海外旅行でパスポートを忘れたら……考えるだけでゾッとします。旅券を忘れるとチェックイン・出入国審査・身分証明ができなくなるなど、何かと厄介です。一度忘れると取りに戻るまでに数十分~数時間かかるからこそ、失念しないよう工夫が必要となるでしょう。
今回は海外旅行でパスポートを忘れたらどうなるかを解説します。併せて失念の対処方法と予防対策も説明します。ここでは忘れやすい場面や取りに戻るまでの分数もまとめるので、海外旅行の準備にお役立てください。
パスポートは絶対に忘れないようにしたい!
この記事では「海外旅行でパスポートを忘れたらどうなるか」「失念の対処方法と予防対策」をまとめるよ!
1.海外旅行でパスポートを忘れたらどうなる?
まずは海外旅行でパスポートを忘れたらどうなるかを見ていきましょう。
- チェックインができなくなる
- 出入国審査ができなくなる
- 身分証明ができなくなる
パスポートを忘れたら、主に外国への渡航に関する3つのことができなくなります。1つ目がチェックイン、2つ目が出入国審査、そして3つ目が身分証明です。
パスポートを忘れると飛行機のチェックインや出入国審査など本来できることができなくなるため、忘れないよう何度も確認してください。旅券はアルコールの注文時、クラブの入場時などで提示を求められることもあるので、肌身離さず携帯しましょう。
特定の施設に出入りする際にパスポートの提示を求められることもあり、提示できないと不審人物として当局に拘束される可能性も否めません。
パスポートを忘れたらチェックイン・出入国審査・身分証明ができなくなる!
アルコールの注文、クラブの入場にも影響が出るから忘れちゃダメ!
2.パスポートを忘れやすい場面
次にパスポートを忘れやすい場面を見ていきましょう。
2-1.日本(国内)で忘れやすい状況
- 状況.1:自宅で出し入れした際
- 状況.2:準備に手間取っていた際
- 状況.3:遅刻で焦っていた際
日本では、自宅で出し入れした際にパスポートを忘れる人が一定数います。自宅で忘れ物がないか確認した際に、パスポートを玄関などに置き忘れてしまう人が珍しくありません。
慣れない海外旅行では行きの準備に手間取ったり、遅刻で焦っていたりとパスポートを忘れがちな状況が重なりやすいため、出国日の前日もしくは前々日には荷物をまとめておくと安心でしょう。
2-2.外国(海外)で忘れやすい状況
- 状況.1:ホテルで出し入れした時
- 状況.2:用意でドタバタしていた時
- 状況.3:旅行で疲れていた時
外国でも、ホテルで出し入れした時にパスポートを忘れる人が一定数います。ホテルで忘れ物がないかチェックした時に、パスポートを部屋などに置き忘れてしまう人が珍しくありません。
慣れない海外旅行では帰りの用意でドタバタしていたり、旅行で疲れていたりとパスポートを忘れがちな状況が続きやすいので、帰国日の前日もしくは前々日には荷物をまとめておくと安心ではないでしょうか。
日本でも外国でも忘れることがある!
国内でも海外でも適切に管理することが重要!
3.パスポート失念の対処方法
次にパスポート失念の対処方法を見ていきましょう。
3-1.日本(国内)で忘れた場合
- 方法.1:今一度確認する
- 方法.2:自宅に取りに戻る
- 方法.3:誰かに持ってきてもらう
- 方法.4:航空会社に相談する
日本でパスポートが見当たらないと「まずい……自宅に忘れたかも……」と一瞬で青ざめてしまうものですが、案外荷物の隅っこに落ちていることがあるため、今一度確認してください。
何度探しても見つからない場合は自宅に忘れてきた可能性があるので、間に合いそうであれば取りに戻りましょう。もし両親や祖父母、友達など誰かに持ってきてもらえそうなら、すぐに現状を伝えるのがおすすめです。往復より片道の方が半分の時間で済み、行きの飛行機に間に合う可能性がアップします。
間に合うかどうかわからない状況であれば、とりあえず航空会社に相談します。航空会社によってはセキュリティチェックを先に通過させてくれたり、予約を変更してくれたりと可能な限りの手を尽くしてくれるはずです。状況によっては航空券の買い直しや払い戻し、振替にも対応してくれるでしょう。
3-2.外国(海外)で忘れた場合
- 方法.1:再度確認する
- 方法.2:ホテルに取りに戻る
- 方法.3:誰かに助けを求める
- 方法.4:旅行会社に相談する
外国でパスポートが見当たらないと「やばい……ホテルに忘れたかも……」と瞬時に血の気が引いてしまうものですが、結構荷物の端っこに隠れていることがあるため、再度確認しましょう。
何度探しても見つからない場合はホテルに忘れてきた可能性があるので、間に合いそうであれば取りに戻ってください。もしガイドやコンシェルジュ、スタッフなど誰かに助けを求められそうなら、すぐに連絡を取るのがおすすめです。現地のことは現地の人に任せた方が、帰りの飛行機に間に合う可能性もアップします。
間に合うかどうかわからない状況であれば、とりあえず旅行会社に相談します。旅行会社によってはカウンターでサポートしてくれたり、フライトをキャンセルしてくれたりとできる限りの手を尽くしてくれるはずです。状況によっては航空券の買い直しや払い戻し、振替にも対応してくれるのではないでしょうか。
日本で忘れたら航空会社、外国で忘れたら旅行会社へ!
