世界には日本を嫌っている反日国がわずかに存在します。その数、実に数カ国……中には日本と深い因縁で結ばれた国もあり、ため息が漏れてしまうような落胆のガセまで流れていたりします。我が国を陥れようとするデマの捏造には思わず開いた口が塞がらなくなるほどです。
今回は世界の反日国ランキングを作成しました。ここでは日本の敵対国をランキング形式でトップ5まで掲載しています。併せて、なぜ敵対国として対立を深めるに至ったのか、その落胆の理由やエピソードもまとめます。ぜひ旅先選びにもご活用ください。
反日国について知れば知るほど「日本もなかなか危ないんじゃないか」と思ってしまうかも。
この記事では「世界の反日国ランキング」「日本嫌いな敵対国となった落胆の理由とエピソード」をまとめるよ!
1.反日国がおすすめな人
まずは反日国がおすすめな人を見ていきましょう。
- 日本が嫌いな国を訪れてみたい人におすすめ
- 現地の人と交流したい人におすすめ
世界には日本に悪感を持つ国、いわゆる反日国が約数カ国あると考えられています。悪意は国単位ではなく人単位で変わるため、一様に日本が憎まれているとは言えません。ただ、中には「日本が嫌い」と冷酷なヘイトを向けてくる国も存在します。
その手の反日国を旅することで、新たな発見もあるかもしれません。
では、日本を疎ましく思う国はどのような背景から悪意を抱くに至ったのでしょうか。ここでは外国人が思う日本の嫌いなところを一部掲載します。
- 言葉が通じない
- 意思が伝わらない
- 交通機関がわかりづらい
- 道路標識がわかりづらい
- 飲食情報がわかりづらい
- 電子決済に対応していない
- 通信環境が悪い
- 差別意識が強い
- 自然災害が多い
- 物価が高い
日本では言葉が特殊で意思の疎通もままならないことが多く、日本人の本音と建前に戸惑う外国人も少なくありません。交通機関や道路標識、飲食情報も難解で電子決済に非対応かつ通信環境が不良、差別意識や自然災害もあって物価も高いなど……外国人を忌避させる要素は十分です!
中でも戦時中は日本の姑息な戦略や勝手な暴走が非難を浴び、当時の日本の行いについても批判されています。近年では史実にはない事柄まで流布され、フェイクニュースに毒されてしまう外国人もいるとかいないとか。
それでいて物静かで大人しいところまではまだしも、冷血で陰湿、閉鎖的で完璧主義という日本人の気質も悪感触です。今でも、戦時中の鬼の所業を指摘されることも……。
他にも時代背景から反日感情が根付いた国もあります。日本の軍国主義や侵略行為、占領政策や言論統制などが記憶に刻まれている国も多く、時代は違えど日本の悪事を咎めている国も少なからずあります。ある種、厭忌の念が反日感情を育む土台となっているわけです。
世界には反日国がわずかに存在するんだね!
日本が嫌いな国を訪れてみたい人や現地の人と交流したい人には反日国がおすすめかも!
2.反日国ランキング
ここからは反日国ランキングをまとめます。
当ランキングでは日本への軽蔑の念だけでなく、敵対国となるに至った疑惑のストーリーや裏話も加味して選定しています。
- 北朝鮮
- 韓国
- 中国
- ロシア
- ドイツ
- 外務省:海外における対日世論調査
- 新星出版社:ビジネス教養地政学
- 東洋経済新報社:13歳からの地政学
- 扶桑社:「反日」異常事態
- 文春文庫:反日種族主義
- その他の調査機関
- 管理人の実体験
反日国ワースト3は北朝鮮・韓国・中国です。総じて日本に対しては一部の国々が悪い印象を持っています。ただ、日本嫌いの国々も国家間の国際問題はあれど、国民同士が恨み合っているわけではありません。その点は勘違いしないようにしたいです。
では、さらに詳しいランキングを見ていきましょう。順位や星は管理人の独断偏見・趣味嗜好が含まれるものの、特定の国を差別・贔屓する意図はございません。
1位.北朝鮮
- 反日度:
北朝鮮は日本と不俱戴天の国です。「日本は敵国」と表明するほど日本への憎しみが溢れており、旅をすることすら許されないその反日ぶりに驚かされます。もはや親日ならぬ怨日だと実感するほど、世界で一番反日的な国です。
