海外旅行は高い時期・高い理由を理解しておかないと、料金面で何かと不利です。予算が余っていても、高い時期・高い理由を把握しておかなければ航空運賃や現地費用も膨らんでしまいます。地域ごとに割高なシーズンも変わるため、旅先ごとの旅行代金も見極めなければいけません。
今回は海外旅行の高い時期と高い理由を調査しました。ここでは地域別で見る割高なシーズンも共有いたします。海外旅行するのに向いていない時期をまとめるので、ぜひ最後まで読み進めてみてください。
海外旅行が高い期間を知っておかなければお金があってもダメさ!
この記事では「高い時期と高い理由」「地域別で見る割高なシーズン」をまとめるよ!
1.海外旅行は円安時が高い
まずは海外旅行は円安時が高いことをまとめます。
- 円安時の状況:日本円の価値が下がることで相対的に外貨の価値が上がる
海外旅行は円安時が不利とされており、円安時は総じて旅費も高いのが特徴です。
円安時は日本円の価値が下がっている状態のため、相対的に外貨の価値が上がっている状態となります。
仮に「1ドル/1ユーロ=100円」を基準とした場合「100円⇒150円」になることを円安と表現します。これは今まで100円払わないと手に入れられなかった1ドル・1ユーロが、150円払わないと手に入れられない状態を意味し、相対的に円の価値が下がっている状態を表すわけです。
その結果、外貨両替を伴う海外旅行は円安時ほど割高に感じられるでしょう。
海外旅行は円安時の方が高いのが特徴です。ただし、海外旅行の費用を決める背景は円安だけが関係しているわけではありません。中でも「航空運賃」と「現地費用」は高い時期・高い理由を知っておく必要があります。
海外旅行するなら円安時を避けるべきってこと?
必然的にそうなるけど、他にも海外旅行が高い時期・高い理由は状況によって上下することもあるから油断は大敵!
2.高い時期と高い理由
ここからは高い時期と高い理由をまとめます。
- 高い時期:7月~9月(大型連休・長期休暇含む)
- 高い理由:飛行機代の上昇/円安/物価高
一般的に7月~9月は大型連休や長期休暇を含め、海外旅行が高いです。その背景には飛行機代の上昇が関係しており、他にも円安・物価高によって上下するとされます。
2-1.高い時期
海外旅行が高い時期は「航空運賃が高い時期」と言い換えられるでしょう。
航空運賃で見ると海外旅行の高い時期は以下の通りです。これはあくまでも一般的な航空券代の推移でしかないものの、おおよその飛行機代の目安となります。
時期の目安 | 割高の目安 | 備考 |
---|---|---|
1月 | 1年で最も安い時期 | |
2月 | 1年でやや安い時期 | |
3月 | どちらとも言えない時期 | |
4月 | 1年でやや安い時期 | |
5月 | 1年でやや安い時期 | |
6月 | どちらとも言えない時期 | |
7月 | 1年で最も高い時期 | |
8月 | 1年で最も高い時期 | |
9月 | 1年でやや高い時期 | |
10月 | どちらとも言えない時期 | |
11月 | 1年でやや安い時期 | |
12月 | 1年で最も安い時期 |
以上の表を参考にしていただけると、海外旅行の高い時期が見えてくるのではないでしょうか。
中でも海外旅行は7月~9月が比較的高い時期とされるため、予算に余裕のある方も上記で挙げた時期は避けるのがおすすめです。
基本的に「年末年始・冬休み・春休み・夏休み・秋休み」は高い傾向にあるので、お正月・GW・お盆・SWなどの大型連休・長期休暇を含む高い時期は避けましょう。
2-2.高い理由
海外旅行が高い理由には「飛行機代の上昇・円安・物価高」が背景にあるとされています。
基本的に飛行機代が上昇している時期は旅費が膨らんでしまうため、旅行代金の総額も膨らんでしまうのが特徴です。加えて、円安・物価高であれば「日本円の値段が下がることで相対的に現地の商品・サービスの値段が上がる」ので、海外旅行の費用も全体的に膨らんでしまいます。
