世界には思わず笑ってしまう面白い成人式が存在します。例えば「手作りバンジージャンプに挑む成人式」や「素手でサメを捕まえる成人式」「毒アリ手袋の激痛に耐える成人式」など、外国ならではの一風変わった成人式も数知れず。
今回は世界の面白い成人式12選を調査しました。ここでは思わず笑ってしまう海外の変わった成人式一覧も共有いたします。誰かに話したくなる不思議な成人式をまとめるので、ぜひ最後まで読み進めてみてください。
「どんな儀礼をするの?」と狼狽してしまう成人式が満載!
この記事では「面白い成人式12選」「思わず笑ってしまう海外の変わった成人式一覧」をまとめるよ!
1.海外には変わった成人式がいっぱい


海外には変わった成人式がいっぱいあります。
みなさんもお手製のロープで飛び降りるバヌアツの「手作りバンジージャンプに挑む成人式」、1匹のサメを捕獲するパプアニューギニアの「素手でサメを捕まえる成人式」、アリの攻撃を我慢するブラジルの「毒アリ手袋の激痛に耐える成人式」など、一度は挑戦してみたい成人式があるのではないでしょうか?
当記事で挙げるものは「第三者でも挑戦できるもの」から「身内しか挑戦できないもの」まであり、規模も形式も何もかもが摩訶不思議です。
しかし、他にも世界にはどのようにして生まれたのかわからない成人式が無数にあり、ユニークなものも珍しくないです。当記事で紹介する成人式の中にも「なぜこのような儀礼が?」と気になってしまうものもあるかもしれません。
外国の成人式は知れば知るほど実際に挑戦してみたくなる。中には外国だからこその面白い成人式もあるので、ぜひどのようなものがあるのか覗いてみましょう!
どんな成人式があるのか気になる!
笑えるのがあったらしよう!共有!
2.世界の面白い成人式12選


ここからは世界の面白い成人式12選をまとめます。
ここでは世界の変わった成人式を地域別に一覧形式で紹介するので、順番にご覧いただけると幸いです。ただし、複数の情報源を参考にしたものの中には真偽不明の成人式もあったため、一部信憑性に欠ける変な成人式が含まれていることをご了承ください。
インドの成人式
- 赤ちゃんの髪を切る成人式
赤ちゃんの髪を切る成人式
インドの一部には“赤ちゃんの成人式”と称される「チューダカラナ」と呼ばれる儀礼があります。
主にインドの人々が信仰しているヒンドゥー教では、輪廻転生が常識とされています。だからこそ、ヒンドゥー教の人々は赤ちゃんが生まれると人生の因果や痕跡を取り除くために一度髪の毛を剃り、新たな人生を迎えさせるのです。
現地では「赤ちゃん=誰かの生まれ変わり」なので、散髪をするのも一代行事というわけです。
インドネシアの成人式
- 石壁を飛び越える成人式
石壁を飛び越える成人式
インドネシアのニアス島では、成人すると約2mの石壁を飛び越える儀礼が行われます。
現地では「ホンババトゥ」「ファホンボ」と呼ばれる伝統的な儀礼で、もともとは戦士たちの訓練が起源。部族間の争いが絶えない時代、石の壁を乗り越えられる戦士を育てるための一環として、石の壁を飛び越えさせていたとのこと。当時は、石の塔の頂上に鋭い釘や竹が刺されており、乗り越えられなければ命を落としたり傷を負ったりする非常に危険なものだったのだとか。
ただ、現在ではニアス島のシンボルとされ、インドネシアの紙幣にも印刷されている伝統的な儀礼です。
フィリピンの成人式


- 18歳を盛大にお祝いする成人式
18歳を盛大にお祝いする成人式
厳密には成人式ではないものの、フィリピンで特別な行事とされているのが通称「デビュー」です。
「デビュー」は女性を主体とした儀礼の1つで、現地の子供が18歳になり大人になると18本のろうそくを持つ友達から祝福されるキャンドルセレモニーや18本のバラが贈られるダンスセレモニーが行われます。
ちなみに、現地の男性は21歳でお祝いされるものの「デビュー」並みに派手ではありません。
バヌアツの成人式
- 手作りバンジージャンプに挑む成人式
手作りバンジージャンプに挑む成人式
バヌアツでは、手作りバンジージャンプに挑むのが成人式のしきたりです。
現地の言葉で「ナゴール」と呼ばれるこの儀礼は、全高約30mのやぐらからヤムイモのつるを足首に巻いて飛び降りるというもの。使用するつるは自分で選べるものの、伸縮性は皆無。耐久性のないつるを選んでしまうと途中で切れて大惨事となります。まさに“命がけの成人式”です。
成功すると成人として認められるものの、失敗すると1年間は未成年のまま。
あのバンジージャンプの元祖です。
パプアニューギニアの成人式
- 素手でサメを捕まえる成人式
素手でサメを捕まえる成人式
パプアニューギニアでは、素手でサメを捕まえるのが成人式の習わしです。
厳密には成人式というより成人の証とされる通過儀礼のようなものですが、命がけであることには変わりません。人間を捕食することもあるサメと素手でのタイマン。無事に素手でサメを捕獲することができれば成人として認められますが、捕獲できなければ一人前としては認められません。
現地の人々の間ではサメに先祖の魂が宿ると信じられていて、当日は歌を歌ったり、ココナッツや巻き貝で音を鳴らしたりしてサメを呼び寄せます。
一見すると自殺行為に見えるものの、先祖が守ってくれるから安全と信じられています。ただ、映画「ジョーズ」を見た当ブログの管理人からするととてもとても……できそうにないです。
アメリカの成人式


