海外旅行で災害が発生するのは恐怖でしかありません。「外国で天災に巻き込まれたら……」と怯えている方もいるはずです。その一方、世界には異常気象とは無縁の国もわずかに存在します。地球にいる限り自然の脅威からは逃れられないものの比較的安全な国も存在するのです。
今回は世界の自然災害が少ない国ランキングを作成しました。ここでは天災の起こりにくい国をランキング形式でトップ10まで掲載しています。自然災害の少ない国ほど安心して旅ができるので、ぜひ旅先選びにもご活用ください。
災害とは無縁の“神に選ばれし地”であれば何も恐れる必要はなし!
この記事では「世界の自然災害が少ない国ランキング」「天災の起こりにくい海外旅行先」をまとめるよ!
1.自然災害が少ない国がおすすめな人
まずは自然災害が少ない国がおすすめな人を見ていきましょう。
- 異常気象・天変地異が気になる人におすすめ
- 不測の事態に慣れていない人におすすめ
海外旅行では自然災害に限らず、トラブルに巻き込まれたくないのが正直なところです。天災に見舞われると旅程が台無しになるどころか命の危機に瀕することすらあります。当然ながら異常気象・天変地異はいつどこで発生するか予期できません。
地球にいる限り何かしらの自然の脅威は常に発生します。世界一の災害大国に住む日本人であれば、自然の怖さは重々承知しているかと思います。
ただ、日本と比べて災害の少ない国が存在するのも事実で、天災が起こりにくい国ほど比較的安全な海外旅行となるでしょう。もちろん、絶対に安全とは断言できないものの自然の脅威を過度に恐れる必要はありません。それでも、旅先に選ぶなら地震・津波・高潮・台風・竜巻・大雨・洪水・豪雪・寒波・熱波・干ばつ・噴火などとは無縁の国がおすすめです。
その反面、不慣れな異国の地で不測の事態に遭遇するのは恐ろしいので、併せて現地での防災についても頭の片隅に入れておいてください。
海外旅行は命あっての物種……不運な出来事が起こりませんように!
異常気象・天変地異が気になる人や不測の事態に慣れていない人には自然災害の少ない国がおすすめかも!
2.自然災害が少ない国ランキング
ここからは自然災害が少ない国ランキングをまとめます。
当ランキングでは地震・津波・高潮・台風・竜巻・大雨・洪水・豪雪・寒波・熱波・干ばつ・噴火など、天災の起こりにくさを加味して選定しています。
- カタール
- バーレーン
- アラブ
- アイスランド
- スウェーデン
- ノルウェー
- フィンランド
- サウジアラビア
- エジプト
- シンガポール
- 国連大学:グローバルリスクレポート
- ミュンヘン再保険:ワールドハザードマップ
- 気象庁:世界の異常気象
- その他の調査機関
- 管理人の実体験
自然災害が少ない国ベスト3はカタール・バーレーン・アラブです。他にもアイスランドやスウェーデン、ノルウェーやフィンランド、サウジアラビアやエジプト、シンガポールは異常気象・天変地異が起こりにくい地域とされています。このように中東や北欧、アフリカは天災も少なめです。
では、さらに詳しいランキングを見ていきましょう。順位や星は管理人の独断偏見・趣味嗜好が含まれるものの、特定の国を差別・贔屓する意図はございません。
1位.カタール
- 自然災害が少ない度:
カタールは世界で一番自然災害が少ない国とされています。ここは中東のカタール半島に位置する国で、周辺をペルシャ湾に囲まれているのが特徴です。国土の全域が砂漠気候に属しており、年間降水量も約100mm以下と一見過酷な環境に置かれた国に思えます。
ただ、カタールは地震・津波・高潮・台風・竜巻・大雨・洪水・豪雪・寒波・噴火などの天災自体があまり発生しません。稀に熱波や干ばつなどの被害が発生するも、異常気象・天変地異に耐えうるだけのインフラが整っていると考えられています。
近年は気候変動への適応や天然資源の枯渇に対する懸念こそあるものの、自然災害とは無縁の国と言われています。まさに神に愛された国、それがカタールです。
カタールは莫大なオイルマネーで近代化を遂げた中東の超セレブ油田国家。
石油だけでなく天然ガスなども眠ってる資源国家だから自然の脅威もなんのその!
