ニュージーランドの南島にある稲妻形の湖、それがワカティプ湖です。ここはヴィクトリア女王の町と称されるクイーンズタウンきっての景勝地で、雄大な山々に囲まれた湖畔が人々の心を魅了してやみません。まさに女王の名に相応しい観光スポットと言えるでしょう。
今回はニュージーランドにあるワカティプ湖の観光情報をまとめます。ここでは概要・予算・時間・場所・気候・服装・治安・注意点の他、実際に訪れた管理人が厳選した見どころも紹介します。記事の最後には体験談もあるので、ぜひ海外旅行の計画にお役立てください。
ワカティプ湖があるクイーンズタウンはアドベンチャーツーリズムの宝庫!
この記事では「ニュージーランドにあるワカティプ湖の観光情報」「クルーズやセシルピークの見どころ」をまとめるよ!
1.ワカティプ湖の概要
まずはワカティプ湖の概要を見ていきましょう。
- 国:ニュージーランド
- 地域:クイーンズタウン
- 特徴:湖/レジャー
- 目玉:クルーズ/セシルピーク
- 方法:個人/ツアー
- おすすめ度:
ワカティプ湖は最長約80kmにも及ぶニュージーランドで最も長い湖で、オタゴ地方の南西、サウスランド地方との境界に位置する景勝地です。U字谷に刻み込まれた逆N字型の湖はクイーンズタウンを代表とする絶景として知られ、湖畔の美しさが光る観光スポットとなっています。
その面積は約291km²で標高は約310m、水深は約300m~400mとニュージーランドで三番目に大きな湖としても知られています。北はグレノーキーから南はキングストンにまで広がっており、南アルプス山脈からリマーカブルズ山脈まで眺められるなど、絶景に事欠きません。
稲妻形の湖は約1万5000年前の氷河の大移動や数千年の侵食を経て現在の形状となったとされ、その特異な地形も相まって1日に何度も水位が変化する(静振という現象)のが特徴です。それもあってか先住民のマオリ族はこの地を“巨人の眠る場所”と恐れ、怪物の存在を信じていたのだとか。
ニュージーランドを訪れるならワカティプ湖は外せないね!
クイーンズタウンを拠点にするなら個人で行くのもツアーで行くのもおすすめだよ!
2.ワカティプ湖の観光情報
次にワカティプ湖の観光情報を見ていきましょう。
2-1.予算
- 個人:1万円~3万円
- ツアー:3万円~5万円
- 予算総額:8万円~24万円
個人は自分での手配、ツアーは旅行会社での代行、予算総額はニュージーランド旅行全体(移動費・宿泊費・飲食費・観光費)にかかる目安となります。入場料はかかりません。
2-2.時間
- 営業時間:24時間
- 所要時間:30分~1時間
- 必要期間:5日~10日
営業時間は開店から閉店、所要時間は到着から出発、必要期間は出国から帰国までにかかる目安となります。
2-3.場所
- 場所:ニュージーランド/クイーンズタウン
- 住所:Queenstown, Otago, Southland, New Zealand
- 行き方:バス/タクシー/レンタカー/徒歩/ツアー
- バス:5分~10分
- タクシー:5分~10分
- レンタカー:5分~10分
- 徒歩:5分~10分
場所と住所は所在地の目安となります。行き方は「クイーンズタウン⇒ワカティプ湖」への一例であり、他の方法でもアクセスできます。直接向かうなら現地発着のツアーがおすすめです。
2-4.気候
- 1月~3月:やや寒くて晴れやすい気候
- 4月~6月:寒くて晴れやすい気候
- 7月~9月:寒くて晴れやすい気候
- 10月~12月:やや寒くて晴れやすい気候
- ベストシーズン:1月~2月/12月
平均 | 最高気温 | 最低気温 | 降水量 |
1月 | 22℃ | 9℃ | 80mm |
2月 | 22℃ | 9℃ | 70mm |
