海外旅行の費用を圧迫する存在、それが食事代です。この食事代……削ろうにもなかなか削れないもので、どうしても予算に組み込むことになる存在です。旅の内容次第ではあるものの1回の旅で数千円~数万円は必要となるため、どうにかして節約したいところ。
今回は海外旅行の食事代の節約方法を解説します。併せてエリア別・スタイル別の食費を抑える極意も説明します。加えて旅先で食費を抑えるリスクもまとめるので、海外旅行の飲食にお役立てください。

食費を抑えられれば、他の旅費に充てられる!



この記事では「海外旅行の食事代の節約方法」「エリア別・スタイル別の食費を抑える極意」をまとめるよ!
1.海外旅行の食事代の節約方法


まずは海外旅行の食事代の節約方法を見ていきましょう。
- 外食を我慢する
- クーポンを活用する
- 食材を購入して自炊する
- 食事付きプランにする
- 食品を日本から持参する
- フードコートに行く
- ランチタイムを狙う
- ローカル店に入る
海外旅行の食事代は外食を我慢したり、クーポンを活用したり……はたまた食材を購入して自炊する、食事付きプランにする、食品を日本から持参するなどの方法で節約できます。
フードコートに行く、ランチタイムを狙う、ローカル店に入るのも1つの手です。
1-1.外食を我慢する
当ブログの管理人が一人旅でたまにやる最強の一手、それが外食を我慢するという荒業です!
この方法は現地の食文化を楽しむどころではなくなってしまうこともあってあまりおすすめはできませんが、どうしても食事代を節約したい人に最適な方法と言えるでしょう。
何も飲まず食わずというわけではなく外食を我慢しつつ「お酒を避ける」「お惣菜で済ませる」といったちょっとした工夫だけでも節約はできる……むしろ、1食で数百円~数千円する外食を我慢するだけで、案外リーズナブルに過ごせます。
1-2.クーポンを活用する
旅行会社によっては現地で利用できるクーポンがもらえることがあります。
HISやJTBなど「当社でお申し込みいただいたお客様には現地の飲食店で利用できる10%OFFクーポンをプレゼント」といったキャンペーンを開催している旅行会社も珍しくありません。
国によってはグルメ割引サービスが活用できるアプリもあるくらいです。
1-3.食材を購入して自炊する
食事代を節約する正攻法の1つが、食材を購入して自炊するという方法です。滞在先によって変わりますが、現地にあるコンビニやスーパーで地元の食材を購入して自炊すれば、食費を大幅に節約できます。
自炊するためにはキッチンや調理器具が必要ですが、コンドミニアムやレジデンシャルなどには常備されていることも珍しくありません。
1-4.食事付きプランにする
添乗員同行ツアーなど、旅行会社のパッケージツアーに申し込む場合は、食事付きプランを申し込むと安心かもしれません。食事付きプランであれば、わざわざ外に行かなくても朝食・夕食を済ませられます。食事の料金は旅行代に含まれていることが多く、リーズナブルに済ませられることも少なくないです。
管理人も結構な確率で食事付きの添乗員同行ツアーに参加しているのですが、とにもかくにも楽!
1-5.食品を日本から持参する
食事代を節約する正攻法の1つに、食品を日本から持参するという方法もあります。訪問先によって変わりますが、日本から食べ物・飲み物をある程度持参すれば、食費を相当節約可能です。
持参するためには検疫や税関での検査が必要ですが、カップヌードルをはじめ即席味噌汁やパックご飯は素通りさせてくれることも珍しくありません。
1-6.フードコートに行く
フードコートはカップルからファミリーまで幅広い世代が利用できるよう、価格帯が低めに設定されている傾向にあります。設定金額は高くないのに一定のクオリティが保たれているからこそ、旅先でも心強い味方になってくれるはずです。
1-7.ランチタイムを狙う
ランチタイムを狙うのもありです。ランチはディナーと比べてリーズナブルな値段で、条件次第ではディナータイムの半額ほどで食事ができるところもあります。節約という観点なら、ディナーではなくランチ一択!
1-8.ローカル店に入る
観光地のど真ん中には、観光客や旅行者をターゲットとするところがありますが、そういうところは総じて観光地価格に設定されています。さすがに「観光地の真ん中でぼったくりを叫ぶ」的な展開になることは稀ですが、本当に節約したいならここはローカル店を選ぶべきです。
ガイドブックに掲載されていない地元の人で賑わっているような食堂は、味も接客も見た目も一切忖度なし。よりリアルな食文化に触れるチャンスかもしれません!



僕も色んな方法で節約しつつ旅してる!お金ないから!



