海外旅行は高くなる原因を知っておかないと、お金のある方でも損します。“ザ・一般人”の管理人は一文無しであるため、常に高くて行けない原因と格闘中……いつも贅沢とは無縁です。ただ、その結果、お金があっても外国に行けないケースやパターンも見えてきました!
今回は海外旅行が高くなる原因を調査しました。ここでは高くて行けない原因・ケース・パターンも共有いたします。海外旅行でつい贅沢してしまう方に向けて庶民の立場からまとめるので、ぜひ最後まで読み進めてみてください。
超庶民派の僕が敬遠している贅沢癖を詰め込みました!
この記事では「高くなる原因」「高くて行けない原因・ケース・パターン」をまとめるよ!
1.海外旅行が高くなる原因~一般編~
まずは海外旅行が高くなる原因~一般編~をまとめます。
- 準備編
- 移動編
- 宿泊編
- 飲食編
- 観光編
海外旅行が高くなるのには「準備」「移動」「宿泊」「飲食」「観光」という5つの要点が関係してきます。1つ1つは大した金額にならないかもしれませんが、1つずつ追加していけばいずれは数千円~数万円の無駄が発生します。
まずは、海外旅行が高くなってしまう背景を1つずつ確認していきましょう!
1-1.準備編
- 入念に計画を練っていない
- 拠点や目的を絞っていない
- ブランド品にこだわっている
- 旅行会社のセールを見逃している
- 比較サイトを活用していない
移動編では「持ち物代などの準備費が高くなる原因」をメインに紹介します。
1-1-1.入念に計画を練っていない
海外旅行が高くなるのは入念に計画を練っていないことが関係しています。
無計画な旅ほど「あっちに何かある!」「こっちに何かある!」と好奇心に任せた行動を取ってしまい、無意識のうちに旅費がかさんでしまいます。そのため、入念に計画を練らないと旅費が高くなる一方……これは堪えます!
場当たり的に高い飛行機・ホテル・レストランを予約していれば、予算がいくらあっても足りません。事前情報なしで旅するのも楽しいものですが、まったく情報収集しないのは危険です。
1-1-2.拠点や目的を絞っていない
旅の拠点や目的をコロコロ変えていると、それに伴って旅費もかかります。
世界一周などであれば定期的に拠点や目的が変わってもおかしくはありませんが、ちょっとした海外旅行で何度も拠点や目的を変えるのはおすすめできません。可能な限り1つ~3つに絞るのが賢明です。
旅の拠点や目的を絞らないと実際に滞在する時に移動費・宿泊費・飲食費が足枷になるだけでなく、最終的な旅費も気づかぬうちに予算オーバーとなっていることも。
1-1-3.ブランド品にこだわっている
世界的セレブが海外旅行にブランド品を持参するのは普通の光景ですが、庶民が背伸びしてまでブランド品を持参するのはリスクでしかありません。
高級リゾートに滞在して外に一歩も出ないような場所でバカンスを過ごすなら、ブランド品をいくら身につけても構いません。ただ、ブランド品を装着したまま散策するのは自殺行為と言えるでしょう。
ブランド品にこだわるといくらお金があっても足りないどころか、強盗に狙われてしまう確率を引き上げてしまいかねません。強盗は簡単には引き下がってはくれないので、狙われたら一巻の終わり……世界的に名の知れたブランドほど身につけるのはほどほどにしましょう。
1-1-4.旅行会社のセールを見逃している
旅行会社のセールを見逃すと、割増を強いられるのが世の常です。
大手旅行会社のHISやJTBでは年末年始になると「歳末大感謝フェア」「先取り福春プラン」などの大型セールを開催します。他にもセールは大型連休や長期休暇に合わせて開催されるため、見逃さないことに消極的なのはいただけません。
ANAやJALなどの航空会社でもダイナミックセールやタイムセールを行っており、通常の20%OFF~30%OFFで海外旅行できます。セールの内容によっては50%OFFとなることも稀にあるので、見逃さないようにしてください。
規約違反の罰則である違約金やキャンセル料も馬鹿にできないほど。
1-1-5.比較サイトを活用していない
昨今、便利な比較サイトが登場しており、瞬時に飛行機代・ホテル代・レストラン代が比較可能です。比較サイトを有効活用しなければ海外旅行も高くなります。
