世界には幸せな国がいくつか存在します。幸せの基準は人それぞれですが、幸福度の高い国ほどハッピーな場面にも出会えます。幸福な国には無数の“幸せの形”が転がっていて、人生に迷った際に思いがけないヒントを与えてくれるものです。だからこそ「幸せってなんだっけ?」と立ち止まった時こそ、幸福な国を旅するのがおすすめです。
今回は世界の幸福な国ランキングを作成しました。ここでは幸福度が高い国や幸せに満ちる国をランキング形式でトップ10まで掲載しています。併せて、幸福度が高い理由や特徴、なぜ幸せなのかもまとめます。幸福な国ほど“理想の幸せ”を見つめ直すのに最適なので、ぜひ旅先選びにもご活用ください。
幸せの基準は幸福な国から学ぶ。たまにはそんな海外旅行もあり。
この記事では「世界の幸福な国ランキング」「幸福度が高い理由と特徴から見る幸せな海外旅行先」をまとめるよ!
1.幸福な国がおすすめな人
まずは幸福な国がおすすめな人を見ていきましょう。
- 人生に迷っている人におすすめ
- 固定観念を捨てたい人におすすめ
海外旅行に限らず、誰しも生きていると「理想の幸せ」が離れていってしまうことがあるかと思います。管理人も挫折だらけ、うまくいかないことばかりです。みなさんの中にも人生に絶望してしまい、幸せどころかその欠片すらも手からこぼれ落ちてしまった……という経験があるのではないでしょうか?
「自分にとっての幸せ」をいくら自問自答しても答えは出ず、何もかも見失ってしまっている現代人もいるはず。日本は高度経済成長期を経て世界が憧れるほど成熟した一方で、その幸福度は先進国の中でもダントツに低いままです。
- 国民のGDPの高さ
- 社会支援の多さ
- 健康寿命の長さ
- 人生選択の自由さ
- 他者全体の寛容さ
- 汚職腐敗の少なさ
上記の項目を基準に選定する国連の世界幸福度調査においても、日本は常に中間層を行き来するにとどまっています。衣食住すべて揃っているにもかかわらずです。そんな日本で生活しているからこそ、なぜ海外に住む人々が幸せなのか……興味を惹かれずにはいられません。
世界には日本より幸せな国も無数に存在し、そこに住む人々の数だけ「幸せの形」も存在します。むしろ、そこには日本からでは決して見えない理想が見え隠れしているかもしれません。
だからこそ、海外旅行するなら幸福度の高い国がおすすめです。人生に迷っている人や固定観念をぶち壊したい人ほど、そういった国での刺激が新たな気づきに繋がるのではないでしょうか。
一度きりの人生……自分にとって何が幸せかは自分で決める。
人生に迷っている人や固定観念を捨てたい人には幸福な国がおすすめかも!
2.幸福な国ランキング
ここからは幸福な国ランキングをまとめます。
当ランキングでは国民の幸福度が高いか、社会保障(医療・教育・年金)が充実しているか、セーフティネットが整備されているかも加味して選定しています。
- フィンランド
- デンマーク
- スイス
- アイスランド
- ノルウェー
- オランダ
- スウェーデン
- ニュージーランド
- オーストリア
- ルクセンブルク
幸福な国ベスト3はフィンランド・デンマーク・スイスです。併せてアイスランドやノルウェー、オランダやスウェーデン、ニュージーランドやオーストリア、ルクセンブルクも幸福度が高いとされています。特に北欧は西洋独自の支え合いにより貧しくならないよう計算されており、人々の幸せを招く要素が無数に存在します。
では、さらに詳しいランキングを見ていきましょう。順位や星は管理人の独断偏見・趣味嗜好が含まれるものの、特定の国を差別・贔屓する意図はございません。
1位.フィンランド
- 幸福度:
フィンランドは自他ともに認める世界一幸福な国です。この国は世界幸福度調査で5年連続トップに輝くほどの国で、国民が総じて幸せに満ちている国とされています。
