世界には映画産業が盛んな国が多数存在し、毎年不朽の名作が生まれています。日本の映画業界も指折りの製作本数・興行収入・市場規模を誇り、海外でも人気です。ただ、世界には日本を凌駕する大ヒット作を世に送り出す国もあり、映画に対する情熱も半端ではありません!
今回は世界の映画大国ランキングを作成しました。ここではシネマの製作本数・興行収入がすごい国をランキング形式でトップ10まで掲載しています。映画愛好家におすすめの地域をまとめるので、ぜひ旅先選びにもご活用ください。
映画が好きな国はまごうことなき映画の本場!
この記事では「世界の映画大国ランキング」「シネマの製作本数・興行収入がすごい海外旅行先」をまとめるよ!
1.映画大国がおすすめな人
まずは映画大国がおすすめな人を見ていきましょう。
- 映画が好きな人におすすめ
- 映画の本場に行きたい人におすすめ
映画大国は、映画が好きな人や映画の本場に行きたい人におすすめです。映画作りが盛んな国は毎年クリーンヒットを連発しており、海外で話題になってから日本で公開される作品も珍しくありません。逆に日本の作品が外国でバズるなど、映画は国際交流の1つとなっています。
そんな映画大国は常に映画産業が活発ゆえに、生まれる作品のレベルも桁違い……製作本数・興行収入・市場規模すべてにおいて他国を凌駕していると言えるでしょう!
ことさら映画は時代の写し鏡でもあり、映画を見ればどのような時代だったのかがわかります。「映画の都」は世界中に点在するからこそ、海外旅行では各地に散らばる「映画の聖地」を訪れて、現地ならではのカルチャーやジャンルに触れてみるのもまた一興。現地での映画鑑賞はきっと映画ファンにとってたまらない体験となるはずです。
人生で何千本という映画を診てきた僕も映画の本場に行ってみたい。
映画が好きな人や映画の本場に行きたい人には映画大国がおすすめかも!
2.映画大国ランキング
ここからは映画大国ランキングをまとめます。
当ランキングでは映画の製作本数や興行収入をはじめ市場規模、映画カルチャーの奥深さや映画ジャンルの幅広さ、映画作りへの情熱などを加味して選定しています。
- アメリカ
- インド
- 中国
- 日本
- 韓国
- フランス
- イギリス
- イタリア
- ドイツ
- スペイン
- 総務省:世界の統計
- 雲河都市研究院:各国・地域映画興行収入ランキング
- TSP映画:世界歴代映画興行収入
- その他の調査機関
- 管理人の実体験
映画大国ベスト3はアメリカ・インド・中国です。他にも日本や韓国、フランスやイギリス、イタリアやドイツ、スペインも映画作りが盛んな地域として知られています。
今回は映画を累計2,000本ほど視聴している管理人が厳選するので、途中で映画愛が溢れてしまったらごめんなさい!笑
では、さらに詳しいランキングを見ていきましょう。順位や星は管理人の独断偏見・趣味嗜好が含まれるものの、特定の国を差別・贔屓する意図はございません。
1位.アメリカ
- 映画産業の充実度:
アメリカは世界で一番の映画大国です。映画の製作本数ではインド、市場規模では中国が圧倒していますが、興行収入が頭1つ抜きん出ており、やはり「映画=アメリカ」という印象は揺るぎません。それはここまでアメリカが映画という1つのカルチャー・ジャンルを育ててきた証とも言えます。
参考までに、アメリカの歴代興行収入ランキングを一覧形式でご紹介します!
- スター・ウォーズ/フォースの覚醒
- アベンジャーズ/エンドゲーム
- スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム
- アバター
- トップガン マーヴェリック
- ブラックパンサー
- アバター:ウェイ・オブ・ウォーター
- アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー
- タイタニック
- ジュラシック・ワールド
名を連ねるは、世界的ヒットを記録したハリウッド作品だらけ……どれも名作揃いです!