国内・海外で旅券を忘れたら大使館を頼るのも大切!
4.パスポート失念の予防対策
次にパスポート失念の予防対策を見ていきましょう。
- 改めて荷物を一度確認する
- 時間に余裕を持って行動する
- チェックリストを作成する
- リマインダーを設定する
パスポートを忘れないためには「改めて荷物を一度確認する」「時間に余裕を持って行動する」「チェックリストを作成する」「リマインダーを設定する」を守るのが鉄則です。どれも忘れるリスクを軽減できます。
4-1.改めて荷物を一度確認する
パスポート忘れを防ぐ最もシンプルな方法が、改めて荷物を一度確認するというものです。自宅出発前・当日・ホテル到着後と節目節目でパスポートがあるかを確認します。
何度も出し入れすると逆に忘れるリスクがあるものの、入れたと勘違いしたまま家を出てしまうのが一番怖いため、3回はご確認ください。現地でも何気なくパスポートを置いたまま放置してしまうことがあるので、必ず手元で保管するようにしましょう。
4-2.時間に余裕を持って行動する
パスポートを忘れてもすぐ取りに戻れるよう、時間に余裕を持って行動することも欠かせません。
ギリギリの時間で空港に到着するよう自宅を出発する人も珍しくありませんが、時間ギリギリで行動するとトラブルに即対応できません。事故が起こったり渋滞に巻き込まれたりと何らかのアクシデントやハプニングが発生しないとも限らないからこそ、予定より30分~1時間ほど巻きで動くのが賢明でしょう。
4-3.チェックリストを作成する
パスポートをどうしても忘れそうな人は、チェックリストを作成してみてください。
作成したリストに必要なものを参考にしながらすべての荷物を詰め込んだら、最終確認としてチェックしていきます。チェックリストには「□」の項目を設定し、ペンなどで手書きのマークを書き込むようにするとパスポート忘れを防げるはずです。
4-4.リマインダーを設定する
よりパスポートを忘れそうな人は、リマインダーを設定してみましょう。
「パスポートを持ったか確認する」とデバイスなどで通知しておくようにするだけで、うっかり忘れるのを防げるはずです。カレンダー機能やメモ機能でリマインドすれば、当日どれほど忙しくても気づけます。
チェックリストは印刷したコピーを持っておくとより安心!
リマインダーは1回ではなく複数回にするのが鉄則!
5.取りに戻るには何分かかる?
最後に取りに戻るには何分かかるかについてまとめます。
- 最短で数十分前後
- 最長で数時間前後
パスポートを失念したら取りに戻ることが必要となりますが、取りに戻るには最短で数十分ほど、最長で数時間ほど必要です。
通過する道路の交通渋滞、混雑具合の状況によって分数は変わるため、詳しくはお住まいの地域から空港までの距離をご計算ください。取りに戻るチャンスは一度切りなので、何かあれば間に合わないことを覚悟しておきましょう。
なお、旅券を取りに戻るには電車、バス、タクシー、レンタカーが必要となります。詳しくは公共交通機関のホームページで確認しておくと安心です。
取りに戻るには最短で数十分、最長で数時間かかる!
予定が狂うと考えると、絶対忘れたくないよね!
6.まとめ
今回は海外旅行でパスポートを忘れたらどうなるか、失念の対処方法と予防対策をまとめました。
海外旅行でパスポートを忘れたらどうなるかは状況によって変わりますが、主にチェックイン・出入国審査・身分証明の3つのことができなくなります。日本で忘れても外国で忘れても旅に影響が出るため、忘れた際の対処法については知っておきたいです。
旅券を忘れることはそうそうありませんが、失念時の対処法についてだけでも知っておくと安心なので、ぜひ当記事を参考にしつつ、いざという時に備えておいてください。