試行錯誤して節約しながら旅するのも楽しいもんさ!
2.エリア別の食費を抑える極意


次にエリア別の食費を抑える極意を見ていきましょう。
エリア | 食費を抑える極意 |
---|---|
アジア | ・市場や屋台がお得 |
オセアニア | ・コンビニよりもスーパー ・観光地よりもローカル |
北米 | ・みんなでシェアする ・ファーストフードがお得 |
中南米 | ・みんなでシェアする ・ファーストフードがお得 |
ヨーロッパ | ・カフェやバーがお得 ・ランチタイムを狙う |
中東 | ・ストリードフードがお得 |
アフリカ | ・日本食を持ち込む |
アジアは市場文化や屋台文化が根付いているため、地元の人が行き交うようなところで食事を済ませるのがおすすめです。とりわけ、東南アジアなどでは自炊するより外食の方がお得だったりします。
オセアニアはコンビニだと高いので、スーパーで安い飲料水・食料品を手に入れましょう。現地で飲食店を選ぶ場合は、観光地ではなくローカルをお選びください。
なお、北米や中南米はボリューミーな傾向にあるため、みんなでシェアするのが基本。
コスパを考えるなら自炊が賢い選択ですが、ファーストフードも意外とリーズナブルです。
ヨーロッパはカフェ・バーの歴史があってフードメニューも割とお得なので、高くて手が届かないレストランに行くよりは安くて入りやすい飲食店を選んだ方がお得に済ませられるでしょう。北欧など物価がやばいところではホットドッグスタンドをはじめ、フードトラックなどで済ませても良いのではないでしょうか。
中東はストリートフード、アフリカは日本食を持ち込むなど、工夫次第ではお金をかけずに済ませられます。



個人的にはカップ麺とかで何食か浮かせて、他の日に目当てのグルメをいただくってやり方がおすすめ!



極端に節約すると楽しめなくなるから、ほどほどが一番!
3.スタイル別の食費を抑える極意


次にスタイル別の食費を抑える極意を見ていきましょう。
スタイル | 食費を抑える極意 |
---|---|
一人旅 | ・お菓子である程度お腹を満たす ・お店の情報について調べる ・水分補給は水で我慢する ・割引セールを狙う |
グループ旅 | ・お酒を注文するのを避ける ・パーティー形式でシェアする ・ビュッフェで空腹を満たす ・割り勘する |
一人旅の場合、お菓子である程度お腹を満たすことで食費を抑えられます。
もちろん、1食すべてをお菓子にするわけではありません。あまりにもお腹が空いているとつい欲張ってしまって料理を注文しすぎてしまうため、何かお腹に入れてから飲食店に行くのがGOOD。日本から腹持ちの良いお菓子を持ち込めば、大幅な節約になるでしょう。
加えて、リーズナブルなお店の情報について調べたり、喉が渇いても水分補給は水で我慢したり、コンビニやスーパーの割引セールを狙ったりするのもありです。
グループ旅の場合、お酒を注文するのを避けることで食費を抑えられます。
ビールやワインなどのアルコールは1杯頼むと2杯3杯と注文したくなるので、欲望のままに酔うのはBAD。どうしてもお酒がないと楽しめないのであれば、日本から何本か持参すると一定の節約になるのではないでしょうか。
他にも、出来合いのものをパーティー形式でシェアしたり、ビュッフェで空腹を満たして他の食事をカットしたり、割り勘にしたりするのもおすすめです。



一人旅だったら何も摂らないって選択肢もある!



グループ旅は仲間と話し合って決めるべし!
4.旅先で食費を抑えるリスク


最後に旅先で食費を抑えるリスクについてまとめます。
- 栄養バランスが崩れる
- 食を楽しめなくなる
- 体調不良になる
旅先で食費を抑えすぎると、栄養バランスが崩れたり、食を楽しめなくなったり、体調不良になったりするため、極端な節約はおすすめできません。
節約は苦にならない程度に行うのが鉄則です。
4-1.栄養バランスが崩れる
食費ばかり気にして節約していると、栄養バランスが崩れます。健康的に旅を楽しむためには、五大栄養素であるタンパク質をはじめ、脂質や糖質、ビタミンやミネラルが不足しないようにしたいです。
極度の節制で栄養バランスが崩れると、筋力・体力・免疫力が失われ、旅を楽しむどころではありません。
4-2.食を楽しめなくなる
食費を抑えようとするあまり、食を楽しめなくなるのは本末転倒です。
「あれもダメ」「これもダメ」と拒否しているとせっかくの海外旅行が台無しになることもあるため、節約で浮いた分、他の食事を豪華にするなどメリハリをつけるべきです。
4-3.体調不良になる
食費を抑えた結果、体調不良になってしまうと余計な費用がかかります。
栄養失調になって倒れ、入院することとなれば数千円~数万円が飛んでいきます。何日も入院すれば、数十万円~数百万円請求されることもあるわけです。
ゆえに、ご飯はきちんと食べてしっかりと休むことが求められます。



財布と相談しながら食べるところは食べる!飲むところは飲む!



むしろ、気になるものがあったら我慢しないでいっちゃお!
5.まとめ
今回は海外旅行の食事代の節約方法、エリア別・スタイル別の食費を抑える極意をまとめました。
海外旅行の食事代は、外食を我慢する、クーポンを活用する、食材を購入して自炊する、食事付きプランにする、食品を日本から持参するなど工夫次第で節約可能です。当ブログの管理人はフードコートに行く、ランチタイムを狙う、ローカル店に入るなどの方法でも食費を抑えています。
ただ、どのエリアに行くのか、どのスタイルで旅するのかによってかかる食事代が変わるため、すべて実践する必要はありません。必要に応じて調整するだけで一定の食費を抑えられるので、ここぞという場面では現地のグルメに舌鼓を打つことも忘れずに。