反面、現地費用は訪問する国がオンシーズンなのかどうかによっても変わるので注意が必要です。
例えば、特別なイベントのある時期は旅費も高いため、旅行代金を気にせずともハイシーズンはおすすめできないでしょう。繁忙期と聞くと「トレンドなの?」と思うかもしれませんが、定番スポットもきっちりと回れず行列の連続で存分に楽しめないこともなきにしもあらず。
むしろ、観光客・旅行者で混雑するので、しっかりと回りたい人には向いていないでしょう。
1年で海外旅行が最も高いのは7月と8月かぁ。
様々な要因で高い時期・高い理由が変わるから一口には言えないけど、航空運賃と現地費用は要チェック。
3.地域別で見る割高なシーズン
最後に地域別で見る割高なシーズンをまとめます。
- アジア:7月~9月
- オセアニア:〃
- 北米:〃
- 中南米:〃
- ヨーロッパ:〃
- 中東:〃
- アフリカ:〃
日本から海外旅行する場合、基本的に割高なシーズンは似たり寄ったりです。全体的に7月~9月は航空運賃が高いため、現地費用と照らし合わせながら計画しましょう。
3-1.アジア
日本からのアジア旅行は7月~9月が割高とされます。
アジア旅行が高い時期は、韓国旅行や台湾旅行、中国旅行も行きにくいかもしれません。
中でも旧正月の時期は高いので、旅行代金は要チェックです。
- インドネシア
- 韓国
- シンガポール
- 台湾
- 中国
- ブルネイ
- ベトナム
- マレーシア
- モンゴル
3-2.オセアニア
日本からのオセアニア旅行も7月~9月が割高とされます。
オセアニア旅行が高い時期は、オーストラリア旅行やニュージーランド旅行も行きにくいです。
3-3.北米
日本からの北米旅行も7月~9月が割高とされます。
北米旅行が高い時期は、アメリカ旅行やカナダ旅行も行きにくいです。
クリスマスやニューイヤーカウントダウン、独立記念日(インデペンデンス)や感謝祭(サンクスギビング)の時期は高いので、訪れる季節を見計らって予約しましょう。
3-4.中南米
日本からの中南米旅行も7月~9月が割高とされます。
中南米旅行が高い時期は、ブラジル旅行やメキシコ旅行も行きにくいです。
カーニバルやハロウィンの時期は高いので、訪れる季節を見計らって予約しましょう。
3-5.ヨーロッパ
日本からのヨーロッパ旅行も7月~9月が割高とされます。
ヨーロッパ旅行が高い時期は、イタリア旅行やスペイン旅行、フランス旅行も行きにくいです。
クリスマスやニューイヤーカウントダウン、聖霊降臨日(ペンテコステ)や復活祭(イースター)の時期は高いので、訪れる季節を見計らって予約しましょう。
3-6.中東
日本からの中東旅行も7月~9月が割高とされます。
中東旅行が高い時期は、アラブ旅行やサウジアラビア旅行、トルコ旅行も行きにくいかもしれません。
中でもフェスティバルの時期は高いので、旅行代金は要チェックです。
3-7.アフリカ
日本からのアフリカ旅行も7月~9月が割高とされます。
アフリカ旅行が高い時期は、エジプト旅行やモロッコ旅行も行きにくいです。
簡単な説明になっちゃったけど、時期別の割高なシーズンを知っておくと高い時期・高い理由が見極めやすくなるかも!
日本から出発するって考えたら、現地費用よりも航空運賃に目を向けた方がいいかもしれない!
4.まとめ
今回は高い時期と高い理由、地域別で見る割高なシーズンをまとめました。
海外旅行が高い時期は大型連休・長期休暇を含む7月~9月。高い理由としては飛行機代の上昇・円安・物価高が挙げられます。海外旅行を計画する際は、主に航空運賃・現地費用の両面を見ておきたいです。
予算に余裕がある方でも、高い時期・高い理由を念頭に計画するのが無難でしょう。ただし、地域によって割高なシーズンが変わるため、訪れる季節にはくれぐれもご注意ください。