世界には思わず驚愕してしまう面白い現象が存在します。例えば「グリーンフラッシュ」や「ファフロツキーズ」「ムービングロック」など、外国ならではの一風珍しい現象も数知れず。
今回は世界の面白い現象23選を調査しました。ここでは思わず驚愕してしまう海外の珍しい現象一覧も共有いたします。誰かに話したくなる不思議な現象をまとめるので、ぜひ最後まで読み進めてみてください。

「え?ガチ?」と驚くこと間違いなしの現象が満載!



この記事では「面白い現象23選」「思わず驚愕してしまう海外の珍しい現象一覧」をまとめるよ!
1.海外には珍しい現象がいっぱい


海外には珍しい現象がいっぱいあります。
海が緑の光に包まれる「グリーンフラッシュ」に、空から本来落ちてくるはずのないものが落ちてくる「ファフロツキーズ」、さらには陸にあるはずの岩が自ら動き回る「ムービングロック」など……いわゆる怪奇現象や超常現象にも似た自然現象が実在するのです!
他にも地球には想像を絶する興味深い現象が各地で発見されており、科学的に解明・研究されているものからそうでないものまで、色んな現象が存在します。
この記事では、当ブログの管理人が面白いと思った世界の現象についてまとめてみたので、興味がある人はぜひ最後までご覧ください。



どんな現象があるのか気になる!



驚くのがあったらしよう!共有!
2.世界の面白い現象23選


ここからは世界の面白い現象23選をまとめます。
ここでは世界の珍しい現象を地域別に一覧形式で紹介するので、順番にご覧いただけると幸いです。ただし、複数の情報源を参考にしたものの中には真偽不明の現象もあったため、一部信憑性に欠ける変な現象が含まれていることをご了承ください。
生き物に関する現象


- バイオルミネンス
- ミミクリー
バイオルミネンス
バイオルミネンスとは、生物が光を生成して放射する現象を意味します。
発光のメカニズムは、主にルシフェリンと呼ばれる発光基質の酸化をルシフェラーゼと呼ばれる発光酵素が触媒する酵素反応にあるとされ、端的に言えば、動植物が独自に持つ光る能力を指すわけです。
具体的には、チョウチンアンコウの提灯やホタルのお尻などが光るアレのこと!電気が流れているわけでもないのに光るって面白いですよね!
ミミクリー
ミミクリーは、生物が他のものに擬態する現象のこと。
「似せる」「真似る」を意味するミミックという言葉に由来するもので、ゲームや漫画などで知った人もいるかもしれません。ただ、ミミクリーは空想の世界のみならず現実の世界でも見られるもので、獲物を捕らえるためだったり、繁殖のためだったり、捕食者から逃れるためだったり……その目的は多種多様です!
具体的にはカメレオンなどの爬虫類やタコなどの頭足類によく見られるので、一度見てみたい人は動物園や植物園に足を運んでみてはいかがでしょうか?
海に関する現象


- グリーンフラッシュ
- ジュエリーアイス
- セントエルモの火
グリーンフラッシュ
グリーンフラッシュは、太陽が沈む(昇る)直前に一瞬だけ緑の光を放つように見える現象。
大気による太陽光の屈折によって、緑の光だけが目に見える状態になるのが原因とされ、カリブの海賊をテーマにした映画3作目「パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド」でも描かれていました(実際にはあそこまで光ることはありません)。
本来青いはずの海が緑に光る……なんだか幻想的?神秘的?ではないでしょうか?
ジュエリーアイス
ジュエリーアイスは、海岸に透明度抜群の氷が打ち上げられる現象。
日本では北海道の豊頃町などで見られる絶景で、十勝川から流れ出た氷が大津海岸に流れ着く光景が「非常に美しい」と評判を集めています。まさに、写真家をも魅了する自然現象と言えます。
澄み切ったクリアな氷はクリスタルのように輝いており、光を帯びることで宝石のように煌めく……まさに冬季限定で見られる綺麗な現象と言えるでしょう!
セントエルモの火
セントエルモの火とは、電場(電位勾配)によって尖った物体の先端から青白く光を帯びた放電が生じる現象のことです。別名で「檣頭電光」と呼ばれ、物体の先端に蓄積された静電気が一気に放出されるのが原因とされています。
かつては怪奇現象や超常現象の1つとして認識されていたものの、現在では科学的に立証済み。
一部の航空機でも見られる現象です。飛行機の場合は火山灰を含んだ強風に突入することで摩擦が生じ、一気に静電気が放出されることで機体全体が青白い光に包まれるとされています。
空に関する現象


