世界には思わず笑ってしまう面白い授業が存在します。例えば「忍者・忍術の授業」や「ゾンビ生存戦略の授業」「生物探索の授業」など、外国ならではの一風変わった授業も数知れず。
今回は世界の面白い授業27選を調査しました。ここでは思わず笑ってしまう海外の変わった授業一覧も共有いたします。誰かに話したくなる不思議な授業をまとめるので、ぜひ最後まで読み進めてみてください。

「どうやって教わるの?」と疑問になる授業が満載!



この記事では「面白い授業27選」「思わず笑ってしまう海外の変わった授業一覧」をまとめるよ!
1.海外には変わった授業がいっぱい


海外には変わった授業がいっぱいあります。
国内の学校では、英語・国語・数学・理科・社会などの基礎科目に加え、五教科以外の独自の授業があります。ただ、外国にはさらに特殊な授業があり、一部の教育機関では「忍者・忍術の授業」「ゾンビ生存戦略の授業」「生物探索の授業」などが学習可能です。
課外活動も含めると、より面白いクラスやレッスンが世界中で実施されていると言えるでしょう。
これら海外の面白い授業について知ることで、外国の教育事情も見えてくるのではないでしょうか。
当記事では、そんな日本にはない世界の面白い授業をいくつかまとめるため、ぜひ参考にしていただけると幸いです。なお、当記事では「面白い」と銘打ったものの、授業をしている側は至って真面目です。あくまでも学びの機会として設けられているものを前提にピックアップさせていただきます。



どんな授業があるのか気になる!



笑えるのがあったらしよう!共有!
2.世界の面白い授業27選


ここからは世界の面白い授業27選をまとめます。
ここでは世界の変わった授業を地域別に一覧形式で紹介するので、順番にご覧いただけると幸いです。ただし、複数の情報源を参考にしたものの中には真偽不明の授業もあったため、一部信憑性に欠ける変な授業が含まれていることをご了承ください。
日本の授業


- 忍者・忍術の授業
忍者・忍術の授業
日本の三重大学では、忍者・忍術の講義があります。実は三重大学には国際忍者研究センターという機関があり、忍術の歴史や文化についての研究成果を発信しているのです。
あくまでも伊賀地域の発展のためとされているものの、忍者や忍術について学べる機会があるなんて羨ましい限り。日本好きの外国人留学生にとってはたまらない授業と言えるでしょう。
アメリカの授業