フィンランドの幸福度が高い理由は充実した生活インフラや教育システム、保証サービスにあるとされています。必要最低限の生活が守られている国ゆえに国民も幸せを感じやすいということです。それでいて健常者と障害者を差別しない“ノーマライゼーション”が根付いており、ゆったりとしたライフスタイルでありのままに生きられることも日々の幸せに繋がっています。
世界幸福度調査においては国民のGDPの高さや社会支援の多さ、健康寿命の長さや人生選択の自由さ、汚職腐敗の少なさなどほとんどの項目で高く評価されているのが特徴です。
フィンランドでは小さい頃から小さなことに感謝することが幸せに繋がると教わるとのこと。
大切な人と笑って過ごしたり自然の中で飾らずに過ごしたりするのが幸せの秘訣なのかも。
2位.デンマーク
- 幸福度:
デンマークは世界幸福度調査で過去に何度も上位にランクインしている国で、大方の国民が幸せを感じている国と考えられています。
デンマークの幸福度が高い理由は充実した生活インフラや教育システム、保証サービスにあると言われています。北欧特有の“ノーマライゼーション”も浸透していて国民が平等に暮らせる他、税金こそ高いものの医療機関や教育機関が無料で利用できるなど社会福祉の充実も幸福に繋がっている模様です。
世界幸福度調査においても国民のGDPの高さや社会支援の多さ、健康寿命の長さや人生選択の自由さ、汚職腐敗の少なさなどいくつかの項目で高く評価されているのが特徴です。
デンマークは生活の基盤が揃ってることで人々の幸せに繋がってるのかも。
社会福祉で老若男女の格差がない保証制度を確立できているのも要因。
3位.スイス
- 幸福度:
スイスは世界幸福度調査で過去にトップも獲得している国で、国全域に幸せが充満している国です。
スイスの幸福度が高い背景には定着化した運動習慣や高度化した体調管理、安定化した政治経済があるとされます。現地の人々は日頃から運動を意識しており、常に体調も完璧、政治も堅実です。行政に対する信用も厚く、体を解き放てる壮大な自然もこの国の幸福を支えています。
世界幸福度調査でも国民のGDPの高さや社会支援の多さ、健康寿命の長さや人生選択の自由さ、汚職腐敗の少なさなど多数の項目で評価を集めている国です。
スイスは「幸せでありたい」と願う国柄が幸福度の基盤となってそう。
シンプルな日常の中で幸せを見つけることが重要なのかもしれない。
4位.アイスランド
- 幸福度:
アイスランドも世界幸福度調査で過去に何度も上位にランクインしている国で、大半の国民が幸せを感じている国と言われています。
アイスランドの幸福度が高い理由も充実した生活インフラや教育システム、保証サービスにあると考えられています。北欧特有の“ノーマライゼーション”も定着していて国民が平等に暮らせる他、税金こそ高いものの医療機関や教育機関が無料で利用できるなど社会福祉の充実も幸福に繋がっている模様です。物価も高いですが、地元民は温浴施設や娯楽施設が割引されるなど特典もあるとのこと。
世界幸福度調査においても国民のGDPの高さや社会支援の多さ、健康寿命の長さや人生選択の自由さ、他者全体の寛容さなどいくつもの項目で高く評価されているのが特徴です。
アイスランドも生活の土台が整ってることで人々の幸せに繋がってるのかも。
男女平等で正社員非正社員の格差がない雇用制度を確立できているのも要因。
5位.ノルウェー
- 幸福度:
ノルウェーは世界幸福度調査で上位常連の国で、国民が総じて幸せに満ちている国とされています。
