マレーシアのペナン島からやや離れたタイピンの人工湖に浮かぶテーマパーク、それがブキッメラレイクタウンリゾートです。オランウータン島で知られるこの場所は、“森の人”が住まう保護区(保護施設)……人間に最も近い霊長類と出会える観光スポットです。
今回はマレーシアにあるブキッメラレイクタウンリゾートの観光情報をまとめます。ここでは概要・予算・時間・場所・気候・服装・治安・注意点の他、実際に訪れた管理人が厳選した見どころも紹介します。記事の最後には体験談もあるので、ぜひ海外旅行の計画にお役立てください。
ブキッメラレイクタウンリゾートはオランウータンに会える場所!
この記事では「マレーシアにあるブキッメラレイクタウンリゾートの観光情報」「オランウータン島の見どころ」をまとめるよ!
1.ブキッメラレイクタウンリゾートの概要
まずはブキッメラレイクタウンリゾートの概要を見ていきましょう。
- 国:マレーシア
- 地域:タイピン
- 特徴:遊園地/テーマパーク/レジャー
- 目玉:オランウータン島
- 方法:個人/ツアー
- おすすめ度:
ブキッメラレイクタウンリゾートはマレーシアにあるペナンの南、タイピンに作られた人造湖に浮かぶ遊園地です。湖内にある浮島では人間に最も近い霊長類とされるオランウータンが保護されており、“森の人”と出会える観光スポットとしても知られています。
もともとオランウータンはスマトラ島やボルネオ島にしか生息しない動物ですが、ここブキッメラレイクタウンリゾートでは常時十数匹のオランウータンが飼育されており、ありのままの姿を見学可能です。マレー半島はオランウータンの生息域ではないものの、自然に近い状態で暮らす姿を拝めることからマレーシアでも希少な観光スポットとされています。
オランウータン島まではフェリー乗り場からボートで約10分……熱帯雨林の風を感じながら“森の人”との邂逅に胸を躍らせてみてはいかがでしょうか?
マレーシアを訪れるならブキッメラレイクタウンリゾートは外せないね!
クアラルンプールを拠点にするなら個人で行くのもツアーで行くのもおすすめだよ!
2.ブキッメラレイクタウンリゾートの観光情報
次にブキッメラレイクタウンリゾートの観光情報を見ていきましょう。
2-1.予算
- 個人:数千円~1万円
- ツアー:1万円~3万円
- 予算総額:5万円~15万円
個人は自分での手配、ツアーは旅行会社での代行、予算総額はマレーシア旅行全体(移動費・宿泊費・飲食費・観光費)にかかる目安となります。入場料は変動するので直近の情報を調べておくと安心です。
2-2.時間
- 営業時間:9時00分~17時00分
- 所要時間:1時間~2時間
- 必要期間:3日~5日
営業時間は開店から閉店、所要時間は到着から出発、必要期間は出国から帰国までにかかる目安となります。
2-3.場所
- 場所:マレーシア/タイピン
- 住所:Bukit Merah Laketown Resort, Jalan Bukit Merah, Semanggol 34400 Perak, Malaysia
- 行き方:電車/バス/タクシー/レンタカー/ツアー
- 電車:3時間30分~4時間
- バス:3時間30分~4時間
- タクシー:3時間~3時間30分
- レンタカー:3時間~3時間30分
- タクシー:30分~1時間
- レンタカー:30分~1時間
場所と住所は所在地の目安となります。行き方は「クアラルンプール⇒ブキッメラレイクタウンリゾート」への一例であり、他の方法でもアクセスできます。直接向かうなら飛行機もしくは現地発着のツアーがおすすめです。
2-4.気候
- 1月~3月:暑くて晴れやすい気候
- 4月~6月:暑くて雨が降りやすい気候
- 7月~9月:暑くて雨が降りやすい気候
- 10月~12月:暑くて雨が降りやすい気候
- ベストシーズン:1月~8月/12月
平均 | 最高気温 | 最低気温 | 降水量 |
1月 | 32℃ | 24℃ | 60mm |
2月 | 32℃ | 24℃ | 65mm |
3月 | 32℃ | 24℃ | 130mm |
4月 | 32℃ | 25℃ | 165mm |
5月 | 32℃ | 25℃ | 195mm |
6月 | 32℃ | 24℃ | 130mm |
7月 | 31℃ | 24℃ | 165mm |
8月 | 31℃ | 24℃ | 195mm |
9月 | 31℃ | 24℃ | 270mm |
10月 | 31℃ | 24℃ | 285mm |
11月 | 31℃ | 24℃ | 210mm |
12月 | 31℃ | 24℃ | 95mm |
2-5.服装
- 1月~3月:薄手の服装
- 4月~6月:薄手の服装
- 7月~9月:薄手の服装
- 10月~12月:薄手の服装
- 持ち物:歩きやすい靴
2-6.治安
- やや良い
マレーシアは総じて治安が良く、旅の拠点となるクアラルンプールも治安良好です。
2-7.注意点
- 拠点からの立地
- 動植物への接触
- パーク施設の休止
2-7-1.拠点からの立地
ブキッメラレイクタウンリゾートは日帰りで観光可能です。ただ、クアラルンプールから片道3時間30分~5時間ほど、往復7時間~10時間ほどかかります。観光時間を含めると半日~終日はかかるので、余裕のある日程を組みましょう。
2-7-2.動植物への接触
ブキッメラレイクタウンリゾートには希少生物が暮らしているため、動植物への接触には気を付けたいです。この地域一帯は貴重な生態系を構成する生き物も生息しており、マレーグマやマレートラなどの動物やニシキイモやアツバチトラセンなどの植物も分布しています。当然ながら許可なく捕まえたり摘んだりしてはいけません。
2-7-3.パーク施設の休止
ブキッメラレイクタウンリゾートでは、稀にアトラクションが休止されます。休止理由は気候の影響をはじめ、機材トラブルや定期メンテナンスなど多種多様です。状況次第では施設そのものが停止・閉鎖となる場合もあるため、詳しくは運行情報をご確認ください。
観光情報は変更となる場合があることを加味しておきたいね。
Googleマップの口コミを参考にするのもおすすめかも!