- アーク
- オーロラ
- スーパーセル
- スーパームーン
- ダイヤモンドダスト
- ダーティサンダーストーム
- ファイヤーデビル
- ファフロツキーズ
- ブラッドレイン
- ムーンボウ
- モーニンググローリー
アーク
アークとは、環水平アークや環天頂アークなどで知られる現象のことです。
- 環水平アーク:太陽の真下にできる帯状の虹のこと
- 環天頂アーク:太陽の真上にできる円状の虹のこと
環水平アークは太陽に対して並行になっているのが特徴、環天頂アークは太陽に対して湾曲しているのが特徴で、どちらも気象条件が重ならないと見えない珍しい現象です。
場合によっては、太陽の周りに二重の虹が現れる幻日、太陽の周りに光の輪が現れる日暈など、太陽に関する不思議な現象は数え切れません。
オーロラ
オーロラは誰もが「一度は見てみたい」と夢見る現象で、太陽から放出されたプラズマ粒子が大気中の酸素や窒素と衝突して淡い色合いの光を発生する現象を言います。
色合いは赤・青・緑が主で、たなびくカーテンのように夜空を覆う姿は一見の価値あり……北極や南極で頻繁に観測されますが、アメリカのアラスカやカナダのイエローナイフなどの北米をはじめ、アイスランド・スウェーデン・ノルウェー・フィンランドなどの北欧でも見ることが可能。
大規模な太陽フレアが発生すると北海道でも見られるなど、日本にいながらオーロラを見ることもできるかもしれません!
スーパーセル
スーパーセルは、通常の積乱雲よりも超巨大かつ長寿命の積乱雲が発生する現象のこと。雷や豪雨、竜巻や雹を発生させる非常に危険な現象の一種とされ、不用意に接近すると命の保証はありません。
最大のものとなると10km~100kmを超えるものもあるなど、凶悪な自然現象の1つ。
スーパームーン
スーパームーンは、通常よりも明るく大きく見える満月が発生する現象のこと。1年で最も地球に月が近づく現象ですが、害はありません。
逆に1年で最も地球から月が遠ざかるマイクロムーンでは、通常よりも満月が暗く小さく見えます。ただ、どちらも天文用語ではなく明確な定義も存在しないからこそ、注意が必要です。
ダイヤモンドダスト
ダイヤモンドダストとは、極寒の環境で空気中の水蒸気が凍結してできた氷の結晶に太陽光が反射し、キラキラと光る現象を言います。氷の結晶は非常に細かく0.1mmにも満たないことから別名「細氷」とも呼ばれ、観測するためには以下の条件が必要です。
- 一定の湿度がある
- 雲がなく晴れている
- 風量が限られている
- 氷点下10度以下
以上の条件が揃って初めてダイヤモンドダストが見られるため、必ず見られるわけではありません。ただ、記録的な寒波が到来すると見られる可能性は十分にあるので、もし見てみたい人は防寒着を着用して出かけてみてはいかがでしょうか?笑
ダーティサンダーストーム
ダーティサンダーストームは火山で見られる現象で、噴火に伴う噴煙内に稲妻が発生する現象を意味します。別名で「火山雷」と呼ばれるこれらの現象は、噴火によって放出される火山灰や噴石が衝突したり摩擦したりすることで発生するのが特徴で、ボルケーノライトニングとも呼ばれるものです。
ファイヤーデビル
ファイヤーデビルは上昇気流を起因とする現象で、炎を纏った竜巻が発生する現象を指します。別名で「火炎竜巻」と呼ばれるそれらの現象は、火災で熱せされた地表の空気が上空の低気圧と遭遇し、爆発的に炎を発生させるのが特徴で、ファイヤートルネードやファイヤーホイールとも呼ばれるものです。
ファフロツキーズ
世界中で度々発生しているのが、ファフロツキーズという現象です。ファフロツキーズは本来空から降ってこないはずのものが降ってくる現象で、オカルト業界でも度々怪奇現象や超常現象として扱われています。
ただ、ファフロツキーズはオカルトの類ではなく、サイクロンによって吸い上げられたカエルや魚、トルネードによって巻き上げられたゴミや土砂が降ってくる自然現象と考えられています。現に中南米のホンジュラスでは、ファフロツキーズの現象が何度も確認されているくらいです。
原因は悪戯説・錯覚説・竜巻説・鳥類説・飛行機説などいくつかあり、2009年にはここ日本でもオタマジャクシが降ってきたことがあったほど……まさに「怪雨」とはこのこと!
ブラッドレイン
別名「血の雨」とも呼ばれるのが、ブラッドレインという現象です。ブラッドレインは空から赤く染まった雨が降る現象で、まさに血のような雨が降る様子はオカルトそのものと言えます。
実際に血が混ざるような自然現象ではないものの、赤い雨はちょっと不気味。
原因は海藻に含まれる色素説・大気に含まれる塵埃説・土壌に含まれる鉄分説・花木が出す花粉説などいくつかあり、2001年にはインドでも観測されたとか!
ムーンボウ
ムーンボウとは、月の光によって虹ができる現象とされています。別名で「月虹」と呼ばれ、ハワイでは「ムーンボウを見ると幸運が訪れる」との言い伝えがあります。
さながら“幸せを呼ぶ虹”とでも言いましょうか?
完璧なムーンボウを見るためには霧と満月が必要不可欠とされていますが、滝など常に水しぶきが出ているところでは光の角度によって虹が見られることも!
モーニンググローリー
モーニンググローリーは、ロール状になった巨大な雲が発生する現象。
回転しながら時速60kmの速さで移動する巨大な雲は全長1,000km。空を覆い尽くすには十分なサイズです。見た目はまさに“雲の怪物”……もし見ることができたら、相当レアと言えます。
陸に関する現象


