世界には日本との時差が数十時間以上の国も存在し、海外を拠点にパラレル生活を送る奔放なライフスタイルも着目されています。時差を活用すれば遠隔での勉強や仕事もこなせることから、人生の他の選択肢としても確立されています。中には日本時間と別の時間軸で生活できる国もあるくらいです。
今回は世界の日本との時差が大きい国ランキングを作成しました。ここでは日本との時差がある国をランキング形式でトップ10まで掲載しています。日本との最大時差が多い国ほど時差ボケもしやすいので、ぜひ旅先選びにもご活用ください。
日本との時差があれば海外在住パラレル生活も夢じゃないかも!
この記事では「世界の日本との時差が大きい国ランキング」「最大時差の多い海外旅行先」をまとめるよ!
1.日本との時差が大きい国がおすすめな人
まずは日本との時差が大きい国がおすすめな人を見ていきましょう。
- 日本時間と別の時間軸で過ごしたい人におすすめ
- 時差ボケしにくい人におすすめ
世界は「1日=24時間」「1年=365日」を1周期としており、地球の自転に合わせて日時が定められています。タイムゾーンは1時~24時まで約24等分の時間軸が存在します。
その各国の時刻を決めるのがグリニッジ標準時として設定されている世界標準時(GMT)と国際原子時により算出されている協定世界時(UTC)です。
この2つの要素に経緯度が加わることで、各国の時刻が確定します。例えば、日本は北緯35度・東経135度に位置しており、世界標準時・協定世界時との時差が約9時間あります。その時刻は「GMT(UTC)+9:00」と表現され、基準から9時間ほど進んでいることを表すわけです。イギリスが12時の場合、日本は21時となります。
その各国に設けられた時刻との差が時差となるわけです。
ただ、ここに日付変更線も加わることで、各国に時差が生じます。例えば、同じアメリカであっても東京とハワイの時差は約-19時間ですが、東京とサイパンの時差は約+1時間となります。このように日付変更線を越えるか否かによって時刻はおろか日付まで変わってしまうということも加味しなくてはなりません。
その一方、時刻は地球の横線(緯度)と縦線(経度)で決定し、日本と同じ緯度上にある国は時差の影響が出やすいという特徴を持っています。
世界には日本とみっちり時差がある国もあるくらい!
日本時間と別の時間軸で過ごしたい人や時差ボケしにくい人には日本との時差が大きい国がおすすめかも!
2.日本との時差が大きい国ランキング
ここからは日本との時差が大きい国ランキングをまとめます。
当ランキングでは東京を起点として各首都や各都市までの時差、経緯度の位置、日付変更線の有無などを加味して選定しています。
- アメリカ
- ニウエ
- クック諸島
- ハワイ
- ポリネシア
- カナダ
- メキシコ
- グアテマラ
- エルサルバドル
- ベリーズ
- Google:Googleマップ
- その他の調査機関
- 管理人の実体験
日本との時差が大きい国ベスト3はアメリカ・ニウエ・クック諸島です。そこからハワイやポリネシア、カナダやメキシコ、グアテマラやエルサルバドル、ベリーズと戻るごとに時差が小さくなります。
では、さらに詳しいランキングを見ていきましょう。順位や星は管理人の独断偏見・趣味嗜好が含まれるものの、特定の国を差別・贔屓する意図はございません。
1位.アメリカ
- 日本との時差が大きい度:
- ワシントンDCとの時差:約-14時間
- ハウランド島との時差:約-21時間
- ベーカー島との時差:約-21時間
アメリカは世界で一番日本との時差が大きい国です。首都のワシントンDCは北緯38度・西経77度に位置しているものの、離島のハウランド島・ベーカー島が北緯0度・西経176度に位置しています。
日本を基準にするとアメリカのハウランド島・ベーカー島との時差は約-21時間で日本の経緯度(北緯35度・東経135度)と比べてもその差はかなりのもの。ただ、アメリカのワシントンDCとの時差は約-14時間とその時差も相当な乖離があります。このように時差の解釈はどのタイムゾーンに属するかで変わり、日本が午後12時だとワシントンDCは前日の午後22時となるもののハウランド島・ベーカー島は前日の午後15時となるのです。
日付変更線を越えるアメリカは自国だけで7個のタイムゾーンを持つ大国ということもあり、国内だけで数時間以上の時差が生じます。
アメリカは国内だけで最大6時間の時差があるとか。
端と端にある地域だと朝晩が逆転してしまうくらいの時差。
2位.ニウエ
- 日本との時差が大きい度:
- アロフィとの時差:約-20時間
ニウエは首都が南緯19度・西経169度に位置している国で、オセアニアで唯一日本との時差が20時間圏内の国となります。立地で見ても日本と別の時間軸にあるのが特徴です。
日本を基準にするとニウエのアロフィとの時差は約-20時間で日本の経緯度(北緯35度・東経135度)と比べてもその差はなかなかのもの。距離的にオセアニアの中でも東に位置するニウエだけに、日本との時差も発生しやすいです。日本が午後12時の場合、ニウエは前日の午後16時となります。
あまり日本には馴染みのないニウエですが、人生という時間そのものと隔ててのんびりと過ごしたい方にとってはシャングリラとなり得る場所と言えるかもしれません。
ニウエは時間を忘れさせてくれる理想郷!
