世界にはいつも曇り空が広がっている雨の国が存在し、天気が悪い国として悪評を轟かせています。よく雨が降る国は日に焼ける心配がない分、脱水症状や紫外線で海外旅行が台無しになることもありません。雨季の散策はやや大変なものの、淡雪色の肌も守られて一石二鳥です。
今回は世界のよく雨が降る国ランキングを作成しました。ここでは降水確率・降水量・湿度が高い国をランキング形式でトップ10まで掲載しています。雨が降りやすい国ほど天気に左右される旅となるので、ぜひ旅先選びにもご活用ください。
海外旅行は雨が降ってるのもまた一興!
この記事では「世界のよく雨が降る国ランキング」「降水確率・降水量・湿度が高い海外旅行先」をまとめるよ!
1.よく雨が降る国がおすすめな人
まずはよく雨が降る国がおすすめな人を見ていきましょう。
- 日に焼けたくない人におすすめ
- 淡雪色の肌を守りたい人におすすめ
海外旅行は「天気が悪いかどうかで旅の充実度が変わる」と言っても過言ではありません。
雨が降っているとジメッと鬱々しい気持ちになりますし、雨が降っている時には体験できないレジャーもあります。対して、旅先で日に焼けたくない人や淡雪色の肌を守りたい人にとって、雨が多い国や降水量が多い国は理想的なコンディション&ロケーションとなるはずです。
よく雨が降る国ではみんなが雨男・雨女……日に焼ける心配もありません。むしろ、淡雪色の肌を守るならぴったりの条件。もし「海外旅行の時はいつも日に焼ける」と悩んでいるなら、もともとあまり晴れない国を選んでみてはいかがでしょうか?
天気が悪い国であれば、どんな晴れ男・晴れ女でもきっと雨が降ってくれます!
海外旅行では現地の雨天率に注目しておきたいところ!
日に焼けたくない人や淡雪色の肌を守りたい人にはよく雨が降る国がおすすめかも!
2.よく雨が降る国ランキング
ここからはよく雨が降る国ランキングをまとめます。
当ランキングでは各首都や各都市における年間の平均降水確率・平均降水量・平均湿度を加味して選定しています。
- コロンビア
- サントメプリンシペ
- パプアニューギニア
- ソロモン諸島
- パナマ
- コスタリカ
- サモア
- マレーシア
- ブルネイ
- インドネシア
- 世界気象機関:ワールドウェザーインフォメーション
- 気象庁:世界の天候/世界の異常気象
- その他の調査機関
- 管理人の実体験
よく雨が降る国ベスト3はコロンビア・サントメプリンシペ・パプアニューギニアです。他にもソロモン諸島、パナマやコスタリカ、サモア、マレーシアやブルネイやインドネシアも湿潤している地域とされています。このようにアジアやオセアニアや中南米は雨が降りやすく湿度も高めです。
では、さらに詳しいランキングを見ていきましょう。順位や星は管理人の独断偏見・趣味嗜好が含まれるものの、特定の国を差別・贔屓する意図はございません。
1位.コロンビア
- よく雨が降る度:
- 年間降水量:約3,240mm~3,240mm
コロンビアは世界で一番よく雨が降る国です。湿潤気候や熱帯雨林気候に属する中南米の国で、年間の降水確率・降水量・湿度が高い国の1つとなります。熱帯雨林の国だけに1年通して雨が降りやすいのが特徴です。
コロンビアの年間降水量は約3,240mm~3,240mmと1年の数ヶ月~半年が雨が降っている状態で、完全な晴れに遭遇するのは稀なこと。日本の年間降水量が1,715mm~1,720mmであることを考えると、コロンビアはかなり雨が降りやすい国の1つと言えるのではないでしょうか?
現地は動植物の楽園ということで観光にも誂え向き。ただし、海外旅行中は汗だくになりがちなので定期的に木陰で休憩しつつ散策しましょう。
コロンビアの年間降水量が約3,240mm~3,240mmってことは……?
