【海外旅行】食事の割り勘は日本だけの文化?割り勘文化が根付いている理由

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海外旅行で食事の割り勘をするのは日本だけの文化とされています。相手との関係性によっては外国でも普通に割り勘にしますが、海外は国内と比べてあまり割り勘が浸透していない印象です。では、なぜ日本は外国と比べて割り勘が根付いているのでしょうか。

今回は海外旅行の食事の割り勘は日本だけの文化なのかを解説します。併せて割り勘文化が根付いている理由も説明します。加えて外国での割り勘の注意点もまとめるので、海外旅行の飲食にお役立てください。

はるまる

日本ではみんなで均等に負担するのが当たり前だけど、外国では別?

ぴちどん

この記事では「海外旅行の食事の割り勘は日本だけの文化なのか」「割り勘文化が根付いている理由」をまとめるよ!

目次

1.海外旅行の食事の割り勘は日本だけの文化?

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まずは海外旅行の食事の割り勘は日本だけの文化かを見ていきましょう。

食事を割り勘する文化は日本だけと言われています。管理人も外国を数十各国と旅していますが、割り勘している人はあまり見かけたことがありません。会計を分けるという行為自体が、あまり行われない印象です。

しかし、割り勘するかどうかは相手との関係性によって変わります。

例えば、恋人との食事は全額負担するものの、友人との食事は割り勘するという人も多いはずです。

上司だったら奢ってくれることもありますし、部下だったら逆に払うことも少なくありません。同僚との食事は自分自身で出すのが当たり前の国も珍しくありません。結局のところ、割り勘するかどうかは日本特有の文化というより同行者との関係性によって変わってくるでしょう。

ただし、日本人の割り勘に関するアンケートでは「割り勘」を選ぶ人が半数もしくは多数で、むしろ「奢って当たり前」「払ってもらって当たり前」と考えている人は男女ともに少数という結果でした。内閣府のデータでも「相手が全額負担すべき」と回答した人は全体の約2割程度にとどまるなど、やはり日本は外国に比べて割り勘する人が一定数いると言えそうです。

未だに「男性が負担すべき」と考えている女性もいますが、男女平等社会では通用しなくなりつつあるのかもしれません。逆に「女性が負担すべき」などと男性が口にしようものなら炎上は避けられない……要するに、男性も女性も同じ割合で負担するのがベターと言えます。

むしろ、最近は「割り勘じゃないと嫌」という人が複数いるとかいないとか!

はるまる

イベント事など、特別な日はどちらか一方が奢るパターンもあるよね!

ぴちどん

普段の食事は割り勘でも海外旅行の食事はどちらかが払った方がスムーズだから、話し合って決めるのが一番かも!

2.国内で割り勘が浸透している理由

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次に国内で割り勘が浸透している理由を見ていきましょう。

国内で割り勘が浸透している理由
  • 相手に気を遣わせたくないから
  • 貸し借りを作りたくないから
  • 対等な関係でいたいから
  • 揉めたくないから

国内では「相手に気を遣わせたくない」「貸し借りを作りたくない」「対等な関係でいたい」「揉めたくない」など、ある種の国民性から割り勘を選ぶ人が多い傾向にあります。少なくともお金の話は避けたいという性格が関係していそうです。

2-1.相手に気を遣わせたくないから

日本では「相手に気を遣わせたくない」との理由から、奢ってもらう・払ってもらうことに拒否反応を示す人が一定の割合で存在します。確かに、相手に全額負担してもらうのは何となく気が引けるものです。

相手が気を遣っているのはもちろん、自分自身が気を遣ってしまうのも健全な関係とは言えないからこそ「会計は割り勘で」と考える人が珍しくないのかもしれません。

「相手に気を遣わせる=迷惑になる」と考えるのが日本人の性質……なのかも!

2-2.貸し借りを作りたくないから

日本には「貸し借りを作りたくない」との理由から、割り勘にする人が一定数存在します。奢ってもらったり払ってもらったりするのは、相手に対して貸し借りを作るようで嫌という人も珍しくないです。

相手が奢ってくれた場合は「いつか返さなきゃ」と考えてしまいますし、自分自身が払った場合は「どこかで返してくれるのかな」と考えてしまうもの……完全に損得勘定のない関係なら良いですが、大して親しくない間柄なら、割り勘にした方が後腐れなく済ませられるのかもしれません。

「貸し借りを作る=面倒なことになる」と考えるのも日本人の特性……なのかも!

