世界には思わず笑ってしまう面白い法律・条例が存在します。例えば「髭を生やしたままキスしてはならない」や「雪男を殺めてはならない」「ビーチで砂のお城を作ってはならない」など、日本では考えられない一風変わった法律・条例も数知れず。
今回は世界の面白い法律・条例51選を調査しました。ここでは思わず笑ってしまう海外の変わった法律・条例一覧も共有いたします。誰かに話したくなる不思議な法律・条例をまとめるので、ぜひ最後まで読み進めてみてください。
「従う人いるの?」とツッコミたくなる法律・条例が満載!
この記事では「面白い法律・条例51選」「思わず笑ってしまう海外の変わった法律・条例一覧」をまとめるよ!
1.海外には変わった法律・条例がいっぱい
海外には変わった法律・条例がいっぱいあります。
法律・条例は主に「国会が公式に制定するパターン」と「地方議会が公式に提唱するパターン」の2つがあり、基本的には一般の方に公布して初めて「国・地方自治体の法令」と認識されます。
しかし、世界には従う人がいるのかわからない法律・条例も無数にあり、何をもって罰金・罰則となるのかすらわからない法律・条例も珍しくないです。当記事で紹介する法律・条例の中にも「本当に実在するの?」と疑ってしまうものもあるかもしれません。
言うなれば法律・条例は現地の歴史・文化を映す鏡。中には日本では決して生まれないであろう面白い法律・条例もあるので、ぜひどのような法律・条例があるのか覗いてみましょう!
どんな法律・条例があるのか気になる!
笑えるのがあったらしよう!共有!
2.世界の面白い法律・条例51選
ここからは世界の面白い法律・条例51選をまとめます。
ここでは世界の変わった法律・条例を国別・地域別に一覧形式で紹介するので、順番にご覧いただけると幸いです。ただし、複数の情報源を参考にしたものの中には真偽不明の法律・条例もあったため、一部信憑性に欠ける変な法律・条例が含まれていることをご了承ください。
シンガポールの法律・条例
- ガムの製造・販売・持ち込みを行ってはならない
- ドリアンを交通機関に持ち込んではならない
ガムの製造・販売・持ち込みを行ってはならない
シンガポールでは、ガムの製造・販売・持ち込みが禁止されています。国内に持ち込むのはもちろん、街中でちょっと噛むのもご法度です。開発・購入すらできない状況なので現地で手に入ることはまずありませんが、誤って持ち込まないよう注意しましょう。
例外として歯の治療に使用するキシリトールガムや禁煙に使用するニコチンガムはドラッグストアや薬局で売られていることもありますが、医療目的で申請登録を行った人しか買えません。仮にガムを持ち込んだ場合は最大80万円~90万円の罰金・罰則となる可能性もあるため、絶対に持ち込まないでください。
ドリアンを交通機関に持ち込んではならない
シンガポールでは、ドリアンを交通機関に持ち込むのも禁止です。東南アジアでは、ドリアンなど激臭を伴う飲食物の持ち込みを制限している国がいくつかあります。同様にエピキュアーチーズやシュールストレミングなどの激臭グルメも交通機関には持ち込まないようにしましょう。
タイの法律・条例
- 国の通貨を踏みつけてはならない
- 迷彩柄の衣服を着用してはならない
国の通貨を踏みつけてはならない
タイでは、国の通貨を踏みつけることはご法度……硬貨も紙幣も踏みつけてはなりません。普通に生活していればお金を踏みつけることはないと思いますが、タイを旅行する際は現金を踏まないよう気を付けましょう!
迷彩柄の衣服を着用してはならない
タイでは、迷彩柄の衣服の着用もご法度……街中で迷彩服を着ていると逮捕される可能性もゼロではありません。
現地には軍服法と呼ばれる法律・条例が存在し、一般人が迷彩服を着用した場合、3ヶ月以上~5年以下の懲役刑に処される場合があります。これは軍人の地位を守るためであるのはもちろん、民間人が軍人になりすまして犯罪に手を染めるのを防ぐためでもあるそうです。
他にもフィリピンやベトナム、オマーンやサウジアラビアなどで禁止されているため、現地では迷彩柄の衣服を着ないようにしましょう。中南米やアフリカの国々で迷彩服を着用した場合はギャングやテロリストと間違われて身柄を拘束されることもあるので、十分に注意してください。
中国の法律・条例
- 執行猶予期間中に大発明をすれば罪が軽くなる
執行猶予期間中に大発明をすれば罪が軽くなる
中国では、執行猶予期間中に大発明をすれば罪が軽減されるそうで。誰もが震え上がるほどの極悪人であっても、経済発展に貢献するような発明をすれば無罪放免……とまでいかないもののある程度の罪は減刑されるのだとか。まさに“発明家天国”と言っても過言ではありません!