これほどまでの規模で映画作りに情熱を注いでいる国は他にないでしょう。映画の歴史・文化を支えてきたという意味でも、アメリカはまごうことなき映画大国と言えるのではないでしょうか。個人的な感情も込めに込めて、1位にランクインさせていただきました!笑
「映画大国はどこ?」と聞かれたら、やっぱりアメリカだよね。
ほとんどの作品が一度は目や耳にしたことがある。実際に観た作品はどれも傑作ばかり……アメリカこそが“No.1 MOVIE LOVER”で異議なし!
2位.インド
- 映画産業の充実度:
インドは世界有数の映画大国です。映画の興行収入ではアメリカ、市場規模では中国に押され気味ですが、製作本数が半端ではありません。映画の都ボリウッドでは毎年数百本~数千本もの作品が作られており、日本でも度々大ヒットしています。
参考までに、インドの歴代興行収入ランキングを一覧形式でご紹介します!
- バーフバリ 王の凱旋
- ロボット2.0
- ダンガル きっと、つよくなる
- バーフバリ 伝説誕生
- PK
- アベンジャーズ/エンドゲーム
- バジュランギおじさんと、小さな迷子
- タイガー 甦る伝説のスパイ
- SANJU サンジュ
- スルターン
インド映画は劇中に色々な歌と踊りが挿入されるのが特徴で、世界でも類を見ない独自の映画文化圏を築いているのが特徴です!
上映時間は3時間~4時間が当たり前、映画館ではトイレ休憩も挟むという映画の新しい歴史を刻む国。日本に渡ってくる作品も珍しくなく、今では類まれなエンターテイメント性から世界中でボリウッド映画ファンが急増中……まさに唯一無二の映画大国と言えるでしょう。
インド映画、妙にクセになる!
インドの歴代興行収入に「アベンジャーズ/エンドゲーム」入ってるのすごくない?
3位.中国
- 映画産業の充実度:
中国も世界屈指の映画大国です。映画の興行収入ではアメリカ、製作本数ではインドに押され気味ですが、市場規模が半端ではありません。映画の都青島では毎年数百億円~数千億円もの作品が作られており、日本でも度々大ヒットしています。
参考までに、中国の歴代興行収入ランキングを一覧形式でご紹介します!
- 1950 鋼の第7中隊
- 戦狼 ウルフ・オブ・ウォー
- こんにちは、私のお母さん
- ナタ~魔童降臨~
- 流転の地球
- 唐人街探偵 東京MISSION
- アベンジャーズ/エンドゲーム
- 1950 水門橋決戦
- オペレーション:レッド・シー
- 唐人街探偵 NEW YORK MISSION
中国映画は作中に様々な人物描写と人間模様が挿入されるのが特徴で、世界中から影響を受けた独特の映画業界を持っているのが特徴です!
上映内容は人民解放軍兵士や武装警察の協力を経て撮影される史実を軸にした物語や実話を元にした物語だけでなく、アクション・コメディ・ミステリーなど幅広い映画も手掛ける国。日本ではあまり知られていない作品もありますが、一部の国民からは青島映画が爆発的ヒット中……まさに天下無双の映画大国と言えるでしょう。
中国映画、ハマる人はハマる!
中国の歴代興行収入にも「アベンジャーズ/エンドゲーム」入ってるのすごくない?
4位.日本
- 映画産業の充実度:
日本は世界で指折りの映画大国として知られています。アメリカ・インド・中国のような映画産業には及びませんが、新海誠監督・宮崎駿監督を筆頭とするアニメ映画やゴジラをはじめとする怪獣映画を描かせたらダントツ……特定分野においては世界トップクラスです。
参考までに、日本の歴代興行収入ランキングを一覧形式でご紹介します!
- 鬼滅の刃 無限列車編
- 千と千尋の神隠し
- タイタニック
- アナと雪の女王
- 君の名は。
- ONE PIECE FILM RED
- ハリー・ポッターと賢者の石
- もののけ姫
- ハウルの動く城
- 踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!
日本は漫画や特撮をテーマにした映画に強く、空想を体現した作風が魅力です。
オリジナリティに溢れる作品は観客に興奮と熱狂を与え、世界中のファンを魅了してやみません。海外にも根強いファンを持つ日本の映画は日本にしか作れないもの。他の映画大国にも引けを取らないクオリティと言えるでしょう!