- インターネットの授業
- お酒の授業
- 木登りの授業
- 子育ての授業
- 散歩の授業
- 自撮りの授業
- スター・ウォーズの授業
- ストリートファイトの授業
- セレブリティの授業
- ゾンビ生存戦略の授業
- タトゥーカルチャーの授業
- メディアリテラシーの授業
- 薬物乱用の授業
インターネットの授業
アメリカのペンシルベニア大学では、インターネットを応用した創作的作文の授業が行われています。
内容は3時間ほどインターネットで情報収集し、ネットサーフィンで得た資料を参考に文学作品を執筆するというものです。
「あてどなくさまよう・注意散漫・マルチタスク」を必須とし、生徒はインターネットという情報の大海原にみっちりと揉まれた後、SNSに自叙伝を書いたりフィードに小説を載せたりする……まさに日本では到底思いつかないタイプの授業と言えるでしょう。
お酒の授業
アメリカのアイオワ州立大学で履修できるのが、お酒の授業です。
おもてなしの心を学ぶホスピタリティマネジメントに関する授業の一環で行われているもので、ウイスキーやブランデーなどの蒸留酒をはじめビールやワインについて学べる授業となっています。
サービステクニックや生産方法、販売についても学べる他、実習室で試飲をして味や風合い、見た目を分析するなど……まさにお酒愛好家にとってはたまらない授業と言えるでしょう!
ただ、履修できるのは合法的にお酒が飲める年齢の生徒のみ!
木登りの授業
小学校や中学校の授業かと思いきや、アイビーリーグと呼ばれる名門私立大学の一角を担うコーネル大学で実際に行われているのが、木登りの授業です。
単に木の登り方や木から木への飛び移り方だけでなく、ギアやロープの扱い方まで学べるなど、本格的な木登りスキルを習得できる授業となっています。
子育ての授業
高校などで行われているのが、本物さながらの動きをプログラミングされた赤ちゃんロボットを使用した子育ての授業です。
オムツの交換やミルクの授乳を学べる授業で、赤ちゃんの体温や抱っこの姿勢、泣いている時間なども設定できるなど、リアルな育児対応が求められる授業となっています。
単にケアの方法を教えるだけでなく、虐待への対策や妊娠の予防も目的とされています。使用するロボットは多種多様な人種に寄せられているなど、日本でも取り入れたい授業の1つです。
散歩の授業
歩くのが好きな人にとっては夢のような授業、それが散歩の授業です。
この授業はケンタッキー州にあるセンターカレッジで10年にもわたって行われている留学プログラムの一種で、イギリス・ドイツ・フランスなどヨーロッパでも何度か開講された由緒ある授業として知られています。
散歩を通して自然の美しさを実感したり、自分の存在について熟考したりするのが目的……日本でも導入したらきっと柔軟な感性を育むことができるのではないでしょうか?
自撮りの授業
南カリフォルニア大学では、自撮りの授業が行われています。
もちろん「いかに自身を綺麗に写すか」がテーマというわけではなく、自撮りという行為が社会や人間にどのような影響をもたらすのかを真剣に考えるための授業です。
目の前の景色や風景よりスマホの画面を眺めている時間の方が圧倒的に多い現代人にとっては、少なくとも全員が履行すべき授業と言えるのではないでしょうか。
スター・ウォーズの授業
同じく南カリフォルニア大学で行われているのが、「スター・ウォーズ」に関する授業です。
実は南カリフォルニア大学は、映画「スター・ウォーズ」に出演しているジョージ・ルーカスの母校……実際に映画芸術学部では、映画に関する授業が行われています。
現在行われているかは曖昧ですが、過去にはアメリカのポップカルチャーとして「スター・ウォーズ」シリーズがどのように社会や神話と関わっているかを学ぶ授業が行われ、時には政治経済、時にはVFXの進化など実用性のある内容で講義が行われていました。
生徒は脚本の分析やファンの研究を通して、学ぶ機会となっています。まさに映画好きなら一度は受けてみたい授業です。
ストリートファイトの授業
アメリカでは、喧嘩上等という人にとっては参考になるかもしれない授業が行われています。
しかも、授業を行っているのは世界的名門大学として知られるマサチューセッツ工科大学。実際に当大学の授業において、「街中での喧嘩に応用できる数学」というタイトルの授業が行われたことがあるとのこと。
当授業は、数字を活用しながら結果を推測して問題を解決する方法が学べる実用的な授業です。
セレブリティの授業
一部の社会学の授業では、セレブリティに関する授業が行われています。
世界的なスターとして活躍するセレブを通して、アイデンティティやジェンダーについて学んだり、ビジネスやマーケティングについて学んだりするのが主な内容です。
具体的には、サウスカロライナ大学では「レディー・ガガと名声の社会学」、スキッドモア大学では「マイリー・サイラスの社会学」、ジョージタウン大学では「ヒップホップ:都会の神義論Jay-Z」、ラトガース大学では「政治的に見るビヨンセ」という授業が行われたことがあるのだとか。
ゾンビ生存戦略の授業
一見すると「ネタだよね?」と勘違いしてしまいそうですが、アメリカのミシガン州立大学で実際に行われたのがゾンビ生存戦略の授業です。
正式には「サバイバルに学ぶ:ゾンビ・アポカリプス」というテーマの講義で、パンデミックで破滅した世界で生き延びるにはどうするべきかを本気で学べる授業となっています。
授業ではゾンビをファンタジーやホラーの存在として扱うのではなく、架空の危機をシミュレーションしながらパンデミックにおける社会構造や倫理について学ぶものとなっており、講義では群衆行動・生存戦略・パニック心理・モラル崩壊・リーダーシップなどについて学べるようになっています。
飲食物や資源の配分、インフラの壊滅や機能停止、秩序の再構築にまで切り込むなど、実用性は抜群……ゾンビを未知の感染症として扱い、隔離政策や感染経路、ワクチン開発などの模擬シナリオまで網羅するなど、ゾンビ映画さながらのリアルなサバイバル術を履修可能です。
タトゥーカルチャーの授業
カリフォルニア州にあるピッツァー大学で行われたのが、タトゥーカルチャーの授業です。
日本よりも圧倒的にタトゥーに対するハードルが限られるアメリカならではの授業で、タトゥーに関連する階級・人種・性別・描写・年齢などの相違点がどのように現れるかを学ぶコースとなっています。
同大学にはピアスなどの装飾品に関する授業もあり、民族ごとのコミュニティの形成や権力、植民地や統制についても学べるなど、興味のある方にとってはなかなか奥深いテーマと言えるでしょう。
メディアリテラシーの授業
現代人にとって欠かせないスキルの一つ、それがメディアリテラシーです。
アメリカにはこれらメディアリテラシーについて学べる学校がいくつかあり、バーチ小学校では新聞記事に使用されている言葉を分析して信憑性を確かめる授業、オドモンズ・ウッドウェイ高校ではフェイクニュースを作成して情報を分析することの重要性を学ぶ授業が行われています。
人間が理解できる速度を凌駕する情報化社会において、必須級のプログラムと言えるでしょう。
薬物乱用の授業
アメリカでは薬物乱用が深刻な社会問題となっていることを受け、各地で薬物乱用の予防教育が行われています。全米の約75%の教育機関で実施されている授業で、薬物の他にアルコールやいじめ、タバコや暴力、その他の危険行為の予防が目的です。
授業では訓練を受けた警察官が訪れ、自尊心を培うことの大切さや仲間からの誘惑に打ち勝つことの難しさについて教えています。最近では、日本でも一部浸透しつつある授業の1つです。
カナダの授業