現代の韓国・中国は印象操作もしくは選挙扇動のために反日感情を煽る傾向にありますが、北朝鮮は一貫して反日を貫いています。現地の小中華思想に基づく反日感情は李氏朝鮮時代から続くもので、独裁政権への反発から目を逸らすために日本への反感を煽るような政策が強行されています。実際に北朝鮮では事実無根の残酷描写を含む反日作品が放送されているとか。
その手の反日教育を行う傍ら、朝鮮独立に貢献した金一族を崇拝するプロパガンダも流されています。
他にも拉致問題などの対日有害活動も見過ごせません。この問題は解決するどころか暗礁に乗り上げているのが現状で、完全決着は困難を極めています。現在も反日政策だけでなく核兵器の開発やミサイルの発射など、明らかな実害が生じています。それに対して日本も経済制裁を行うなど、両国の関係は修復不可能な状態です。
2017年には日本が度重なる国連制裁に便乗したとして「日本は我が国の近くに存在する必要がない」「日本人を叩きのめさなければならない」「日本列島四島を核爆弾で海に沈める」などと発言したことも記憶に新しいです。このような発言は仮に外交上のパフォーマンスだったとしても、断じて許されることではありません。
まさに北朝鮮と日本は常に牽制し合っている国と言えるでしょう……国民は別として。
北朝鮮は貧富の差も激しく常に余裕がないように見えてしまうね。
日本云々というより自国を守るための軍拡になりふり構ってられないのよ。
2位.韓国
- 反日度:
韓国と日本は良くも悪くも“反発し反発されて”という関係に困らされてきた国です。韓国の問題行動を諭せば逆に流言飛語を流され、条約すら反故してくるほどの世界有数の反日国です。
現地では第二次世界大戦以降「日本=悪い国」とのプロパガンダが刷り込まれ、自然と反日感情を抱くよう仕組まれた教育構造となっています。現地のマスコミやメディアも日本非難に躍起で、感情に任せた罵詈雑言も後を絶ちません。でっち上げられた反日報道の中には事実と異なる内容まで含まれており、やりたい放題の状態です。
1990年代から活発となった慰安婦問題や徴用工問題はもちろん、2005年から世界で日本の地位を失墜させるためのディスカウントジャパン運動を展開するなど陰険な反日活動が目立ちます。それにより日本海の呼称問題や竹島の領土問題など両国の抱える課題は悪化……それどころか不可逆的に解決した日韓合意など国家間の約束も破り、インターネットを通じて世界各地で反日宣伝を繰り広げている始末です。
2013年からは日本をアジアから孤立させる戦略も拡大させ、真珠湾攻撃やバターン死の行進、南京事件など世界各国で日本のイメージを崩壊させようと目論んでいるという噂まであります。日本製品不買運動もその一環です。
現地の反日傾向は初代大統領、李承晩大統領の時代から続いています。彼は非常に強い反日感情を持っていた人物で、反日主義を煽ることで国の安定を画策した大統領でもありました。韓国には稀に反日主義を批判して日本を擁護する人物も現れるのですが、その手の派閥は親日派として攻撃対象となります。隣国では「親日派=売国奴」と認識されるほど、老若男女に反日が蔓延しているのです。
ただ、近年は日韓関係改善に前向きな尹錫悦大統領の誕生により、状況が変わりつつあります。彼の政策次第で「日韓関係が回復するのではないか」という見解もあるほどです。他方、韓国はこれまでも現政権の支持率低下に合わせて反日運動を都合よく展開してきた国でもあります。国際的な決定事項も平気で破るので、しばらくは緊張状態が続くはずです。
地政学上、朝鮮半島は常に戦争の歴史に巻き込まれてきたから周辺諸国はすべて敵に見えてるのかもよ。
「日本にだけは負けない」という反骨精神のようなものが垣間見えるね。
3位.中国
- 反日度:
中国と日本は良くも悪くも“利用し利用されて”という関係に惑わされてきた国です。中国の問題行動を律すれば逆に対抗措置を取られ、威圧して恫喝してくるほどの世界屈指の反日国です。
両国の関係を悪化させた発端、それが日中戦争です。当時の日本軍の残虐行為については中国の教科書で必ずと言って良いほど取り上げられ、過去には人種差別的な報道だけでなく日系商店や日系事務所の襲撃事件も頻発していたほどです。近年は外交問題や侵攻問題も相まって関係悪化も顕著です。中でも尖閣諸島の領有権や東シナ海の海底資源において対立が激化し、国際問題に発展しつつあります。