365日に換算すると1日で8.88mm~8.88mmほど降る計算。
2位.サントメプリンシペ
- よく雨が降る度:
- 年間降水量:約3,200mm~3,200mm
サントメプリンシペは熱帯気候に属するアフリカの国で、年間の降水確率・降水量・湿度が高い国の1つです。熱帯の国だけあって、1年通して雨天の日が続きます。
サントメプリンシペの年間降水量は約3,200mm~3,200mmと1年の数ヶ月~半年が雨が降っている状態で、完全な晴れに遭遇するのは稀なこと。日本の年間降水量が1,715mm~1,720mmであることを考えると、サントメプリンシペもまた雨が降りやすい国の1つ……常に雨天の国と言えるでしょう。
ただし、オボ国立公園を擁することもあって環境は熾烈。海外旅行中は定期的に屋内に避難するなど体調管理も欠かさずに!
サントメプリンシペの年間降水量が約3,200mm~3,200mmってことは……?
365日に換算すると1日で8.77mm~8.77mmほど降る計算。
3位.パプアニューギニア
- よく雨が降る度:
- 年間降水量:約3,140mm~3,145mm
パプアニューギニアは半湿潤気候や半熱帯雨林気候、熱帯雨林気候に属するオセアニアの国だけあって年間の降水確率・降水量・湿度が非常に高いのが特徴となっています。
パプアニューギニアの年間降水量は約3,140mm~3,145mmと1年の数ヶ月~半年が雨が降っている状態で、完全な晴れに遭遇するのは稀なこと。日本の年間降水量が1,715mm~1,720mmであることを考えると、パプアニューギニアは世界有数の雨の国……世界で最も雨天に愛された国の1つと言えるでしょう!
ただし、よく雨が降る分、雨季は大いに湿潤する国でもあるため、海外旅行中は汗拭きシート&制汗スプレー必須。こまめに汗を拭かないと一瞬で潤ったクラゲのようになってしまうかも。
パプアニューギニアの年間降水量が約3,140mm~3,145mmってことは……?
365日に換算すると1日で8.60mm~8.62mmほど降る計算。
4位.ソロモン諸島
- よく雨が降る度:
- 年間降水量:約3,025mm~3,030mm
ソロモン諸島は激しいスコールに見舞われる熱帯雨林性気候に属するオセアニアの国です。年間通して湿潤した国の1つで、全国的に雨が降りやすい傾向にあります。
ソロモン諸島の年間降水量は約3,025mm~3,030mmと1年の大体が雨が降っている状態で、完璧な晴れに遭遇するのはレア。日本の年間降水量が1,715mm~1,720mmであることを考えると、ソロモン諸島は高確率で雨が降る国と言えるかもしれません。
国土の一部が熱帯雨林に覆われているため、肌もすぐにギトギトになります。
ソロモン諸島の年間降水量が約3,025mm~3,030mmってことは……?
365日に換算すると1日で8.29mm~8.30mmほど降る計算。
5位.パナマ
- よく雨が降る度:
- 年間降水量:約2,925mm~2,930mm
パナマも湿潤気候や熱帯雨林気候に属する中南米の国で、年間の降水確率・降水量・湿度が高い国の1つとなります。熱帯雨林の国だけに1年通して雨が降りやすいのが特徴です。
パナマの年間降水量は約2,925mm~2,930mmと1年の数ヶ月~半年が雨が降っている状態で、完全な晴れに遭遇するのは稀なこと。日本の年間降水量が1,715mm~1,720mmであることを考えると、パナマもすごく雨が降りやすい国の1つと言えるのではないでしょうか?
現地は動植物の楽園ということで観光にもうってつけ。ただし、海外旅行中は汗だくになりがちなので定期的に日陰で休息しつつ散歩しましょう。
パナマの年間降水量が約2,925mm~2,930mmってことは……?