2位.バーレーン
- 自然災害が少ない度:
バーレーンも世界で一番自然災害が少ない国とされています。ここは中東のバーレーン島に位置する国で、周囲をペルシャ湾に囲まれているのが特徴です。国土の全域が砂漠気候に属しており、年間降水量も約100mm以下と一見壮絶な環境に佇む国に感じます。
ただ、バーレーンは地震・津波・高潮・台風・竜巻・大雨・洪水・豪雪・寒波・噴火などの天災自体があまり発生しません。稀に熱波や干ばつなどの被害が発生するも、異常気象・天変地異に立ち向かえるだけのインフラが揃っていると言われています。
近年は長期化する経済停滞や主要経済国の累積債務危機に対する懸念こそあるものの、自然災害とは無関係の国と考えられています。まさに地の利に好かれた国、それがバーレーンです。
バーレーンは中東で最も早く石油採掘を行った最先端資源国家。
天然資源の枯渇の影響で油田国家として存亡の危機に瀕したものの新たな鉱床も発見したとか!
3位.アラブ
- 自然災害が少ない度:
アラブは中東の7つの首長国から成る国で、ペルシャ湾及びオマーン湾に面している国です。国土の大部分に砂漠地帯や山岳地帯が広がる砂漠気候で、年間の降水量も約100mm以下と厳しい環境にある国となります。
しかし、アラブは地震・津波・高潮・台風・竜巻・大雨・洪水・豪雪・寒波・噴火などの異常気象や天変地異がそこまで発生しません。熱波や干ばつこそあるものの、巨万の富によって完備されたインフラを活用して天災に対応できるとされています。
近年は主要経済国の資産バブルの崩壊や気候変動への適応、雇用及び生活破綻に対して警戒されていますが、自然の脅威とうまく共存している国として位置付けられています。
アラブはお金持ちの国家だけあって、万が一のことが起こっても平気。
でも、地球はいつどこで人間に牙を剝くかわからないから油断は禁物!
4位.アイスランド
- 自然災害が少ない度:
アイスランドは北極圏に限りなく近い北欧の島国で、無数の火山と氷河に覆われた国です。現地では噴火や凍傷による被害も出ており、単に自然の脅威だけで判断すれば死と隣り合わせの国と言えるかもしれません。
対して、アイスランドは地震・津波・高潮・台風・竜巻・大雨・洪水・熱波・干ばつなどが少ないことで知られています。豪雪や寒波や噴火こそ起こるものの、グローバルファイナンスが調査した“異常気象・天変地異のリスクに強い国”にも度々選出されており、北欧で最も安全な国との呼び声も高いです。
主要経済国の資産バブルの崩壊や気候変動への適応が今後どうなるか不透明ですが、地球という環境にうまく順応している国と評価されています。
アイスランドは火山と氷河の国、自然に囲まれた国ではあるものの比較的安心安全だと思う。
そこはまさに人類最後のシャングリラ、世界の果てにあるユートピア!
5位.スウェーデン
- 自然災害が少ない度:
スウェーデンは北欧のスカンジナビア半島に広がる国で、広大な森林と豊富な湖沼を有する国です。現地は寒冷地という印象があるものの比較的温暖で、過ごしやすい国としての一面も擁しています。
スウェーデンは地震・津波・高潮・台風・竜巻・大雨・洪水・熱波・干ばつ・噴火などもさほど発生しません。豪雪や寒波はあるものの多数の資源に恵まれており、社会全体が成熟しているのも特徴です。ゆえに自然との調和に優れている国と言えるでしょう。
昨今は主要経済国の資産バブルの崩壊や気候変動への適応、人為的な環境被害が懸念されていますが、自然の脅威にも柔軟に対処できると判断されています。
スウェーデンは完全な民主主義を実現してる国として評価されてるよ。
国家として総合的なバランスが取れているからこそ、自然の脅威にも強いのかもしれないね。
6位.ノルウェー
- 自然災害が少ない度:
ノルウェーも北欧のスカンジナビア半島に広がる国で、複雑な地形のフィヨルドを有する国です。北部も南部も暖流の影響で比較的暖かく、寒さの影響を受けにくい国としての一面も擁しています。
