海外旅行では大まかな流れと手続きに必要なものを把握しておきたいです。この2つを理解すれば今すぐ海外旅行に旅立てます。ただ、初めての海外旅行では何から始めれば良いのか戸惑う方もいるかもしれません。
今回は海外旅行の大まかな流れと手続きに必要なものを解説します。併せて事前に済ませておくことや個人・ツアーの手配の違い、当日のタイムスケジュールも説明します。出国・入国・帰国の手順もまとめるので、海外旅行の準備にお役立てください。
初めての海外旅行……まず何から準備すれば良いんだろう?
この記事では「海外旅行の大まかな流れと手続きに必要なもの」「出国・入国・帰国の手順」をまとめるよ!
1.海外旅行の大まかな流れ
まずは海外旅行の大まかな流れを見ていきましょう。
- 計画
- 準備
- 日本出国
- 外国入国
- 宿泊
- 飲食
- 観光
- 外国出国
- 日本入国
- 目的を決める
- 方法を決める
- 予算を決める
- 日数を決める
- 人数を決める
海外旅行は計画から始めるのがおすすめです。何から決めるかは自由なので、自分の中での優先事項から決めていきましょう。
まずは計画を立てましょう。海外旅行は「目的・方法・予算・日数・人数」を決めるところから始まります。
- 飛行機を予約する
- ホテルを予約する
- レストランを予約する
- オプショナルツアーを予約する
- 保険に加入する
- 外貨に両替する
- 電子機器を設定する
- 持ち物を確認する
海外旅行は各種予約も必要です。予約時にパスポートの旅券番号を求められることもあるので、余裕を持って申請しておいてください。
次に準備を進めましょう。海外旅行では「飛行機・ホテル・レストラン・オプショナルツアー」を予約しておくと安心です。保険加入や外貨両替も済ませておけば完璧です。
現地で「パソコン・タブレット・スマホ」を使用するなら通信設定の見直しも忘れずに。Wi-FiやSIMカードを使用しないと高額な通信料が発生します。
最後に持ち物を確認し、忘れ物がないか確かめましょう。
- 空港に向かう
- 国際線ターミナルに向かう
- 航空会社カウンターに向かう
- チェックインする
- 手荷物を預ける
- 保安検査を受ける
- 出国審査を受ける
- 搭乗口に向かう
- 飛行機に乗る
海外旅行で初めて日本を出国する際は全体の流れを把握しておくと安心です。
チェックインではパスポートとeチケットが求められます。
手荷物は受託手荷物と機内持ち込み手荷物に分けましょう。
日本を出国する際は「保安検査」「出国審査」が必要となります。ただ、自動化ゲートや顔認証ゲートでも手続き可能です。
最後に飛行機の出発時刻と搭乗時刻が変更になっていないかも確認しておいてください。
- 飛行機を降りる
- 降機口に向かう
- 検疫を受ける
- 入国審査を受ける
- 手荷物を受け取る
- 税関検査を受ける
- 空港を出る
海外旅行で初めて外国へ入国する際も全体の流れを把握しておくと安心です。
外国に入国する際は「入国審査・税関・検疫」が必要です。
あらかじめパスポートと搭乗券を準備しておきましょう。
- ホテルに向かう
- フロント・レセプションに向かう
- チェックインする
- デポジットを預ける
- リクエストを伝える
- 宿泊者名簿を書く
- 鍵を受け取る
- 部屋に入る
- 滞在する
- 部屋を出る
- フロント・レセプションに向かう
- 鍵を返す
- 精算をする
- チェックアウトをする
- ホテルを出る
海外旅行の宿泊の流れはどのようなホテルも大体同じです。
ホテルによってはデポジットが求められることもあります。
- レストランに向かう
- 案内をされる
- メニューを見る
- オーダーをする
- リクエストを伝える
- 料理を待つ
- 食事を始める
- 食事を終える
- 感想を伝える
- デザートを食べる
- コーヒーを飲む
- 会計をする
- レストランを出る
海外旅行の飲食の流れはどのようなレストランも大体同じです。
レストランではマナーを守りましょう。
- スポットを決める
- プランを決める
- 観光する
海外旅行の観光に決まりはありません。各々が思うままに過ごしましょう。
現地を観光する際は常に警戒を怠らないようにしてください。
- 空港に向かう
- 国際線ターミナルに向かう
- 航空会社カウンターに向かう
- チェックインする
- 手荷物を預ける
- 保安検査を受ける
- 出国審査を受ける
- 搭乗口に向かう
- 飛行機に乗る
海外旅行で初めて外国から帰国する際も全体の流れを把握しておくと安心です。
チェックインではパスポートとeチケットが求められます。
手荷物は受託手荷物と機内持ち込み手荷物に分けましょう。
外国から帰国する際も「保安検査」「出国審査」が必要となります。ただ、自動化ゲートや顔認証ゲートでも手続き可能です。
- 飛行機を降りる
- 降機口に向かう
- 検疫を受ける
- 入国審査を受ける
- 手荷物を受け取る
- 税関検査を受ける
- 空港を出る
海外旅行で初めて日本に入国する際も全体の流れを把握しておくと安心です。
日本へ入国する際も「検疫・入国審査・税関検査」が必要です。
あらかじめパスポートと搭乗券を準備しておきましょう。
ここまでの手順を把握しておけば海外旅行も安心です。状況によって変わるものの原則は同じ流れなので、一通り覚えておけば何も心配はいりません。
「海外旅行って大変」と思うかもだけど、何回か行けば慣れてくるはず。
不要な部分はカットしてよりシンプルな海外旅行にアレンジするのも全然ありだね!
