京都の嵐山に広がる静寂の一本道、それが竹林の小径です。天高く伸びる竹林に覆われたこの場所は、古都京都を彩る深緑の名所。嵐山竹林や嵯峨野竹林、深緑のライトアップなど月まで届きそうな竹がどこまでも続く観光スポットです。
今回は京都にある竹林の小径の観光情報をまとめます。ここでは概要・予算・時間・場所・気候・服装・治安・注意点の他、実際に訪れた管理人が厳選した見どころも紹介します。記事の最後には体験談もあるので、ぜひ国内旅行の計画にお役立てください。
竹林の小径はしなやかな竹の美しさにたぶらかされる煩悩の一本道!
この記事では「京都にある竹林の小径の観光情報」「嵐山竹林や嵯峨野竹林やライトアップの見どころ」をまとめるよ!
1.竹林の小径の概要
まずは竹林の小径の概要を見ていきましょう。
- 国:京都
- 地域:京都
- 特徴:道
- 目玉:嵐山竹林/嵯峨野竹林/ライトアップ
- 方法:個人/ツアー
- おすすめ度:
竹林の小径は平安時代から1000年もの歴史を持つ竹の一本道で、もともとは貴族の別荘地として栄えた林道として知られています。昔は天皇や大宮人の行楽地だったことでも知られ、今でも古都京都に深緑を添える観光スポットとして愛されています。
広大な竹林には高さ5m~10mほどの竹が400mにわたって広がっており、野宮神社から天龍寺を通って大河内山荘庭園まで続いているのが特徴です。
その一本道を歩けば、聞こえてくるのは風に揺られてぶつかり合う竹の音。静寂の中「カランコロン」と雅な音が鳴り響く様子は嵐山ならではのものと言えるでしょう。竹が奏でる風流な音に耳を傾けながら歩く時間は、きっと素敵な思い出になるのではないでしょうか。
人力車に乗って観光したり、着物を着て散策するのもおすすめです。
京都を訪れるなら竹林の小径は外せないね!
京都を拠点にするなら個人で行くのもツアーで行くのもおすすめだよ!
2.竹林の小径の観光情報
次に竹林の小径の観光情報を見ていきましょう。
2-1.予算
- 個人:数千円~1万円
- ツアー:1万円~3万円
- 予算総額:3万円~5万円
個人は自分での手配、ツアーは旅行会社での代行、予算総額は京都旅行全体(移動費・宿泊費・飲食費・観光費)にかかる目安となります。入場料はかかりません。
2-2.時間
- 営業時間:24時間
- 所要時間:1時間~2時間
- 必要期間:3日~5日
営業時間は開店から閉店、所要時間は到着から出発、必要期間は出国から帰国までにかかる目安となります。
2-3.場所
- 場所:京都/京都
- 住所:京都府京都市
- 行き方:電車/バス/タクシー/レンタカー/徒歩/ツアー
- 電車:10分~20分
- バス:30分~1時間
- タクシー:30分~1時間
- レンタカー:30分~1時間
- バス:5分~10分
- タクシー:5分~10分
- レンタカー:5分~10分
- 徒歩:10分~20分
場所と住所は所在地の目安となります。行き方は「京都⇒竹林の小径」への一例であり、他の方法でもアクセスできます。直接向かうなら現地発着のツアーがおすすめです。
2-4.気候
- 1月~3月:寒くて晴れやすい気候
- 4月~6月:やや暑くてやや雨が降りやすい気候
- 7月~9月:暑くて雨が降りやすい気候
- 10月~12月:やや寒くてやや晴れやすい気候
- ベストシーズン:4月~6月/9月~10月
平均 | 最高気温 | 最低気温 | 降水量 |
1月 | 9℃ | 1℃ | 50mm |
2月 | 10℃ | 1℃ | 70mm |
3月 | 14℃ | 3℃ | 110mm |
4月 | 20℃ | 8℃ | 140mm |
5月 | 25℃ | 14℃ | 140mm |
6月 | 28℃ | 19℃ | 230mm |
7月 | 32℃ | 23℃ | 225mm |
8月 | 33℃ | 24℃ | 150mm |
