アラブで世界一の高さを誇る建造物、それがブルジュハリファです。数ある建築物の中でもNo.1の高さで知られる超高層ビルで、全高は約828m。ざらつく砂煙に浮かぶ姿は、まさに人類の叡智が凝縮された建設業界の最高傑作と言えるでしょう。そこは“砂漠の摩天楼”と称される観光スポットです。
今回はアラブにあるブルジュハリファの観光情報をまとめます。ここでは概要・予算・時間・場所・気候・服装・治安・注意点の他、実際に訪れた管理人が厳選した見どころも紹介します。記事の最後には体験談もあるので、ぜひ海外旅行の計画にお役立てください。

ブルジュハリファは砂漠に咲く花をイメージした世界最大の建物!



この記事では「アラブにあるブルジュハリファの観光情報」「ドバイモールやドバイファウンテンの見どころ」をまとめるよ!
1.ブルジュハリファの概要


まずはブルジュハリファの概要を見ていきましょう。
- 国:アラブ
- 地域:ドバイ
- 特徴:タワー/ビル
- 目玉:ドバイモール/ドバイファウンテン
- 方法:個人/ツアー
- おすすめ度:
ブルジュハリファは世界で一番高い建造物で、雲を突き抜けるほどの高さを誇る超高層ビルです。高さは約828mとまさに摩天楼と呼ぶに相応しく、誰もが度肝を抜かれる建築物と言えます。まさに建設業界の粋を集めた観光スポットと言えるでしょう!
外観は砂漠に咲く白い花、ヒメノカリスをモチーフにしており、世界中を見渡しても類を見ない構造。
名前の由来は塔を表す「ブルジュ」、大統領の名の「ハリファ」から来ており、建設当初はブルジュドバイと呼ばれていました。ただ、アラブの元大統領であるハリファ・ビン・ザーイド・アール・ナヒヤーン氏が経済的に支援したことを受けブルジュハリファへと名称が変更され、現在の形になったとされています。
ちなみに、建設会社はアラブの政府系不動産開発会社エマール・プロパティーズ、建設期間は約6年、建設費は約15億ドル。2004年に着工し、2010年に竣工、以来ドバイを代表する観光名所とされ、年間来場者数は約1,700万人に迫るほどです。



アラブを訪れるならブルジュハリファは外せないね!



ドバイを拠点にするなら個人で行くよりツアーで行くのがおすすめだよ!
2.ブルジュハリファの観光情報


次にブルジュハリファの観光情報を見ていきましょう。
2-1.予算
- 個人:数千円~1万円
- ツアー:1万円~3万円
- 予算総額:8万円~24万円
個人は自分での手配、ツアーは旅行会社での代行、予算総額はアラブ旅行全体(移動費・宿泊費・飲食費・観光費)にかかる目安となります。入場料は変動するので直近の情報を調べておくと安心です。
2-2.時間
- 営業時間:24時間
- 所要時間:1時間~2時間
- 必要期間:5日~10日
営業時間は開店から閉店、所要時間は到着から出発、必要期間は出国から帰国までにかかる目安となります。
2-3.場所
- 場所:アラブ/ドバイ
- 住所:1 Sheikh Mohammed bin Rashid Blvd – Downtown Dubai – Dubai -, UAE
- 行き方:タクシー/レンタカー/徒歩/ツアー
- タクシー:5分~10分
- レンタカー:5分~10分
- 徒歩:10分~20分
場所と住所は所在地の目安となります。行き方は「ドバイ⇒ブルジュハリファ」への一例であり、他の方法でもアクセスできます。直接向かうなら現地発着のツアーがおすすめです。
2-4.気候
- 1月~3月:やや暑くて晴れやすい気候
- 4月~6月:暑くて晴れやすい気候
- 7月~9月:暑くて晴れやすい気候
- 10月~12月:やや暑くて晴れやすい気候
- ベストシーズン:1月~3月/12月
平均 | 最高気温 | 最低気温 | 降水量 |
1月 | 24℃ | 15℃ | 20mm |
2月 | 26℃ | 16℃ | 5mm |
3月 | 29℃ | 18℃ | 10mm |
4月 | 33℃ | 22℃ | 10mm |
5月 | 38℃ | 26℃ | 0mm |
6月 | 40℃ | 28℃ | 0mm |
7月 | 41℃ | 31℃ | 5mm |
8月 | 41℃ | 31℃ | 0mm |
9月 | 39℃ | 28℃ | 0mm |
10月 | 35℃ | 25℃ | 0mm |
11月 | 31℃ | 20℃ | 10mm |
12月 | 26℃ | 17℃ | 10mm |
2-5.服装
- 1月~3月:体温調節できる服装
- 4月~6月:薄手の服装
- 7月~9月:薄手の服装
- 10月~12月:体温調節できる服装
- 持ち物:歩きやすい靴
2-6.治安
- やや良い
アラブは総じて治安が良く、旅の拠点となるドバイも治安良好です。
2-7.注意点
- 飲食物の持ち込み
- 出入口の位置
- ドレスコードの有無
2-7-1.飲食物の持ち込み
ブルジュハリファには、飲食物の持ち込みはできないため、注意が必要です。食べ物や飲み物はもちろん、ペットの同伴も認められていないので、手荷物や同行者には十分に気を付けておく必要があります。
2-7-2.出入口の位置
ブルジュハリファは出入口の位置が特殊で、真下に行けば入れるわけではありません。エレベーターで真上に行くためには、まずショッピングモールの地下1階から入らなくてはなりません。
閑散期はあまり並びませんが、繁忙期はアットザトップスカイのチケット売り場が大変混み合うので、混雑状況を見越して予定を立てるのが良いでしょう。
2-7-3.ドレスコードの有無
ブルジュハリファはカジュアルな服装でも出入り可能ですが、アトモスフィアラウンジをご利用の方はドレスコードが必要です。あまりにもラフでなければ出入りできますが、タンクトップやハーフパンツは避けることが求められます。