2.手続きに必要なもの
次に海外旅行の手続きに必要なものを見ていきましょう。
- パスポート(旅券)
- ビザ(査証)
- チケット
海外旅行の手続きに最低限必要なものは「パスポート(旅券)」「ビザ(査証)」「チケット」の3つです。この旅の三種の神器があれば海外旅行に行けます。
主にパスポートやビザは飛行機を自分で手配したり、ホテルやレストランやオプショナルツアーを手配したりする際に必要となります。また、航空会社のチケットは保険への加入や外貨への両替で必要となる場合もあるので、事前に用意しておくのが賢明です。
ただ、パスポートやビザの取得、チケットの予約に必要な書類もいくつかあるため、次の項目にも目を通しておきましょう。
海外旅行の必需品、それがパスポートとビザとチケットだね。
他にも海外旅行に必要なものはあるけれど、詳しい持ち物はまた別の機会にまとめるね。
3.事前に済ませておくこと
ここからは海外旅行で事前に済ませておくことを見ていきましょう。
- パスポート(旅券)の取得
- ビザ(査証)の取得
- 飛行機の予約
- ホテルの予約
- レストランの予約
- オプショナルツアーの予約
- 保険への加入
- 外貨への両替
- 電子機器の設定
- 持ち物の確認
海外旅行の必需品、それがパスポートです。
パスポートは旅券とも呼ばれ、出入国する際に必ず必要となるだけでなく身分証明書としても使用できます。渡航先で保護を要請する公文書としても活用できるなど、旅に欠かせない相棒となります。
すでに所有している方も有効期限は確認しておいてください。観光目的ならパスポートの残存有効期限は3ヶ月~6ヶ月が一般的ですが、不足している場合は出入国を拒否されます。そのため、渡航の半年前にはパスポートの取得・更新を済ませておきましょう。
海外旅行の半必需品、それがビザです。
ビザは査証とも呼ばれ、出入国する際に必要となることがあります。日本国籍保持者であればビザなし渡航が認められるケースもありますが、一部の国は渡航前にビザを取得しなければなりません。
- ETA:インド・スリランカ
- ETAS:オーストラリア
- ESTA:アメリカ
- eTA:カナダ
- ETIAS:ヨーロッパ
国によっては電子渡航認証というビザ免除プログラムもあります。
パスポートとビザを取得したら飛行機を予約しましょう。航空券の氏名と性別がパスポートやビザと一致していないと搭乗できないので、情報は正確に。
併せてホテルも予約しましょう。宿泊施設は現地でも見つけられますが、海外旅行に慣れていない方は目星をつけておくのがおすすめです。
併せてレストランも予約しましょう。飲食店も現地で探すのが醍醐味ですが、海外旅行に慣れていない方はピックアップしておくのがおすすめです。
希望に合わせてオプショナルツアーの予約も済ませておくと安心です。中には人数制限が設けられているものもあるので、早めに申し込みましょう。定員オーバーに備えて仮予約するのもありです。
旅先では不足の事態も発生するため、海外旅行保険への加入も考えましょう。
特に医療費を手厚くカバーできるものがおすすめです。外国での医療費は高額となるケースもあり、手術や入院を伴えば数百万円~数千万円以上請求される場合もあります。
海外旅行保険付きのクレジットカードもあるものの治療費をカバーできない可能性があるため、不安なら別途で治療費も補える保険に加入しましょう。
旅先では現金しか使用できない状況にも遭遇するので、外貨への両替も考えましょう。
欧米諸国ではキャッシュレス決済が進んでいますが、まだまだ現金主義の国もあります。そのため、旅先に合わせて複数のお金を持参してください。
- 現金
- クレジットカード
- トラベラーズチェック
お金は日本円を10割ではなく「現地通貨4割・クレジットカード4割・トラベラーズチェック2割」のように分散させるのが安全です。
現地ではパソコンやタブレットで仕事をしたり、スマホで通話したりすることもあります。
その場合、設定を変更せずに使用すると高額な通信料が発生します。海外対応の定額プランであれば問題ありませんが、国内対応のみの定額プランだと危険です。
そのため、現地入りする前に電子機器の設定を済ませておかなければなりません。
最後に持ち物の確認を済ませて準備完了です。
ただ、完璧に荷造りしたとしても忘れ物は発生するので、必要なものは現地調達するのもおすすめです。荷物がかさばると邪魔になるので、最小限の持ち物をまとめましょう。
いつも「何か忘れたかも」って焦っちゃうんだよね。
行き当たりばったりな旅も楽しいけど、準備だけは万全にね!