日本映画はどんどん成長してる。
日本人特有の「応援したい」という気持ちが集まってバズった映画とかもあるよね。
5位.韓国
- 映画産業の充実度:
韓国も世界で指折りの映画大国として知られています。アメリカ・インド・中国のような映画産業には及びませんが、バイオレンス描写・ハードボイルド描写のある映画やドラマ・ラブコメのような感情を揺さぶる映画を撮らせたらピカイチ……特定分野においては世界トップレベルです。
参考までに、韓国の歴代興行収入ランキングを一覧形式でご紹介します!
- バトル・オーシャン 海上決戦
- エクストリーム・ジョブ
- 神と共に 第一章:罪と罰
- 国際市場で逢いましょう
- アベンジャーズ/エンドゲーム
- アナと雪の女王2
- アバター
- ベテラン
- ソウルの春
- グエムル-漢江の怪物-
韓国は社会風刺や政治経済をテーマにした映画に強く、リアルを追及した作風が魅力です。
パーソナリティに迫る作品は観客に刺激と衝撃を与え、一部のファンを魅了してやみません。海外にも根強いファンを持つ韓国の映画は韓国にしか作れないもの。他の映画大国にも見劣りしないポテンシャルと言えるでしょう!
韓国映画もどんどん成長してる。
韓国人特有の「共感したい」という気持ちが集まってバズった映画とかもあるよね。
6位.フランス
- 映画産業の充実度:
フランス映画は爆発的な世界的大ヒットを記録しているわけではありませんが、毎年多数の映画を撮っている映画大国の1つです。世界三大国際映画祭の1つ、カンヌ国際映画祭の開催地としても知られています。
フランスはシュールな世界観の映画が多く「つまらない」「わからない」という印象を抱く人も少なくありません。しかし、他国にはないセンシビリティー性が詰め込まれており、没入感を得られるのが魅力と言えるでしょう。
世界初の映画とされる「工場の出口」が世界で初めて有料上映されたことでも知られるなど、フランスは“映画の生みの親”と言っても過言ではありません。
フランス映画だと「アメリ」「最強のふたり」「レオン」が面白かった!
好き嫌いが分かれそうだけど、感じる人には感じる映画大国。
7位.イギリス
- 映画産業の充実度:
イギリスでは幅広い映画が製作されており、映画大国としての地位を確固たるものとしています。
代表作には「小さな恋のメロディ」「ノッティングヒルの恋人」「ラブ・アクチュアリー」などの恋愛映画があり、他にも「裏切りのサーカス」「ショーン・オブ・ザ・デッド」「トレインスポッティング」など映画大国ならではの名作が揃い踏みです。
特に、恋愛映画は傑作だらけ。どのイギリス映画も一見の価値ありなので、ぜひ機会があれば視聴してみてください!
個人的には「リトル・ダンサー」が染みたなぁ。
「フル・モンティ」とか笑える映画もあるよね。
8位.イタリア
- 映画産業の充実度:
イタリア映画も爆発的な世界的大ヒットを記録しているわけではありませんが、毎年多数の映画を撮っている映画大国の1つです。世界三大国際映画祭の1つ、ヴェネツィア国際映画祭の開催地としても知られています。
イタリアはユニークな世界観の映画が多く「軽い」「明るい」という印象を抱く人も少なくありません。しかし、他国にはないヒューマニティー性が詰め込まれており、爽快感を得られるのが魅力と言えるでしょう。
人間を題材にした映画や休日を舞台にした映画など、イタリアの人柄が出た作品に魅了される人が後を絶ちません。
イタリア映画だと「トスカーナの休日」「ニュー・シネマ・パラダイス」「ライフ・イズ・ビューティフル」が泣けた!
