世界にはあまりの甘さで舌がひっくり返りそうになる激甘大国が存在します。ただ、甘いもの好きな国は甘党にとってのエデン。人間を一瞬で幸せにしてくれる激甘グルメ……これほど甘党を歓喜させるものはありません。そんな甘味にしっとりと溺れる旅はいかがでしょうか?
今回は世界の甘いものが好きな国ランキングを作成しました。ここでは甘党が歓喜する激甘大国な国をランキング形式でトップ10まで掲載しています。砂糖を中心とした甘いものが大好きな地域を中心にまとめるので、ぜひ旅先選びにもご活用ください。
甘いものが好きな国は甘党が歓喜する激甘グルメの楽園!
この記事では「世界の甘いものが好きな国ランキング」「甘党が歓喜する激甘大国な海外旅行先」をまとめるよ!
1.甘いものが好きな国がおすすめな人
まずは甘いものが好きな国がおすすめな人を見ていきましょう。
- 甘いものに目がない人におすすめ
- 甘党な人におすすめ
海外には甘いものに魂を抜かれた国がいくつか存在します。甘党大国は1人当たりの砂糖摂取量も日本とは比べ物にならず、現地には砂糖がないと生きていけない“シュガージャンキー”も存在します。
自然環境の厳しい国や宗教戒律に厳しい国ほど甘いものを好む傾向にあり、気候や断食の影響から甘味を口にしがちです。砂糖は脳内物質(アドレナリン・エンドルフィン・セロトニン・ドーパミン)を刺激して快楽を引き起こす調味料ということもあり、その魔力は青天井。
そこまで人を虜にする砂糖はまさに“甘美の調味料”……甘さが癖になる“魔法の粒子”です!
甘味成分はお菓子・スイーツ・デザートだけでなく他の食べ物(パン・ライス)にも含まれており、日本人も気づかぬところで摂取しています。ただ、国によってはコーヒー1杯にも砂糖をたっぷり。糖尿病と診断されても甘いものを食べ続けてしまう人までいます。その依存性はアルコールやニコチンに匹敵するとされ、体で理解していてもなかなかやめられません。
ただ、海外旅行でちょこっといただくくらいなら大丈夫。むしろ、甘いものに目がない人や甘党な人にとって激甘大国はこの世の桃源郷と言えるでしょう。そんな夢の地で、ありとあらゆる激甘グルメを食べ尽くすのも海外旅行の醍醐味ではないでしょうか?
甘いものって定期的に食べたくなる……僕も月1回のミスタードーナツがやめられないもの!笑
甘いものに目がない人や甘党な人には甘いものが好きな国がおすすめかも!
2.甘いものが好きな国ランキング
ここからは甘いものが好きな国ランキングをまとめます。
当ランキングでは1人当たりの砂糖の摂取量だけでなく、依存度や含有量、糖尿病の患者数、お菓子・スイーツ・デザートなど甘味の種類、旅人の意見・感想などを加味して選定しています。
- インド
- ブラジル
- キューバ
- マレーシア
- ニュージーランド
- オーストラリア
- タイ
- インドネシア
- フィリピン
- エジプト
甘いものが好きな国ベスト3はインド・ブラジル・キューバです。他にもマレーシア、ニュージーランドやオーストラリア、タイやインドネシア、フィリピン、エジプトは甘いものに目がない地域とされます。ただ、厳密な統計は取れないので、あくまでも一般的に甘党とされる国を参考にしたランク付けとなります。
では、さらに詳しいランキングを見ていきましょう。順位や星は管理人の独断偏見・趣味嗜好が含まれるものの、特定の国を差別・贔屓する意図はございません。
1位.インド
- 甘いものが好き度:
インドは世界で一番甘いものが好きな国としてよく名前が挙げられる国です。
インドには、世界有数の激甘グルメがあります。それがグラブジャムンと呼ばれるボール状のドーナツです。グラブジャムンはコアと呼ばれる乳製品に小麦粉や砂糖水を混ぜて油で揚げた“究極の激甘グルメ”で、完成後に再び砂糖水に漬けるという“二度漬け激甘グルメ”でもあります。
その甘さは脳天をじゅんわりと溶かすような感覚……もはや“甘味の到達点”と言えるでしょう!
