【世界】面白いお金18選!思わず笑ってしまう海外の変わったお金一覧

フィジーのお金
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世界には思わず笑ってしまう面白いお金が存在します。例えば「100万アメリカドル偽札」や「100万カナダドル金貨」「レコード貨幣」など、外国ならではの一風変わったお金も数知れず。

今回は世界の面白いお金18選を調査しました。ここでは思わず笑ってしまう海外の変わったお金一覧も共有いたします。誰かに話したくなる不思議なお金をまとめるので、ぜひ最後まで読み進めてみてください。

はるまる

「どんな通貨(硬貨・紙幣)なん?」と気になるお金が満載!

ぴちどん

この記事では「面白いお金18選」「思わず笑ってしまう海外の変わったお金一覧」をまとめるよ!

目次

1.海外には変わったお金がいっぱい

アラブのお金

海外には変わったお金がいっぱいあります。

例えば、過去には石・羽毛・お茶・貝殻・カカオ豆・塩といったお金が使用されていました。

ここで挙げたものは実物として存在したお金で、その歴史は人類の文化そのものを象徴しています。一方で、現代でも興味深いお金がいくつか発行されており、国や地域によって通貨の価値観は三者三様です。

実在する「100万アメリカドル偽札」や「100万カナダドル金貨」「レコード貨幣」はあくまでも特殊な事情で発行されたお金ですが、中にはハイパーインフレーションの影響で価値が暴落するなど厄介な事情を抱えた通貨も珍しくありません。

戦争といった状況下ではお酒やタバコで物々交換していたこともあるなど、時代ごとに背景は千差万別です。

まずは、どのようなお金があるのかを覗いてみましょう。

はるまる

どんなお金があるのか気になる!

ぴちどん

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2.世界の面白いお金18選

エジプトのお金

ここからは世界の面白いお金18選をまとめます。

ここでは世界の変わったお金を地域別に一覧形式で紹介するので、順番にご覧いただけると幸いです。ただし、複数の情報源を参考にしたものの中には真偽不明のお金もあったため、一部信憑性に欠ける変なお金が含まれていることをご了承ください。

過去に使用されていた実物のお金

過去に使用されていた実物のお金
  • 石のお金
  • 羽毛のお金
  • お茶のお金
  • 貝殻のお金
  • カカオ豆のお金
  • 塩のお金

石のお金

ミクロネシアのヤップ島の通貨として使用されていたのが、石のお金です。

現地で使用されていたライ石と呼ばれる通貨は大きな円盤状(重量数t・直径数m)で持ち運びができなかったことから、当時は所有権だけが人から人へ移るという独特の仕組みが採用されていました。

19世紀頃まで使用されていたとの記録があり、現在も一部で象徴的な価値を持っています。

羽毛のお金

羽毛はアステカ文明やマヤ文明の通貨として使用されていたお金です。

アステカやマヤをはじめとする古代メソアメリカ文明ではケツァールという鳥の羽が神聖視され、金銀を凌ぐ価値を持っていたとされています。

ケツァールとは、アステカ神話の「ケツァルコアトル」やマヤ神話の「ククルカン」として崇拝されてきた羽毛を持つ蛇の神様で、かつては王族の羽根飾りとしても使用されていました。現在は「幻の鳥」と呼ばれ、手塚治虫の漫画「火の鳥」のモデルになったとの噂もあります。まさに羽毛は、神聖なお金なのです。

お茶のお金

チベットをはじめ、中国やモンゴルといった国・地域で使用されていたのがお茶のお金です。

現地では圧縮した茶葉をレンガのように固めた、通称「紅茶レンガ」が通貨の代わりだったとされています。

飲用可能なため、保存性のあるお金でありながら「飲める通貨」でもあったと言えるでしょう。

貝殻のお金

インドをはじめとするアジアやアフリカの通貨として使用されていたのが、貝殻のお金です。

現地で使用されていたカウリーと呼ばれる通貨は光沢のある小さなものが主流で、一部の地方では近世まで流通していました。

数千年にわたって使用されていたとの記録があり、日本でも古墳時代の副葬品として見つかっています。

カカオ豆のお金

カカオ豆もアステカ文明やマヤ文明の通貨として使用されていたお金です。

当時の人々はカカオに一定の価値を見出し、贈り物や税の一種としても扱っていたとされています。

食用できることから「食べられる通貨」としても認識され、かつては単なるお金というよりも神様への贈呈品や領主への貢納品としても重宝されました。ことアステカやマヤの世界においては、儀式の道具としても使用されたくらい貴重なものだったとされています。まさに古代文明に欠かせないものだったわけです。

塩のお金

エチオピアの通貨として使用されていたのが、塩のお金です。

現地で使用されていたアムレと呼ばれる通貨は棒状のものが主流で、一部の地方では19世紀頃まで流通していました。

古代から「白い金」として特別視されていたとの記録があり、エチオピア以外、例えばサハラ交易を行っていたような国・地域でも「砂金のように価値のあるもの」としてラクダのキャラバンで運ばれ、文明の発展に重要な役割を果たしたとされています。

現代で発行された実際のお金

現代で発行された実際のお金
  • 変わった加工・素材で作られた通貨
  • 5,000億ユーゴスラビアディナール紙幣
  • 10垓ハンガリーペンゲー紙幣
  • 100兆ギリシャドラクマ紙幣
  • 100兆ジンバブエドル紙幣
  • 100兆ドイツマルク紙幣
  • 100万アメリカドル偽札
  • 100万カナダドル金貨
  • リン鉱石切手
  • レコード貨幣