観光情報は変更となる場合があることを加味しておきたいね。



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3.ブルジュハリファの見どころ
ここからはブルジュハリファの見どころをまとめます。


3-1.ドバイモール
おすすめ度:
1,200店舗が入る施設。


3-2.ドバイファウンテン
おすすめ度:
22,000ガロンの噴水。
ブルジュハリファはドバイモールやドバイファウンテンなど見どころ満載です。
建物自体は特別何かがあるというわけではないですが、ビルの最上階や途中にある展望台やラウンジからの眺めは息を飲む絶景と称されるほど……むしろ、世界で最も高い建物とされるブルジュハリファを訪れる大半の人は、地上100階を超える場所から見下ろすドバイの街並みが目的ではないでしょうか?
テナントとしてはホテルやレストラン、レジデンスなどが入っており、家賃は低層階ほど高く、高層階ほど安いとされています。具体的な賃貸相場は階層によって変わりますが、部屋によっては年額3,000万円、月額300万円するところもあるそうです。
そのため、観光客や旅行者にとっては景色や風景を眺めて楽しむものと言えるでしょう!
むしろ、王道のコースで散策を楽しむなら、周辺のドバイモールやドバイファウンテンの方が水族館や噴水ショーなどもあって楽しめると思います。逆に、ブルジュハリファは展望台やラウンジ以外にあまり魅力を感じない人も一定数いるようです。



ブルジュハリファではドバイモールとドバイファウンテンが目玉!



個人的にはショーが見られるドバイファウンテンがおすすめ!
4.ブルジュハリファの体験談
最後に管理人が2020年2月に訪れたブルジュハリファの体験談を記しておきます。等身大の海外旅行記としてお楽しみください。





……こ、ここは宇宙ステーション?



宇宙ステーションに紀伊国屋があってたまるか!ドバイモールの中だよ!



ドバイモールって、あのドバイ最大のショッピングモールの?



そう!グルメやショッピングだけじゃなく、エンターテイメントやレジャーも楽しめる世界最大のショッピングモールね!





ドバイ来てからずっと思ってたんだけど、いちいち建物がおしゃれだよね。



ドバイモールは何百件もの飲食店、1,200軒もの小売店、2件のデパートが軒を連ねる超巨大ショッピングモール。



サッカー場200個分に相当する100万m²の敷地面積を誇るって話。



すべて回ろうと思ったら1日がかりになることを覚悟しなくちゃいけないけど、お土産選びにはちょうど良し!





……広すぎて何をしたらいいかわからない。



何するか迷ったらドバイ水族館にでも行ってみたら良いんじゃない?