「乳脂肪+砂糖」「炭水化物+砂糖」によって作り出される“甘い爆弾”は、胃袋の中に入った瞬間に内部でヨガファイヤーの如く炸裂します。この甘さに耐えられるのはインドの修行僧のみ。控えめな甘さを好む日本人が口にしようものなら一撃でKOされてしまいます。
他にもインドはラスグラやジャレビ、バルフィ、ラドゥなどの甘いグルメがてんこ盛り。国民食であるカレーの反動で甘いものが欲しくなるのか、その甘さは国士無双です。そもそも砂糖はアレキサンダー大王がインド遠征で発見したもの、サトウキビの栽培もかつてはインドが主流だったとされています。つまり、インドは砂糖発祥の地……すべての甘味の生みの親でもあるのです!笑
1人当たりの摂取量はそこまでではないものの、国家単位で見ると砂糖の消費量は世界1位・生産量は世界2位に君臨する砂糖大国。まさにインドは激甘大国と呼ぶに相応しい国ではないでしょうか。
人生で一度は食べてみたい、グラブジャムン!
甘すぎて頭がキーンとするらしいからちょっと怖いかも!
2位.ブラジル
- 甘いものが好き度:
ブラジルは中南米を代表とする甘いもの好きな国の1つです。
もともとブラジルは砂糖の一大生産地であり、古くから国外への輸出入が行われていました。その影響から国内にも砂糖が出回っており、現地でも何かと活用されています。食事や料理に入れるのはもちろん、紅茶やコーヒーにまで砂糖を何杯も入れるくらいです。
熱帯気候に属するブラジルは高温多湿で食材が傷みやすい環境ということもあり、砂糖で保存食を作っていたことも甘党を生んだ背景とされます。その結果、牛乳やフルーツなど腐りやすいものと砂糖を組み合わせたレシピが考案され、甘いものだらけの国になったのだとか!
ブラジルにぽっちゃりさんが多いのは砂糖が原因なのかな。
砂糖だけが理由とは考えられないけど、少なからず関係はしてるはず。
3位.キューバ
- 甘いものが好き度:
キューバも中南米を代表とする甘いもの好きな国の1つです。
もともとキューバも砂糖の一大生産地であり、古くから国外への輸出入が行われてきました。その影響から国内にも砂糖が流通しており、現地でも何かと利用されています。食事や料理に入れるのはもちろん、お酒やジュースにまで砂糖を何杯も入れるほどです。
熱帯気候に属するキューバも高温多湿で食材が傷みやすい環境ということもあり、砂糖で保存食を作っていたことも甘党を生んだ背景とされます。その結果、牛乳やフルーツなど腐りやすいものと砂糖を混ぜ合わせたレシピが発明され、甘いものばかりの国になったのだとか!
キューバにぽっちゃりさんが多いのも砂糖が理由なのかな。
砂糖だけが原因とは言えないけど、少なからず関係はしてるはず。
4位.マレーシア
- 甘いものが好き度:
マレーシアは東南アジアでNo.1との呼び声も高い甘党大国です。統計によっては「マレーシアこそが世界一の砂糖愛好家」との意見もあるほどです。
そんなマレーシアは多様な歴史と文化が交差する国で、マレー人をはじめインド系・中国系の人々も暮らしています。その手の国々からの人流とともに甘い食べ物も伝来し、マレーシアは知る人ぞ知る激甘大国へと変貌。目覚ましい経済発展で嗜好品・贅沢品の普及も進み、それも砂糖の大量摂取に繋がっているのだとか。
摂取量も尋常ではなく、アジアでも類を見ない量の砂糖を使用しています。現地は熱帯気候ということもあって「甘いもの=エネルギー源」という認識なのか、甘味への欲求も人一倍強め。人口に対する糖尿病患者数も全体の約50%以上を占めるなど……疑いの余地もない砂糖狂いの国と言えるでしょう!
この位置には中国やアメリカ、イギリスやその他のEU諸国がランクインしそうだけど、マレーシアの甘党っぷりには敵わない!
欧米諸国は甘味以外の食べ物や飲み物にも砂糖を使用するから、甘党かどうかの判断基準ではランク外ってことで。
5位.ニュージーランド
- 甘いものが好き度:
ニュージーランドはヘルシーな食文化が注目される一方、世界有数の砂糖摂取量を誇る国でもあります。OECDの調査においても肥満大国常連で、甘いもの以外の食生活もなかなかのやんちゃっぷりです。
オセアニアNo.1の砂糖摂取量で知られるニュージーランドでは、甘いもので育ったと言わんばかりのダイナマイトボディを街のあちこちで見かけます。男女限らずぽっちゃりさんが一目につき、休日ともなればファーストフードには大行列、ドライブスルーもギチギチです。
“糖質お化け”のバーガーとポテトを頬張り、ジュースで一気に流し込む……その量も尋常ではありません!
