海外旅行で利用するホテルのチェックインのやり方はシンプルです。ただ、フロント・レセプションによって手順・方法が変わります。フロント・レセプションでは「チェックイン⇒リクエスト⇒デポジット⇒宿泊者名簿⇒鍵⇒入室」が基本ですが、他の手続きが必要となることもあります。そのため、海外のホテルが初めてでわからない方は入室手続きの流れを知っておきたいです。
今回は海外旅行のホテルのチェックインのやり方を解説します。併せてフロント・レセプションの入室手続きの流れも説明します。ここでは海外のホテルが初体験という方に向けて行きの受付の流れをまとめるので、海外旅行の宿泊にお役立てください。
海外旅行で利用するホテルは慣れれば簡単!
この記事では「海外旅行のホテルのチェックインのやり方」「フロント・レセプションの入室手続きの流れ」をまとめるよ!
1.海外旅行のホテルのチェックインのやり方
まずは海外旅行のホテルのチェックインのやり方を見ていきましょう。
受付はエントランス・ロビーにあるフロント・レセプションで行います。基本的にホテルのチェックインの仕方はどのフロント・レセプションも大差はありません。ただ、入室手続きがそれぞれ変わることがある点には要注意です。
- ホテルに向かう
- フロント・レセプションに向かう
- チェックインをする
- リクエストを伝える
- デポジットを預ける
- 宿泊者名簿を書く
- 鍵を受け取る
- 部屋に入る
フロントもレセプションも基本的な流れは同じです。受付によって手順や方法が変わることはあっても、世界中いつどこでホテルに泊まっても入室手続きは大体共通しています。大手宿泊施設でも格安宿泊施設でもホテルのチェックインのやり方に差異はありません。
ただ、受付によってはリクエスト・デポジット・宿泊者名簿が必要だったり不要だったり、チェックインのシステムが違う場合もあります。プランによっても素泊まりだったり朝夕食付きだったり、滞在の内容が異なる場合もあるかもしれません。
宿の形式によっては担当者不在の場合もあるため、臨機応変に受付を済ませましょう。
ホテルのチェックインのやり方は単純だけど、初めてだとわからないかも。
一度泊まれば解決!ただ、フロントとレセプションは混雑状況によって所要時間も倍近く変わるから5分前~10分前行動が鉄則!
2.フロント・レセプションの入室手続きの流れ
次にフロント・レセプションの入室手続きの流れを見ていきましょう。
- ホテルに向かう
- フロント・レセプションに向かう
- チェックインをする
- リクエストを伝える
- デポジットを預ける
- 宿泊者名簿を書く
- 鍵を受け取る
- 部屋に入る
ここではフロント・レセプションで必要となる各種項目についてまとめます。
- 所要時間:数十分~数時間
まずはホテルに向かいます。中心市街地からホテルまでは電車やバスやタクシーなどの交通機関、レンタカーや徒歩などの移動手段があります。
念のため、いくつかの方法でアクセスできるようにしておくと安心です。
- 所要時間:10分~20分
ホテルに到着したらフロント・レセプションに向かいます。フロント・レセプションまでは徒歩で行きます。詳しくはホテルに設置されているフロアマップ・フロアガイドを確認しましょう。
- 所要時間:10分~20分
フロント・レセプションに到着したらチェックインします。
ホテルのチェックインは「係員による手続き」「自動チェックイン機による手続き」「オンラインチェックインによる手続き」の3つがあります。
事前に予約している場合は係員に必要書類「予約確認書(バウチャー)」「パスポート」を見せるだけでチェックイン可能です。各書類を予約時に印刷して持参すれば、すぐに部屋を案内してもらえます。昨今は端末に保存した情報でもチェックインできます。
ネットで予約している場合は自動チェックイン機やオンラインチェックインに必要情報を打ち込むだけでチェックイン可能です。各情報を予約時に保存して携帯すれば、すぐに部屋を案内してくれます。最近はパソコンやタブレットやスマホからでもチェックインできます。
- 所要時間:5分~10分
チェックインしたらリクエストを伝えます。
ホテルのリクエストは「アーリーチェックイン・レイトチェックインの要望」だけでなく「アップグレードの要望」「モーニングコールの要望」「誕生日・記念日のサプライズの要望」などが可能です。
リクエストは他にも無理な範囲でなければ対応してくれるので、遠慮せずに「眺め」「間取り」「水回り」「タイプ」「アメニティ」「セキュリティ」に関する希望も伝えてみてください。すべてに応えてくれるわけではありませんが、極力は対応してくれます。
理不尽な要求はNGですが、何かあれば気兼ねなく伝えてみるのもありです。
- 所要時間:5分~10分
リクエストを伝えたらデポジットを預けます。
ホテルのデポジットは「現金による預け」「クレジットカードによる預け」「電子マネーによる預け」の3つがあります。
デポジットとはいわゆる保証金のことで、滞在費とは別途で支払いが生じた際に差し引かれる預り金のことです。ミニバーやルームサービスを利用した場合だけでなく設備や備品を破壊した場合などに支払わなくてはなりません。
宿泊費1泊分~2泊分の相当額を預けなくてはならないこともあるため、現金・クレジットカード・電子マネーは余裕を持って用意しておきましょう。ただ、現金や電子マネーに対応していないホテルもあるので、クレジットカードがあると安心です。
- 所要時間:5分~10分
デポジットを預けたら宿泊者名簿を書きます。
宿泊者名簿はレジストレーションカードとも呼ばれ「宿泊者本人の氏名・年齢・職業」などの記入の他、外国人宿泊者の場合は「宿泊者全員の国籍・旅券番号・電話番号・サイン」などの記入も求められます。
案外適当に書いてもバレませんが、パスポートと一致しない偽名の使用などは避けるべきです。その他の情報も虚偽の申請が発覚すると……追い出されても文句は言えません。
- 所要時間:5分~10分
宿泊者名簿を書いたら鍵を受け取ります。
ホテルの鍵は「カードキー」と「シリンダーキー」の2つがあり、スタッフから渡されるのが一般的です。
鍵を受け取る際は部屋番号を確認するだけでなく、カードキーの磁気不良やシリンダーキーの形状変形がないかも確認しておきましょう。鍵が使用できない場合はスタッフに申し出てください。
- 所要時間:5分~10分
最後に部屋に入ります。
ホテルは入室する部屋ごとに番号が指定されているため、案内に記載されている部屋を確認しましょう。ただ、部屋の番号は表記が特殊な場合もあるので、適宜館内図で確認してください。
最終的に自分の部屋に無事入室できればミッション完了です。
フロント・レセプションの入室手続きには「チェックイン」「リクエスト」「デポジット」「宿泊者名簿」「鍵」「入室」があります。
チェックインやリクエスト、デポジットや宿泊者名簿、鍵や入室で引っかかることはあまりないけど、油断は禁物!