さらに、対中政策を強めるアメリカの影響もあって両国の関係に亀裂が入りつつあるのも問題です。日本はアメリカの同盟国……その影響も計り知れません。一部のアンケートでは中国の好きな国としてアメリカや日本が挙げられるのですが、国単位で見ると反日感情は根深いです。実際に中国が嫌いな国としては日本だけでなく韓国なども度々挙げられます。
その背景には中国で行われている反日教育も関係しています。現地の映画やドラマの約1割が反日の内容とされ、共産党の検閲も反日であればあるほど規制が緩和されるそうです。その影響で第二次大戦中に中国兵が日本兵を撃退する姿を描く「抗日神劇」なるジャンルが生み出され、暗に「日本は悪者だ」と植え込まれている国民も数え切れないのだとか。
それだけでなく2005年の日本の国連安保理常任理事国入りへの反対、2010年の尖閣諸島中国漁船衝突事件への反日デモなど、露骨な反日運動が行われています。さらに近年、日本を肯定する精日行為を処罰する条例も可決されるなど、反日に拍車がかかっています。現在も中国では戦前の日本に対する言論統制が行われるなど、現在進行形で反日が根付いているのです。
このように中国では政権の都合により反日感情が操作されており、常に共産党の利益に繋がるよう画策されるからこそ健全な関係も築けていません。昨今は米国に対抗すべく台湾や沖縄まで狙っているとの噂もあり、非常にきな臭い状況となっています。
地政学上、中国大陸も常に反旗を翻されてきたから周辺諸国はすべて敵に見えてるのかもね。
「日本を喰ってやろう」という危険思想のようなものが垣間見えるよ。
4位.ロシア
- 反日度:
ロシアは目立って反日を掲げている国ではないのですが、ロシアと日本には切っても切れない遺恨が存在します。
時代は1904年、ロシアと日本の間で日露戦争が勃発、当初日本は外交努力で衝突を避けようとするも強大な軍事力を有するロシアが侵攻を開始することで戦争が始まってしまいます。しかし、結末はまさかの日本の勝利、帝政ロシアの敗北です。この出来事がきっかけで日本に対する欧米列強の印象は一変、世界から一目置かれる日本に反してロシアの計画は不完全燃焼で終わってしまうわけです。
その後は沈静化していたロシアですが、相変わらず軍事力で他国を威圧する政策は変わらず……後の第二次世界大戦で再び動き出します。これが後の北方領土問題へと発展していくわけです。
もともと1855年に日本とロシアとの間では日魯通好条約が調印され、国後島・択捉島とウルップ島の間を国境とするということで合意に至りました。それ以降、北方四島が外国領土となった記録はありません。しかし、ロシアは第二次世界大戦末期に日ソ中立条約に違反して対日参戦、日本がポツダム宣言を受諾した後に北方四島を占領したのです。その後、ロシアは1946年に北方四島を自国領土として編入、1948年までに日本人を強制退去させました。それ以降、実効支配・不法占拠が続いています。
さらに2022年にはウクライナ侵攻を強行、これにより世界各国が制裁を発動・強化、日本もその決定に追従しました。その結果、ロシアは報復として北方領土を「特区」として指定する法案を可決、軍事演習を実行するなど北方領土の返還はさらに絶望的状況となりました。そうして強制的に略奪した地域を外交カードとして悪用するなど、反日と捉えられても仕方ない行為を行っているわけです。
そもそも地政学上、北方領土を返還することで米軍基地が置かれる可能性があり、ロシアは動くに動けない状況となっています。こと北方領土は日米との緩衝地となるだけに、有識者の間では「絶対に手放さないだろう」との見解があります。そう考えるとロシアと日本の関係はまだまだ雪解けを迎えられなさそうです。
ロシアは時代が変わっても本質は変わらない帝国主義の権化。
地政学で見るとロシアの動きは完全にアメリカを意識したもの。今後どう動くかに注視しておきたいところ。
5位.ドイツ
- 反日度:
ドイツと日本の関係も不穏な様相を見せています。もともとドイツは古くから日本をライバル視している国の1つで、近年は反日化が進む国となりつつあるのだとか。
第二次世界大戦中の日独伊三国同盟などの影響もあり、両国の関係は良好だと思っている人もいるかもしれません。しかし、両国が同じ戦場で一緒に戦った記録はなく、あくまでも仮想敵への対抗策としての協定だったとされています。むしろ、現地では「日本=過去(旧日本軍の行い)を反省しない国」「ドイツ=過去(ナチスドイツの行い)を反省している国」という考えが浸透しているとされています。