365日に換算すると1日で8.01mm~8.03mmほど降る計算。
6位.コスタリカ
- よく雨が降る度:
- 年間降水量:約2,925mm~2,930mm
コスタリカも湿潤気候や熱帯雨林気候に属する中南米の国で、年間の降水確率・降水量・湿度が高い国の1つとなります。熱帯雨林の国だけに1年通して雨が降りやすいのが特徴です。
コスタリカの年間降水量も約2,925mm~2,930mmと1年の数ヶ月~半年が雨が降っている状態で、完全な晴れに遭遇するのは稀なこと。日本の年間降水量が1,715mm~1,720mmであることを考えると、コスタリカもとても雨が降りやすい国の1つと言えるのではないでしょうか?
現地は動植物の楽園ということで観光にももってこい。ただし、海外旅行中は汗だくになりがちなので定期的に物陰で休養しつつ漫歩しましょう。
コスタリカの年間降水量も約2,925mm~2,930mmってことは……?
365日に換算すると1日で8.01mm~8.03mmほど降る計算。
7位.サモア
- よく雨が降る度:
- 年間降水量:約2,880mm~2,880mm
サモアも激しいスコールに見舞われる熱帯雨林性気候に属するオセアニアの国です。年間通して湿潤した国の1つで、全国的に雨が降りやすい傾向にあります。
サモアの年間降水量は約2,880mm~2,880mmと1年の大半が雨が降っている状態で、完璧な晴れに遭遇するのはレア。日本の年間降水量が1,715mm~1,720mmであることを考えると、サモアも高確率で雨が降る国と言えるかもしれません。
国土の一部分が熱帯雨林に覆われているので、肌もすぐにベタベタになります。
サモアの年間降水量が約2,880mm~2,880mmってことは……?
365日に換算すると1日で7.89mm~7.89mmほど降る計算。
8位.マレーシア
- よく雨が降る度:
- 年間降水量:約2,875mm~2,875mm
マレーシアは熱帯雨林気候に属するアジアの国となります。1年中潤っている国の1つで、雨季はジメッとした雨模様になるのが特徴です。
マレーシアの年間降水量は約2,875mm~2,875mmと年間通して雨が降っている状態で、晴れの心配も不要です。日本の年間降水量が1,715mm~1,720mmであることを考えると、マレーシアで日に焼ける可能性はあるものの倒れるほどでないと言えるでしょう。
ただし、現地は雨脚が強く、ゲリラ豪雨や雷雨に十分気を付けなければなりません。
マレーシアの年間降水量が約2,875mm~2,875mmってことは……?
365日に換算すると1日で7.88mm~7.88mmほど降る計算。
9位.ブルネイ
- よく雨が降る度:
- 年間降水量:約2,720mm~2,725mm
ブルネイは半湿潤気候や半熱帯雨林気候、熱帯雨林気候に属するアジアの国だけあって年間の降水確率・降水量・湿度が非常に高いのが特徴となっています。
ブルネイの年間降水量は約2,720mm~2,725mmと1年の数ヶ月~半年が雨が降っている状態で、完全な晴れに遭遇するのは稀なこと。日本の年間降水量が1,715mm~1,720mmであることを考えると、ブルネイも世界屈指の雨の国……世界でも選ばれた雨天の国と言えるでしょう!
ただし、よく雨が降る分、雨季は極めて湿潤する国でもあるので、海外旅行中は汗拭きシート&制汗スプレー必須。こまめに汗を拭かないと一瞬で脂ぎったベーコンのようになってしまうかも。
ブルネイの年間降水量が約2,720mm~2,725mmってことは……?
365日に換算すると1日で7.45mm~7.47mmほど降る計算。
10位.インドネシア
- よく雨が降る度:
- 年間降水量:約2,700mm~2,705mm
インドネシアも熱帯雨林気候に属するアジアの国となります。1年中潤っている国の1つで、雨季はジメッとした雨模様になるのが特徴です。
インドネシアの年間降水量は約2,700mm~2,705mmと年間通して雨が降っている状態で、晴れの心配も無用です。日本の年間降水量が1,715mm~1,720mmであることを考えると、インドネシアで日に焼ける可能性はあるものの倒れるほどでないと言えるでしょう。
ただし、現地は雨脚が強く、ゲリラ豪雨や雷雨に十分気を付けなければなりません。
インドネシアの年間降水量が約2,700mm~2,705mmってことは……?