あ!さっきアンダーウォーターって文字を見たような気がするよ!



ドバイ水族館は水深11mの海中世界を再現した超巨大水槽を持つ水生生物園で、アカエイやタイガーシャークを展示してるんだよね。



案内板によると3階にあるっぽいね!



砂漠の国で水中を歩ける場所で、ぐるりと一周取り囲む約48mのウォークスルートンネルが名物とのこと。



人いすぎて写真撮る余裕なかったけど、1,000万Lの水槽に140種、33,000匹の海洋生物がいるんだとか。



アクアリウムは全高11m、全長51m、全幅20mと世界最大級。買い物の合間に立ち寄るのがおすすめ!





モールを抜けると、水の楽園が広がってた。



目の前がドバイファウンテン。2009年オープンの世界最大の噴水だよ。



本当、ドバイは「世界最大」が好きだね。



ダウンタウンドバイとの間にあって、噴き出す水の高さは約150mにも及ぶみたい。噴水自体の長さも275mで世界最大らしい。



22,000ガロンの水を噴き出すってんだから驚きだよね。



障害物がなかったら320km先の砂漠からも見られるって話だからすごい。





ブルジュハリファに到着……ってこれ、デカすぎだろぅ!



上から下まで828mあるからね、そりゃデカいよ。



今まで摩天楼という表現を何回かしてきた気がするけど、本物の摩天楼がここにあった。



職人の魂ってより執念を感じる近代建築の傑作。全206階(160階以降は一般入場不可)のモンスタータワー。





124階と125階の展望台、148階の展望デッキ、152階から154階のラウンジからドバイの街並みが一望できるのが魅力。



ギネス記録を7つ持ってるのも見どころの1つだよね。



超高層ビル群が立ち並ぶドバイでも一際存在感を放つ存在。



2004年の着工から2010年の竣工まで紆余曲折あったけど、今ではドバイのランドマークとして観光名所になってるんだ。





そろそろショーが始まるのか、みんなざわざわしてる。



噴水は「君と旅立とう」など、いくつかの音楽に乗せて演出されるから、これも見どころの1つだよ!



その噴水にはコンピューター制御の6,600個の電球と25色のプロジェクターが設置されてるんだってね!



ちなみに、1回の上演は約5分間だから見逃さないようにしたいところ。





ドバイ中の水を集めたんじゃないかってくらいの水量……これだけの水、どこから持ってきたんだろう?



ドバイの水は海水を淡水化して供給してるのさ。塩分を取り除いて、飲料水や生活用水、農業用水にもしてるんだ。



ゴルフ場の芝生やセントラルの街路樹、スプリンクラーには下水処理水を再利用してるっぽいね。



砂漠の国で水は貴重、一切無駄にはしてないよ。



ドバイは一見するとオイルマネーで潤ってるように見えるけど、枯渇に備えて観光立国化を進めてる国。



ブルジュハリファだけでも全部の計画を合算すると80億ドルかけたって話だからね。



日本だったら即反対運動を起こされそうだよ。



まぁ200億ドル規模の経済効果があると見込まれてたから実現したのよね。現に今やドバイを支えるお金の源泉になってる。



何もかもが規格外のドバイ……スケール感がやばい。



今回は見送ったけど、いつかブルジュハリファの展望台、アットザトップスカイからドバイを一望したいところ!



ガラス張りのラウンジ……憧れるなぁ。



いくつか撮影スポットもあるから、観光客や旅行者はぜひ訪れるべき。高所恐怖症の人には禁足地だけども!笑



ライトアップなど、見どころは尽きない。



むしろドバイは昼よりも夜がメインディッシュだからね。無数の摩天楼が描く光は「世界最高峰の夜景」と称されるよ。



もちろん、夕景だけでも十分にブルジュハリファの魅力が伝わったよ。



他にも見どころはまだまだある、進化し続ける街、ドバイ。今後の建設ラッシュも見逃せないね。
5.まとめ
今回はアラブにあるブルジュハリファの観光情報、ドバイモールやドバイファウンテンの見どころをまとめました。
海外旅行でアラブを訪れるならブルジュハリファがおすすめです。中でもドバイモールやドバイファウンテンは見どころ満載なので、機会があればぜひ訪れてみてください。