世界には誰も知らない国・みんなが知らない国がいくつか存在し、国際社会に対して影響力のないマイナーな国として知られています。せっかく海外旅行するなら、そんなあまり知られていない国を選んでみてはいかがでしょうか。実際に訪れてみることで、新たな一面を覗けるはずです。
今回は世界のマイナーな国ランキングを作成しました。ここでは誰も知らない・みんなが知らない国をランキング形式でトップ10まで掲載しています。学生の頃に一度も習ってないであろう地域をまとめるので、ぜひ旅先選びにもご活用ください。

マイナーかどうかはほぼ主観だけど、旅先選びの参考にはなりそう!



この記事では「世界のマイナーな国ランキング」「誰も知らない・みんなが知らない海外旅行先」をまとめるよ!
1.マイナーな国がおすすめな人


まずはマイナーな国がおすすめな人を見ていきましょう。
- 個人での海外旅行を予定している人におすすめ
- マイナーどころから回りたい人におすすめ
誰も知らない国やみんなが知らない国は、個人での海外旅行を予定している人やマイナーどころから回りたい人におすすめです。マイナーな国ほどオプショナルツアーや添乗員同行ツアーが限られていて、別格のアドベンチャーを体験できるからこそ、より旅の経験値に合わせて計画を進められます。
現地の情報も自然と入ってこないため、海外旅行に慣れている人にぴったりと言えるでしょう!
日本人に知られていない国ほど日本人に遭遇しにくいので、より冒険感も得られるのではないでしょうか?
何より、社会や地理の授業で習わなかった国は実際に訪れるとまた別の一面が見られるなど、意外な発見に満ちています。あんなイメージだった国が、実際に訪れることで良くも悪くも別の印象になる……それこそが海外旅行ならではの醍醐味です。



海外旅行に慣れている人はマイナーな国で決まり!



個人での海外旅行を予定している人やマイナーどころから回りたい人にはマイナーな国がおすすめかも!
2.マイナーな国ランキング


ここからはマイナーな国ランキングをまとめます。
当ランキングでは国ごとの影響力や知名度、国家設立に至った経緯、完全な管理人の主観や旅人の意見・感想を加味して選定しています。
- 北マケドニア
- 東ティモール
- ブルネイ
- アルバニア
- アンティグアバーブーダ
- セントクリストファーネイビス
- キリバス
- ニウエ
- エスワティニ
- フィジー
- 東京都立図書館:世界の国と地域を知る
- Google:Googleマップ
- その他の調査機関
- 管理人の実体験
マイナーな国ベスト3は北マケドニア・東ティモール・ブルネイです。他にもアルバニアをはじめ、アンティグアバーブーダやセントクリストファーネイビス、キリバス、ニウエ、エスワティニ、フィジーも誰も知らない国・みんなが知らない国として知られています。
ただ、マイナーという言葉自体が曖昧なだけに、一部主観が含まれる点にはご注意ください。
では、さらに詳しいランキングを見ていきましょう。順位や星は管理人の独断偏見・趣味嗜好が含まれるものの、特定の国を差別・贔屓する意図はございません。
1位.北マケドニア
- マイナー度:
北マケドニアはヨーロッパにある国で、世界で一番マイナーな国と言えるでしょう。
成り立ちは20世紀頃、バルカン戦争による分割状態からユーゴスラビア崩壊を経て1991年9月8日に独立宣言を行い、正式に国として設立されました。数十年間ギリシャと国名問題が続いていたものの、2018年にプレスパ合意を締結して正式に改称。ただ、現在でも謎の小国という認識は残されたまま。
国際社会への影響力は未知数ですが、「北マケドニアがアレキサンダー大王の出身地」ということも日本人で知っている人は皆無に等しい……まさに国自体が未知に包まれたミステリアスな存在と言えるのではないでしょうか。



北マケドニアはまさに誰も知らない国!



聞いたことがあるって人はいないってくらいみんなが知らない国!
2位.東ティモール
- マイナー度:
東ティモールはアジアに位置する国で、国際的にマイナーな国の1つ。
1975年11月28日に建国宣言を行った東ティモールは、ポルトガルから独立したもののすぐにインドネシアに侵攻された国で、現在の東ティモール民主共和国として設立するまでは不穏な社会情勢が続いていました。
しかし、国連の監視下で行われた住民投票が行われたことで無事に国家成立を成し遂げ、現在は世界的に影響力こそないものの1つの国として認識されるようになりました。



東ティモール経済は影響力こそないけど、発展の余地がある!