365日に換算すると1日で7.40mm~7.41mmほど降る計算。
3.その他のよく雨が降る国
最後にその他のよく雨が降る国をピックアップします。
その他の国は年間の降水量が2,000mm以上に達するかどうかを含めて判断しています。
- シンガポール:約2,495mm~2,500mm
- バングラデシュ:約2,665mm~2,670mm
- フィリピン:約2,345mm~2,350mm
- ブータン:約2,200mm~2,200mm
- ミャンマー:約2,090mm~2,095mm
アジアは沿岸部によく雨が降る地域が集中しており、シンガポールやバングラデシュ、フィリピンやブータン、ミャンマーなどが湿度の高い国とされています。現地では年間通して降水量2,000mmを上回る湿潤した日が続くなど、ジメッとした雨天日になることも珍しくありません。
- バヌアツ:約2,000mm~2,000mm
- フィジー:約2,590mm~2,595mm
オセアニアも沿岸部によく雨が降る地域が密集しており、バヌアツやフィジーなどが湿度の高い国とされています。現地では年間通して降水量2,000mmを上回る湿潤した日が続くなど、ジメッとした雨天日になることも珍しくありません。
- プエルトリコ:約2,050mm~2,055mm
北米は沿岸部を軸によく雨が降る地域が混在しており、プエルトリコの湿度の高さは別格とされます。海岸部にある国ほど湿度が高く、年間で降水量2,000mmを上回ることもあります。
- エクアドル:約2,270mm~2,275mm
- ガイアナ:約2,385mm~2,390mm
- グレナダ:約2,350mm~2,350mm
- ジャマイカ:約2,050mm~2,055mm
- スリナム:約2,330mm~2,335mm
- セントルシア:約2,300mm~2,305mm
- ドミニカ:約2,080mm~2,085mm
- トリニダードトバゴ:約2,200mm~2,200mm
- ニカラグア:約2,280mm~2,280mm
- ベネズエラ:約2,040mm~2,045mm
中南米も沿岸部を中心によく雨が降る地域が散在しており、エクアドルやジャマイカ、ドミニカやトリニダードトバゴ、ニカラグアやベネズエラの湿度の高さは別次元とされます。海岸部にある国ほど湿度が高く、年間で降水量2,000mmを上回ることもあります。
- シエラレオネ:約2,525mm~2,530mm
- 赤道ギニア:約2,155mm~2,160mm
- セーシェル:約2,330mm~2,330mm
- モーリシャス:約2,040mm~2,045mm
- リベリア:約2,390mm~2,395mm
アフリカも沿岸部を柱によく雨が降る地域が点在しており、シエラレオネや赤道ギニア、セーシェルやモーリシャス、リベリアの湿度の高さは別世界とされます。海岸部にある国ほど湿度が高く、年間で降水量2,000mmを上回ることもあります。
湿度は快適指数にも直結していて、よく雨が降る国ほどジメッとしてて過ごしやすいよね。
雨が降ってると気分も下がるから現地の天気は常にチェックしておこう!
4.まとめ
今回は世界のよく雨が降る国ランキング、降水確率・降水量・湿度が高い海外旅行先をまとめました。
よく雨が降る国にはコロンビアやサントメプリンシペやパプアニューギニアがあり、ソロモン諸島をはじめパナマやコスタリカ、サモアなども雨が降りやすいことで知られています。他にもマレーシアやブルネイやインドネシアも雨の日が多く、湿度も高め、年間の平均降水確率・平均降水量・平均湿度も多めです。
年間降水量が2,000mm以上の国は雨天の日ばかりなので、ジメッと湿潤した国を訪れてみたい方はぜひよく雨が降る国を旅先に選んでみてはいかがでしょうか?