アラブにある熱帯雨林を再現した施設、それがグリーンプラネットドバイです。通称「砂漠の熱帯雨林」と呼ばれるこの場所は、約3,000種類もの動植物が暮らすバイオドーム……砂漠の中にありながら生き生きと暮らす生き物たちの世界が覗ける観光スポットです。
今回はアラブにあるグリーンプラネットドバイの観光情報をまとめます。ここでは概要・予算・時間・場所・気候・服装・治安・注意点の他、実際に訪れた管理人が厳選した見どころも紹介します。記事の最後には体験談もあるので、ぜひ海外旅行の計画にお役立てください。
グリーンプラネットドバイは砂漠に生い茂る熱帯雨林!
この記事では「アラブにあるグリーンプラネットドバイの観光情報」「バイオドームの見どころ」をまとめるよ!
1.グリーンプラネットドバイの概要
まずはグリーンプラネットドバイの概要を見ていきましょう。
- 国:アラブ
- 地域:ドバイ
- 特徴:動物園/植物園
- 目玉:バイオドーム
- 方法:個人/ツアー
- おすすめ度:
グリーンプラネットドバイは熱帯の生き物を展示する施設で、オオハシやコンゴウインコなどの鳥類をはじめカメやトカゲなどの爬虫類が飼育されている動植物園です。中東初の室内ジャングル探検施設としても注目されており、“大富豪集まる石油街のオアシス”として知られています。
まさに砂漠で熱帯雨林を体験できる観光スポットと言えるでしょう!
2016年にオープンしたグリーンプラネットドバイは、巨大なバイオドームが設置されており、熱帯雨林の環境や生態が再現されています。飼育されている植物・動物は約3,000種を超え、ドバイではなかなか見られない動植物との触れ合いが可能です。
施設全体がバイオドームで覆われているため、地上を飛ぶ鳥類の様子を見学可能な他、地下では爬虫類の様子も見学可能。自動化された温度・湿度管理システムを導入していることもあり、より生き生きとした動植物と触れ合えるでしょう。
環境保護や生態系についても学べることから、学習施設として訪れる価値もあるのではないでしょうか?
アラブを訪れるならグリーンプラネットドバイは外せないね!
ドバイを拠点にするなら個人で行くよりツアーで行くのがおすすめだよ!
2.グリーンプラネットドバイの観光情報
次にグリーンプラネットドバイの観光情報を見ていきましょう。
2-1.予算
- 個人:数千円~1万円
- ツアー:1万円~3万円
- 予算総額:8万円~24万円
個人は自分での手配、ツアーは旅行会社での代行、予算総額はアラブ旅行全体(移動費・宿泊費・飲食費・観光費)にかかる目安となります。入場料は変動するので直近の情報を調べておくと安心です。
2-2.時間
- 営業時間:10時00分~17時00分
- 所要時間:1時間~2時間
- 必要期間:5日~10日
営業時間は開店から閉店、所要時間は到着から出発、必要期間は出国から帰国までにかかる目安となります。
2-3.場所
- 場所:アラブ/ドバイ
- 住所:Dubai, UAE
- 行き方:タクシー/レンタカー/徒歩/ツアー
- タクシー:5分~10分
- レンタカー:5分~10分
- 徒歩:10分~20分
場所と住所は所在地の目安となります。行き方は「ドバイ⇒グリーンプラネットドバイ」への一例であり、他の方法でもアクセスできます。直接向かうなら現地発着のツアーがおすすめです。
2-4.気候
- 1月~3月:やや暑くて晴れやすい気候
- 4月~6月:暑くて晴れやすい気候
- 7月~9月:暑くて晴れやすい気候
- 10月~12月:やや暑くて晴れやすい気候
- ベストシーズン:1月~3月/12月
平均 | 最高気温 | 最低気温 | 降水量 |
1月 | 24℃ | 15℃ | 20mm |
2月 | 26℃ | 16℃ | 5mm |
3月 | 29℃ | 18℃ | 10mm |
4月 | 33℃ | 22℃ | 10mm |
5月 | 38℃ | 26℃ | 0mm |
6月 | 40℃ | 28℃ | 0mm |
7月 | 41℃ | 31℃ | 5mm |
8月 | 41℃ | 31℃ | 0mm |
9月 | 39℃ | 28℃ | 0mm |
10月 | 35℃ | 25℃ | 0mm |
11月 | 31℃ | 20℃ | 10mm |
12月 | 26℃ | 17℃ | 10mm |
2-5.服装
- 1月~3月:体温調節できる服装
- 4月~6月:薄手の服装
- 7月~9月:薄手の服装
- 10月~12月:体温調節できる服装
- 持ち物:歩きやすい靴
2-6.治安
- やや良い
アラブは総じて治安が良く、旅の拠点となるドバイも治安良好です。
2-7.注意点
- 動植物への接触
2-7-1.動植物への接触
グリーンプラネットドバイには希少生物が暮らしているため、動植物への接触には気を付けたいです。この施設には貴重な生態系を構成する生き物も生息しており、オオハシやコンゴウインコなど3,000種類もの動植物が分布しています。当然ながら許可なく捕まえたり摘んだりしてはいけません。
観光情報は変更となる場合があることを加味しておきたいね。
Googleマップの口コミを参考にするのもおすすめかも!
