海外旅行では「洗濯したい」という状況もあるかと思います。実際に「ホテルで洗濯できるのか」気がかりな人もいるのではないでしょうか。結論を先に言うとホテルでは工夫次第で洗濯できるもののいくつか注意があるため、正しい方法を知っておくと安心です。
今回は海外旅行のホテルの洗面台・トイレで洗濯はできるのかを解説します。併せて服を手洗いする方法も説明します。加えて洗濯物の干し方もまとめるので、海外旅行の宿泊にお役立てください。

海外旅行のホテルで洗濯は……できる!



この記事では「海外旅行で泊まるホテルの洗面台・トイレで洗濯はできるのか」「服を手洗いする方法」をまとめるよ!
1.海外旅行のホテルの洗面台・トイレで洗濯はできる?


まずは海外旅行のホテルの洗面台・トイレで洗濯はできるのかを見ていきましょう。
結論を先に言うと、ホテルの洗面台とトイレが一体化したバスルームであれば、洗濯は可能です。
宿泊で利用するホテルの洗面台やトイレは、本来どちらも洗濯するためのものではないため、特別な理由がない限りは正しい利用方法を守る必要があります。
ただ、ホテルによっては自力で洗濯する分には黙認されているところもあるので、服を手洗いするだけであれば問題はないでしょう。どうしても洗濯が必要な場合は、まず必要なものを揃えます。洗濯に必要なものは、以下の通りです。
- ジップロック:衣服を入れて揉み洗いするため
- 洗剤:衣服に付着した汗や皮脂を落とすため
- タオル:衣服が吸収した水分を抜くため
- ハンガー:洗濯物を乾かすため
ホテルで選択する場合、衣服を入れて揉み洗いするためのジップロック、衣服に付着した汗や皮脂を落とすため洗剤を準備します。また、衣服が吸収した水分を抜くためのタオル、洗濯物を乾かすためのハンガーも用意しておくべきです。
タオルとハンガーに関してはホテル側の設備として置かれていることが多いからこそ、少なくともジップロックと洗剤だけ持参すれば、現地でも洗濯できるでしょう。



ホテルの洗面台・トイレで洗濯できれば、服が汚れても大丈夫!



ジップロック・洗剤・タオル・ハンガーさえあれば、どのようなホテルでも服を手洗いできる!
2.ホテルで服を手洗いする方法


次にホテルで服を手洗いする方法を見ていきましょう。
- 洗面所や浴槽にゴミがないか確認する
- 排水溝を塞いでぬるま湯を貯める
- 洗剤を溶かして衣服を入れる
- 手洗いで衣服を揉む
- 綺麗な水に取り替える
- タオルに包んで絞る
ホテルで服を手洗いする場合、まずは洗面所や浴槽にゴミがないか確認し、排水溝を塞いでぬるま湯を貯めます。次に洗剤を溶かして衣服を入れ、手洗いで衣服を揉みます。
最後に綺麗な水に替え、タオルに包んで絞れば手洗い完了です。汚れが落ちない場合は、一連の動作を2回~3回ほど繰り返すと良いです。
2-1.洗面所や浴槽にゴミがないか確認する
ホテルで洗濯する場合、まずは洗面所や浴槽にゴミがないか確認してください。
日本のホテルでは完璧な清掃によってゴミが落ちていることはほとんどありませんが、外国のホテルでは掃除が行き届いていないことも珍しくないため、ゴミが入っていないかは一度チェックしましょう。
2-2.排水溝を塞いでぬるま湯を貯める
次に、排水溝を塞いでぬるま湯を貯めます。ぬるま湯にする理由はいくつかありますが、代表的なのは「洗剤を溶けやすくする」「汚れを分解しやすくする」の2点です。
2-3.洗剤を溶かして衣服を入れる
次に、洗剤を溶かして衣服を入れます。必要に応じて、柔軟剤や漂白剤を入れると良いです。
2-4.手洗いで衣服を揉む
次に、手洗いで衣服を揉みます。洗濯表示を見ながら適切な水温に調整しつつ、汚れた部分に洗剤を塗布して両手で優しく揉むのが正しいやり方です。
2-5.綺麗な水に取り替える
連続で他の衣服も洗う場合は、適宜綺麗な水に取り替えてください。
汚水で洗濯すると異臭や変色の原因となるため、常に綺麗な水を使用するよう意識します。滞在する国や地域によっては水道水が錆色をしていることがあるので、水自体が汚くないかどうかも確認すべきです。
2-6.タオルに包んで絞る
最後にタオルに包んで、よく絞りましょう。
水分が残ったまま干すと生乾きの匂いが発生するため、水気をきちんと切ってから干すべきです。ただ、手で無理に絞るとシミやシワの原因となるので、丁寧に扱うことを心がけます。