時差という概念が他とは違う国でバカンスなんてのもあり!
3位.クック諸島
- 日本との時差が大きい度:
- アバルアとの時差:約-19時間
クック諸島は首都が南緯21度・西経159度に位置している国で、オセアニアで唯一日本との時差が19時間圏内の国となります。立地で見ても日本と遠い時間軸にあるのが特徴です。
日本を基準にするとクック諸島のアバルアとの時差は約-19時間で日本の経緯度(北緯35度・東経135度)と比べてもその差はなかなかのもの。距離的にオセアニアの中でも東に位置するクック諸島だけに、日本との時差も発生しやすいです。日本が午後12時の場合、クック諸島は前日の午前17時となります。
あまり日本には馴染みのないクック諸島ですが、現実という時間そのものと隔ててのんびりと過ごしたい方にとってはユートピアとなり得る場所と言えるかもしれません。
クック諸島も時間を忘れさせてくれる理想郷!
時差という概念が他とは異なる国でホリデーなんてのもあり!
4位.ハワイ
- 日本との時差が大きい度:
- ハワイとの時差:約-19時間
ハワイは北緯21度・西経157度に位置している島国で、経緯度こそ日本と大して変わらないもののいくらか時差のある位置関係となっています。
日本を基準にするとハワイとの時差は約-19時間で日本の経緯度(北緯35度・東経135度)と比べてもその差はなかなかのもの。分類的は北米に含まれるハワイだけに、日本との時差も19時間前後です。日本が午後12時でもハワイは前日の午後17時と両者に大差があります。
リゾート地としても著名なハワイは時差ボケの不安とともに渡航しなくてはならないため、逆に異国を感じられる海外旅行先・リモート先としても重宝されています。
ハワイはリゾバだけでなくワーケーションやパラレルワークにも最適。
青い海でも眺めながらノマドワーカーやるのも乙ってもんさ。
5位.ポリネシア
- 日本との時差が大きい度:
- パペーテとの時差:約-19時間
ポリネシアも南緯12度・西経149度に位置している島国で、経緯度こそ日本と大して変わらないもののいくらか時差のある位置関係となっています。
日本を基準にするとポリネシアとの時差は約-19時間で日本の経緯度(北緯35度・東経135度)と比べてもその差はなかなかのもの。分類的はオセアニアに含まれるポリネシアだけに、日本との時差も19時間前後です。日本が午後12時でもポリネシアは前日の午後17時と両者に大差があります。
リゾート地としても知る人ぞ知るポリネシアは時差ボケの心配とともに渡航しなくてはならないので、逆に異国に触れられる海外旅行先・リモート先としても重宝されています。
ポリネシアもリゾバだけでなくワーケーションやデュアルワークにも最適。
白い砂でも眺めながらフリーランスやるのも乙ってもんさ。
6位.カナダ
- 日本との時差が大きい度:
- オタワとの時差:約-14時間
- バンクーバーとの時差:約-17時間
カナダは首都のオタワが北緯45度・西経75度に位置しているものの、西海岸のバンクーバーが北緯49度・西経123度に位置しています。
日本を基準にするとカナダのバンクーバーとの時差は約-17時間で日本の経緯度(北緯35度・東経135度)と比べてもその差はかなりのもの。ただ、カナダのオタワとの時差は約-14時間とその時差も相当な乖離があります。このように時差の解釈はどのタイムゾーンに属するかで変わり、日本が午後12時だとオタワは前日の午後22時となるもののバンクーバーは前日の午後19時となるのです。
日付変更線を越えるカナダは自国だけで6個のタイムゾーンを持つ大国ということもあり、国内だけで数時間以上の時差が生じます。
カナダは国内だけで最大4時間30分の時差があるとか。
端と端にある地域だと昼夜が逆転してしまうくらいの時差。
7位.メキシコ
- 日本との時差が大きい度:
- メキシコシティとの時差:約-15時間
メキシコは首都が北緯19度・西経99度に位置している国で、地図上で日本のやや右下にあります。