モルディブの法律・条例
- 同じ相手とは3回までしか結婚できない
同じ相手とは3回までしか結婚できない
みなさんの周りには何度も別れては付き合う「復縁系彼氏彼女」「元サヤ系夫婦」はいませんか?
1回や2回の破局や離婚ならまだしも何度も何度も離れてはくっつく“焼け木杭に火が付く系カップル”……そんな「もう別れる!」が口癖になっているカップルに手厳しい国があります。それがモルディブです。
モルディブには同じ相手とは3回までしか結婚できないという決まりがあり、人生の伴侶と結婚できるのは3回までとされています。この数字を超えたら……残すは事実婚のみです。
オーストラリアの法律・条例
- 日曜日にピンクのショートパンツを着用してはならない
- 公共の場で酔っ払ってはならない
- 食用の動物に名付けてはならない
日曜日にピンクのショートパンツを着用してはならない
オーストラリアの一部地域では、日曜日はピンクのショートパンツ着用が禁止なのだとか。なぜ週末に桃色の短パンが禁止されているのかは、調べてもよくわかりませんでした。
現地在住者の中には「そんな法律・条例はない」と断言する人もいるなど、ある種「都市伝説的な扱い」となっているのかもしれません。ただし、現地の方でもその国のことを知り尽くしているわけではないので、もしかしたら一部の民族のみが守るしきたり……という可能性も否めません。
公共の場で酔っ払ってはならない
オーストラリアでは、公共の場で酔っ払うのが禁止となっています。お酒を飲める場所は無数にありますが、現地では人前で泥酔・酩酊してはならないそうです。ただ、律儀に守っている人がいるのかどうかはわかりません。
食用の動物に名付けてはならない
オーストラリアでは、食用の動物に名付けるのも禁止です。食べる予定の動物、いわゆる家畜などに名前を付けてはならないとされています。名前を付けてしまうと愛着が湧いて、出荷するのが可哀想に思えるからでしょうか。
ニュージーランドの法律・条例
- ニワトリと熱気球に乗ってはならない
ニワトリと熱気球に乗ってはならない
ニュージーランドでは、ニワトリと熱気球に乗るのが禁止とのこと。一体誰がニワトリと一緒に熱気球に乗るんだって話ですが、きっと過去にニワトリと乗り込もうとした不届き者がいたのでしょう。そもそも熱気球はニワトリに限らず、犬でも猫でもカンガルーでもコアラでもダメ!笑
サモアの法律・条例
- 妻の誕生日を忘れてはならない
妻の誕生日を忘れてはならない
みなさんは愛する人の誕生日を覚えていますか?