ノルウェーは地震・津波・高潮・台風・竜巻・大雨・洪水・熱波・干ばつ・噴火などもさほど発生しません。豪雪や寒波はあるものの数多の資源に恵まれており、社会全体が成熟しているのも特徴です。ゆえに自然との調律が取れている国と言えるでしょう。
昨今は主要経済国の資産バブルの崩壊や気候変動への適応、人為的な環境被害が懸念されていますが、自然の脅威にも適切に対処できると判断されています。
ノルウェーも完全な民主主義を実現してる国として評価されてるそうで。
国家としてのトータルな均衡が保てているからこそ、有事にも立ち向かえるのさ。
7位.フィンランド
- 自然災害が少ない度:
フィンランドも北欧のスカンジナビア半島に広がる国で、平坦な地形のラップランドを有する国です。大半は極寒の地であるものの酷暑となることはなく、快適かつ安定している国としての一面も擁しています。
フィンランドは地震・津波・高潮・台風・竜巻・大雨・洪水・熱波・干ばつ・噴火などもさほど発生しません。豪雪や寒波はあるものの潤沢な資源に恵まれており、社会全体が成熟しているのも特徴です。ゆえに自然とともに生きている国と言えるでしょう。
昨今は主要経済国の資産バブルの崩壊や気候変動への適応、人為的な環境被害が懸念されていますが、自然の脅威もうまく処理できると判断されています。
フィンランドも完全な民主主義を実現してる国として評価されてるようで。
国家として抜群の安定感を誇ってるからこそ不測の事態も迎え撃てるのか。
8位.サウジアラビア
- 自然災害が少ない度:
サウジアラビアはアラビア半島の大部分を占める中東の国で、アラブ地域で唯一G20に加盟している国でもあります。国土の大半が砂漠気候に該当しており、際限ない砂漠が続く不毛の国です。
しかし、サウジアラビアは地震・津波・高潮・台風・竜巻・大雨・洪水・豪雪・寒波・噴火などの異常気象や天変地異もそこまで発生しません。熱波や干ばつがあるものの、猛威を振るう自然にも十二分に対抗できると批評されています
近年は物価の不安定化や国家間の紛争に対して憂慮されていますが、天然資源開発で成長・拡大を続ける国として位置付けられています。ただ、産業の多様性が乏しい一面もあり、今後の地球環境の変化に適応できるかどうかで命運が分かれるかもしれません。
サウジアラビアは世界最大級の石油産出国であり超リッチな国家でもある。
緊急事態に対応できるかどうかは不明瞭だけど、大災害自体がそもそもそんなに発生しないのよね。
9位.エジプト
- 自然災害が少ない度:
エジプトは古代遺跡が眠るアフリカの国で、紀元前の時代から続く古代文明の国でもあります。水源が乏しい砂漠気候に属しており、国土の半分以上がサハラ砂漠に飲み込まれている国となります。
人間の生存という観点では決して恵まれた国ではないもののエジプトは砂漠に囲まれていながらも大規模な地震・津波・高潮・台風・竜巻・大雨・洪水・豪雪・寒波・噴火は起きておらず、熱波や干ばつが稀にある程度です。そもそも古くから自然の猛威と戦ってきた国だけあって並大抵の局面は乗り越えられる自力を持っています。
最近は天然資源危機や物価の不安定化に対して憂慮されつつも、地球の脅威にも抗える国として認識されています。
エジプトには砂漠という過酷で壮絶な環境で培われた逞しさがあるのよね。
環境自体は超絶ハードだけど、海外旅行する分には特段問題もないはず。
10位.シンガポール
- 自然災害が少ない度:
シンガポールは都市国家として発展した国際的な島国で、あらゆる面で世界の中心的な役割を果たしている国です。埋め立てによって拡張された領土は高度な都市化が進み、洗練された国としても定評があります。
大自然に囲まれたシンガポールはアジアで唯一大災害を回避している国と言っても過言ではなく、大規模な天災にも見舞われていません。小国ゆえに異常気象や天変地異とも縁遠く、もし発生したとしても持ち前のテクノロジーで対処できる国と関係各所から別格の評判を獲得している国です。
各方面を取り囲む国々は度々大災害の損害を被っていますが、シンガポールはここ数年で発生した自然の脅威に対しても適切な対応をしていることがわかっています。
シンガポールは災害大国に囲まれてるのに不思議と天災を回避してる国。