- 銀行の授業
- 建築図面の授業
- テクノロジーの授業
- 木工品の授業
- モラルの授業
銀行の授業
カナダで行われているのが、銀行の授業です。
現地ではバンキングと呼ばれ、お金の運用をはじめ口座の開設や種類、定期預金や利子など銀行にまつわること全般を教えてもらえる授業となっています。
日本ではお金の話はタブーとされる傾向にあるものの、カナダではむしろ人生に関わることだからこそ積極的に教えているという……見習いたい授業と言えるのではないでしょうか。
建築図面の授業
建築系の専門学校や大学で教わりそうな内容を、中学生に教えるのもカナダ流の教育方法。
この授業では自らが思い描く「夢の家」について詳細な説明を書き、どこにどのような設備があって、何の部屋があるのか想像力を膨らませて書きます。その脳内設計図からビジュアルスケッチを描き、現実的な図面へと落とし込んでいくのが主な内容です。
授業は建築図面の作成となっていますが、裏には創造性を育むというテーマもあるかもしれません。
テクノロジーの授業
カナダの一部の学校で行われているのが、テクノロジーの授業となっています。
紀元前にさかのぼって人類の文明について学ぶ授業ではあるものの、課題は「街中にある草を集めて体重に耐えられるロープを作る」「ペットボトルから30分座っても壊れないスツールを作る」などが主流です。
ある種、現代文明とは別の角度からテクノロジーについて学べる授業と言えるでしょう。
木工品の授業
カナダでウッドワークと呼ばれ、中高の数年間にわたって学ぶのが木工品の授業。
いわゆる木材を使用した工作を学ぶ授業で、履修することで家や家具の修理ができるようになります。型紙や図面などはなく自由にスケッチを描いて作るなど、妄想を形にする力も自然と体得できる授業です。
モラルの授業
日本で言う道徳の授業に当たるのが、モラルの授業と言えるでしょう。
カナダでは宗教と関連付けながらモラルについて学ぶ授業があります。世の中の善悪についてディスカッションするのが主な内容で、座学というよりは討論が中心です。
ハワイの授業