もし一度でも忘れたことのある人は、サモアでは要注意です。実はサモアには、妻の誕生日を忘れてはならないという決まりがあり、夫は常に誕生日を覚えていなければならないとされています。
なぜ夫限定なのかはわかりませんが、おそらく誕生日を忘れるのがいつも夫側だったためにこのような決まりとなったのではないでしょうか。
アメリカの法律・条例
- 木曜日の午後18時過ぎに公共の場でおならしてはならない
- 日曜日の午後に独身女性はパラシュートで降下してはならない
- ホテルの部屋でオレンジの皮を剥いてはならない
- 汚れた下着のまま洗車してはならない
- 髭を生やしたままキスしてはならない
- ファッションセンスの悪い男性は外出してはならない
- 警察官は犬を静かにさせるために噛み付いても構わない
- カメを空港で競争させてはならない
- ニワトリは道路を横切ってはならない
- ヘラジカを飛行中に突き落としてはならない
- マナティーを両手で触ってはならない
- ワニを消火栓に繋いではならない
- 魚を泥酔させてはならない
- チェリーパイにアイスクリームを載せてはならない
- フライドチキンは素手で食べなければならない
木曜日の午後18時過ぎに公共の場でおならしてはならない
アメリカのフロリダ州では、木曜日の午後18時過ぎに公共の場でおならをするのは禁止とされています。そもそも公共の場でおならをするのはNGな気がしますが、フロリダ州ではきちんとした決まりとして定めているそうです。
日曜日の午後に独身女性はパラシュートで降下してはならない
同じく、アメリカのフロリダ州では日曜日の午後に独身女性はパラシュートで降下するのも禁止です。そもそもパラシュートで降下する独身女性自体あまりいないと思いますが、フロリダ州でスカイダイビングする予定の方は事前の確認をおすすめします。
ホテルの部屋でオレンジの皮を剥いてはならない
アメリカのカリフォルニア州では、ホテルの部屋でオレンジの皮を剥いてはならないという決まりがあります。こっそりホテルに持ち込んで剥いてもバレなさそうですが、万が一見つかったら大変なことになるかもしれません。仮に部屋に何か果物を持ち込むならリンゴにしましょう!笑
汚れた下着のまま洗車してはならない
同じく、アメリカのカリフォルニア州では汚れた下着のまま洗車してはならないという決まりがあるとのことです。そもそも汚れた下着で洗車することなどないでしょうし、逆に綺麗な下着ならOKなのかとか色々気になりますが、とにもかくにも汚い下着での洗車はダメ。車を洗うなら綺麗な下着で!笑
髭を生やしたままキスしてはならない
髭を生やしたままキスしてはならないという粋な決まりがあるのは、アメリカのネバダ州。現地では髭面でチューしてはいけません。ただし、髭の定義は曖昧……汚く放置しているものはNGだったり綺麗に整えているものはOKだったり人によりけり。
ファッションセンスの悪い男性は外出してはならない
ファッションの町、ニューヨークにはファッションセンスの悪い男性は外出禁止という何とも世知辛い決まりがあるのだとか。私服がダサい人はニューヨークの街中を歩くことすら許されないなんて……なんと恐ろしい決まりなのでしょうか。
ただし、これは節度ある衣服を着てもらうための決まりで、腰パンなどだらしない服装をさせないためのもの。言うなれば「調子に乗った輩が調子に乗った服を着ないようにするための決まり」と言えるでしょう。
警察官は犬を静かにさせるために噛み付いても構わない
アメリカ、オハイオ州にあるのが警察官は犬を静かにさせるために嚙み付いても構わないという決まりです。犬を静かにさせる方法は様々ですが、突然人間に噛み付かれたらどれほどの狂犬でもきっと大人しくなります。この決まりはそんなちょっと笑える背景から生まれたのかもしれません。
カメを空港で競争させてはならない
アメリカのミシシッピ州では、カメを空港で競争させるのが禁止……でも、空港でカメを競争させる人なんている?まぁ過去にいたからこんなへんてこな決まりができたんでしょうけども。
ニワトリは道路を横切ってはならない
アメリカのジョージア州では、ニワトリは道路を横切るのが禁止……いや、道路を横切らないようニワトリに伝えたところで通じないでしょ!って反論されたらもう何も言えないような。
ヘラジカを飛行中に突き落としてはならない
アメリカのアラスカ州では、ヘラジカを飛行中に突き落とすのが禁止。ヘラジカは最大で2m~3mほどにまで成長する巨大生物だけに、飛行機から落とそうものなら大変なことになります。もちろん、ヘラジカだけでなく他の動物を突き落とすのも絶対にダメです。
マナティーを両手で触ってはならない
アメリカに生息するマナティーには両手で触れてはならないという決まりがあります。他にも、マナティーと泳ぐ時は「驚かせてはいけない」「近づいてはいけない」などの決まりもあるとのこと。臆病なマナティーはダイバーが吐く泡にも驚く繊細な生き物なので、びっくりさせないよう注意が必要です。
ワニを消火栓に繋いではならない
アメリカのミシガン州では、ワニを消火栓に繋ぐのが禁止。そんな危険人物はいないと思いますが、もし「よし消火栓にワニでも繋ぐか」とお考えの方はご留意を……っているか!そんな人間!笑
魚を泥酔・酩酊させてはならない
他にもオハイオ州には、魚を泥酔・酩酊させてはならないという決まりもあります。これって魚をお酒で調理するのもアウトなのでしょうか。謎は深まるばかりです。
チェリーパイにアイスクリームを載せてはならない
他にもカリフォルニア州には、チェリーパイにアイスクリームを載せてはならないという決まりもあります。これは別々に食べれば問題ないと思うのですが……なぜ載せるのがダメなのか疑問です。
フライドチキンは素手で食べなければならない
他にもジョージア州には、フライドチキンは素手で食べなければならないという決まりもあります。これはもう好きにさせてって感じです!笑
カナダの法律・条例
- 飛行中の航空機に乗り込んではならない
- タクシーの運転手はTシャツを着用してはならない
- 魔法・黒魔術・霊感商法を詐欺目的で行ってはならない
- 公共の場でトカゲやヘビを身に纏ってはならない
- 雪男を殺めてはならない
飛行中の航空機に乗り込んではならない
カナダでは、飛行中の航空機に乗り込むのが禁止されています。ちなみに、一般的な旅客機の速度は時速800km~900kmほどなので、フライト中に乗り込むのはおそらく不可能です。乗り込めるとしたらスーパーマンくらいでしょうか?