近年は砂糖税を導入する政策が奨励されたりカロリーオフメニューが提供されたり、国を挙げて甘いもの対策に取り組んでいるものの現実は甘くありません。現地の家庭では毎日のようにケーキが振る舞われ、砂糖を摂らない日はないくらいです。
ニュージーランドは酪農大国でもあるからか、乳製品と砂糖を使用した甘いお菓子もいっぱい!
ニュージーランドは自然派な国という印象もあって、もっとヘルシーな食生活なのかと思ってた!
6位.オーストラリア
- 甘いものが好き度:
オーストラリアもヘルシーな食文化が注目される反面、世界屈指の砂糖摂取量を誇る国でもあります。OECDの調査においても肥満大国常連で、甘いもの以外の食生活もそこそこのわんぱくっぷりです。
オセアニアNo.2の砂糖摂取量で知られるオーストラリアでも、甘いもので育ったと言わんばかりのマシュマロボディを街のそこかしこで見かけます。男女限らずぽっちゃりさんが目立ち、土日祝日ともなればファーストフードは大盛況、ドライブスルーもパンパンです。
“糖質怪獣”のピザとナゲットを頬張り、シェイクで一気に流し込む……その量も半端ではありません!
昨今は運動を習慣化する方針が推奨されたりシュガーゼロメニューが提供されたり、国を挙げて甘いもの対策に取り組んでいるものの状況は甘くありません。現地の家庭では毎日のようにマフィンが振る舞われ、砂糖を摂らない日はないほどです。
オーストラリアは酪農大国でもあるからか、乳製品と砂糖を使用した甘いお菓子もたくさん!
オーストラリアも自然派な国という印象があって、もっとヘルシーな食生活なのかと思ってた!
7位.タイ
- 甘いものが好き度:
タイは一昔前まで素朴な食べ物がメインで、それほど砂糖を闇雲に摂取するような食生活ではなかったとされています。ただ、ここ数年数十年の急激な経済開発を受け、無数の食品に砂糖が使用されるようになりました。
現地では生活のありとあらゆるものに砂糖が加えられており、もう歯止めが効かない状態。いくつかの情報源によるとタイでは「暑さでバテないよう砂糖を摂取する」「食材がダメにならないよう砂糖を使用する」とされていますが、経済成長こそがタイ人の砂糖摂取量を爆増させたとの見解もあります。
ある統計でも「経済発展と砂糖摂取量は概ね比例する」とされ、タイもその例外ではありません。これを受けタイ政府は砂糖税を導入し、食品(清涼飲料水)に含まれる砂糖の度合いに応じて段階的に税金を重税する制度を取り入れられています。ただ、それもどうなることやら。
まさに砂糖に飲み込まれつつある国、それがタイだと言えるでしょう。
タイを歩いていると女性はスリムなんだけど、男性は結構な確率でメタボだったりするよね。
現地は清涼飲料水に含まれる砂糖が全体の摂取量の約半数を占めるとか。
8位.インドネシア
- 甘いものが好き度:
インドネシアは世界が認める甘党だらけの島国です。
現地では大人から子供まで甘いおやつが大人気で、パイナップルやバナナ、マンゴーなど南国らしいフルーツを使用したお菓子が盛りだくさん。インドネシアでは火照った体をクールダウンするため、冷たく凍らせたアイスフルーツなどもよく口にします。オレンジやドリアン、パパイヤなど果物の楽園だからこその甘味もいっぱい。チョコレートなども大好きです。
休憩時間には黒砂糖とココナッツで作るオンデオンデやバナナで作るピサンゴレンなど、揚げ菓子を食べることもよくあるとか。そんな甘党らしさ全開のおやつは、もはやインドネシアの国民食。現地の清涼飲料水も甘いものだらけです。
インドネシア在住の方曰く「10人に9人は甘いもの好き」とのこと!
インドネシアのアイスフルーツ……一度は体験してみたい。
9位.フィリピン
- 甘いものが好き度:
フィリピンも世界が認める甘党ばかりの島国です。
現地では大人から子供まで甘いおやつが大人気で、パイナップルやバナナ、マンゴーなど南国らしいフルーツを使用したお菓子が盛りだくさん。フィリピンにはミリエンダというおやつタイムがあり、午前10時と午後15時になると何かしらを口にします。カラマンシーやマンゴスチン、ランブータンなど果物の楽園だからこその甘味もたくさん。チョコレートなども大好きです。
休憩時間にはバナナで作るトゥロンや米粉とココナッツで作るビトゥビトゥなど、揚げ菓子を食べることもよくあるとか。そんな甘党らしさ全開のおやつは、もはやフィリピンの国民食。現地の清涼飲料水も甘いものばかりです。
フィリピン在住の方曰く「1日2回は甘いものを食べる」とのこと!