4.個人・ツアーの手配の違い
次に個人とツアーの手配の違いを簡単にまとめます。
- 個人:自分で手配しなければならない
- ツアー:旅行会社が代行してくれる
基本的に個人で手配する場合はすべて自分で手配しなければなりません。対してツアーで手配する場合はすべて旅行会社が代行してくれます。自分で手続きする部分も多少はあるものの、添乗員・ガイド付きのものは手続きも簡単です。
旅程を自分で決めたいなら個人旅行もありですが、効率よく周遊できるツアー旅行もなかなか優秀です。むしろ一気に名所を回るなら個人よりツアーの方が快適かもしれません。
個人的には初めての海外旅行という方ほど個人よりツアーがおすすめです。
海外旅行を自由に組み立てたい方は個人旅行がおすすめ!
逆に海外旅行初心者の方はツアー旅行がおすすめだね!
5.当日のタイムスケジュール
最後に当日のタイムスケジュール、定刻10時発の飛行機に乗ると想定した場合のタイムスケジュールを掲載しておきます。国内線と国際線では流れが変わるので、要チェックです。
5-1.国内線の場合
ここでは新千歳空港から成田国際空港へ向かう国内線の一例を掲載します。
~8:00 | 自宅を出発 |
9:00~9:05 | 新千歳空港に到着 |
9:05~9:10 | 航空会社でチェックイン |
9:10~9:15 | 荷物を委託 |
9:15~9:20 | 保安検査を通過 |
9:20~9:25 | 搭乗口で待機 |
9:25~9:40 | 飛行機に搭乗 |
9:40~10:00 | 新千歳空港を出発 |
11:30~11:40 | 成田国際空港に到着 |
国内線は基本的にこの流れとなります。国際線と比べて「検疫」「出国審査・入国審査」「税関検査」が省略されるため、特別な手続きは必要ありません。
5-2.国際線の場合
ここでは成田国際空港からジョン・F・ケネディ国際空港へ向かう国際線の一例を掲載します。
~7:00 | 自宅を出発 |
8:00~8:10 | 成田国際空港に到着 |
8:10~8:20 | 航空会社でチェックイン |
8:20~8:30 | 荷物を委託 |
8:30~8:40 | 保安検査を通過 |
8:40~8:50 | 出国審査を通過 |
8:50~9:25 | 搭乗口で待機 |
9:25~9:40 | 飛行機に搭乗 |
9:40~10:00 | 成田国際空港を出発 |
同日10:00~(日付変更線・時差の影響) | ジョン・F・ケネディ国際空港に到着 |
国際線は基本的にこの流れとなります。国際線と比べて「検疫」「出国審査・入国審査」「税関検査」が追加されるので、対応できるよう準備しておきましょう。
国内線は「検疫」「出国審査・入国審査」「税関検査」が免除されるから同じ国同士の移動は何も問題なし。
逆に国際線は「検疫」「出国審査・入国審査」「税関検査」が必要となるから気を付けておこうね。
6.まとめ
今回は海外旅行の大まかな流れと手続きに必要なもの、出国・入国・帰国の手順をまとめました。
初めての海外旅行は何かと不安もあるかと思いますが、手順さえ覚えてしまえば何も心配はいりません。ただ、いくつか注意したいポイントもあるので、海外旅行に慣れるまでは1つずつ準備を進めてみてください。