変わった加工・素材で作られた通貨

世界には、変わった加工・素材で作られた通貨があります。

例えば、具体的には蓄光インク・バイメタル・マイクロ印刷・レーザー透かしといった特殊加工が施されたものが代表的です。また、プラスチック硬貨やポリマー紙幣などの特殊素材もあり、まさに現代のお金は十人十色ならぬ十国十色です。

  1. 蓄光インク:紫外線で光るインクを採用したお金
  2. バイメタル:二種類の金属を組み合わせて製造されたお金
  3. マイクロ印刷:極小文字やホログラムを印刷したお金
  4. レーザー透かし:透かしを彫刻したお金

ここで挙げたもので作られているお金は偽造防止の観点をはじめ、耐久性やデザイン性といった観点を重視しています。

世界一精巧に作られている通貨としては、スイスフランが著名。

5,000億ユーゴスラビアディナール紙幣

1994年、ユーゴスラビアのハイパーインフレで意に反して生まれたのが、5,000億ユーゴスラビアディナール紙幣です。当時、物価は1ヶ月単位で数百倍となる大混乱だったとされています。

10垓ハンガリーペンゲー紙幣

人類史上最大額面の紙幣とされるのが、10垓ハンガリーペンゲー紙幣です。

垓という単位は10の20乗で、数字にすると100,000,000,000,000,000,000

ハイパーインフレを起こした1946年当時、ハンガリーの物価は15時間ごとに2倍になるという恐ろしい状況だったとされています。100円のパンが翌日には200円になり、2日後には400円になり、3日後には800円になり、1週間後には1万2,800円になる……まさに“インフレ地獄”です。

原因は、第二次世界大戦後の復興に必要な財政支出を賄おうと政府が大量の貨幣を発行したことにあるとされています。

100兆ギリシャドラクマ紙幣

1944年には、ギリシャのドラクマ札がハイパーインフレを引き起こしました。

当時、ナチスの占領によって貨幣の価値が急落、物価の急騰が進んだ時代だったとのこと。

100兆ジンバブエドル紙幣

2008年には、ジンバブエのドル札がハイパーインフレの犠牲に……。

ジンバブエのハイパーインフレは度々ニュースになっていたこともあり、日本でも有名です。現在では現地の「貨幣=ジョーク」と認識されるようになり、ある種のお土産として人気を集めています。

貨幣の桁(ゼロの数)を削除してもインフレは止まらない状況。同じく中南米のアルゼンチンやブラジルも1980年代~90年代にかけてインフレを経験しており、貨幣からゼロを切り落とすのが常態化していたという話も。

100兆ドイツマルク紙幣

1923年には、ドイツのマルク札がハイパーインフレを引き起こしました。

当時、パン1個を購入するのにリヤカーで札束を運んでいた時代だったのだとか。

100万アメリカドル偽札

通称「スーパーノート」と呼ばれる100万アメリカドル偽札は、米ドルを精巧に模倣した偽札

アメリカの貨幣と同一の紙が使用(偽造防止インクやセキュリティスレッドも再現)されており、同国のシークレットサービスが「この100万アメリカドル偽札は世界最高の偽札だ」と認めているくらいです。

出所に関しては北朝鮮が関与しているとされているものの、真相は不明となっています。

100万カナダドル金貨

通称「ビッグメープルリーフ」と呼ばれる100万カナダドル金貨は、加ドルを純金で製造した金貨

カナダの貨幣でありながら重量100kg・直径53cmで純度も約99.999%とされ、同国の法律でも「額面100万カナダドル金貨は正式な金貨(金としての価値はそれ以上)」と認められているほどです。

相場に関しては単純計算だと約1億円とされているものの、数十億円の価値があるとされています。

リン鉱石切手

ナウルで20世紀に実際に発行されたお金が、リン鉱石切手です。現地では、国家の資源であるリン鉱石を使用した切手が作られ、収入源(観光収入や国家財源)としてだけでなく通貨としても使用されたとの記録が残っています。

レコード貨幣

ロシア(トゥヴァ共和国)で2018年に実際に発行されたお金が、レコード貨幣です。現地では、公式に通貨として認められており、レコードプレーヤーで音楽も再生できます。

その他の物々交換の手段

その他の物々交換の手段
  • お酒
  • タバコ

お酒

お酒は、一部の国や地域で物々交換に度々使用されてきたものです。ウォッカやウイスキーといったお酒は、通貨の代わりとして取引に使用するものの定番だったとされています。

タバコ

タバコも、一部の国や地域で物々交換に度々使用されてきたものです。刑務所や留置所をはじめ、第二次世界大戦中の捕虜収容所などでも通貨代わりにされていたことがわかっています。

はるまる

個人的には「100万アメリカドル偽札」「100万カナダドル金貨」「レコード貨幣」が面白かった!

ぴちどん

海外には他にも変わったお金があるから、気になる人はぜひ調べてみて!

3.まとめ

今回は世界の面白いお金18選、思わず笑ってしまう海外の変わったお金一覧をまとめました。

世界には「100万アメリカドル偽札」や「100万カナダドル金貨」「レコード貨幣」など、思わず吹き出してしまう面白いお金がたくさんあります。中には発行に至った経緯・出所が不明なものもいくつかありますが、つい誰かに教えたくなるお金もあるはずです。

日常生活では役に立たないものの知っておくだけで勉強になる……他にも国によってはほとんど知られていないお金もあるので、気になる方は個人的にも調べてみてください!

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