東ティモールは旅行先としてなら穴場かも!
3位.ブルネイ
- マイナー度:
ブルネイもアジアに位置する国で、国際的にマイナーな国の1つ。
1984年1月1日に建国宣言を行ったブルネイは、イギリス保護領からの独立を機に立憲君主国家となった国で、現在のブルネイダムサラーム国として設立するまでは不穏な社会情勢が続いていました。
ただし、植民地化からの脱却をする上でマレーシアと石油利権をめぐって対立、統合を拒否したことを契機に独自路線での国家成立を成し遂げ、現在は世界的に影響力こそないものの1つの国として認識されるようになりました。



ブルネイ経済も影響力こそないけど、発展の余地がある!



ブルネイも旅行先としてなら穴場かも!
4位.アルバニア
- マイナー度:
アルバニアは、恐らく教科書で習うことないであろうマイナーな国の1つです。国として正式に設立されたのは1912年11月28日のことで、比較的古い国とされています。
もともとアルバニアはオスマン帝国の支配下にあった国で、1912年のバルカン戦争を機に誕生した国とされています。他の共和国もバルカン戦争後に分裂して独立し、隣接するコソボ、セルビア、モンテネグロとともに国際競争力を成長させようと必死です。
かつては日本のように鎖国していた時期(1970年代~1990年代)もある国、それがアルバニアと言えるでしょう。



アルバニアはニュースでも話題にならないよね。



この記事で取り上げるまで意識したことすらなかった。
5位.アンティグアバーブーダ
- マイナー度:
アンティグアバーブーダは数百年ほどイギリス植民地として支配されていた国。
正式な設立年は1981年とされ、この年を境にアンティグアバーブーダはイギリス連邦王国の一国として設立しました。その後の1982年には日本と国交を樹立し、後に駐日大使も置かれるようになりました。
途中、スペインやフランスの植民地となるなど右往左往する結果となったものの、現在ではイギリス国王が国家元首を兼ねる国の1つとして知られています。今やアンティグアバーブーダは人的同君連合国……昔とは比べ物にならない地位を確立しているのです。



アンティグアバーブーダは一度は行ってみたいなぁ。



旅してみたいよね、アンティグアバーブーダ。
6位.セントクリストファーネイビス
- マイナー度:
セントクリストファーネイビスも数百年ほどイギリス植民地として支配されていた国。
正式な設立年は1983年とされ、この年を境にセントクリストファーネイビスもイギリス連邦王国の一国として設立しました。その後の1985年には日本と国交を樹立し、後に駐日大使も置かれるようになりました。
途中、フランスの植民地となるなど紆余曲折する結果となったものの、現在ではイギリス国王が国家元首を兼ねる国の1つとして知られています。今やアンティグアバーブーダも人的同君連合国……昔とは比べ物にならない地位を確立しているのです。



セントクリストファーネイビスも一度は行ってみたいなぁ。



旅してみたいよね、セントクリストファーネイビス。
7位.キリバス
- マイナー度:
キリバスは、オセアニアの中でも知らない人が一定数いるマイナーな国。
国家として設立されたのは1979年のことで、エリス諸島・ギルバード諸島を含むツバルの独立をきっかけに、キリバスも独立して現在の共和国となった国です。ゆえに、国の正式名称は「キリバス共和国」とされています。
想像通りキリバスは人口も10万人前後しかおらず、軍事力・経済力はオセアニアでも微々たるもの……今後も世界経済に影響を与えない国との見解もあるとかないとか!



キリバスは教科書でも滅多に触れない国の1つ。



オセアニアに限らず、キリバスを知る人はそこまでいないと思う。
8位.ニウエ
- マイナー度:
ニウエも、オセアニアの中で知らない人が一定数いるマイナーな国。
国家として設立されたのは1978年のことで、ニュージーランドの属領だったところから内政自治権を獲得を経て、現在の立憲君主制国家となった国です。なお、国の正式名称は「ニウエ」とされています。
想像通りニウエも人口は2,000人程度しかおらず、軍事力・経済力はオセアニアでもほんのわずか……今後も世界経済に影響を与えない国との見解もあったりなかったり!



