海外旅行では現地の食べ物や飲み物が楽しみの1つですが、海外の食事が口に合わないことも珍しくありません。外国の料理は日本人向けに味付けしているわけではないため、むしろ口に合わないのが普通……ゆえに対処法を知っておくことが快適に旅をするための秘訣です。
今回は海外旅行の食事が口に合わない原因を解説します。併せて料理が口に合わない状況への対処法も説明します。加えて食べ物以外の飲み物の注意点もまとめるので、海外旅行の飲食にお役立てください。

予防対策さえ知っておけば、ゲテモノグルメにも備えられる!



この記事では「海外旅行の食事が口に合わない原因」「料理が口に合わない状況への対処法」をまとめるよ!
1.海外旅行でよくある食事・料理が口に合わない問題


まずは海外旅行でよくある食事・料理が口に合わない問題を見ていきましょう。
海外旅行では訪れる国ならではのグルメに期待している人も多いです。管理人も未知のグルメに果敢に挑戦しては、失敗や成功を繰り返しています。たまに大博打を打ってお腹を壊すことも少なくないですが、大抵は美味しくいただけるのではないでしょうか。
ただ、世界でも美食の国として知られる日本出身の人の中には、海外の食事がどうにも合わず、外国の料理で体調を崩してしまうことも珍しくありません。
こればかりは旅の洗礼として笑い話で済めば良いものの、せっかくの思い出が台無しになることもあります。そこはせっかくの海外旅行だからこそ、口に合わない食べ物・飲み物は避けたいところです。管理人もオーストラリアでいただいたカンガルー肉やワニ肉に当たったり、エジプトでいただいた謎の魚でお腹を壊したりと……色んな経験をしてきました!笑
今となっては笑い話ですが、当時は冷や汗もの。だからこそ、未知のグルメに対する対処法を知っておく必要があるでしょう。



胃袋に入るものだからこそ、慎重に選ばないと危ないかも!



体調と相談しつつ万全の心構えで挑もう!
2.海外の食事が口に合わないと言われる原因


次に海外の食事が口に合わないと言われる原因を見ていきましょう。
- 食材によるもの
- 体質によるもの
- 調理によるもの
- 保管によるもの
- 味覚によるもの
口に合うかどうかは「人による」というのが結論ですが、食材・体質・調理・保管・味覚が原因となることもあるからこそ、各々の原因については知っておきたいです。ここでは、口に合わないとされる原因についてまとめます。
2-1.食材によるもの
国によっては、新鮮な食材が常に安定して手に入るわけではありません。肉も魚も野菜も新鮮であれば調理次第で激うまグルメに化けるわけですが、食材自体が古くなっていれば味も落ちてしまいます。
欧米の大都市など食材調達の手段が豊富な国は安心でも、僻地にある田舎町では食材調達するだけでも一苦労。結果として食材が傷み、口に合わない原因となりやすいです。
2-2.体質によるもの
アレルギーなどは仕方ありませんが、体質によって「美味しい」「不味い」の感じ方が変わってくることもあります。単に甘いものが好きな人や辛いものが好きな人がいれば、逆に酸っぱいものが嫌いな人や苦いものが嫌いな人もいるなど、体質は千差万別です。
旅行当日の体調によっても変わってくるため、注意が必要となるでしょう。調子が良ければ何を食べても体調を崩すことはありませんが、調子が悪ければ何を食べても体調を崩してしまいます。体調は時に味覚を超越するので、万全の状態に整えておきたいです。
2-3.調理によるもの
調理の仕方はコックによって千差万別です。ほとんどのシェフは現地人の口に合うようレシピを考えるからこそ、むしろ日本人の口に合わないのが自然と言えるでしょう。
日本だけでも関東風や関西風があるように、外国も地域ごとに味付けが変わります。例えば、世界三大料理の中華料理・トルコ料理・フランス料理を見ても、味付けから盛り付けまでまるで別物。だからこそ、むしろ口に合わないのが普通と言えるでしょう!
2-4.保管によるもの
飲食店によっては、食べ物・飲み物を保管している環境が劣悪なこともあるでしょう。さすがに腐ったものを出されることはほぼないものの、「傷んでいても火を通せば大丈夫さ」という謎の鈍感さで片付けてしまう飲食店もあるかもしれません。
日本で飲食店をやるためには「食品衛生責任者」と「防火管理者」という2つの資格が必要となりますが、国によっては食品の衛生面が適当なところもあります。ゆえに、粗雑な管理によって食品本来の風味が損なわれることも珍しくないわけです。
2-5.味覚によるもの
味覚もまた人によって千差万別です。管理人のように生粋の子供舌を持つ大人はお子様ランチで十分かもしれませんが、舌の肥えたセレブにとってはB級グルメなど食べられたものではないかもしれません。あんなにうまいジャンクフードだって、人によって評価が分かれます。
味覚は人によって違うため、「美味しい」と思う人もいれば「不味い」と思う人もいるのが世の常。度々炎上する格付け番組やジャッジ企画のように、“答えのない議論”と言えるでしょう。人の数だけ味覚があるので、口に合わないのが当然なのかもしれません。



個人的には体質や味覚の影響が大きいかも!



