海外旅行でパスポートをなくしたら……考えるだけでゾッとします。旅券をなくすと予約・出入国・ビザ申請・身分証明ができなくなるなど、何かと大変です。一度なくすと再発行までに1週間~2週間かかるからこそ、紛失させないよう工夫が必要となるでしょう。
今回は海外旅行でパスポートをなくしたらどうなるかを解説します。併せて紛失の対処方法と予防対策も説明します。ここではなくしやすい場面や再発行までの日数もまとめるので、海外旅行の準備にお役立てください。
パスポートは絶対になくさないようにしたい!
この記事では「海外旅行でパスポートをなくしたらどうなるか」「紛失の対処方法と予防対策」をまとめるよ!
1.海外旅行でパスポートをなくしたらどうなる?
まずは海外旅行でパスポートをなくしたらどうなるかを見ていきましょう。
- 予約ができなくなる
- 出入国ができなくなる
- ビザ申請ができなくなる
- 身分証明ができなくなる
パスポートをなくしたら、主に外国への渡航に関する4つのことができなくなります。1つ目が予約、2つ目が出入国、3つ目がビザ申請、そして4つ目が身分証明です。
パスポートをなくすと本来できることができなくなるため、なくさないよう厳重に保管してください。旅券は飛行機やホテルのチェックイン時、トラベラーズチェックの使用時に提示を求められることもあるので、肌身離さず携行しましょう。
特定の施設に出入りする際にパスポートの提示を求められることもあり、提示できないと不審人物として当局に拘束される可能性も否めません。
パスポートをなくしたら出入国・ビザ申請・身分証明ができなくなる!
飛行機やホテルのチェックイン、トラベラーズチェックの使用にも影響が出るからなくしちゃダメ!
2.パスポートをなくしやすい場面
次にパスポートをなくしやすい場面を見ていきましょう。
2-1.日本(国内)でなくしやすい状況
- 状況.1:国内の空港で出し入れした際
- 状況.2:ゴミの整理をしていた際
- 状況.3:収納から久々に出した際
- 状況.4:引っ越しを行った際
日本では、国内の空港で出し入れした際にパスポートをなくす人が一定数います。国内の空港では飛行機のチェックインの際にパスポートの提示が必要で、返却後になくしてしまう人が珍しくありません。
また、自宅でゴミの整理をしていた際や収納から久々に出した際になくす人もいます。ゴミと一緒に捨ててしまったり、収納した場所がわからなくなってしまったり……定期的に出し入れしないがゆえに、うっかりなくしてしまいがちです。
人によっては引っ越しを行った際になくす人もいるからこそ、旅券の管理には十分ご注意ください。
2-2.外国(海外)でなくしやすい状況
- 状況.1:海外の空港で出し入れした時
- 状況.2:カバンにしまい忘れた時
- 状況.3:現地で荷物を落とした時
- 状況.4:盗難に遭った時
外国でも、海外の空港で出し入れした時にパスポートをなくす人が一定数います。海外の空港でも飛行機のチェックインの時にパスポートの提示が必要で、返却後になくしてしまう人が珍しくありません。
また、カバンにしまい忘れた時や現地で荷物を落とした時になくす人もいます。カバンに入れずに置いてしまったり、現地で財布もろとも消えてしまったり……頻繁に出し入れするがゆえに、ついなくしてしまいがちです。
人によっては盗難に遭った時になくす人もいるからこそ、旅券の管理には十分注意しましょう。
日本でも外国でもなくすことがある!
国内でも海外でも適切に管理することが重要!