- サーフィンの授業
サーフィンの授業
ハワイ大学マノア校では、サーフィンの文化や歴史が学べるコースがあります。環境との関わりについて学ぶのはもちろん、実習も行われているなどなかなか実用的です。
授業でサーフィンが学べるなんて……なんともハワイらしい授業!
イギリスの授業
- ハリー・ポッターの授業
ハリー・ポッターの授業
2010年から2021年までイギリスのダラム大学にて行われていたのが、「ハリー・ポッター」を題材とした授業です。内容はJ.K.ローリングの「ハリー・ポッター」シリーズの映画や原作についてというよりも、作品の社会的影響や文学的分析が主なものだったとされています。
教育学部の教育学学士課程の一部として開講されたもので、当時は21世紀の教育制度に関連するテーマや市民教育との関連性などを取り扱っていました。
「ハリー・ポッター」を見て育ってきた管理人としては、ぜひ受けてみたかった……!!!
オランダの授業
- 生物探索の授業
生物探索の授業
オランダの一部の小中学校では、生物探索の授業が行われています。
生徒はスマホを片手に動植物を探し、見つけたものについてアプリやサイトで調べるという内容です。
教科書だけでは伝わらないことも、実際に触れることでわかるものがある……まさにフィールドワークの素晴らしさを肌で感じられる授業と言えるでしょう。
チェコの授業


- ガーデニングの授業
ガーデニングの授業
チェコではガーデニング……いわゆる庭仕事について学べる授業があります。
中欧にあるチェコは週末になると郊外の川や森に建てた小屋の中で自然を愛でる習慣があり、小中学校や高校などで草の植え方や花への水のあげ方を学ぶのが通例です。
ドイツの授業


- ケーキ屋の授業
ケーキ屋の授業
ドイツの一部の学校では、ケーキ屋の経営を体験するシミュレーション授業があるそうです。
生徒は手作りケーキ屋を開店し、実際に販売を行います。
ジョージアの授業
- チェスの授業
- ビジネスの授業
- ファーストフード店の授業
チェスの授業
ジョージアは一風変わった授業がいくつかあるのですが、他の国ではあまり見ないのがチェスの授業です。ジョージアは言わずと知れたチェス強豪国の1つで、一部ではチェスが必修科目となっています。
日本で言うところの囲碁や将棋の授業で行っていると考えれば、不思議な光景に映るかもしれません。
ビジネスの授業
ジョージアに限った話ではありませんが、海外ではビジネスに関する授業が度々行われています。
日本だとビジネスの授業を本格的に行っているところはまだまだ珍しく、営業や企画がどのような職種なのか、会社や企業がどのように成り立っているのか、人間関係や福利厚生がなぜ必要なのかなどは働いてから学ぶ人も珍しくないです。
ただ、外国では幼いうちからビジネスについて学ぶのが一般的です。ジョージアでも、基本的なビジネスについては若い頃に学べる仕組みとなっています。
ファーストフード店の授業
ジョージアの一部の学校では、ファーストフード店の業務を体験するシミュレーション授業があるようです。
生徒はファーストフード店のオペレーションを通し、実際に労働を学びます。



個人的には「忍者・忍術の授業」「ゾンビ生存戦略の授業」「生物探索の授業」が面白かった!



海外には他にも変わった授業があるから、気になる人はぜひ調べてみて!
3.まとめ
今回は世界の面白い授業27選、思わず笑ってしまう海外の変わった授業一覧をまとめました。
世界には「忍者・忍術の授業」や「ゾンビ生存戦略の授業」「生物探索の授業」など、思わず吹き出してしまう面白い授業がたくさんあります。中には発生に至った経緯・出所が不明なものもいくつかありますが、つい誰かに教えたくなる授業もあるはずです。
日常生活では役に立たないものの知っておくだけで勉強になる……他にも国によってはほとんど知られていない授業もあるので、気になる方は個人的にも調べてみてください!