フィリピンのミリエンダ……一度は体験してみたい。
10位.エジプト
- 甘いものが好き度:
エジプトは古代文明の時代から甘いものへの愛が育まれてきた国です。
古代エジプトではデーツやはちみつなど、太古の時代から天然由来の甘味料が使用されてきました。デーツやはちみつはかつて王族・貴族しか口にすることができない高級品だったものの、庶民の間でも古来から甘いお菓子が作られており、過酷な環境を生き抜くエネルギーとなっていたとされています。
ナイル川に沿って発展したエジプトは砂漠に囲まれた地域でありながら、果物やナッツ、クリームやシロップなどの甘味料に恵まれた場所。その素材を活かした甘いお菓子はエジプトならではのもので、家族や親戚、恋人や友人との集まりでは自慢の激甘グルメが振る舞われます。
まさにエジプトはみんなで甘いものをシェアする国、伝統的なスイーツから国際的なデザートまで揃う“世界の甘味処”なのです。
アジアとヨーロッパの交差点とされるトルコの影響もあって、より幅広い甘味が生まれたって話もあるみたい。
中東の甘味に対するこだわりもなかなかのもの。エジプトはその甘味カルチャーを受け継いでるってわけさ。
3.その他の甘いものが好きな国
最後にその他の甘いものが好きな国をピックアップします。
その他の国は砂糖の摂取量だけでなく、甘味のバリエーションやレパートリー、代表的なお菓子・スイーツ・デザート、実際に訪れた旅人の意見・感想なども含めて判断しています。
- 韓国
- 日本
- 中国
- パキスタン
- バングラデシュ
- ベトナム
アジアでは韓国や日本、中国やパキスタン、バングラデシュやベトナムが甘いもの好きな国としてよく挙げられます。赤道周辺のアジア諸国は甘い食べ物の宝庫で、毎日大量の砂糖を摂取して糖尿病になってしまう人も後を絶ちません。
- アメリカ
- カナダ
北米ではアメリカやカナダが甘いもの好きな国としてよく挙げられます。北米諸国で発展したお菓子・スイーツ・デザートもあり、現地は甘いものの宝庫と化しています。
- グアテマラ
- コロンビア
- チリ
- ペルー
- ボリビア
- メキシコ
中南米ではグアテマラやコロンビア、チリやペルー、ボリビアやメキシコが甘いもの好きな国としてよく挙げられます。赤道直下の中南米諸国も甘い食べ物の宝庫で、毎日大量の砂糖を摂取して糖尿病になってしまう人が一向に止まりません。
- アイルランド
- イギリス
- オランダ
- スウェーデン
- ドイツ
- ノルウェー
- フィンランド
- フランス
- ベルギー
- ロシア
ヨーロッパではイギリスやオランダ、ドイツやフランス、ベルギーやロシアが甘いもの好きな国としてよく挙げられます。ヨーロッパ諸国を発祥の地とするお菓子・スイーツ・デザートもあり、現地は甘いものの宝庫と化しています。
- イスラエル
- イラン
- サウジアラビア
- トルコ
中東ではイスラエルやイラン、サウジアラビアやトルコが甘いもの好きな国としてよく挙げられます。赤道付近の中東諸国も甘い食べ物の宝庫で、毎日大量の砂糖を摂取して糖尿病になってしまう人が依然として尽きません。
- アルジェリア
- スーダン
- ナイジェリア
- 南アフリカ
- モロッコ
アフリカではアルジェリアやスーダン、ナイジェリアや南アフリカ、モロッコが甘いもの好きな国としてよく挙げられます。アフリカ諸国に流入するお菓子・スイーツ・デザートもあり、現地は甘いものの宝庫と化しています。
甘いものが好きな国は甘党なら一度は行ってみたいところ!
一瞬で虫歯になっちゃうようなスイートな体験が待っているはず!笑
4.まとめ
今回は世界の甘いものが好きな国ランキング、甘党が歓喜する激甘大国な海外旅行先をまとめました。
世界には甘いものに魅せられた激甘大国が存在し、甘いものなしでは生きていけないという大の甘党も溢れています。お菓子・スイーツ・デザートなどの激甘グルメに目がない人ほど、そんな甘いもの好きな国がおすすめです。
運が良ければ、現地でレアな激甘グルメにも出会えるかもしれません。甘いものが好きな国であればあるほど、日本では口にすることのできない逸品にもきっと出会えます。そんなまだ見ぬ甘味を求めて、激甘グルメ巡礼の旅へ出かけてみてはいかがでしょうか?