食材や調理、保管による影響も小さくないから、訪れる国の衛生面についても調べておきたいよね!
3.外国の料理が口に合わない場合の対処法


次に外国の料理が口に合わない場合の対処法を見ていきましょう。
「口に合わなかったらどうしよう」と怯えている人は、ある程度備えておくと安心です。ここでは、事前にできる予防対策と現地での対処方法についてまとめます。
3-1.事前にできる予防対策
- 現地のグルメに慣れておく
- 情報収集しておく
- 食品を持ち込む
- 調味料を持ち込む
事前にできる予防対策としては、現地のグルメに慣れておくのが良いでしょう。
タイに行くならタイ料理店、モロッコに行くならモロッコ料理店という具合に日本で海外の食事に慣れておくと安心です。予行演習ではないですが、外国の料理に慣れておけば気持ち的にも楽と言えます。併せて、人気の飲食店や有名な飲食店を調べておくとより確実でしょう。
他には食品や調味料を持ち込むのも効果的です。世界には飲食物の持ち込みに厳しい国がある一方、インスタント食品やレトルト食品の持ち込みが認められている国もあります。馴染みのあるカップラーメンを持ち込むだけでも、安心感が変わってきます。砂糖・塩・醤油・酢・味噌など、味変用に持ち込むのもありです。
3-2.現地での対処方法
- 味の好みを細かく伝える
- コンビニ・スーパーで買う
- チェーン店で食べる
- 馴染みのものを食べる
- 生ものは避ける
- 屋台を避ける
現地での対処方法としては、味の好みを細かく伝えるのが良いでしょう。
「シュガーは多めで」「ソルトは少なめで」というように味の好みを細かく伝えることで、薄すぎたり濃すぎたりするのを避けられます。アレルギーがある人や苦手なものがある人は、英語での伝え方を調べておくとより安全です。
口に合いそうなものがない場合はコンビニ・スーパーでお惣菜を買ったり、チェーン店で食べたりするのがおすすめ。ピザハットやマクドナルドはもちろん、外国展開している日本料理の飲食店に入るのもありです。お寿司やラーメンなど、馴染みのものは比較的危険を回避できます。
ただ、生ものや屋台は避けるのが賢明です。生肉・生魚・生野菜は日本にはいない細菌が付着していたり、腐敗していたりすることがあるからこそ、衛星事情が気になる国では避けるのが無難と言えます。
3-3.断るのもあり
どう見ても傷んでいるものや腐っているものを出された場合は、断るのもありです。
善意でおすすめしてくれる人がいるのは事実ですし、いただいたことのないものを口にするのも旅の醍醐味ですが、気持ち悪くなってしまっては後の祭りと言えます。
もちろん、ただ残す分には失礼に当たりません。



美味しかったグルメと同じくらい不味かったグルメも記憶に残ってるんだけど、やっぱり怖いよね!笑



予防対策と対処方法を徹底すれば、どんなグルメが来たって大丈夫!
4.食べ物以外の飲み物の注意点


最後に食べ物以外の飲み物の注意点についてまとめます。
- 直で提供されるものは避ける
- 常温保存されているものは避ける
- 水道水(氷含む)は避ける
海外旅行では食べ物ばかりに気を取られてしまいがちですが、飲み物にも気を付けたいところ。特に気を付けておきたいのが、直で提供されるもの・常温保存されているもの・水道水(氷含む)の3つ!
管理人は現地でいただいたフレッシュジュースで腹痛を引き起こしたことがある他、ベトナムで手を出した飲用水にやられたことがあります。中でも直射日光を浴び続けたものはリスクが潜んでいるからこそ、警戒するに越したことはありません。
なお、国によっては上下水道施設が完備されておらず、綺麗な水が出るとは限りません。氷を含め、口にしないようご注意ください。どうしても喉が渇いた時は市販のミネラルウォーターを購入しましょう。
もしちょっとでも「おかしいな」と思ったら水も氷も避けるのが無難です。



生活用水を直で引いている国とかはなかなか危ないかも!



軟水・硬水でも変わってくるから、滞在先の水質についても調べておこう!
5.まとめ
今回は海外旅行の食事が口に合わない原因、料理が口に合わない状況への対処法をまとめました。
海外では食事が合わないことも日常茶飯事です。むしろ外国の料理は口に合わないものと思っておきたいです。ただ、だからと言って諦める必要はなく、探せば美味しいご飯も見つかります。口に合わない原因や対処法を知っておけば、より海外旅行を快適に楽しめるでしょう。
あえてローカルグルメに挑戦するのも旅の醍醐味ですが、体調不良を引き起こしてしまっては本末転倒です。まずは事前にできる予防対策と現地での対処方法について知り、十分に備えておくことをおすすめします。