3月 | 19℃ | 7℃ | 70mm |
4月 | 15℃ | 4℃ | 70mm |
5月 | 12℃ | 2℃ | 60mm |
6月 | 8℃ | 0℃ | 50mm |
7月 | 8℃ | -1℃ | 50mm |
8月 | 10℃ | 0℃ | 60mm |
9月 | 13℃ | 2℃ | 60mm |
10月 | 15℃ | 4℃ | 70mm |
11月 | 18℃ | 6℃ | 60mm |
12月 | 20℃ | 8℃ | 60mm |
2-5.服装
- 1月~3月:体温調節できる服装
- 4月~6月:厚手の服装
- 7月~9月:厚手の服装
- 10月~12月:体温調節できる服装
- 持ち物:歩きやすい靴
2-6.治安
- やや良い
ニュージーランドは総じて治安が良く、旅の拠点となるクイーンズタウンも治安良好です。
2-7.注意点
- 運次第の催行状況
- 動植物への接触
- 水中への落下
2-7-1.運次第の催行状況
ワカティプ湖のクルーズは中止になる場合があります。レジャーはカヤック・ジェットボート・フィッシングなどから選択可能なので、催行状況に合わせて選びましょう。
2-7-2.動植物への接触
ワカティプ湖には希少生物が暮らしているため、動植物への接触には気を付けたいです。この地域一帯は貴重な生態系を構成する生き物も生息しており、キーウィなどの動物や樹齢数百年~数千年を超えるカウリなどの植物も分布しています。当然ながら許可なく捕まえたり摘んだりしてはいけません。
2-7-3.水中への落下
ワカティプ湖のクルーズは船で水面を進むため、水中への落下には気を付けたいです。スマホやカメラを落とすと大変ですし、自分自身が落ちると危険です。興奮して撮影に夢中になったり無理に立ち上がったり動き回ったりすると船から転落するので、船上では静かに過ごしましょう。
観光情報は変更となる場合があることを加味しておきたいね。
Googleマップの口コミを参考にするのもおすすめかも!
3.ワカティプ湖の見どころ
ここからはワカティプ湖の見どころをまとめます。
3-1.クルーズ
おすすめ度:
TSSアーンスロー号。
3-2.セシルピーク
おすすめ度:
稲妻形の湖から望む山頂。
ワカティプ湖はクルーズやセシルピークなど見どころ満載です。
世にも珍しい雷型の湖は氷河に削られたU字谷に水が溜まった特異な地形で、上空から見下ろすと細長く伸びた逆N字になっているのが特徴です。それはまるで「ハリー・ポッター」のおでこの傷。地図で見てみると一目瞭然……その美しさは女王の名を冠する町に相応しい絶景と言えるでしょう。
そんなワカティプ湖でも代表的なレジャー1つが、蒸気船TSSアーンスロー号によるクルーズです。「湖上の貴婦人」の異名を持つボートでのクルージングは、ニュージーランドの大自然を肌で感じられる体験型レジャー。セシルピークの眺めが日々の喧騒を忘れさせてくれるはず。
外にもワカティプ湖周辺はニュージーランドの大自然を満喫できるアトラクションが満載。バンジージャンプ発祥の国だけあって、アクティビティやレクリエーションには事欠きません。クイーンズタウンはアドベンチャーツーリズムの聖地とも呼ばれており、数々のレジャーが目白押しです。
夏はゴルフに釣り、冬はスキーにボード……他にも開発途中のレジャーやカジノも体験できるなど“なんでもござれ状態”です!
ワカティプ湖ではクルーズとセシルピークが目玉!
個人的には湖をぐるっと満喫できるクルーズがおすすめ!
4.ワカティプ湖の体験談
最後に管理人が2019年2月に訪れたワカティプ湖の体験談を記しておきます。等身大の海外旅行記としてお楽しみください。
ワカティプ湖に到着!湖畔に広がるクイーンズタウンの街並み……これがヴィクトリア女王の愛した町!