- 16歳を盛大にお祝いする成人式
- 信仰や人生を見直す成人式
16歳を盛大にお祝いする成人式
アメリカには厳密に成人式はないのですが、「スイートシックスティーン」と呼ばれる儀礼があります。これは16歳を迎えた女の子のためのパーティー。それぞれの家庭ごとに規模や形式は変わりますが、ドレスアップした主役が家族や親族、知人や友人と楽しく過ごすのが定番です。
なお、アメリカに住むラテン系の人々の間では15歳の少女の成長を祝う「キンセアニェーラ」と呼ばれる儀礼もあります。教会でミサを開いて豪華なパーティーを行うので、本人にとっては特別な行事の1つです。
世界の成人式は主に男の子や少年が主役だけに、珍しい風習と言えるかもしれません。
信仰や人生を見直す成人式
アメリカの「アーミッシュ」と呼ばれるキリスト教系の人々の間では、16歳~20歳になると「ラムスプリンガ」という特別な期間を迎えます。
この期間は、車の運転や催し物への参加といった普段体験できない社会に触れる期間となります。その後、自分の生き方を見直し、教会の一員として残るか、世界に飛び出すかを決めるのです。
まさに本人とっては、人生の選択を迫られる特別な通過儀礼となるわけです。
カナダの成人式


- 北極で生き抜く術を受け継ぐ成人式
北極で生き抜く術を受け継ぐ成人式
カナダというよりも北極圏(カナダ北部をはじめアラスカやグリーンランド)に暮らす「イヌイット」と呼ばれる人々の間で行われているのが、北極で生き抜く術を受け継ぐ通過儀礼です。
「イヌイット」は、成人になると特別なスキルを学びます。舞台はカナダの北バフィン島。ここで成人を迎える新成人は長老から生き物の狩り方・犬ぞりの乗り方・氷の見極め方・空の読み方など、北極で生き抜く知恵を教わります。
自然への敬意や種族間の交流についても学ぶ、特別な期間です。
ブラジルの成人式
- 毒アリ手袋の激痛に耐える成人式
毒アリ手袋の激痛に耐える成人式
ブラジルのサテレマウェ族に伝わる儀礼が、毒アリ手袋の激痛に耐えるというものです。
「毒アリ手袋」に「激痛」に……と言葉の響きからしてもう恐ろしすぎます。
具体的な内容としては、毒アリとされるサシハリアリ、通称「弾丸アリ(毒針を刺された痛みが銃弾に撃たれた痛みに匹敵することに由来)」が詰め込まれた手袋をはめて、激しい痛みに耐えるのみです。痛みを乗り越えることで、忍耐と勇気があることを証明できるとされています。
ただ、一度刺されると24時間は痛みが抜けない。
世界で最も怖い成人式と言っても過言ではありません!
イスラエルの成人式
- 教会で祈り聖典を読む成人式
教会で祈り聖典を読む成人式
イスラエルというよりは、ユダヤ教の人々の間で行われているのが「バルミツワー」「バトミツワー」と呼ばれる成人の儀です。現地では男の子は13歳、女の子は12歳になると宗教的に大人として認められるとのこと。
「宗教的に」という前提はあるものの、日本だとまだ小学校6年生~中学生1年生の子が成人を迎えるという驚きの風習となっています。ただ、物々しい感じではなく、当日は親しい人を招いて音楽や食事を楽しみながら、人生の新たな章をお祝いするのだとか。
エチオピアの成人式
- 牛の背中を飛び歩く成人式
牛の背中を飛び歩く成人式
エチオピアに住まうバンナ族の間で行われている儀礼が、牛の背中を飛び歩くというものです。
牛のフンを全身に塗りたくり、10頭~何十頭もの牛の背中を飛び歩く……見事、牛の背中を4往復できたら成人として認められます。一見「牛の背中を飛び歩くくらいならできるかも」と思うかもしれませんが、動き回る牛の上を渡るのは至難の業。下手をすれば命を落としてもおかしくないです。
当ブログの管理人は、牛のフンを全身に塗りたくられるだけでも挫折するかもです……!
ケニアの成人式
- ライオンを狩る成人式
ライオンを狩る成人式
ケニアの一部部族の間では、14歳~15歳になるとライオンを仕留めるのが成人の証とされます。
一方でライオンに怯えて狩りに出かけられない者は一人前として認められず、結婚も許されません。もともとケニアには、戦士階級となるのにいくつもの試練が待ち受けており、無事に耐え抜いた者だけが通過儀礼を終えられます。後に何年何十年と修行を経て、村の守護者となれるのです。
つまり、ライオンを狩るのは成人になるまでの試練の1つというわけです。
最近は狩猟に代わり、自らの技を競い合うマサイオリンピックが開催されることも!
個人的には「手作りバンジージャンプに挑む成人式」「素手でサメを捕まえる成人式」「毒アリ手袋の激痛に耐える成人式」が面白かった!
海外には他にも変わった成人式があるから、気になる人はぜひ調べてみて!
3.まとめ
今回は世界の面白い成人式12選、思わず笑ってしまう海外の変わった成人式一覧をまとめました。
世界には「手作りバンジージャンプに挑む成人式」や「素手でサメを捕まえる成人式」「毒アリ手袋の激痛に耐える成人式」など、思わず吹き出してしまう面白い成人式がたくさんあります。中には儀礼に至った経緯・出所が不明なものもいくつかありますが、つい誰かに教えたくなる成人式もあるはずです。
日常生活では役に立たないものの知っておくだけで勉強になる……他にも国によってはほとんど知られていない成人式もあるので、気になる方は個人的にも調べてみてください!