9月 | 29℃ | 20℃ | 210mm |
10月 | 23℃ | 13℃ | 125mm |
11月 | 17℃ | 7℃ | 75mm |
12月 | 11℃ | 2℃ | 55mm |
2-5.服装
- 1月~3月:厚手の服装
- 4月~6月:体温調節できる服装
- 7月~9月:薄手の服装
- 10月~12月:体温調節できる服装
- 持ち物:歩きやすい靴
2-6.治安
- 良い
京都は総じて治安が良く、旅の拠点となる京都も治安良好です。
2-7.注意点
- 動植物への接触
2-7-1.動植物への接触
竹林の小径には希少生物が暮らしているため、動植物への接触には気を付けたいです。この地域一帯は貴重な生態系を構成する生き物も生息しており、ニホンザルやニホンジカなどの動物や樹齢数年~数十年を超える孟宗竹などの植物も分布しています。当然ながら許可なく捕まえたり摘んだりしてはいけません。
観光情報は変更となる場合があることを加味しておきたいね。
Googleマップの口コミを参考にするのもおすすめかも!
3.竹林の小径の見どころ
ここからは竹林の小径の見どころをまとめます。
3-1.嵐山竹林や嵯峨野竹林
おすすめ度:
古都京都を代表する竹林。
3-2.ライトアップ
おすすめ度:
数千万本の竹を灯す夜景。
竹林の小径は嵐山竹林や嵯峨野竹林、ライトアップなど見どころ満載です。
そもそも竹林の小径は嵐山に広がる竹の群生地を指し、古都京都を代表する竹林として知られています。世界中の観光客・旅行者から「嵐山竹林」や「嵯峨野竹林」として親しまれ、年間通して100万人もの人々を魅了しています。
目の前に広がる“日本らしい風景”は京都らしさに溢れており、その風情溢れる絶景に思わず見惚れてしまう人も数知れず。
1年通して生き生きとした緑を放つ竹林は春夏秋冬、訪れる度に無数の顔を見せてくれます。竹林が見せる四季折々の表情は美しさの中に逞しさを感じさせ、見る者すべてを和の世界へと誘ってくれるでしょう。
朝昼の木漏れ日、夜の灯火……竹林の小径が見せる二面性はまさに絶景そのもの。12月の期間限定で開催されるライトアップは圧巻です。冷気に包まれた竹の立ち姿も見逃せません。運が良ければ真っ白な雪と生命力溢れる緑の饗宴も見られるでしょう。
竹林の小径では嵐山竹林と嵯峨野竹林、ライトアップが目玉!
個人的には数千万本の竹取物語を見られるライトアップがおすすめ!
4.竹林の小径の体験談
最後に管理人が2021年11月に訪れた竹林の小径の体験談を記しておきます。等身大の国内旅行記としてお楽しみください。
竹林の小径に到着!ここは嵯峨野の嵐山を代表とする景勝地、京都らしさ溢れる竹林の細道なり。
朝だからか薄暗くてひんやりするけど、雰囲気は抜群だね。
道産子、竹林初体験。初めてこんな立派な竹林を見たよ。
空を覆うほど天高く伸びた竹林が綺麗だね。京都に来て寺院や神社ばかり見てきたからか色んな意味で新鮮だよ。
人もまばらだから歩きやすいなぁ。
竹の爽やかな香りも相まって気持ち良いよね。
この竹林が何千万本も生えていると思うと果てしない。
ここ竹林の小径は野宮神社から天龍寺を通って大河内山荘庭園まで約400mにわたって続いてるんだとか。
竹の葉のわずかな隙間から差し込む木漏れ日も美しきかな。
幻想的でもなく神秘的でもなく……幽玄的って表現がぴったりだね。
趣があって味わい深い。これぞ雅な京都って感じがする。
どこか風情があるよね。空気も澄んでて美味しい。
平安時代、ここは貴族の別荘地だったとか。
もともとは太秦の豪族が作ったんだけど、平安遷都後にその風光明媚な景色から天皇や大宮人の行楽地とされたみたい。
1000年続く竹の道。しなやかに伸びる姿は日本の和の心。
無数の竹が延々と続く一本道にぼーっとしちゃう。
竹の年齢を「樹齢」と表現するのかはわからないけど、ここの竹は何年くらい生きているんだろう?