3.ブキッメラレイクタウンリゾートの見どころ
ここからはブキッメラレイクタウンリゾートの見どころをまとめます。
3-1.オランウータン島
おすすめ度:
“森の人”の保護施設。
ブキッメラレイクタウンリゾートはオランウータン島など見どころ満載です。
ブキッメラ湖の湖畔に浮かぶオランウータン島は、島全体がオランウータン保護区(保護施設)となっており、常時十数匹が飼育されています。
タイミングが合えば餌やりタイムに遭遇し、フルーツジュースを美味しそうに飲む姿も拝めるなど貴重な体験が目白押しです。顔に「フリンジ」と呼ばれるひだが入ったリーダー格のオランウータンも飼育されており、まさしく“森の人”そのものに出会えます。
人間に最も近い霊長類との交流はなかなかできない貴重な体験……運が良ければ拍手に合わせて手をたたいてくれる可能性もあるなど見どころは尽きません!
なお、リハビリセンターには巨大なオランウータン像があり、記念撮影も可能です。他にもお金を払えば保護オランウータンに命名できるなど、楽しみ方は色々。ただし、稲作の時期は水位の低下によって保護島へのボートが運休する他、悪天候によって運休する場合もあるため、運行状況はフェリー乗り場で確認することをおすすめします。
ブキッメラレイクタウンリゾートではオランウータン島が目玉!
個人的にはオランウータンに会えるオランウータン島がおすすめ!
4.ブキッメラレイクタウンリゾートの体験談
最後に管理人が2017年2月に訪れたブキッメラレイクタウンリゾートの体験談を記しておきます。等身大の海外旅行記としてお楽しみください。
ブキッメラレイクタウンリゾートに到着!ここがオランウータン島?
うん!オランウータン島はブキッメラレイクタウンリゾート内にある保護区(保護施設)なんだよね。
保護島って呼ばれてるってことは、島全体がオランウータンの保護地域みたいなものなのかな?
そう!とにもかくにもオランウータンに会える場所ってことさ!
おおっ!早速いるじゃん、オランウータン!
……え?どこに?
肉眼で確認できるだけでも2匹はいる……と思う。
いや、不確かなんかい!桟橋の先にある保護施設で餌やりしてるらしいだからそっちでじっくり見よう。
……あ、あれが“森の人”。あまりのオーラに腰抜かしそうだよ。
全身毛むくじゃら。“森の人”ってよりは“森の王様”“森の賢者”って感じだね。飼育員さんからジュースをもらう姿も迫力満点。
口の開き方なんてテキーラをショットでいくおっさんみたい。
森の中に響く「グビッグビッグビッ」って音もすごい。
「もののけ姫」に出てきた猩々を思い出す。握手とか求めたら手握り潰されちゃうのかな?
オランウータンの平均的な握力は300kg~500kgって話だから、一瞬でぺしゃんこだと思う。
でも、この後拍手したらオランウータンも拍手し返してくれたんだよね。やっぱり同じ霊長類だから通じるものがあるのかな?
そうじゃない?私はただの鳥類だからわかんないけど。
この子たちはオランウータン?顔のひだがないけど。
オランウータンの顔のひだは「フランジ」って呼ばれてて、大人のオスにしかないんだよね。だからたぶんこの子たちはメス。
飼育員さん曰くフランジは強さの証で、その地域における最上位クラスのオスにのみ現れるとのこと!
つまり、最強の称号……ってこと?
そうなるね。ちなみに、オスはオスでも弱いオスはフランジがないらしいよ。
ただ、聞くところによるとフランジは凶暴性が増すから、ただあればいいってものでもないのだとか。
攻撃的な性格になるからフランジを持つオス同士が鉢合わせたら大変なことになるんだってさ。
大変なことって……いや、これ以上は聞くのやめよう。
ブキッメラレイクタウンリゾートってことでやってきたけど、結局はオランウータン島だけ満喫した感じになっちゃったね。
まぁブキッメラレイクタウンリゾートのメインはオランウータン島だからこれでいいと思うよ。
さて、“森の人”との対話を楽しんだ後はいよいよあの高原に向かうぞ……その名もキャメロンハイランド!
なんだそのめちゃくちゃ惹かれるネーミングは!早く行こう!
5.まとめ
今回はマレーシアにあるブキッメラレイクタウンリゾートの観光情報、オランウータン島の見どころをまとめました。
海外旅行でマレーシアを訪れるならブキッメラレイクタウンリゾートがおすすめです。中でもオランウータン島は見どころ満載なので、機会があればぜひ訪れてみてください。