タクシーの運転手はTシャツを着用してはならない
カナダのノバスコシア州では、タクシーの運転手はTシャツの着用が禁止とのこと。サラリーマンがスーツを着るような感覚でしょうか。
魔法・黒魔術・霊感商法を詐欺目的で行ってはならない
カナダでは、魔法・黒魔術・霊感商法を詐欺目的で行うのも禁止です。悪質な霊感商法は自称占い師がやっているインチキで済む話ですが、魔法や黒魔術となるとちょっと興味を惹かれます。実際に海外にはシャーマンもいるため、あながち的外れな法律・条例でもないのかも……。
公共の場でトカゲやヘビを身に纏ってはならない
カナダでは、公共の場でトカゲやヘビを身に纏うのも禁止です。たまに犬や猫を抱っこして散歩している人を見かけますが、トカゲやヘビとなるとちょっと引いてしまいます。毒を持つ種類もいるので、もしかしたら法律・条例としてちゃんと機能してるのかも……。
雪男を殺めてはならない
カナダのブリティッシュコロンビア州では、雪男を殺めるのが禁止なのだとか。人を殺めてはならないというのは世界の共通認識ですが、雪男も殺してはなりません。もちろん、雪女も!笑
メキシコの法律・条例
- 国歌を間違えてはならない
国歌を間違えてはならない
メキシコには、国歌を間違えてはならないという決まりがあります。日本では「君が代」を間違えたところで罰せられることはありませんが、メキシコでは罪に問われることがあるようです。でも、歌なんていくらでもごまかしようがあると思うのですが……一体どうやって罰するのでしょう?
イギリスの法律・条例
- トイレを貸さないのは違法とみなされる
- 法廷ではカツラを着用しなければならない
- 国会議事堂に甲冑で入ってはならない
- 国会議事堂で死んではならない
- 郵便局員は犬と目を合わせてはならない
トイレを貸さないのは違法とみなされる
イギリスでは、トイレを貸さないのは違法とみなされます。これは過去に実際にあったスコットランドの法令であり、トイレを借りに来た人を拒否してはならなかったのだとか。ただ、現在では犯罪に利用されかねないとの理由で廃止されているようです。
法廷ではカツラを着用しなければならない
同じく、イギリスですでに廃止されているものの、かつて法廷ではカツラを着用しなければならないという法律・条例がありました。古くからの伝統で判事と弁護士が馬の毛のカツラとガウンを着用するのが習わしとされ、裁判の際は着用が義務付けられていたとのこと。
国会議事堂に甲冑で入ってはならない
イギリスは国会議事堂に関する法律・条例もあります。例えば、代表的なものの1つが国会議事堂に甲冑で入ってはならないというものです。誰が甲冑で国会議事堂に乗り込んだのかは謎ですが、過去にきっと西洋鎧で武装して突入した武闘派がいたのでしょう。
国会議事堂で死んではならない
イギリスには国会議事堂に関する法律・条例が他にもあります。例えば、例外の1つではあるものの国会議事堂で死んではならないというものです。国会議事堂で命を落とすことなど稀ですが、過去に血で血を洗う争いがあったのではないでしょうか。
郵便局員は犬と目を合わせてはならない
街中を散歩していると飼い犬や野良犬と目が合うこともありますが、イギリスの郵便局員は犬と目を合わせてはならないそうです。実はイギリスでは、郵便局員が犬に噛まれる事件が年間で約5,000件も発生しているようで、この法律・条例はそんな背景から生まれたものとされています。
私有地に踏み込む郵便局員と家を守りたい犬……お互いに目を合わさなければ争いも発生しないということでしょうか。
イタリアの法律・条例