ホテルの近所にあるコインランドリーを利用するのもあり!



ホテルのスタッフに言って洗濯してもらう方法もある!場合によっては洗濯機付きの宿泊施設を選ぶのも手かもしれない!
3.ホテルでの洗濯物の干し方


最後にホテルでの洗濯物の干し方についてまとめます。
- 椅子の背もたれで干す
- カーテンレールで干す
- 吸盤フックとロープで干す
- タオル掛けで干す
ホテルで洗濯物を干す場合、椅子の背もたれで干す、カーテンレールで干す、吸盤フックとロープで干す、タオル掛けで干すなどの方法がおすすめです。
3-1.椅子の背もたれで干す
ホテルは相部屋などでない限り、必ずと言って良いほど椅子があるため、洗濯物は背もたれで干せます。
背もたれのタイプによっては革張りや布張りで水濡れ厳禁の場合もあるものの、木材などで作られているものは多少濡らしても大丈夫です。
直に干すのに抵抗がある場合は、次の方法をお試しください。
- 椅子と洗濯物の間にバスタオルを挟んでから干す
- 背もたれにハンガーをかけてから洗濯物を干す
椅子の背もたれに洗濯物を干す場合は、椅子と洗濯物の間にバスタオルを挟んでから干す、もしくは背もたれにハンガーをかけてから洗濯物を干すようにすると良いでしょう
例外として、テーブルに広げて乾くのを待つというのもありかもしれません。
3-2.カーテンレールで干す
カーテンレールで干すのも方法の一つです。
カーテンレールはどのホテルにも備え付けてあり、物干し竿としても利用できます。
3-3.吸盤フックとロープで干す
吸盤フックとロープで干すのも方法の一つとなります。
吸盤フックとロープを持参すれば、応急処置的な物干し竿を作成できます。
3-4.タオル掛けで干す
ホテルの浴室には大抵タオルを置くためのタオル掛けがあり、宿泊者が自由に使えるようになっています。
タオル掛けは本来タオルをかけるために用いるものですが、ハンガーと組み合わせれば物干し竿にもなるので、何かと重宝するはずです。



なかなか乾かない場合は、エアコンの風を直接当てると良いかも!



ドライヤーの空気で乾かすという荒業もあるから、ぜひ試してみて!
4.まとめ
今回は海外旅行のホテルの洗面台・トイレで洗濯はできるのか、服を手洗いする方法をまとめました。
日本のホテルだと洗濯機が設置されていて、問題なく洗濯できるところも珍しくありません。ただ、外国のホテルでは自力で服を手洗いするしかない場合もあるでしょう。そんな時、ホテルの洗面台・トイレで洗濯できれば、短期滞在でも長期滞在でも助かるのではないでしょうか。
この記事ではホテルで洗濯する方法についてまとめましたが、ホテルによっては近隣にコインランドリーがあったり、スタッフが対応してくれたりする場合もあります。もし今後海外にしばらく滞在する場合は、衣服の洗濯をどうするかも考えておくと安心です。どうしても洗濯が必要な場合は、洗濯機が設置されているホテルを選ぶと良いでしょう。