日本を基準にするとメキシコのメキシコシティとの時差は約-15時間で日本の経緯度(北緯35度・東経135度)と比べてもその差はなかなかのもの。両国は別のタイムゾーンに属しており、日本が午後12時の場合にメキシコは前日の午後21時となります。
海外拠点生活も作りにくく、日本との時差に苦しめられるかもしれません。
メキシコはすごく東にずれてるから、タイムゾーンも別なのか。
日本との時差もあり老若男女問わず散策しにくい国かも。
8位.グアテマラ
- 日本との時差が大きい度:
- グアテマラシティとの時差:約-15時間
グアテマラも首都が北緯14度・西経90度に位置している国で、地図上で日本のやや右下にあります。
日本を基準にするとグアテマラのグアテマラシティとの時差も約-15時間で日本の経緯度(北緯35度・東経135度)と比べてもその差はなかなかのもの。両国は別のタイムゾーンに属しており、日本が午後12時の場合にグアテマラは前日の午後21時となります。
海外拠点生活も作りにくく、日本との時差に悩まされるかもしれません。
グアテマラもとても東にずれてるから、タイムゾーンも別なのか。
日本との時差もあり若者高齢者問わず散策しにくい国かも。
9位.エルサルバドル
- 日本との時差が大きい度:
- サンサルバドルとの時差:約-15時間
エルサルバドルは首都が北緯13度・西経89度に位置している国で、地図上で日本のやや右斜め下にあります。
日本を基準にするとエルサルバドルのサンサルバドルとの時差は約-15時間で日本の経緯度(北緯35度・東経135度)と比べてもその差はなかなかのもの。両国は別物のタイムゾーンに属しており、日本が午後12時の場合にエルサルバドルは前日の午後21時となります。
海外拠点生活も作りにくく、日本との時差に困らされるかもしれません。
エルサルバドルはやや南東にずれてることもあってタイムゾーンも別物さ。
日本との時差は15時間以上で大人から子供まで滞在しにくい国かも。
10位.ベリーズ
- 日本との時差が大きい度:
- ベルモパンとの時差:約-15時間
ベリーズも首都が北緯17度・西経88度に位置している国で、地図上で日本のやや右斜め下にあります。
日本を基準にするとベリーズのベルモパンとの時差は約-15時間で日本の経緯度(北緯35度・東経135度)と比べてもその差はなかなかのもの。両国は別物のタイムゾーンに属しており、日本が午後12時の場合にベリーズは前日の午後21時となります。
海外拠点生活も作りにくく、日本との時差に惑わされるかもしれません。
ベリーズもやや南東にずれてることもあってタイムゾーンも別物さ。
日本との時差は15時間以上で男性から女性まで滞在しにくい国かも。
3.その他の日本との時差が大きい国
最後にその他の日本との時差が大きい国をピックアップします。
その他の国は日本との時差が最大15時間以上の国を中心に判断しています。
- コスタリカ:サンホセと約-15時間
- ニカラグア:マナグアと約-15時間
- ホンジュラス:テグシガルパと約-15時間
中南米ではコスタリカやニカラグア、ホンジュラスなどが日本との時差も15時間と比較的大きいです。他にも中南米には日本との時差が最大十数時間と多い国もあります。
海外旅行も時差の大きい国ほど時差ボケしやすい傾向にあり!
外国でパラレル生活を送るなら、あえて時差の多い国を選ぶのもおすすめ。
4.まとめ
今回は世界の日本との時差が大きい国ランキング、最大時差の大きい海外旅行先をまとめました。
日本との時差が大きい国にはアメリカやニウエやクック諸島だけでなくハワイやポリネシア、カナダやメキシコ、グアテマラやエルサルバドル、ベリーズなどがあります。ここで挙げた国々は海外旅行先としてだけでなくパラレル先としても最適です。
グローバルな現代では日本だけでなく外国を拠点にして勉強・仕事に勤しむライフスタイルも確立されつつあります。時差が多ければ日本にいる人との連絡も取りにくく、海外であるからこそ何かと不便なのは間違いありません。だけれども、あえて時差のある国を選んでみてはいかがでしょうか。