ニウエも教科書で滅多に触れない国の1つ。



オセアニアに限らず、ニウエを知る人もそれほどいないと思う。
9位.エスワティニ
- マイナー度:
エスワティニは、2018年に改名した国だけあって知らない人も多いかもしれません!
もともとの国名はスワジランドという名前で、18世紀頃からスワジ人が定着したのが起源。ソブーザ1世が統一王国を建設したのが1815年頃のこと。その後はイギリス人を中心とする白人が到来し、同国の保護領化を経て、1968年に独立しました。
スワジランドという国名はもちろん、エスワティニという国名も日本での知名度はほぼ皆無なだけあり、知っている人は相当な激レアさんと言えるかも!



エスワティニ……日本から飛行機で行けるのかな?



たぶん、他の国を経由しないといけないと思う!
10位.フィジー


- マイナー度:
フィジーはオセアニアで開発が進められている国で、観光や散策に力を入れている国とされています。
メディアで取り上げられることは稀で、日本でも教科書などでたまに見かけることはあっても詳細については一度も習わない国の1つと言えるのではないでしょうか。
そんなフィジーはイギリス連邦加盟国という特殊な事情があってサクッと説明できるものではありませんが、現在認識されている現代フィジーとなったのは1987年のこと。この年、軍事クーデターが発生し、後の1997年にイギリス連邦に再加盟したことで1つの国として認識されるようになりました。
移民のインド系住民と先住民のフィジー系住民が手を取った国、フィジー……国際社会に影響力を持たない国ではあるものの、外国の文化と歴史が共存する小国として躍進中!



フィジーは純粋な人たちが暮らす素朴な国。



外国と隔てられてることもあってかなりピュアな国だよね。
3.その他のマイナーな国


最後にその他のマイナーな国をピックアップします。
その他の国は国ごとの影響力や知名度、国家設立に至った経緯、完全な管理人の主観や旅人の意見・感想なども含めて判断しています。
- キルギス
- ブータン
- ツバル
- ナウル
- ミクロネシア
- プエルトリコ
- エルサルバドル
- ガイアナ
- ギアナ
- グレナダ
- スリナム
- セントルシア
- トリニダードトバゴ
- ニカラグア
- ハイチ
- バルバドス
- ベリーズ
- ホンジュラス
- アンドラ
- コソボ
- サンマリノ
- セルビア
- ベラルーシ
- ボスニアヘルツェゴビナ
- マルタ
- モナコ
- モルドバ
- モンテネグロ
- リヒテンシュタイン
- アゼルバイジャン
- アルメニア
- イエメン
- オマーン
- カタール
- キプロス
- クウェート
- ジョージア
- バーレーン
- ヨルダン
- レバノン
- アンゴラ
- エリトリア
- カーボベルデ
- ガボン
- ガンビア
- ギニア
- ギニアビサウ
- コモロ
- サントメプリンシペ
- ザンビア
- シエラレオネ
- ジブチ
- 赤道ギニア
- セーシェル
- タンザニア
- チャド
- トーゴ
- ニジェール
- ブルキナファソ
- ブルンジ
- ベナン
- マラウイ
- マリ
- モーリタニア
- リビア
- リベリア
- レソト
ここで挙げた国は、日本でも滅多にニュースになったり話題になったりしない国です。
グローバル化が進んだ現代、外国に興味を持つ人が多くなった分、自ら地域情報を調べている人も少なくないと思いますが、上記の国はあまり耳にしたり目にしたりしないと思います。
国によってはテレビやラジオ、書籍や新聞で取り上げられて初めて知る人もいるかもしれません。
そのため、もしみなさんが「こんな国もあまり知られてないんじゃない?」「そんな国なかったっけ?」という国があれば、ぜひ教えてください!



マイナーな国で分類すると、どうしても主観が入ってしまうけど、当記事で挙げた国は大半の人が知らないと思う!



気になる人は地図を開いて確認してみよう!
4.まとめ
今回は世界のマイナーな国ランキング、誰も知らない・みんなが知らない海外旅行先をまとめました。
世界のマイナーな国というと、北マケドニア・東ティモール・ブルネイなどが挙げられますが、アルバニアをはじめアンティグアバーブーダやセントクリストファーネイビス、キリバス、ニウエ、エスワティニ、フィジーなどもあまり知られていない国と言えるでしょう。社会や地理の授業で一度も習ったことのない国だけに、知ってる人の方が珍しいかもしれません。
誰も知らない国・みんなが知らない国を知ったところで何になるというわけではありませんが、グローバル社会を生きる現代人の教養として覚えておくといつか役立つのではないでしょうか。ぜひ、当記事で紹介した国について、今一度マップなどでチェックしてみていただけると幸いです。