初めてでわからなかったら、係員に相談してみよう。
3.手続き前後の荷物の預け方
次に手続き前後の荷物の預け方を見ていきましょう。
- チェックイン前に荷物を預けることはできる?
- チェックイン後に荷物を預けることはできる?
受付ではチェックインまで数十分~数時間と空いてしまい、手持ち無沙汰になってしまうこともあります。中にはベッドメイクやルームの清掃、アメニティの補充が終わっておらずエントランスやロビーで待機するよう指示されることもあります。
そんな時は空き時間を利用して観光するのがおすすめです。ただ、スーツケースやバックパックがあると邪魔なので、荷物は預けてしまうのが賢明です。
結論を先に言うとチェックイン前後でも荷物は預かってもらえます。特別な事情により預けられない場合はあるものの、何も理由がない場合は引き受けてくれます。宿泊客のものであれば大きさや重さに限らず預けられるので、貴重品以外は預けてしまった方が楽かもしれません。
その一方、勝手に置いて出かけるのは危険なので、預ける手段も知っておいた方が安全です。
3-1.チェックイン前に荷物を預ける手段
チェックイン前は特別な理由がなくても荷物を預けることが可能です。
宿泊客に限りますが、荷物を預けたい場合はスタッフに申し出てください。勝手にクロークルームやトランクルームに放置すると処分されることもあるので、必ず係員に声をかけてから預けましょう。
3-2.チェックイン後に荷物を預ける手段
チェックイン後も特別な理由がなくても荷物を預けることが可能です。
宿泊客に限りますが、荷物を預けたい場合はスタッフに申し出てください。勝手にポータールームやロッカールームに放置すると処分されることもあるので、必ず係員に声をかけてから預けましょう。
先に受付の入室手続きが済ませられない場合は思い切って出かけるべし。
観光で荷物が邪魔になりそうな場合は近くの係員に相談しよう。
4.到着時刻の誤差への対処
次に到着時刻の誤差への対処を見ていきましょう。
- ホテルの到着が早まりそう!
- ホテルの到着が遅れそう!
海外旅行ではホテルの予約時間より早く到着することもあれば予定時刻より遅く到着することもあります。ホテルはオンタイムで到着するのが理想ですが、到着時刻のずれは往々にして発生してしまうものです。
ただ、何も連絡せずにいるとホテルも困惑してしまいます。そのため、到着が早まる場合も遅れる場合も連絡を入れるようにしてください。ホテルも連絡さえあれば対応できますし、状況によってはプランを変更してくれるかもしれません。
多少の誤差であれば連絡は不要ですが、数十分~数時間ずれそうな場合は連絡を入れましょう。
到着時間が早まる場合も遅れる場合も連絡が第一!
音信不通だと「ドタキャン扱い」されてしまうから、大幅にずれそうな場合はとにもかくにも連絡しよう。
5.入室時の注意事項
最後に入室時の注意事項についてまとめます。
- 鍵が閉まるかどうか
- 設備が壊れていないかどうか
- 備品が足りているかどうか
ホテルの入室時には「鍵が閉まるかどうか」「設備が壊れていないかどうか」「備品が足りているかどうか」を確認しましょう。稀に鍵が閉まらなかったり、設備が壊れていたり、備品が足りなかったりすることもあります。そのため、入室時には必ず鍵・設備・備品などの状態を確認してください。
支障があったらスタッフに伝えよう。
ポーターに伝えてみるのもあり。
6.まとめ
今回は海外旅行のホテルのチェックインのやり方、フロント・レセプションの入室手続きの流れをまとめました。
初めての海外旅行はホテルに泊まるだけでも不安なものですが、チェックインのやり方を把握しておけば心配はいりません。ただ、フロントやレセプションの入室手続きの流れは状況次第で変わることがあるため、ホテルに泊まる際は5分前~10分前行動を心がけておくのがおすすめです。