国民性も日本と似ているだけあり、ドイツはやや怪訝な視線を向けている状況です。
同様に反日団体による慰安婦像の建立においても、ドイツは韓国の肩を持つ傾向にあります。実際に展示会の図録の序文には悪質な反日プロパガンダも添えられていたほどです。それだけでなく最大の貿易相手国である中国の影響もあり、中国の発信した情報を優先しがちです。そのことから、ドイツの国民は日本に対して反日感情を抱くようになりつつあるのだとか。
その他の西洋諸国もチャイナマネーにどっぷり浸かっており、やや中国寄りになりつつあります。このままだと近い将来、日本は現地の偏向報道に潰される可能性があるかもしれません。
ドイツに限らず、お得意様の主張に忖度するのはどの国も同じなのかもね。
だとしてもあることないこと吹き込まれたら真っ赤な嘘でも信じちゃう人が出てくる……これはうかうかしてられないよ。
3.その他の反日国
最後にその他の反日国をピックアップします。
その他の国は日本との軋轢があるかどうか、印象深い逸話があるかどうかも含めて判断しています。
ただ、正直なところ日本に恨みを持つ国はそこまでありません。海外を見渡しても「日本が憎くて仕方ない」という国はさほど見当たりません。粗探ししてようやく全体の10%~20%の反日家を見つけられる程度です。どの国を見ても日本を嫌っている人の割合は全体の30%にも満たず、戦時中の日本に反感を持つ国はあっても今なお恨み続けている国というのは世界中を探してもなかなか見つかりません。
実際にアジアや北米、中南米、中東やアフリカで日本を毛嫌いする人はさほど見かけません。
その反面、東南アジアは親日傾向の人がいる一方で反日傾向の人もいます。
- オーストラリア
オセアニアも基本的には親日傾向ですが、ことオーストラリアにおいては反日傾向がまったくないわけではないようです。
その背景には第二次世界大戦が関係しています。当時、日本はオーストラリアに対して大規模な攻撃を行いました。その際、戦時中の禁忌とされる医療船への攻撃も実行してしまいます。この事件は第二次世界大戦中の悲劇として伝えられ、反日感情を増幅させる原因となったそうです。
それだけでなく当時の日本は約2万2,000人のオーストラリア兵を捕虜としており、その約3割が収容所内で死亡したとされています。この事件に対しても非人道的な捕虜の扱いがあったのではないかと問題視されています。
- イギリス
- オランダ
- スペイン
ヨーロッパも比較的に親日傾向ですが、こと西洋諸国においては反日傾向がまったくないわけではないようです。
1960年代以降、日本では海外渡航自由化に伴い海外旅行が大流行しました。ただ、当時はマナーがなっておらず、恥知らずな迷惑行為が各所で横行してしまいます。それにより反日感情が一時的に強まったことは言うまでもなく、当時の日本人は今で言う中国人・韓国人に近い印象を持たれていたそうです。
現代の日本人は模範的な振る舞いからイメージが好転しつつあるものの、数十年前までは「日本人お断り」とされるほど嫌われていた時代もあったとされています。ヨーロッパには過去に戦争などで対立した国もあり、その振る舞いに対しては野蛮な国民性なのではという潜在意識も顕在化しています。
他にも反日国はあるんだね!
反日かどうかは人によるけれど、日本人の往来する観光地ほどよそよそしい傾向もあるよ!
4.まとめ
今回は世界の反日国ランキング、日本嫌いな敵対国となった落胆の理由とエピソードをまとめました。
反日国は北朝鮮や韓国や中国に限られますが、一部にわずかに存在します。その手の国々の中には反日教育を行っている国も存在するため、反日家が生まれてしまうのは仕方ありません。ただ、ロシアやドイツなど、歴史的背景から反日に至った国もあります。旧日本軍の戦時中の行いについて歪曲したプロパガンダも流されており、未だに日本に嫌悪感を持つ国があることも忘れてはなりません。
その反面、現代では日本の積極的なアプローチもあって世界各国と良好な関係を築いているのも事実です。どうしても日本を好きになれない国は一定数存在しますが、逆にずっと好きでいてくれる国も数え切れないほど存在します。その手の国々と連携することが今後の国際社会を生き抜く鍵となってくるのではないでしょうか。