3.グリーンプラネットドバイの見どころ
ここからはグリーンプラネットドバイの見どころをまとめます。
3-1.バイオドーム
おすすめ度:
ガラス張りのドーム。
グリーンプラネットドバイはバイオドームなど見どころ満載です。
砂漠の国にいることを一瞬忘れるほどの緑が生い茂るグリーンプラネットドバイのバイオドームは、カノピー・フォレスト・フラデッドレインフォレスト・ミッドストーリーの4フロアで構成されており、中央には人工の幹を持つ全高25mの木が置かれています。
人工大木として世界最大を誇る中央の木は、施設内唯一の人工植物として知られ、枝の端々が動物たちの住処となっているのが特徴。訪問者はまずエレベーターで4階へと上がり、中央の木を回るように1階ずつ下りながら見学します。途中、鳥類や爬虫類だけでなくアリクイやアルマジロ、ナマケモノやヤマアラシなどにも出会えるのが魅力です。
2022年にはドバイサファリパークとの生き物交換プログラムにより、動植物を安全に引っ越し可能となるなど、生物保全の観点でも注目されている動植物園。
施設内ではキャンプをはじめ、一日飼育員を体験したりワークショップに挑戦したりと幅広いプログラムに参加することも可能です。まさに生き物好きにおすすめしたい場所となっています。
グリーンプラネットドバイではバイオドームが目玉!
個人的にはガラスで覆われた緑溢れるバイオドームがおすすめ!
4.グリーンプラネットドバイの体験談
最後に管理人が2020年2月に訪れたグリーンプラネットドバイの体験談を記しておきます。等身大の海外旅行記としてお楽しみください。
グリーンプラネットドバイに到着!
えっと、どれのこと?あの四角い物体がグリーンプラネットドバイ?
そうさ、通称「砂漠の熱帯雨林」さ。
ただの箱に見えるけど……。
失礼な!なんかもう、色々とすんごいんだから。
相変わらず歯切れの悪い、ホルモンのような語彙力!
異次元の建築物が乱立するドバイにおいて、日本人にもあまり知られていないのがこちら、グリーンプラネットドバイ!
ドバイって言ったらもっとこう他に行くとこあるんじゃないの?
メジャーなところばかり行ったって仕方ないじゃない。たまにはマイナーなところも行かないと見えないものがあるからね。
もっともらしいこと言ってるけど……。
あぁそうだよ!ただ鳥さんたちが見たかっただけだよ!
顔に似合わず可愛らしい理由!素直でよろしい!
早速、現れたのはつがいの鳥さんたち!コンゴウインコかな?
コンゴウインコにはアオキコンゴウインコやルリコンゴウインコがいるけど、真っ青な羽根を見る限りスミレコンゴウインコっぽい。
なんかイチャイチャしててかわいい!
毛づくろいし合うくらい仲良しなんだ!
こっちではヒムネオオハシがドヤ顔してた。
「ドヤ?立派なくちばしやろ?」って言ってる。
体の3分の1くらいある立派なくちばし……重くないのかな?
体重300g~数百gほどに対して、くちばしの重さは数g~15gしかないから思ってるよりもずっと軽いんじゃないかな!
こっちにはアカガシラエボシドリ!
頭が赤、顔が白、体が緑、くちばしが黄!カラフル!
こっちにはホオジロエボシドリ!
頭は紺、顔は一部白、体は緑で一部紺、くちばしと目元は橙!クール!