好き嫌いが分かれそうだけど、伝わる人には伝わる映画大国。
9位.ドイツ
- 映画産業の充実度:
ドイツ映画も爆発的な世界的大ヒットを記録しているわけではありませんが、毎年多数の映画を撮っている映画大国の1つです。世界三大国際映画祭の1つ、ベルリン国際映画祭の開催地としても知られています。
ドイツはシリアスな世界観の映画が多く「重い」「暗い」という印象を抱く人も少なくありません。しかし、他国にはないドキュメンタリー性が詰め込まれており、重厚感を得られるのが魅力と言えるでしょう。
ナチスやヒトラーを題材にした映画や戦争を舞台にした映画など、ドイツの光と闇に焦点を当てた作品は人生を変える一作となるかもしれません。
ドイツ映画だと「帰ってきたヒトラー」「顔のないヒトラーたち」「善き人のためのソナタ」が素晴らしかった!
好き嫌いが分かれそうだけど、わかる人にはわかる映画大国。
10位.スペイン
- 映画産業の充実度:
スペインでも幅広い映画が製作されており、映画大国としての地位を確固たるものとしています。
代表作には「PIGGY ピギー」「プラットフォーム」「レック」などのホラー映画があり、他にも「あなたになら言える秘密のこと」「パンズ・ラビリンス」「ミツバチのささやき」など映画大国ならではの名作が目白押しです。
中でも、ホラー映画は傑作ばかり。どのスペイン映画も一見の価値ありなので、ぜひ機会があれば視聴してみてください!
個人的には「インポッシブル」に震えたなぁ。
「死ぬまでにしたい10のこと」とか考えさせられる映画もあるよね。
3.その他の映画大国
最後にその他の映画大国をピックアップします。
その他の国は映画の製作本数や興行収入、市場規模、映画カルチャーの奥深さや映画ジャンルの幅広さ、映画作りへの情熱なども含めて判断しています。
- 台湾
アジアでは台湾が映画大国とされます。台湾は製作本数・興行収入・市場規模など幅広い分野で映画ビジネスが活況で、現地では中国・日本・韓国の映画も人気です。
- オーストラリア
オセアニアではオーストラリアが映画大国とされます。オーストラリアは世界的大ヒット作こそあまりないものの、映画作りは活発、現地ではアメリカ・日本の映画も人気です。
- カナダ
北米ではカナダが映画大国とされます。カナダは自国の代表作に恵まれていないものの、他国や隣国との共同制作に積極的で、数々の名作を生んでいるのが特徴です。
- アルゼンチン
- ブラジル
- メキシコ
中南米ではアルゼンチンやブラジル、メキシコが映画大国とされます。ブラジルやメキシコも世界的大ヒット作こそあまりないものの、映画作りは活発、現地ではアメリカ・日本の映画も人気です。
- オランダ
- デンマーク
- ポーランド
- ロシア
ヨーロッパではオランダやデンマーク、ポーランドやロシアが映画大国とされます。イタリアやオランダ、デンマークやポーランドも製作本数・興行収入・市場規模など幅広い分野で映画ビジネスが活況で、現地では中国・日本・韓国の映画も人気です。
- アラブ
- トルコ
中東ではアラブやトルコが映画大国とされます。アラブやトルコも世界的大ヒット作こそあまりないものの、映画作りは活発、現地ではアメリカ・日本の映画も人気です。
- ナイジェリア
アフリカではナイジェリアが映画大国とされます。ナイジェリアは映画途上国の1つでありながら、急速に発展しつつあり、将来的な市場規模は映画先進国を凌駕すると予想されているほどです。
映画作りはアジアや北米が盛んな印象あるけど、他の地域もかなり盛り上がってきてるんだ!
ヒット作は数えるほどしかないけど、世界中で作られてるんだよね。アフリカ映画とかどんな作品なのか気になる!
4.まとめ
今回は世界の映画大国ランキング、シネマの製作本数・興行収入がすごい海外旅行先をまとめました。
映画大国と呼ばれる国では、毎年のように無数の作品が生み出されています。映画好きにとって、映画の本場はまさに天国……映画の聖地を訪れる旅というのもまた乙ではないでしょうか。
「映画産業が活発な国=歴史的な名作を生む」とは限りませんが、映画文化が根付いている国ほど名作に出会える確率も計り知れません。映画大国かどうかは製作本数・興行収入・市場規模だけで判断できるものではありませんが、日々映画作りが行われている国はまごうことなき映画大国です。
みなさんもぜひそんな映画大国を訪れてみてはいかがでしょうか?