ノルウェーの幸福度が高い理由も充実した生活インフラや教育システム、保証サービスにあるとされています。必要最低限の生活が守られている国ゆえに国民も幸せを感じやすいということです。それでいて健常者と障害者を差別しない“ノーマライゼーション”の他、自然に寄り添ってありのままの姿で生活することを意味するフリルフスリフを尊重しているのも日々の幸せに繋がっています。
世界幸福度調査においては国民のGDPの高さや社会支援の多さ、健康寿命の長さや人生選択の自由さ、汚職腐敗の少なさなどほとんどの項目で高く評価されているのが特徴です。
ノルウェーではマルカという森林地帯で過ごす習慣も幸せに貢献しているとか。
自然に囲まれてリラックスしたりキャンプしたりできるのが幸せにとって必要不可欠なのかも。
6位.オランダ
- 幸福度:
オランダはワイフワークバランスに長けている国で、仕事とプライベートの両立ができる国とされています。
オランダは労働時間と休憩時間が明確で、国民の休日出勤や違法残業が生まれないようパートタイムを導入しているのが特徴です。他者の勤務を補うフレキシブルな環境で上司・部下や先輩・後輩に関係なく支え合う風土だからこそ、自分の裁量で働ける社会が実現しています。家族との時間も作りやすく土日祝日は友達と過ごす安堵に富んだ生活を実現しており、頑張りすぎない枠組みが日常の光景となっています。
それでいて年間平均労働時間が最も短い国の1つでもあり、その政治は諸外国が参考にするほどです。むしろ「世界一働かない国」と称されながらも仕事を分け合って余暇を楽しむ……絶妙なワークシェアリングによって幸福を実現している国と言えるでしょう。
オランダのようにフリーターだとか気にせずに働ける“本物の対等な世界”ほど幸せを実感しやすいんじゃないかな。
私生活に時間を割けるから殺伐としないし他者も攻撃しない……それが幸せの絶対条件なのかも。
7位.スウェーデン
- 幸福度:
スウェーデンも世界幸福度調査で上位常連の国で、国民が総じて幸せに満ちている国とされています。
スウェーデンの幸福度が高い理由も充実した生活インフラや教育システム、保証サービスにあるとされています。必要最低限の生活が守られている国ゆえに国民も幸せを感じやすいということです。それでいて健常者と障害者を差別しない“ノーマライゼーション”の他、事実婚(婚外子を含む)であっても両親に親権が与えられることを意味するサンボが認可されているのも日々の幸せに繋がっています。
世界幸福度調査においては国民のGDPの高さや社会支援の多さ、健康寿命の長さや人生選択の自由さ、汚職腐敗の少なさなどほとんどの項目で高く評価されているのが特徴です。
スウェーデンではダイバーシティという多様性を認める慣習も幸せに貢献しているとか。
男女を問わず専業主婦(主夫)になったりビジネスマン(キャリアウーマン)になったりできるのが幸せにとって必要不可欠なのかも。
8位.ニュージーランド
- 幸福度:
ニュージーランドは幸せな国常連の北欧諸国の中、唯一オセアニアからランクインしている国です。
現地では幸福度を向上させる政策を強化しており、世界初となる「幸福予算」を国家予算に組み込むと発表しています。これは国民の幸福を実現するための予算とされ、家庭が抱える問題を解決するための予算とされています。具体的には心身の疾患や子供の貧困、夫婦のDVなど……幸せを阻害する要因を排除する政策が掲げられているのです。
さらに国民の教養が幸福に繋がるということで、個性を尊重して見守るという姿勢も推奨されています。これにより自分のユニークな特性を活かして自己実現できる社会構造が実現しており、それ自体が幸福度の高さにも影響しています。
まさに既存の概念に縛られない枠組みで幸せを模索する国、それがニュージーランドと言えるでしょう。
ニュージーランドのように個性を個人の能力と捉えて育てる社会であれば、色んな芽が育ちそう。
誰もが自分の得意なことを活かして生きていけるなんて……素敵やん?