- アイスバブル
- シンギングサンド
- ブルーファイヤー
- フロストフラワー
- ブローホール
- ペニテンテ
- ムービングロック
アイスバブル
アイスバブルは、池や湖の中に湖底から発生したガスが閉じ込められて気泡ができる現象です。
例えば、世界的に知られているカナダのアブラハム湖ではメタンガスが湖底から発生しており、凍った水の中に幾層にも重なった気泡を見ることが可能です。
日本でも凍った湖などで見られる場合がありますが、勝手に侵入するのは危険極まりない行為と言えるでしょう。許可なく立ち入ると事故に遭っても助けを呼べないことがあるからこそ、見に行く場合はガイド付きのツアーに参加するのが良いのではないでしょうか。
シンギングサンド
シンギングサンドは、砂がキュッと音を立てる現象を言います。
砂漠などで発生しやすく、別名では「歌う砂」や「鳴き砂」と呼ばれています。硬くて丸みを帯びている石英などがある浜辺では、靴で歩くだけでキュッキュッという音がするため、ただ目で眺めるだけでなく全身で楽しめる自然現象です。
ただ、石英の砂粒に不純物が混ざっていると音は鳴らないので、注意が必要です。
ブルーファイヤー
ブルーファイヤーは、インドネシアのイジェン火山で見られる現象。
インドネシアの景勝地となっているイジェン火山では、火口から噴出する硫黄ガスが燃焼する際に発生する青い炎で知られ、世界的にも珍しい自然現象が見られます。ただ、硫黄ガスの燃焼時に見られる青い炎は有毒。呼吸困難や窒息を引き起こす可能性のある二酸化硫黄や硫化水素には、十分注意が必要です。
フロストフラワー
フロストフラワーは、凍った池や湖の表面に水蒸気が凝結して結晶ができる現象と言えます。
まるで水面に白い花が咲いているように見えることから、別名で「霜の花」や「雪の花」と呼ばれます。水蒸気が凍って徐々に結晶として成長していく姿は、生き物さながら。ものによってはバラのようになったり羽根のようになったりと見た目は千差万別です。
北海道だと、阿寒湖などで見られます。
ブローホール
ブローホールとは、岩盤にできた穴や亀裂に波が入り込んで一斉に噴き出す現象を意味します。いわゆる潮吹き穴のことで、世界各地の沿岸地域で見ることが可能です。
ペニテンテ
ペニテンテは、雪山などで剣や塔のように尖った氷が発生する現象です。例えるなら“純白の剣山”とでも言いましょうか。とにもかくにも、雪山全体を覆う姿が圧巻とされます。
太陽によって溶けた氷が再び冷やされることで先端が尖っていき、最終的には剣山のような見た目になる。いわゆる樹氷の1つで、日本だと蔵王などでも見ることが可能!
ムービングロック
アメリカで長年解明・研究が進められてきた自然現象、それがムービングロックです。
文字通り、ムービングロックは石がひとりでに動く自然現象で、直径15cm~45cmもあるような石が完全に水平な平原を移動する現象とされています。
謎に包まれた場所として一時期オカルト業界でも取り上げられたこの場所は、1940年代から科学者たちを悩ませてきた場所。ただ、2013年~2014年にかけて、なぜ石がひとりでに動いているのかが判明。原因はシンプル、「凍結した雨水と微風によるもの」と結論付けられました。
要するにデスバレーに雨が降って凍り、溶けた氷の上を風に押された石が移動していただけ!
それでもムービングロックが見られるのは世界でもここだけと考えると、興味深いと言わざるを得ません。



個人的には「グリーンフラッシュ」「ファフロツキーズ」「ムービングロック」が面白かった!



海外には他にも珍しい現象があるから、気になる人はぜひ調べてみて!
3.まとめ
今回は世界の面白い現象23選、思わず驚愕してしまう海外の珍しい現象一覧をまとめました。
世界には「グリーンフラッシュ」や「ファフロツキーズ」「ムービングロック」など、思わず吹き出してしまう面白い現象がたくさんあります。中には発生に至った経緯・出所が不明なものもいくつかありますが、つい誰かに教えたくなる現象もあるはずです。
日常生活では役に立たないものの知っておくだけで勉強になる……他にも国によってはほとんど知られていない現象もあるので、気になる方は個人的にも調べてみてください!