気候変動の影響は多少見られる国だけど、そこまで甚大な被害は報告されていないとのこと。
3.その他の自然災害が少ない国
最後にその他の自然災害が少ない国をピックアップします。
その他の国は天災への防災意識が高いかどうか、異常気象・天変地異への対応に優れているかどうか、不測の事態に強いかどうかも含めて判断しています。
- カザフスタン
- モンゴル
- ラオス
アジアは総じて災害が多い傾向にあります。太平洋沿岸の東南アジアは地震・津波・高潮・台風・竜巻・大雨・洪水・豪雪・寒波・熱波・干ばつ・噴火などの天災も多く、毎年のように被害が報告されています。
ただし、ラオスは目立った被害が見られない他、中央アジアや南アジアも被害は出ていない傾向です。カザフスタンやモンゴルなども地域の特性上、自然の脅威が少ないです。
- カナダ
北米は竜巻を除けば自然災害に遭う確率も低く、天災に耐えうるライフラインも用意されています。そもそも北米で発生する災害の種類は限られていることもあり、単なる旅行であれば過度に懸念する必要もありません。
- アルゼンチン
- ウルグアイ
- パラグアイ
- ブラジル
- ボリビア
中南米も総じて災害が多い傾向にあります。カリブ海沿岸の島国は地震・津波・高潮・台風・竜巻・大雨・洪水・豪雪・寒波・熱波・干ばつ・噴火などの天災も多く、毎年のように被害が報告されています。
ただし、ボリビアは目立った被害が見られない他、大西洋沿岸の国々も被害は出ていない傾向です。アルゼンチンやブラジルなども地域の特性上、自然の脅威は少ないです。
- アンドラ
- イギリス
- ウクライナ
- エストニア
- オーストリア
- スイス
- スペイン
- スロバキア
- チェコ
- デンマーク
- ドイツ
- フランス
- ベラルーシ
- ベルギー
- ポーランド
- ポルトガル
- マルタ
- モナコ
- ラトビア
- リトアニア
- リヒテンシュタイン
- ルクセンブルク
- ロシア
ヨーロッパも地震を除けば自然災害に遭う確率も低く、天災に耐えうるライフラインも用意されています。そもそもヨーロッパで発生する災害の種類は限られていることもあり、単なる旅行であれば過度に懸念する必要もありません。
- イエメン
- オマーン
- クウェート
中東は全体的に自然災害が少ない地域で、天災の発生件数も極端に少ない地域とされます。災害が発生しやすいエリアから外れていることもあり、総合的に異常気象・天変地異に左右されにくい区域となります。逆に大災害に見舞われるケースもあるため、常に防災を意識することが重要でしょう。
- ウガンダ
- エリトリア
- ガボン
- ジブチ
- 赤道ギニア
- ソマリア
- 中央アフリカ
- ナミビア
- ボツワナ
- リビア
アフリカも総じて災害が多い傾向にあります。大西洋沿岸の国々は地震・津波・高潮・台風・竜巻・大雨・洪水・豪雪・寒波・熱波・干ばつ・噴火などの天災も多く、毎年のように被害が報告されています。
ただし、中央アフリカは目立った被害が見られない他、インド洋沿岸の国々も被害は出ていない傾向です。ウガンダやリビアなども地域の特性上、自然の脅威は少ないです。
災害大国の日本と比べると世界には災害と無縁な国がたくさんあるのね。
天災に油断は大敵だけど、旅をするなら自然災害の少ない国を選ぶのがおすすめだよ。
4.まとめ
今回は世界の自然災害が少ない国ランキング、天災の起こりにくい海外旅行先をまとめました。
自然災害が少ない国にはカタールやバーレーンやアラブなどがあり、アイスランドをはじめスウェーデンやノルウェーやフィンランドも天災が発生しにくいとされています。他にもサウジアラビアやエジプト、シンガポールも異常気象・天変地異の影響は受けにくいです。
地球にいる限り大自然がいつどこで人間に牙を剥くかは予測不可能で、安全地帯など存在しないと言っても過言ではありません。逆に日本と比べて自然災害の少ない国、有事に遭う確率の低い国もあります。海外旅行するなら災害のない国を選ぶのがおすすめかもしれません。