- ビーチで砂の城を作ってはならない
- 容姿が美しくない女性はビキニを着用してはならない
- 葬式と病院のお見舞い以外は笑顔でいなければならない
- 23時30分以降はベンチで3人以上集まってはならない
- 1日に3回は犬を散歩に連れて行かないといけない
- 金魚鉢で金魚を飼ってはならない
ビーチで砂の城を作ってはならない
イタリアでは、ビーチで砂の城を作ってはならないというトンデモ法令があるそうで……。
羽柴秀吉よろしく“一夜砂城”なんて築いちゃった日には違法とみなされてしまいます。ただ、どこからどこまでを「城」と判断するのかは謎です。それこそライフセーバーが「コラ!そこお城作らない!」と注意でもするのでしょうか。
容姿が美しくない女性はビキニを着用してはならない
イタリアでも広く知られている法律・条例の1つが、容姿が美しくない女性はビキニを着用してはならないというものです。実際に現地では美女しか水着を着用してはならないとされています。
ただ「美」の基準は人それぞれ。実際にイタリアのビーチに行くと老若男女問わず水着で自由に過ごしています。つまり、自分自身が美しいと思えばビキニも可……何ともイタリアらしい決まりなのです。
葬式と病院のお見舞い以外は笑顔でいなければならない
これまた“らしさ”全開の暗黙の了解、それが葬式と病院のお見舞い以外は笑顔でいなければならないというもの。正直、なぜ法令とされているのか意味不明ですが、イタリアでは「悲しい時以外は常に笑って過ごそう」という風習があるとのこと。法的拘束力のないスローガンのようなものでしょうか。
23時30分以降はベンチで3人以上集まってはならない
イタリアでは、23時30分以降はベンチで3人以上集まってはならないと決められています。確かに、深夜にベンチで3人以上集まっているなんてなんだか怖いです。きっとイタリア人は深夜に集まるとろくなことがないことを知っているのでしょう。
1日に3回は犬を散歩に連れて行かないといけない
イタリアでは、1日に3回は犬を散歩に連れて行かないといけないと定められています。疲れている日はつい「今日の散歩サボっちゃおうかな」なんて考えがちですが、トリノではご法度です。犬を飼っている以上、散歩は1日に3回が鉄則……破った場合は500ユーロ(約8万円)!
散歩の回数を厳密にカウントするのは難しいですが、要するに「犬はちゃんと散歩に連れていきましょう」という法令です。イタリアでは動物愛護に関する法律・条例が厳しく、ペットを虐待したり捨てたりすると1年以下の懲役または1万ユーロ(約160万円)の罰金・罰則が待っています。
金魚鉢で金魚を飼ってはならない
金魚鉢は金魚を飼うためのもの……しかし、イタリアでは金魚鉢で金魚を飼ってはならないのだとか。
これはミラノの隣にあるモンツァという田舎町で制定された法律・条例で、きちんと効力を持った法令の1つとされています。決まりを定めた町議会によると「丸い形状の金魚鉢は金魚の視界を歪めて苦しませてしまう」との理由で制定に至ったようです。
関係者曰く「ペットを飼うなら正しい技術と知識を持ちましょう」という動物愛護の観点も含まれているとのこと。
スイスの法律・条例
- 夜の22時以降に騒音を出してはならない
夜の22時以降に騒音を出してはならない
スイスの法律・条例では、夜の22時以降に騒音を出すのが禁止されています。現地では夜22時以降に立って用を足すことや水を流すことが禁じられるなど、騒音に対して非常に厳しいお国柄だそうです。
鼻歌を歌いながらご機嫌にトイレやお風呂を済ませるなんてのは当然ご法度!