場合によっては同じ条件の目的地であっても数千円~数万円の誤差が生まれることもあるため、予約時には必ず比較サイトで情報収集しましょう。
1-2.移動編
- 土日祝日に移動している
- 大手航空会社で移動している
- ビジネスクラス/ファーストクラスで移動している
- タクシーで移動している
移動編では「飛行機代などの移動費が高くなる原因」をメインに紹介します。
1-2-1.土日祝日に移動している
飛行機代は平日と比べて土日祝日が比較的高いです。土日祝日は平日に比べて移動費が5%~10%ほど高くなることもあるため、座席を予約する日時を工夫してみましょう。
1-2-2.大手航空会社で移動している
FSCなど大手航空会社で移動すれば、移動費も高く膨らんでしまいます。移動だけが目的であっても大手航空会社は余計な出費となるので、FSCは避けてください。
1-2-3.ビジネスクラス/ファーストクラスで移動している
飛行機の座席は主に「エコノミークラス」「ビジネスクラス」「ファーストクラス」等に分けられており、座席の価格相場は「エコノミー<ビジネス<ファースト」となっています。
原則、ファーストクラスはエコノミークラスの約3倍、ビジネスクラスはエコノミークラスの約2倍の価格設定となっているため、お金を気にするならビジネスクラス・ファーストクラスは敬遠すべきかもしれません。
1-2-4.タクシーで移動している
数ある交通手段の中でも、タクシー移動はとにかく予算がかかります。電車やバスであれば数百円で行ける距離も、タクシーだと数千円かかるなんてことはざらです。
当然ながら、移動の度にタクシーを利用していては旅費が高くなる一方と言えるでしょう。
1-3.宿泊編
- 土日祝日に宿泊している
- 高級旅館に宿泊している
- スーペリアルーム/スイートルームに宿泊している
- ミニバー/ルームサービスを利用している
移動編では「ホテル代などの宿泊費が高くなる原因」をメインに紹介します。
1-3-1.土日祝日に宿泊している
ホテル代も平日と比べて土日祝日が比較的高いです。土日祝日は平日に比べて宿泊費が5%~10%ほど高くなることもあるため、部屋を予約する日時を工夫してみましょう。
1-3-2.高級旅館に宿泊している
ハイエンドやラグジュアリーなど高級旅館に宿泊すれば、宿泊費も高く膨らんでしまいます。宿泊だけが目的であっても高級旅館は余計な出費となるので、ハイエンドやラグジュアリーは避けてください。
1-3-3.スーペリアルーム/スイートルームに宿泊している
ホテルの部屋は主に「スタンダードルーム」「スーペリアルーム」「スイートルーム」等に分けられており、部屋の価格相場は「スタンダード<スーペリア<スイート」となっています。
原則、スイートルームはスタンダードルームの約数十倍、スーペリアルームはスタンダードルームの約数倍の価格設定となっているため、お金を気にするならスーペリアルーム・スイートルームは敬遠すべきかもしれません。
1-3-4.ミニバー/ルームサービスを利用している
ホテルによっては備え付けのミニバーやルームサービスがあって便利です。しかし、無料であれば何も請求されないものの、有料であれば利用した分に応じて支払いが発生します。
当然、何も知らずにミニバーやルームサービスを際限なく利用していると、会計の際に多額の請求が来て冷や汗をかく……なんてことも!
1-4.飲食編
- 現地で食品を調達している
- 高級料亭で飲食している
- ディナーで飲食している
- コースで飲食している
移動編では「レストラン代などの飲食費が高くなる原因」をメインに紹介します。
1-4-1.現地で食品を調達している
現地の物価にもよりますが、食品関係を現地調達すると余計なお金がかかることもあります。日本から持参した方がお金はかからないため、食料品の購入には慎重になりたいです。
例えば、アメリカ圏・ヨーロッパ圏で食べ物・飲み物を手に入れようと思うと、日本の相場の2倍~3倍することも珍しくありません。値札を見ずに飲食物を購入すると、知らず知らずのうちに財布がすっからかんなんてことも……!