9位.オーストリア
- 幸福度:
オーストリアも世界幸福度調査で過去に上位にも選出されている国で、国全体に幸せが遍満している国です。
オーストリアの幸福度が高い背景にも定着化した運動習慣や高度化した体調管理、安定化した政治経済があるとされます。現地の人々は普段から運動を意識しており、常に体調も万全、政治も健全です。行政に対する信頼も深く、心を奮い立たせる歴史や文化もこの国の幸福を支えています。
世界幸福度調査でも国民のGDPの高さや社会支援の多さ、健康寿命の長さや人生選択の自由さ、汚職腐敗の少なさなど複数の項目で評価を集めている国です。
オーストリアは偉人を輩出している国柄も幸福度の基盤となってそう。
プレーンな日常の中で幸せを見つけることも大切なのかもしれない。
10位.ルクセンブルク
- 幸福度:
ルクセンブルクは一大金融センターとして知られる国でありながら、成金とはかけ離れたみんなに優しい国とされています。
ルクセンブルクは高級住宅も高級車も皆無で、国民の格差が浮き彫りにならないよう工夫されているのが特徴です。他者を平等に扱うイクオリティな環境でジェンダーやジェネレーションに関係なく認め合う風土だからこそ、自分らしく生きられる社会が実現しています。小国でありながらも金融で豊かな生活を実現しており、着飾らない街並みが日常の風景となっています。
それでいて国内総生産が最も高い国の1つでもあり、その経済は諸外国が参考にするほどです。むしろ「世界一稼げる国」と称されながらも格差をなくして秩序を守る……絶妙なマネー戦略によって幸福を実現している国と言えるでしょう。
ルクセンブルクのように他人と比べることのない“本物の平等な世界”ほど幸せを実感しやすいんじゃないかな。
衣食住満ち足りてるから着飾らないし他者とも比較しない……それが幸せの必須条件なのかも。
3.その他の幸福な国
最後にその他の幸福な国をピックアップします。
その他の国は国民の幸福度が一定基準を上回っているかどうかを含めて判断しています。
- ウズベキスタン
- カザフスタン
- シンガポール
- タイ
- 台湾
- ブータン
アジアではウズベキスタンやカザフスタン、シンガポール、タイ、台湾、ブータンが幸福度の高い国とされます。タイやブータンは「幸せの国」とされ、国民の生活満足度が総じて高いです。
- オーストラリア
オセアニアではオーストラリアが幸福度の高い国とされます。オーストラリアも国民の生活満足度が総じて高いです。
- アメリカ
- カナダ
北米ではアメリカやカナダが幸福な国とされます。欧米列強はGDPをはじめ社会支援や健康寿命、人生選択などの項目において高水準の国と考えられています。それが幸福度の高さに繋がっているそうです。
- ウルグアイ
- エルサルバドル
- グアテマラ
- コスタリカ
- コロンビア
- チリ
- トリニダードトバゴ
- ニカラグア
- パナマ
- ブラジル
- メキシコ
中南米ではメキシコやブラジルなどが幸せな国とされ、情勢が不安定な地域を抱えながらも国民は幸せだと思っているという不思議な結果となっています。イメージとは裏腹に寛容さや気前の良さ、腐敗認識などにおいても高評価です。
- アイルランド
- イギリス
- イタリア
- コソボ
- スペイン
- スロバキア
- スロベニア
- チェコ
- ドイツ
- フランス
- ベルギー
- ポーランド
- マルタ
- リトアニア
- ルーマニア
ヨーロッパではイギリスやイタリア、スペインやフランスなどが幸福な国とされます。欧米列強はGDPをはじめ社会支援や健康寿命、人生選択などの項目において高水準の国と言われています。それが幸福度の高さに繋がっているようです。
- アラブ
- イスラエル
- キプロス
- クウェート
- サウジアラビア
- バーレーン
中東ではアラブやイスラエル、キプロス、クウェート、サウジアラビア、バーレーンが幸福度の高い国とされます。アラブやバーレーンは「余裕のある国」とされ、国民の生活満足度が総じて高いです。
- モーリシャス
アフリカではモーリシャスが幸せな国とされ、情勢が不安定な地域を抱えながらも国民は幸せだと感じているという不思議な結果となっています。イメージとは真逆で寛容さや気前の良さ、腐敗認識などにおいても高評価です。
必ずしも「発展=幸福」とは限らない。世界幸福度報告書を見ても幸せの形は国によって全然異なるみたい。
確かなことはただ1つ……幸せかどうかは本人次第ってことさ!
4.まとめ
今回は世界の幸福な国ランキング、幸福度が高い理由と特徴から見る幸せな海外旅行先をまとめました。
幸福度の高さではフィンランドやデンマークやスイスなどが抜きん出ており、アイスランドやノルウェーをはじめオランダやスウェーデン、ニュージーランドやオーストリア、ルクセンブルクなども幸福度が高いです。幸せに関する指標においてはヨーロッパやオセアニアの国々が他国と比べて幸福とされています。
幸せな国は歩いているだけで嬉しい気分になります。せっかく海外旅行に行くのなら幸せを肌で感じられる国を選んでみてはいかがでしょうか……きっと出会う人の数だけ「幸せの形」が覗けるはずです。