竹の平均寿命は20年前後らしいから、意外と若いんじゃないかな。
両手に花ならぬ両手に竹。こんなにたくさんの竹があったら、かぐや姫もどこかにいたりして。
竹を見てると「竹取物語」を思い出すよね。
ただ、正直あまり記憶にないんだよね。かぐや姫がなぜ竹にぶち込まれてたのかも覚えてないくらいに。
あれは月で何らかの罪を犯して地球に送られたって話だったような。
だからってなんでまた竹の中に?竹に幽閉されるって……和製「プリズン・ブレイク」じゃないんだから。
一節によると感情や欲望を持ったことが罪、そして人の世で生きることが罰だったなんて言われてるけど。
他にも異性をたぶらかしたことが罪であり、地上で幸せになれないことが罰なんて解釈もあるみたい。
……結局のところ、この世は罪と罰でできてるってことかな?笑
静かだぁ……都会の喧騒を忘れてしまうくらいに。
竹が風を遮るこの場所は常に静寂に包まれてる。静かに歩きたい人には最高のロケーションだと思う。
京都の名のある社寺はどこも国内外から観光客・旅行者が押し寄せてて落ち着いて歩くどころじゃないもんね。
それに比べて竹林の小径は生の自然を感じられる。ただ、これはあくまでも朝だからってだけで昼や夜は人もすんごいみたいよ。
今にも天に……いや、月に届きそうなくらいの竹林。
翁が竹を割らずにいたら今頃かぐや姫は月に帰ってたんじゃないか説。
たけのこの成長速度から考えたらあながち間違いじゃないかも。
そういう意味では、一番の罪人は翁だったのかもしれない!これぞまさに新解釈「竹取物語」なり!笑
ふぅ……朝の散歩にはちょうど良い時間だった。
だんだんと太陽が昇って竹の隙間から温みが染み込んでくる。
じゅんわりと汗もかいてきたよね。
ちらほらと着物美人とすれ違うのも竹林の小径の風情なり。
……あぁ、はんなり舞子さんと遊びたいぃぃい。
……竹の中に押し込んで月まで打ち上げてあげよっか?
嵐山の寺といえば、臨済宗大本山天龍寺!
竹林からの帰り道、ススキ畑に隠れて天龍寺がちらり!
境内に入ると……真っ赤な紅葉!綺麗!
見事なまでに真っ赤!京都っぽいぃ!
ここが、足利尊氏が後醍醐天皇の冥福を祈るために後嵯峨上皇の亀山殿跡地に創建したという天龍寺。
日本で初めて史跡として特別名勝に指定された場所でもあるとか。
境内には達磨図や曹源池庭園などの見どころも少なからずあるんだけど、今日は他にも行くべきところが……!
内部の雲龍図も見たかったけど、京都は見どころ多すぎて1日じゃ回り切れない……こればかりは致し方なし!
紅葉が融合した美しい境内が見られただけでも御の字としよう!
どうしてもまた見たかったら次来た時に回ればいいよ。
それもそうだね!
(意外とあっさりしてるな。もしかして興味なかったのかな。)
(……天龍寺って世界遺産だったんだ。知らなかった。)
(あ、これ単に知らない場所だから興味湧いてないだけのやつだ。)
5.まとめ
今回は京都にある竹林の小径の観光情報、嵐山竹林や嵯峨野竹林やライトアップの見どころをまとめました。
国内旅行で京都を訪れるなら竹林の小径がおすすめです。中でも嵐山竹林や嵯峨野竹林やライトアップは見どころ満載なので、機会があればぜひ訪れてみてください。