タイの大都会にある市民の憩いの場、それがルンピニ公園です。そこは1920年代のラーマ6世統治時代に建設された公園で、バンコク初のダンスホールと図書館があることでも知られる場所……ちょっとした息抜きで立ち寄りたい観光スポットと言えるでしょう。
今回はタイにあるルンピニ公園の観光情報をまとめます。ここでは概要・予算・時間・場所・気候・服装・治安・注意点の他、実際に訪れた管理人が厳選した見どころも紹介します。記事の最後には体験談もあるので、ぜひ海外旅行の計画にお役立てください。

ルンピニ公園は発展を続ける“大都会のオアシス”!



この記事では「タイにあるルンピニ公園の観光情報」「ラーマ6世王像の見どころ」をまとめるよ!
1.ルンピニ公園の概要


まずはルンピニ公園の概要を見ていきましょう。
- 国:タイ
- 地域:バンコク
- 特徴:公園
- 目玉:ラーマ6世王像
- 方法:個人/ツアー
- おすすめ度:
ルンピニ公園はタイのバンコク、今なお急速に発展し続ける中心市街に位置する公園です。1920年代にラーマ6世によって建造された公園で、都内初のダンスホールや図書館を要する市民の憩いの場として知られています。言ってしまえば普通の公園ではあるものの、休憩にはちょうど良い観光スポットと言えるでしょう。
敷地は約57ha(東京ドーム換算で約12個分)を誇り、園内の真ん中には人工池があります。
人工池には足漕ぎボート乗り場があり、休日ともなると家族連れで賑わう他、平日も朝市が開催されていて連日大賑わいです。
池には東南アジアを中心に生息するミズオオトカゲといった爬虫類、木には30種類にも及ぶ鳥類たちの姿が見られるなど、生態系の豊かさにも定評あり。付近は世界各国の大使館が立地するエリアで、在タイ日本大使館も隣接するなど、ちょっと休みたい人以外も立ち寄って損はありません。



タイを訪れるならルンピニ公園は外せないね!



バンコクを拠点にするなら個人で行くのもツアーで行くのもおすすめだよ!
2.ルンピニ公園の観光情報


次にルンピニ公園の観光情報を見ていきましょう。
2-1.予算
- 個人:数千円~1万円
- ツアー:1万円~3万円
- 予算総額:5万円~15万円
個人は自分での手配、ツアーは旅行会社での代行、予算総額はタイ旅行全体(移動費・宿泊費・飲食費・観光費)にかかる目安となります。入場料はかかりません。
2-2.時間
- 営業時間:4時30分~22時00分
- 所要時間:30分~1時間
- 必要期間:3日~5日
営業時間は開店から閉店、所要時間は到着から出発、必要期間は出国から帰国までにかかる目安となります。
2-3.場所
- 場所:タイ/バンコク
- 住所:Lumphini, Pathum Wan, Bangkok 10330, Thailand
- 行き方:電車/バス/タクシー/レンタカー/ツアー
- 電車:5分~10分
- バス:5分~10分
- タクシー:20分~30分
- レンタカー:20分~30分
場所と住所は所在地の目安となります。行き方は「バンコク⇒ルンピニ公園」への一例であり、他の方法でもアクセスできます。直接向かうなら現地発着のツアーがおすすめです。
2-4.気候
- 1月~3月:暑くて晴れやすい気候
- 4月~6月:暑くてやや雨が降りやすい気候
- 7月~9月:暑くて雨が降りやすい気候
- 10月~12月:暑くてやや晴れやすい気候
- ベストシーズン:1月~4月/11月~12月
平均 | 最高気温 | 最低気温 | 降水量 |
1月 | 33℃ | 23℃ | 20mm |
2月 | 33℃ | 25℃ | 30mm |
3月 | 34℃ | 26℃ | 40mm |
4月 | 36℃ | 27℃ | 95mm |
5月 | 35℃ | 26℃ | 230mm |
6月 | 34℃ | 26℃ | 180mm |
7月 | 33℃ | 26℃ | 200mm |
8月 | 33℃ | 26℃ | 225mm |
9月 | 33℃ | 25℃ | 350mm |
10月 | 33℃ | 25℃ | 280mm |
11月 | 33℃ | 24℃ | 60mm |
12月 | 32℃ | 22℃ | 5mm |
2-5.服装
- 1月~3月:薄手の服装
- 4月~6月:薄手の服装
- 7月~9月:薄手の服装
- 10月~12月:薄手の服装
- 持ち物:歩きやすい靴
2-6.治安
- やや良い
タイは総じて治安が良く、旅の拠点となるバンコクも治安良好です。
2-7.注意点
- 動植物への接触
- タクシーでのぼったくり
2-7-1.動植物への接触
ルンピニ公園には希少生物が暮らしているため、動植物への接触には気を付けたいです。この地域一帯は貴重な生態系を構成する生き物も生息しており、ミズオオトカゲなどの動物やガジュマルなどの植物も分布しています。当然ながら許可なく捕まえたり摘んだりしてはいけません。
2-7-4.タクシーでのぼったくり
バンコクでの市内移動はタクシーがおすすめですが、稀にメーターのないタクシーにぼったくられることがあります。運転手によっては先に運賃を明示してくれる人もいますが、メーターのない車種はぼったくりです。
トゥクトゥクも観光地価格に設定されているため、乗車する際は金額を交渉しましょう。思い出料金と考えれば別ですが、中には法外な値段を吹っかけてくる時もあるので、ぼられないようご注意ください。