1-4-2.高級料亭で飲食している
地元民に向けて展開されている飲食店は値段設定が弱気なため、飲食費で贅沢したくないということなら高級料亭を避けてみてはいかがでしょうか。
観光客・旅行者に向けて展開している高級料亭はエクスペンシブなところも多く、お金があってもお腹いっぱい食べられないことが少なくありません。
1-4-3.ディナーで飲食している
レストラン代はランチと比べてディナーが比較的高いです。ディナーはランチに比べて飲食費が5%~10%ほど高くなることもあるため、テーブルを予約する時間帯を工夫してみましょう。
1-4-4.コースで飲食している
和食や中華、イタリアンやフレンチはコースでいただくこともあるかと思います。
ただ、コースはオードブルからデザートまで含めた料金となるため、品目によっては数万円かかることもあるかもしれません。毎食コースで予約すると旅費がかさむのも必然、名の知れた名店となればなおさらです。
1-5.観光編
- ガイドと散策している
- 言い値に従っている
移動編では「ツアー代などの観光費が高くなる原因」をメインに紹介します。
1-5-1.ガイドと散策している
自力で散策する分にはいつどこで何をしても自由なので、損をすることもないでしょう。お金をかけないよう「市内を散歩しよう」「公園で休憩しよう」なんてこともできなくはありません。
ただ、ガイドとの散策はお金がかかるのが普通です。ガイド付きのオプショナルツアーは何かしらの観光地を回るのが前提となるため、案内役の人への報酬・チップはもちろん入場料などもかかります。
同様に添乗員同行ツアーなどもガイド料が含まれているので、予算には注意しましょう。
1-5-2.言い値に従っている
現地のスーパーやコンビニは定価・売価があらかじめ決められていますが、露天商などの個人商店ではぼったくってくることも珍しくはありません。
当然ながら、観光地にいる物売りや客引きなどの行商人は最初から商売目的で近づいてくるので、相手の言い値に従っているとカモにされる危険性ありです。そのため、最初に言い値の半分程度で交渉しつつ、最後に7.5割程度で購入することをおすすめします。
準備・移動・宿泊・飲食・観光……すべてで高くなる原因を知っておけば、合計でなかなかの金額になりそう。
20万円かかるところ30万円かかるなんてこともざらにある。
2.高くて行けない原因・ケース・パターン~例外編~
ここからは高くて行けない原因・ケース・パターン~例外編~をまとめます。
- 時期を工夫していない
- 旅先を工夫していない
- 割引を利用していない
- 見栄を張っている
海外旅行に高くて行けない原因は他にもいくつかあるため、併せて把握しておきましょう。
2-1.時期を工夫していない
海外旅行は時期によって飛行機代・ホテル代・レストラン代などの旅行代金が大幅に変動します。
- 海外旅行が高い時期:オンシーズン・円安
一般的にかなり観光客・旅行者が訪れるオンシーズンは全体的に旅行料金が上がる傾向にあります。加えて、円安時は相対的に旅費が上がるのが特徴です。
つまり、海外旅行に高くて行けないのは「オンシーズンかつ円安の時期」が重なっているからだと言えるでしょう。
なお、日本発着の航空券は7月・8月が最高値の時期とされます。そのため、航空券の予約時期を工夫することも重要です。
2-2.旅先を工夫していない
海外旅行は旅先によっても飛行機代・ホテル代・レストラン代などの旅行代金が大幅に変動します。
- 海外旅行が高い旅先:オセアニア・北米・ヨーロッパ・中東
基本的にオセアニア・北米・ヨーロッパ・中東は円高の恩恵を受けたとしても、全体的な旅行料金が高い傾向にあります。
ただし、航空券別に見てみると北米・ヨーロッパ・中東は比較的高いものの、オセアニアは比較的安いです。行き先によっては燃油サーチャージ含めても数万円で済む場合もあるため、試行錯誤してみましょう。
2-3.割引を利用していない
旅行会社を通して海外旅行を予約する際、各旅行会社が定期的に実施している割引を利用しないのはいただけないです。キャンペーンやセールを見逃すと数千円~数万円の割増になることもあります。
中でも「大型連休・長期休暇キャンペーン」などのセールは必見。むしろ、通常価格ではなく割引価格が適用されるため、見逃したまま予約すると高くて行けないこともあるかもしれません。
他にも旅行会社が独自に開催しているバーゲン、航空会社・宿泊施設・飲食店が発行しているクーポンを見逃すのは厳禁……対象外となる割増には用心しましょう。
2-4.見栄を張っている
海外旅行は見栄を張れば張るほど旅費も張る……結果的に損します。もちろん、還暦の両親に旅行をプレゼントしたり、誕生日のパートナーに旅行をプレゼントしたりするのは全然ありです。
ただ、親しい間柄でもない上司・先輩が部下・後輩に旅行を奢るのは、ただの見栄っ張りとして捉えられかねません。むしろ、最近は「奢るのも奢られるのも嫌い」という人もいるため、昭和・平成の頃のような「年上が奢るものだ」という風潮は薄れつつあると言えるでしょう。
他にも旅費に限らず、旅先で無意味にブランドものをちらつかせたり、無意識に高級ホテル・高級レストランを利用したり……見栄は“目に見えない怪物”だと覚えておきましょう。
一般から例外まで忌避しないと、海外旅行は高くて行けないかも。
海外旅行の費用も工夫次第ってことになるかも。
3.まとめ
今回は海外旅行が高くなる原因、高くて行けない原因・ケース・パターンをまとめました。
海外旅行は状況次第で高くなる原因が無数にあります。高くて行けない原因・ケース・パターンを無視していれば、お金があっても十分に海外旅行を楽しめないかもです。
当記事では管理人が実際に避けている贅沢癖をまとめたので、お金があっても海外旅行に行きたくないという方は1つずつ回避してみてください。学生の方も社会人の方も、みんなが海外旅行で損をするのは不毛……みなさんの旅がただの浪費になりませんように!