で約32.5倍の距離、北海道沖縄間（約2,000km）換算で約8.1倍の距離となります。

飛行機の所要時間は20時間～30時間、インカ帝国時代の高度文明を残すマチュピチュ遺跡まで行くとなるとさらに陸路で約3時間かかります。

8位.ギアナ

ギアナは南アメリカ大陸の北東部から構成され、大西洋に面しているのが特徴です。フランスの海外地域圏とされ、南米であり西洋でもある地理関係となります。

日本からだとギアナのカイエンヌまでは約15,318km、クールーまでは約15,283kmです。これは東京大阪間（約500km）換算で約30.6倍の距離、北海道沖縄間（約2,000km）換算で約7.7倍の距離となります。

飛行機の所要時間は20時間～30時間ほどです。あまり観光では馴染みがありませんが、マニアックな人におすすめしたい海外旅行先です。

9位.スリナム

スリナムは南アメリカ大陸の北東部を国土とし、大西洋に面しているのが特徴です。広大な熱帯雨林を擁することでも知られ、欧米列強の影響を強く受ける地理関係にあります。

日本からだとスリナムのパラマリボまでは約15,130kmです。これは東京大阪間（約500km）換算で約30.1倍の距離、北海道沖縄間（約2,000km）換算で約7.6倍の距離となります。

飛行機の所要時間は15時間～25時間であり、コロニアル様式の美しい街並みを見たい方におすすめの海外旅行先です。

10位.ガイアナ

ガイアナは南アメリカ大陸の北部を国土とし、大西洋に面しているのが特徴です。鬱蒼とした熱帯雨林を有することで知られ、カリブ海地域と密接な地理関係にあります。

日本からだとガイアナのジョージタウンまでは約14,923kmです。これは東京大阪間（約500km）換算で約29.8倍の距離、北海道沖縄間（約2,000km）換算で約7.5倍の距離となります。

飛行機の所要時間は15時間～25時間であり、コロニアル様式の美しい街並みを見たい方におすすめの海外旅行先です。

11位.南アフリカ

南アフリカはアフリカ大陸の南部を国土とし、東西を大西洋とインド洋に囲まれているのが特徴です。非常に長い海岸線を持ち、エスワティニやレソトなどの内陸国を取り囲むように位置する地理関係にあります。

日本からだと南アフリカのケープタウンまでは約14,729km、ブルームフォンテインまでは約13,846km、プレトリアまでは約13,498kmです。これは東京大阪間（約500km）換算で約29.6倍の距離、北海道沖縄間（約2,000km）換算で約7.4倍の距離となります。

飛行機の所要時間は15時間～25時間、アフリカ大陸最南端まではるばる行ってみたいという方におすすめの海外旅行先です。

12位.エクアドル

エクアドルは南アメリカ大陸の西部を国土とし、太平洋に面しているのが特徴です。ガラパゴス諸島が属することでも知られ、それぞれ赤道直下の地理関係にあります。

日本からだとエクアドルのキトまでは約14,422kmです。これは東京大阪間（約500km）換算で約28.8倍の距離、北海道沖縄間（約2,000km）換算で約7.2倍の距離となります。

飛行機の所要時間は15時間～25時間、ガラパゴス諸島まで行くとなるとさらに約2時間～3時間かかります。ちなみに、ガラパゴス諸島だけであればアメリカ経由でアクセスするルートが近くて便利です。

13位.リベリア

リベリアはアフリカ大陸の西部を国土とし、大西洋に面しているのが特徴です。内戦の影響で世界最貧国の1つとなり、奴隷解放によって建国されたという地理関係を持ちます。

日本からだとリベリアのモンロビアまでは約14,415kmです。これは東京大阪間（約500km）換算で約28.8倍の距離、北海道沖縄間（約2,000km）換算で約7.2倍の距離となります。

飛行機の所要時間は15時間～25時間ですが、移動手段が限られた海外旅行先となっています。

14位.トリニダードトバゴ

トリニダードトバゴはトリニダード島とトバゴ島から構成され、太平洋とカリブ海に囲まれているのが特徴です。美しい海に恵まれており、小アンティル諸島に属する地理関係にあります。

日本からだとトリニダードトバゴのポートオブスペインまでは約14,390kmです。これは東京大阪間（約500km）換算で約28.8倍の距離、北海道沖縄間（約2,000km）換算で約7.2倍の距離となります。

飛行機の所要時間は15時間～25時間、遠い島国で究極のバカンスを過ごしたい方に最適なリゾート地です。

15位.シエラレオネ

シエラレオネはアフリカ大陸の西部を国土とし、大西洋に面しているのが特徴です。内戦の影響で世界最貧国の1つとされ、奴隷解放を経て建国されたという地理関係を持ちます。

日本からだとシエラレオネのフリータウンまでは約14,341kmです。これは東京大阪間（約500km）換算で約28.7倍の距離、北海道沖縄間（約2,000km）換算で約7.2倍の距離となります。

飛行機の所要時間は15時間～25時間ですが、交通機関が限られた海外旅行先となっています。

3.その他の日本から遠い国

最後にその他の日本から遠い国をピックアップします。

その他の国は日本との距離が10,000km以上の国を中心に判断しています。

北米ではアメリカやカナダが比較的日本から遠いです。移動手段が豊富なため、直行便・乗継便含め10,000km前後で行ける国が他にもあります。ただ、欧米諸国は東海岸と西海岸で距離も大幅に違うので、その点は注意したいです。

中南米では大半の国が日本から遠いです。どの国も乗り継ぎが必須で、周辺諸国を経由しなければ辿り着けません。乗り継ぎ時間を含めると移動だけで丸1日～丸2日ほど費やす場合もあり、「地球の裏側」と称されるに恥じない国ばかりです。

ヨーロッパではスペインやポルトガルが比較的日本から遠いです。交通機関が潤沢なので、直行便・乗継便含め10,000km前後で行ける国が他にもあります。ただ、欧米諸国は南欧と北欧で距離も大幅に違うため、その点は気を付けたいです。

アフリカでは大抵の国が日本から遠いです。どの国も乗り継ぎが必然で、周辺諸国を経由しなければ辿り着けません。乗り継ぎ時間を含めると移動だけで丸1日～丸2日ほど費やす場合もあり、「地球の反対側」と呼ばれるに恥じない国ばかりです。

4.まとめ

今回は世界の日本から遠い国ランキング、一番遠い距離にある遠方の海外旅行先をまとめました。

日本と遠い国にはウルグアイやブラジルやアルゼンチンだけでなくパラグアイやチリ、ボリビアやペルー、ギアナやスリナム、ガイアナなどの観光大国が勢揃いで海外旅行先としてもぴったりです。さらに足を縮めて南アフリカやエクアドル、リベリアやトリニダードトバゴ、シエラレオネなどに出かけてみるのもありかもしれません。

日本から遠い国であれば海外旅行も予約しにくく、予算も膨らみます。それでいてスケジュールも調整しにくいです。移動時間が長ければオプショナルツアーも組み込みにくくなるでしょう。ただし、遠方の国ほど海外旅行熟練者の方にとっては忘れられない旅となるはずです。

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