【世界】水が汚い国ランキング！水道水が飲めない海外旅行先

海外旅行では現地の水が汚いかどうか気がかりなところですが、水道水が飲めない国ではそのまま水を飲むとお腹を壊すことがあり、うがい・歯磨きをするのも危険です。では、世界の水が汚い国にはどのような国が存在するのでしょうか？

今回は世界の水が汚い国ランキングを作成しました。ここでは水道水が飲めない国をランキング形式でトップ10まで掲載しています。水質汚染のある国は健康にも悪いので、ぜひ旅先選びにもご活用ください。

1.水が汚い国がおすすめな人

まずは水が汚い国がおすすめな人を見ていきましょう。

海外には日本よりも水の汚い国が存在します。水道設備が整っていない国は水道水をそのまま使用できず、うがいや歯磨き、洗顔や料理も不可能です。

では、水道水が飲めない国はなぜそのまま飲むと問題があるのでしょうか。その理由は次の通りです。

水道水が飲めない国は水源を確保しにくい環境にあり、水質の悪い水しか手に入らないことや水道の設備が整っていないことから飲用不可能とされています。もちろん、水が汚い国では飲み込まないよう十分注意し、原則はミネラルウォーターを購入しましょう。

自然の水が濁っている国では生水も厳禁。どうしても飲まなければならない場合であっても一切飲まないのが無難と言えるでしょう。また、海外旅行の際は次の注意点もお守りください。

1. 基本はミネラルウォーターを飲用・使用する
2. 水道水は飲み込まないようにする
3. 水の硬度が体質に合うか確認する
4. 水の汚さを目視で確かめる

外国の飲食店で提供されている水はミネラルウォーターが主で、購入して飲むのが一般的です。頼めば水道水も持ってきてくれますが、水道水が飲めない国では水の硬度によってはお腹を壊すこともあるため、十分に気を付けましょう。

水道水は飲み込まないようにし、水の硬度が体質に合うかどうかも要確認です。最終的には水の汚さを目視で確かめるなど、ご自身での判断が必要となります。

2.水が汚い国ランキング

ここからは水が汚い国ランキングをまとめます。

当ランキングでは単純に水が汚いかどうかや日本人の口に合うかどうか、水質汚染の有無、硬水や軟水の硬度、旅人の意見・感想などを加味して選定しています。

1. インド：アイスランド
2. インドネシア：フィンランド
3. カンボジア：ノルウェー
4. タイ：日本
5. フィリピン：ニュージーランド
6. ベトナム：オーストラリア
7. ブラジル：カナダ
8. エチオピア：アイルランド
9. エリトリア：オーストリア
10. ナイジェリア：デンマーク

水が汚い国ワースト3はインド・インドネシア・カンボジアです。他にもタイをはじめ、フィリピンやベトナム、ブラジル、エチオピアやエリトリアやナイジェリアは水道設備が整っておらず、水道水が飲めない地域とされています。

ただし、水の危険性は調査機関ごとに審査基準が異なるため、厳密には判断できません。現地の人とは体質も違うので、あくまでも「日本人が飲んで問題があるか」が焦点となることをご了承ください。

では、さらに詳しいランキングを見ていきましょう。ちなみに、順位や星は管理人の独断偏見・趣味嗜好が含まれるものの、特定の国を差別・贔屓する意図はございません。

1位.インド

インドは世界で一番水が汚い国です。インド全土で水質検査が実施されておらず、飲み水の危険性は世界でも群を抜いています。訪れた旅人も「水が超汚かった」と酷評するほど。

世界で最も汚染されていると恐れられるガンジス川を原水としているため、首都のニューデリーをはじめ、他の田舎町も総じて水が汚いです。水の硬度も高く「硬水」に分類されているので、普段から軟水に慣れ親しんでいる日本人の口には合いません。うがいや歯磨き、洗顔や料理も言語道断とされます。

地表水の汚染度は約70％～80％と非常に危険です。主要14の河川・地下水・流域がすべて汚染されているとされ、産業排水や生活排水を未処理のまま垂れ流しているのも水が汚い理由の1つとされています。まさに“市内全域が汚染水に侵された危険地帯”と言えるでしょう！

周辺のネパール・パキスタン・バングラデシュの水にもご注意ください。

2位.インドネシア

インドネシアは各都市で水質検査が行き届いておらず、飲み水の危険性は世界有数とされています。

現地には「世界一汚い川」の1つとされるチタルム川があり、首都のジャカルタをはじめ、他の田舎町も総じて水が汚いです。水の硬度も高く「硬水」に分類されているので、軟水を飲み慣れている日本人の口には合わないでしょう。もちろんうがいや歯磨き、洗顔や料理にも使用してはなりません。