観光情報は変更となる場合があることを加味しておきたいね。



Googleマップの口コミを参考にするのもおすすめかも!
3.ルンピニ公園の見どころ
ここからはルンピニ公園の見どころをまとめます。


3-1.ラーマ6世王像
おすすめ度:
華やかな花が彩る王象。
ルンピニ公園はラーマ6世王像など見どころ満載です。
公園南西の出入口に置かれたラーマ6世王象は、両手に2つの像を擁する姿が威風堂々。足元には華やかな花が添えられ、公園というよりは祭壇のような雰囲気が漂っています。ヒマワリをはじめとする鮮やかで美しい極彩色の草木は、休憩しながら眺めるのに最適です。
また、園内には人工池があり、ペダルボートが楽しめるのも魅力の1つ。池を囲う遊歩道は約2.5kmあり、朝方はサイクリングやジョギングをする人の姿もちらほら見かけます。日が出てくるとエアロビや筋トレ、太極拳に励む人も出てくるなど、ローカルの日常を覗くことが可能です。
なお、池の周りにはミズオオトカゲも生息するなど、ただの公園でありながらも飽きさせません。



ルンピニ公園ではラーマ6世王像が目玉!



個人的には両脇に象の像が映えるラーマ6世王像がおすすめ!
4.ルンピニ公園の体験談
最後に管理人が2018年8月に訪れたルンピニ公園の体験談を記しておきます。等身大の海外旅行記としてお楽しみください。





ルンピニ公園に到着!なんか賑わってる!



朝市でもやってるのかな?



タイは外食文化だから朝方はこうして屋台が並ぶんだよね。バンコクをふらっと散策してたとこだけど……朝ご飯食べてこっか。



トムヤムクンとかマッサマンカレーとかあるかな?





腹ごしらえをした後は、園内をぐるっと散歩。



池ではアヒルボート?スワンボート?が楽しめるみたい。



どっちか選べるらしいから、子連れとかでも楽しめそう。まぁ、僕は水が緑色してるからやめとくけども。



相変わらず潔癖症だなぁ。



ダメって言われてても水道水とかは普通に飲むんだけどね。



衛生観念バグってらぁ。





……んおっ!なんかあった!



あれはラーマ6世王像!ルンピニ公園はラーマ6世が初めてバンコクの国民に開放した公園なんだよね。



タイ国政府観光庁の情報によるとラチャダムリ通りとラーマ4世通りの交差点にあって、野鳥が約30種類見られるんだってさ。



都心のバードウォッチングスポットとしても知られてるんだ。



園内には高齢者クラブや障害者用グラウンド、職業訓練センターや青少年センターもあるんだってね。



ダンスホールと図書館もあるってよ。





園内にはジョギングしてる人がいたりトレーニングしてる人がいたり、色んな人がいる。このおじさんもその1人。



……だ、誰?!



なんか、急に「俺はマッサージがうまいんだ!お前にもやってやろう」って話しかけてきたんだ。ってか気づいたら揉まれてた。



どの町にもいる“名物おじさん”じゃん!だ、大丈夫なの?



大丈夫に決まってんでしょ!いきなり肩揉まれて話しかけられただけだし!「ここで写真撮れ」って頼まれたし!



その時点でやばい気もするけど、まぁ悪い人には見えないか。



世の中のおじさんの9割は良い人だから。



いや、さすがに過信では?!





おじさんなんかよりずっとやばそうな生き物がいる!



あれはミズオオトカゲだね。ミズオオトカゲは東南アジアを中心に生息している動物で、全長2mを超える爬虫類だよ。



噛みついてきたりしないだろうか。



犬とか猫とかを捕食したり、他の生き物の死骸とかレストランの残飯とかに食らいつくって噂があるけど、まぁ大丈夫さ。



それこそ、過信では?!



いや、臆病な動物だから人間を襲うとかは稀。むしろ、あっちから攻撃してくることは滅多にないと思う。



ふぅ、なら大丈夫か……ってミズオオトカゲが普通に公園を歩いてるってだけでもう問題じゃない?



全然全然!ルンピニ公園では普通だから!
5.まとめ
今回はタイにあるルンピニ公園の観光情報、ラーマ6世王像の見どころをまとめました。
海外旅行でタイを訪れるならルンピニ公園がおすすめです。中でもラーマ6世王像は見どころ満載なので、機会があればぜひ訪れてみてください。