それにしてもこのバイオドーム、不思議な作り。
フロアが4つに分けられてて、エレベーターで一度上がってから、各階を下がりつつ見学するシステムらしいよ。
まさに「砂漠の熱帯雨林」だ。
巣箱もいっぱい設置されてて、この施設がいかに鳥さんたちの管理を大事にしてるかがわかるね。
わかる……鳥ばっかり優遇されてさ、気持ち良いもんじゃないよね。
いや、そんな理由でふてくされてるわけじゃないから!ナマケモノは常にニュートラルでこんな感じだからね。
髪も伸びきって、爪も伸びきって……僕がブラック会社辞めてニートだった数か月間を思い出すよ。
怖い怖い!ブラック企業で揉まれて無職になって塞ぎ込んでたのはわかるけど、ドバイにまで来て話すような内容じゃないから。
でも、この姿勢、きつくない?
きっといつでも社会復帰できるように筋トレしてるんだと思う。
なんか気配を感じる……と思って振り向いたら何者だ!君は!!
ずっと後ろをついてきてたみたい。
一瞬、インドクジャクかと思ったけど微妙に違う。
青い孔雀のような鳥、オウギバトだと思う。
こ、こんなおしゃれな鳩がいるんだ。
“鳩界のおしゃれ番長”さ。それにしてもこの子は人慣れしてるのか、全然逃げない。むしろ案内役のようにぴったりついてくる。
だんだんと降りてきた。こうやって見てみると本当に緑豊かな惑星に降り立ってしまったかのように思えてくる。
まさにグリーンプラネット!
ドバイで乾燥した空気に嫌気がさしたら、ここで湿気を補給しよう!
いや、普通に保湿クリーム塗ったらいいと思う!
もう!冗談が通じないなぁ。
まぁ、マイナスイオンを吸収するには良いけども!
こ、この子はヒルヤモリちゃん!くりくりお目目が超かわいい!
ヤモリ界のアイドル!
ヒルヤモリ、「昼夜守」……昼と夜、どっちを守るんだ君は!
いや、ヤモリは漢字で書くと「家守」だから家を守ってくれる存在なのよ。ゴキブリとかシロアリとかからね。
家の守り神なんだ!
日本では古くからヤモリを縁起物として扱ってて、ヤモリがいる家には金運が舞い込んでくるって言われてるんだよね。
……よし、この子、家に連れて帰ろう。
そんな現金な……ツチノコでも探して一攫千金狙ったら?
ツ、ツチノコいたっ!お、お前!小判型に潰れてて手足短くて平べったくて……絶対ツチノコの親戚だろ!
あったよね、ツチノコブーム。あれって一体何だったんだろう。
村おこしの一環さ!東白川村とかなんて毎年「つちのこフェスタ」を開催してるんだから!しかも獲得賞金133万円!
ツチノコ捕獲懸賞金ってやつね。本当に見つかったらすごいけど、たぶん見つからないよ。
この子を持って帰って“隠しツチノコ”しておこう。
そういう人がいるからツチノコみたいな“幻の生き物”で村おこししようとする自治体が出てくるんだと思う。
絶対にいないとは言い切れないけどね。
うん、ロマンはあるよ、本当に新種の生物だったら。
このトゲトゲボディ……フトアゴヒゲトカゲだな!
手を挙げて何かアピールしてる。
「出してくれ、ここから出してくれ」「お前しかいないんだ」「出してくれ」って言ってる。
怖い怖い!そんな「約束のネバーランド」的な物騒な状況じゃないから!
みんな幸せに暮らしてるんだもんね、グリーンプラネットドバイでは。
そうよ、むしろここにいる動物たちは食物連鎖の呪縛から解き放たれて自由に生きてると思う。
僕も自由に生きたい。なんなら鳥になりたい。
……よし、ここで暮らそう。
……え、それはちょっと。焼き肉食べたいしベッドで眠りたいしパートナーとイチャイチャしたいから普通に日本で暮らすけど。
……がっつり“人間”だなぁ。
もう地球という惑星に住んでるから、わざわざグリーンプラネットに引っ越す必要なんてないのさ!
ドバイに移住するほどお金ないしね、日本のままがいいよ。
5.まとめ
今回はアラブにあるグリーンプラネットドバイの観光情報、バイオドームの見どころをまとめました。
海外旅行でアラブを訪れるならグリーンプラネットドバイがおすすめです。中でもバイオドームは見どころ満載なので、機会があればぜひ訪れてみてください。