「不法投棄による水質汚濁や汚水による健康被害が発生している」という話もあり、水道水はもちろんお風呂・シャワーでも皮膚トラブルに警戒しなければなりません。汚水による病人も出るなど、まさにインドネシアは“水道水によって命を落とす可能性がある国”と言えるでしょう！

3位.カンボジア

カンボジアも各都市で水質検査が行き届いておらず、飲み水の危険性は世界屈指とされています。

現地には「世界一汚い湖」の1つとされるトンレサップ湖があり、首都のプノンペンをはじめ、他の田舎町も総じて水が汚いです。水の硬度も高く「硬水」に分類されているので、軟水を飲み慣れている日本人の口には合わないでしょう。もちろんうがいや歯磨き、洗顔や料理にも使用してはなりません。

「不法投棄による水質汚濁や雨水による汚物流出が発生している」という話もあり、水道水はもちろんお風呂・シャワーでも皮膚トラブルに用心しなければなりません。汚水による病人も出るなど、まさにカンボジアは“水道水によって命を奪われる可能性がある国”と言えるでしょう！

4位.タイ

タイは“世界でも指折りの水道水が危険な国”と言えるでしょう。

タイは地下水など一部の水質に限り問題ないとされていますが、急速に発展した経済活動による弊害で産業排水・生活排水による汚染が深刻化しています。新しい建物は浄水器の設置で改善されているものの、古い建物は適切な管理が行き届いていないのが現状です。

現地では道路の真下を通る水道管から自宅の地下にある貯水槽に水を貯めて使用するのが一般的ですが、数日～数週間でフィルターが真っ黒・真っ茶に変色します。水道管や貯水槽も錆びた箇所が目立ち、しばらく使用しないだけで蛇口から赤褐色の水が出てくるほど……まさに“水道水地獄”です。

タイの水はうがいや歯磨き、洗顔や料理にもおすすめできません。人によっては触れるだけで赤み・かゆみを引き起こす可能性がゼロではありません。塩素も日本の数倍は入っているとの噂があるので、健康被害にも気を付けましょう。

5位.フィリピン

フィリピンは世界保健機関をはじめとする各調査機関において、他国と比べて「水が汚い」と評価されている国です。

首都のマニラは水道設備がきちんと完備されておらず、水道水は原則飲めません。一部地域では飲み水にできないことはないと判断されている地域もありますが、都会も田舎も一般的に水道水は危険。水質もケソンやダバオなどの主要都市は硬水なので、日本と同じ感覚では飲用できないでしょう！

なお、フィリピンの水道水には石灰が含まれており“飲むと下痢になる国”との噂もあります。実際に石灰を摂取してお腹を壊す日本人もいるため、警戒が必要です。

6位.ベトナム

ベトナムも世界保健機関をはじめとする各調査機関において、他国と比べて「水が汚い」と評価されている国です。

首都のハノイは水道設備がしっかりと完備されておらず、水道水は原則飲めません。一部地域では飲み水にできないこともないと判断されている地域もありますが、都会も田舎も基本的に水道水は危険。水質もホーチミンやハイフォンなどの主要都市は硬水なので、日本と同じ感覚では飲用できないでしょう！

なお、ベトナムの水道水にも石灰が含まれており“飲むと腹痛になる国”との噂があります。実際に石灰を摂取してお腹を壊す日本人もいるため、用心が必要です。

7位.ブラジル

ブラジルは世界最大の森林地帯アマゾンを持つことから豊かな水源に恵まれた国に見えますが、貧富の格差や水道インフラの遅れから世界でも抜きん出て水が汚いと言われています。スラム街などでは十分な設備もなく、水道水も不味く感じられるほどです。

首都のブラジリアをはじめ、大都市のサンパウロやリオデジャネイロ、サルヴァドールなどでも未だに水質異常が見られ、水道水にも危険が蔓延しています。最近は徐々に改善されつつありますが、1970年代から続いた砂金採掘による金属水銀の垂れ流しによる水質汚染も深刻化したままです。

経済発展に伴う水質汚濁だけでなく雨季・乾季で繰り返される河川の汚染によっても水は汚れ、森林伐採による保水力の低下や地下水の過剰取水による水不足も顕著と言えるでしょう。