3.パスポート紛失の対処方法
次にパスポート紛失の対処方法を見ていきましょう。
3-1.日本(国内)でなくした場合
- 手順.1:管轄のパスポートセンターに行く
- 手順.2:窓口で紛失一般旅券等届出書を提出する
- 手順.3:窓口でパスポート失効手続きを行う
- 手順.4:パスポートの再発行を申請する
日本でパスポートをなくしたら、管轄のパスポートセンターに相談してください。
管轄のパスポートセンターの窓口で紛失一般旅券等届出書を提出し、パスポート失効手続きを行えば、不正使用されるのを防止できます。
必要に応じてパスポートの再発行を申請すれば、再び旅券を入手できます。
なお、国内で再発行する際は紛失一般旅券等届出書の他に、6か月以内に撮影された顔写真(縦45mm×横35mm)、住民票・本人確認書類などが必要です。
3-2.外国(海外)でなくした場合
- 手順.1:地元の警察署・消防署に行く
- 手順.2:紛失証明書・罹災証明書を発行してもらう
- 手順.3:大使館で紛失一般旅券等届出書を提出する
- 手順.4:大使館でパスポート失効手続きを行う
- 手順.5:渡航書発行か旅券再発行か選択する
外国でパスポートをなくしたら、地元の警察署・消防署に相談しましょう。
地元の警察署・消防署で紛失証明書・罹災証明書を発行してもらい、大使館で紛失一般旅券等届出書を提出し、パスポート失効手続きを行えば、不正使用されるのを防止できます。
必要に応じて「渡航書を発行してもらって一時帰国するか」「旅券を同時に再発行してもらうか」を選べます。
なお、海外で再発行する時は紛失証明書・罹災証明書や紛失一般旅券等届出書の他に、6か月以内に撮影された顔写真(縦45mm×横35mm)、滞在資格・本人確認書類などが必要です。
日本でなくしたら管轄のパスポートセンター、外国でなくしたら地元の警察署・消防署へ!
国内・海外で旅券をなくしたら大使館を頼るのも大切!
4.パスポート紛失の予防対策
次にパスポート紛失の予防対策を見ていきましょう。
- 緊急連絡先を書いておく
- 収納場所を決めておく
- ケースに入れて保管する
- コピーを取って携行する
パスポートをなくさないためには「緊急連絡先を書いておく」「収納場所を決めておく」「ケースに入れて保管する」「コピーを取って携行する」を守ることが鉄則です。どれもなくすリスクを軽減してくれます。
4-1.緊急連絡先を書いておく
パスポートの最後のページには緊急連絡先を記入するページがあるため、あらかじめ緊急連絡先を書いておくと安心です。主な項目は以下の通りとなっています。
- 氏名
- 本人との関係
- 住所
- 電話
以上の情報を書いておけば、拾ってくれた人が連絡してくれるかもしれません。日本で落としても外国で落としても、緊急連絡先さえあれば戻ってくる可能性があるので、必ず書いておいてください。
4-2.収納場所を決めておく
事前に収納場所を決めておくのも安心ではないでしょうか。
パスポートは旅行時にしか持ち歩かないからこそ、一度決めた収納場所でずっと保管することをおすすめします。旅行前はクローゼット・タンス・旅行カバンの中、旅行中はホテルの金庫、旅行後は再び同じ場所に戻すことで紛失するリスクを抑えられるはずです。
4-3.ケースに入れて保管する
パスポートケースに入れて保管するのも、効果的な紛失予防対策の1つです。
ケースに入れて保管しておけば、そうそうなくすことはないでしょう。
4-4.コピーを取って携行する
パスポートコピーを取って携行するのも、有効な紛失予防対策の1つと言えます。
コピーを取って携行しておけば、仮になくしても冷静に対処できるのではないでしょうか。
緊急連絡先を書いたページの写真を撮っておくとより安心!
収納場所は複数ではなく1つに絞るのが鉄則!
5.再発行には何日かかる?
最後に再発行には何日かかるかについてまとめます。
- 最短で1週間前後
- 最長で2週間前後
パスポートを紛失したら再発行が必要となりますが、再発行するには最短で1週間ほど、最長で2週間ほど必要です。
ただし、申請する窓口の混雑具合、年末年始の有無によって日数は変わるため、詳しくはお住まいの地域のパスポートセンターにお問い合わせください。再発行する度に審査が行われるので、数日・即日では受け取れないと覚えておきましょう。
なお、旅券の再発行には一般旅券発給申請書(5年用・10年用)、6か月以内に撮影された顔写真(縦45mm×横35mm)、6か月以内に発行された戸籍謄本が必要です。詳しくは外務省のホームページからご覧いただけます。
再発行には最短で1週間、最長で2週間がかかる!
手続きに半月かかると考えると、絶対無くしたくないよね!
6.まとめ
今回は海外旅行でパスポートをなくしたらどうなるか、紛失の対処方法と予防対策をまとめました。
海外旅行でパスポートをなくしたらどうなるかは状況によって変わりますが、主に予約・出入国・ビザ申請・身分証明の4つのことができなくなります。日本でなくしても外国でなくしても旅に影響が出るため、なくした際の対処法については知っておきたいです。
旅券をなくすことはそうそうありませんが、紛失時の対処法についてだけでも知っておくと安心なので、ぜひ当記事を参考にしつつ、いざという時に備えておいてください。