今回の旅の拠点は中心市街地から結構離れてるけど、こんな景色が見られるなら結果オーライ。
世界的な保養地ってこともあって風景そのものが目の保養になるね。
ちなみにニュージーランドってバンジージャンプ発祥の地なんだとか。予算があったらやってみたいなぁ。
さすがレジャー大国。何日滞在しても飽きなさそうだね。
ワカティプ湖だけでもカヤックにジェットボートにフィッシングになんでもできるみたいだよ。
とても静かで落ち着く場所だなぁ。
雑音が何も聞こえないね。凛とした空気も相まって気持ち良い。
……ここ、ニュージーランドで一番長い湖なんだってね。
三番目に大きい湖でもあるよ。しかも稲妻形をしてるんだとか。
い、稲妻形……それはぜひともヘリやドローンで見てみたい!
スカイダイビングで確かめてみたら?クイーンズタウン最高峰のアーンスロー山まで見えると思うよ。
……あれ?なんかさっきと水位変わってない?湖の水面ってこんな頻繁に変わるものだっけ?
ワカティプ湖はその特殊な地形ゆえに25分間隔で数十cmほどの干潮・満潮が発生するみたいだよ。
湖なのに潮の満ち引きがあるんだ!不思議!
マオリたちの伝説によるとこの現象は湖底に眠る巨人の仕業によるものだと信じられてるんだってさ。
巨人伝説だなんてロマンチック!この手の地方に残る伝説ってなんかワクワクするよね。
噂によるとマタウという名の大巨人がいるとかいないとか。
その巨人の寝息はさぞかし巨大ないびきなんだろうね……湖の中だし睡眠時無呼吸症候群になってなきゃいいけど!
健康そのものだと思うよ。湖面が変動しちゃうほどの寝息を立ててるくらいだし。
湖畔には巨木もあったよ。ニュージーランドは何もかもスケールが桁違いだね。
神聖な巨木が穢れるので抱きつくなど破廉恥なセクハラ行為はご遠慮ください。
ここがクイーンズタウンの町?想像してたより何倍も綺麗な町だった!
高原の避暑地としては絶好のロケーションじゃないかな。
行き交う観光客や旅行者はみんな「レジャーを満喫する気満々です」って顔をしてるよ。
カジノもあるって話だし、観光拠点としては申し分なさそう。
船着き場を発見!ここから遊覧船とかが出てるのかな?
TSSアーンスロー号という年代物の蒸気船が名物らしい。
「蒸気船」ってその響きだけでもうロマンあるよね。
純白の船体に真紅の煙突、カウリ材を用いたデッキと古い蒸気機関が目印……興味のある方はぜひ!
それにしても本当にのどかな町。嫌なことも全部忘れられる気がする。
ここは巨人が住む湖、その寝息でどんな嫌なことも吹き飛ばしてくれるんじゃないかな?
いつの間にか雲もどこへやら!清々しいまでの青空に心も晴れるや!
稲妻の湖で巨人の鼓動を感じながら青空を眺める……まるで神話の中の物語を覗いてるみたい。
バスを待ってたら2羽の鴨が近づいてきた。「癒し×癒し」の波状攻撃で思わず癒死しそう。
ニュージーランドは「癒しそのもの」がそこかしこを歩き回ってる国なんだね。
人生に疲れた人はぜひ一度クイーンズタウンへ。
人生に立ち止まったら湖の畔で休憩しよう。その何気ない時間が一番の癒しになるはず。
せっかくならニュージーランドの国鳥、キーウィも見たいなぁ。
あの子たちは絶滅危惧種の固有種の鳥だから野生では見られないと思うけど……この旅で出会えたらいいね!
5.まとめ
今回はニュージーランドにあるワカティプ湖の観光情報、クルーズやセシルピークの見どころをまとめました。
海外旅行でニュージーランドを訪れるならワカティプ湖がおすすめです。中でもクルーズやセシルピークは見どころ満載なので、機会があればぜひ訪れてみてください。