2-3.対等な関係でいたいから

「奢った方が上」だとか「払ってもらった方が下」だとかそういう線引きはありませんが、いつも奢ってもらっている人といつも払っている人とでは、関係性に優劣が出てくるのも時間の問題です。何かトラブルが発生すると今までの積み重ねが瓦解し、関係性に亀裂が入ることもあります。

そういった無意識な上下関係を生み出さないよう、あえて割り勘にしている人も珍しくありません。もしかすると、割り勘は日本の“事なかれ主義”が生んだ偶然の産物なのかもしれません。

2-4.揉めたくないから

お金は揉め事の原因第1位と言っても過言ではありません。お互いの立場が明確で、奢る・払うことに納得している分には構いませんが、どちらかが納得していない場合は後々に問題となることもあるでしょう。

こうしたお金のトラブルを避けるために、割り勘を選んでいるという人もいるのではないでしょうか。

はるまる

相手に気を遣わせたくない、貸し借りを作りたくない、対等な関係でいたい、揉めたくない……全部わかりみが深い!

ぴちどん

中には、下心で奢ったりかっこつけたくて払ったりしてる人もいたりいなかったり!

3.海外で割り勘が浸透しない理由

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次に海外で割り勘が浸透しない理由を見ていきましょう。

海外で割り勘が浸透しない理由
  • 現金払いしかできないから
  • 誘った人がご馳走するから
  • 単にダサいから

海外では「現金払いしかできない」「誘った人がご馳走する」「単にダサい」など、ある種の国民性から割り勘を選ばない人が多い傾向にあります。少なくともケチな人に見られたくないという性格も関係しているようです。

3-1.現金払いしかできないから

外国では「現金払いしかできない」との理由から、割り勘を避ける人が一定の割合で存在します。特に、電子マネーでの会計が主流となりつつある欧米では、わざわざ割り勘にする方が大変という状況もあるわけです。

現地では各々がカードやスマホを出して自分自身の分だけ支払っている光景を見かけるなど割り勘する人もある程度はいますが、割り勘文化はあまり浸透していない状況と言えるでしょう。

後々計算するのが手間だから割り勘が定着しないのかも!

3-2.誘った人がご馳走するから

外国には「誘った人がご馳走する」との理由から、割り勘にしない人が一定数存在します。中でも、自ら誘った方がご馳走することこそ、相手に対する礼儀作法と捉えている人も珍しくないです。

誘っておいて会計は割り勘となると格好がつかないからこそ、必然的に割り勘は選びにくい……結果的に割り勘文化があまり浸透しない状況と言えるでしょう。

いちいち請求するのが面倒だから割り勘が普及しないのかも!

3-3.単にダサいから

一部、単にダサいとの理由で割り勘にしない人もいます。外国には男女格差が残っている国も多く「会計は男性が全額負担するのが常識」という国も少なくありません。「割り勘=恥」との風潮もあり、自らの意思に関係なく全額負担する人も珍しくないです。

いわゆる同調圧力によって割り勘にしたくてもできない人がいるのが現実。中には「たまには女性が全額負担する日があっても良いんじゃない?」との声もありますが、公の場で口にしようものなら迫害される恐れがあるからこそ、なかなか言えないのも現実と言えるでしょう。

はるまる

現金払いしかできない、誘った人がご馳走する、単にダサい……全部わからなくもない!

ぴちどん

中には、無意識で全額負担してる人もいたりいなかったり!

4.外国での割り勘の注意点

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最後に外国での割り勘の注意点についてまとめます。

外国での割り勘の注意点
  • 拒否されることが稀にある
  • 金額を間違わないようにする
  • チップを忘れないようにする

外国で割り勘しようとすると、飲食店によっては拒否されることがあります。国によっては特定の人物が全額負担するのが普通で、割り勘に対応していない店も珍しくありません。

そのため、会計の際は代表者がまとめて支払い、後から人数分をいただくのが確実です。店側も支払いの時にもたもたされると迷惑なので、伝票を受け取ったらスムーズに済ませるのがスマートでしょう。

割り勘に対応している店でも、金額を間違ったりチップを忘れたりすることがあるため、レシートをよく見てからお支払いください。海外旅行は国内旅行とは異なり現地通貨での支払いが必要となるので、慣れない硬貨・紙幣での支払いにも備えておくと良いでしょう。

頭がこんがらがりそうな場合は、クレジットカード決済を選択するのもありかもしれません。

はるまる

別々に支払うなら「We would like separate bills, please.」と伝えよう!

ぴちどん

ダメだったら誰かが代表して支払って、後からみんなに請求する形が揉めなくていいんじゃないかな?

5.まとめ

今回は海外旅行の食事の割り勘は日本だけの文化なのか、割り勘文化が根付いている理由をまとめました。

海外旅行に限らず、食事の割り勘は日本特有の文化と言われていますが、必ずしもそうではありません。欧米でもその他の国でも、普通に割り勘する人はいます。一方、食事する相手が恋人なのか友人なのか、はたまた職場の人なのかによって割り勘するかどうかが変わるため、気を付けておきたいです。

店によっては割り勘に対応していないこともあるので、支払い際には注意が必要となるでしょう。会計を済ませる時は「金額が間違っていないか」「チップを忘れていないか」を確認し、正確に支払えるようにしておくとより安心できるのではないでしょうか。

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