浄水器があれば水道水を飲んでも問題ないという話もありますが、世界最大級のスラム街ファベーラなどでは今日明日生きていく水さえ手に入らない人々がいるとの話もあるので、暫定的にこのランク付けとさせていただきました。

8位.エチオピア

エチオピアは水道インフラが整っていなくて上下水道の設備も不十分、世界保健機関や他の調査機関の数値でも「水が汚い」と評価されているアフリカの国です。

エチオピアは水道管や貯水槽すらない場所が未だ多く、井戸水頼りの地域も少なくありません。現地には井戸まで数時間かかる村や井戸のない村が点在しており、水を手に入れるのも一苦労。浄化されていない池や川の水を飲むしかないエチオピア人もおり、動物の排泄物や不純物を含む水で命を落とすことも珍しくありません。

エチオピアは都市部と農村部の格差も激しく、地方に住む人々は水汲みに時間を奪われています。飲み水を得るのも毎日命懸け……アフリカにはこうした国々がいっぱいあるそうです。

9位.エリトリア

エリトリアも水道インフラが整っていなくて上下水道の設備も不十分、世界保健機関や他の調査機関の数値でも「水が汚い」と評価されているアフリカの国です。

エリトリアも水道管や貯水槽すらない場所が未だ多く、井戸水任せの地域も少なくありません。現地には井戸まで数時間かかる村や井戸のない村が点在しており、水を手に入れるのも一苦労。浄化されていない池や川の水を飲むしかないエリトリア人もおり、動物の排泄物や不純物を含む水で命を奪われることも珍しくありません。

エリトリアも都市部と農村部の格差が激しく、地方に住む人々は水汲みに時間を奪われています。飲み水を得るのも毎日運次第……アフリカにはそうした国々がたくさんあるようです。

10位.ナイジェリア

ナイジェリアも水道インフラが整っていなくて上下水道の設備も不十分、世界保健機関や他の調査機関の数値でも「水が汚い」と評価されているアフリカの国です。

ナイジェリアも水道管や貯水槽すらない場所が未だ多く、汚染水に侵された地域も少なくありません。現地はアフリカでも指折りの経済大国ではあるものの、3人に1人～2人は不衛生的な水を使用するしかないのが現状です。浄化されていない池や川の水を飲むしかないナイジェリア人もおり、年間で約6万人の子供たちが亡くなっています。

同国の調査では約6,000万人が自宅付近で衛生的な水を使用できない状況にあり、医療機関や教育機関でも適切な給水設備がないことがわかっています。急激に成長している反面、水インフラの配備が追いつかないなど、問題は山積みです。

3.その他の水が汚い国

最後にその他の水が汚い国をピックアップします。

その他の国は単純に水が汚いかどうかや日本人の口に合うかどうか、水質汚染の有無、硬水や軟水の硬度を含めて判断しています。

アジアの水道水が飲めない国にはネパールやバングラデシュ、マレーシアやミャンマーがあります。アジアは水道水が飲めない国がほとんどで、大部分の国では水道設備が整備されておらず、水道水も飲用不可能です。

中南米の水道水が飲めない国にはハイチやバハマ、ペルーやボリビアがあります。中南米も水道水が飲めない国がほとんどで、大部分の国では水道設備が整備されておらず、水道水も飲用不可能です。

中東の水道水が飲めない国にはアラブやオマーン、カタールやサウジアラビアがあります。中東は水道設備が不足した国があり、都市部を除いた一部の農村部で水道水が飲用不可能です。

アフリカの水道水が飲めない国にはガーナやギニア、チャドやニジェールがあります。アフリカも水道水が飲めない国がほとんどで、大部分の国では水道設備が整備されておらず、水道水も飲用不可能です。

4.まとめ

今回は世界の水が汚い国ランキング、水道水が飲めない海外旅行先をまとめました。

世界には水道水の飲めない国も点在しており、インドやインドネシアやカンボジアなどの国々は水道水でうがい・歯磨きをするのも危険とされています。他にもタイをはじめ、フィリピンやベトナム、ブラジル、エチオピアやエリトリアやナイジェリアも水が汚いです。

水道水が飲めないかどうかは硬水・軟水によっても変わってきますが、水が汚い国はそのまま洗顔や料理に用いるのも危険でしょう。そのため、現地の水が気がかりな方は、まずは現地の水事情を調べてから渡航してみてはいかがでしょうか？

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