具体的には、夜22時~朝6時までは音を立ててはいけない時間とされており、排泄はおろか入浴も夜22時までに終わらせておくのが基本とされます。深夜に音を出そうものなら近隣住民が怒鳴り込んでくることもあるようで……とにもかくにも夜は静かに過ごすのが常識です。
ただし、観光客や旅行者が泊まるホテルはその限りではありません。
ドイツの法律・条例
- 枕を持ち込んではならない
- ビールは一定の量以上注がなければならない
枕を持ち込んではならない
ドイツでは、枕を持ち込むのは禁止とされています。現地では「枕=凶器」と認識されており、国境を越えて持ち込もうとすると逮捕される可能性もあるようです。お気に入りの枕じゃないと眠れないという方も、決してマイ枕は持参しないようお気を付けください。
ビールは一定の量以上注がなければならない
ドイツでは、ビールを一定の量以上注がなければならない決まりです。現地には5,000もの銘柄があるとされ、粗悪なビールから善良な市民を守るため「ビール純粋令」なるものも存在します。まさにビール大国……“ビール好きのビール好きによるビール好きのための国”と言えるでしょう!
フランスの法律・条例
- 亡くなった人と結婚しても構わない
- 宇宙人を店頭で販売してはならない
- ぶどう園でUFOを停止・着陸させてはならない
- 豚に「ナポレオン」と名付けてはならない
亡くなった人と結婚しても構わない
フランスでは、亡くなった人と結婚しても構わないという法律・条例があります。通称「死後婚」は世界で唯一フランスが法的に認めているもので「将来結婚する者の片方が死亡した場合、死亡した側の承諾に疑いがなければ婚姻を認める」と制定しているようです。
永遠の愛を信じてやまない2人なら、死後も結婚できる……劇的ロマンチック!
宇宙人を店頭で販売してはならない
ロマンチックな法律・条例があると思えば、奇妙な法令があるのもフランスの特徴です。実際にフランスでは、宇宙人を店頭で販売してはならないという決まりがあります。宇宙人の存在を疑うとかではなく、店先で販売してはならないってところがもうクレイジー!
ぶどう園でUFOを停止・着陸させてはならない
クレイジーな法律・条例があると思えば、さらに奇天烈な法令があるのもフランスの特徴です。実際にフランスでは、ぶどう園でUFOを停止・着陸させてはならないという決まりがあります。UFOまで登場するなんてもうマーベラス!
豚に「ナポレオン」と名付けてはならない
フランスでまことしやかに囁かれているのが、豚に「ナポレオン」と名付けるのは禁止というもの。しかし、こちらに関してはガセとされています。話の出どころは1945年に出版された「動物農場」という本にあるようですが、詳しくは長くなるので割愛。現地で豚をナポレオンと呼んでも問題ないです。
アラブの法律・条例
- メトロで起きられないほど熟睡してはならない
メトロで起きられないほど熟睡してはならない
アラブのメトロでは起きられないほど熟睡してはならないという決まりがあるのだとか。うたた寝くらいならOKでも、爆睡するのはNG。最悪の場合は罰金・罰則となる可能性も否めません。
アラブに限らず、鉄道や地下鉄などの交通機関が発達している地域では居眠り厳禁の国もあります。海外では外で居眠りすると犯罪に巻き込まれる可能性もあるので、移動中は起きているのが鉄則です。
個人的には「髭を生やしたままキスしてはならない」「雪男を殺めてはならない」「ビーチで砂のお城を作ってはならない」が面白かった!
海外には他にも変わった法律・条例があるから、気になる人はぜひ調べてみて!
3.まとめ
今回は世界の面白い法律・条例51選、思わず笑ってしまう海外の変わった法律・条例一覧をまとめました。
世界には「髭を生やしたままキスしてはならない」や「雪男を殺めてはならない」「ビーチで砂のお城を作ってはならない」など、思わず吹き出してしまう面白い法律・条例がたくさんあります。中には制定・提唱に至った経緯・出所が不明なものもいくつかありますが、つい誰かに教えたくなる法律・条例もあるはずです。
日常生活では役に立たないものの知っておくだけで勉強になる……他にも国によってはほとんど知られていない法律・条例もあるので、気になる方は個人的にも調べてみてください!