海外旅行のホテルのお風呂・シャワーについて「どうなってるの?」と気になったことはないでしょうか。客室のお風呂・シャワーは1点ユニットバス~3点ユニットバスの3つの構造・仕組みがあり、独立か併設かによって配置が変わります。中にはガラス張りの浴室もあるようで……。
今回は海外旅行で泊まるホテルのお風呂・シャワーの構造と仕組みを解説します。併せてガラス張りの浴室の秘密も説明します。加えてお風呂・シャワーに常備されているものもまとめるので、海外旅行の宿泊にお役立てください。
ホテルのお風呂・シャワー……謎に色気を放ってる浴室ってあるよね。
この記事では「海外旅行で泊まるホテルのお風呂・シャワーの構造と仕組み」「ガラス張りの浴室の秘密」をまとめるよ!
1.海外旅行で泊まるホテルのお風呂・シャワーの構造と仕組み
まずは海外旅行で泊まるホテルのお風呂・シャワーの構造と仕組みを見ていきましょう。
1-1.ホテルのお風呂・シャワーの構造
ホテルに設置されているお風呂・シャワーの構造は、次の3つが一般的です。
- 1点ユニットバス:浴槽と洗面台が別々のタイプ
- 2点ユニットバス:浴槽と洗面台が一緒のタイプ
- 3点ユニットバス:浴槽と洗面台とトイレが一緒のタイプ
ホテルのお風呂・シャワーには主に1点ユニットバス~3点ユニットバスの3種類があり、どれも無理なく洗体できる構造となっています。ただ、組み合わせにより「浴槽or洗面台:1点ユニットバス」「浴槽&洗面台:2点ユニットバス」「浴槽&洗面台&トイレ:3点ユニットバス」と区別されるので注意しなければなりません。
1-1-1.1点ユニットバス
1点ユニットバスのお風呂・シャワーは浴槽と洗面台が別々になっている独立タイプで、以下2つの特徴があります。
- 浴槽と洗面台が独立している
- 洗い場が広い
以上のように1点ユニットバスは「浴槽と洗面台が独立していること」「洗い場が広いこと」が特徴と言えるでしょう。
1点ユニットバスは浴槽と洗面台が別々になっているので、洗い場が広くなる一方で他の空間が狭くなるのが特徴です。そのため、一軒家や一戸建てなどで採用されやすいタイプとなっています。
1-1-2.2点ユニットバス
2点ユニットバスのお風呂・シャワーは浴槽と洗面台が一緒になっている併設タイプで、以下2つの特徴があります。
- 浴槽と洗面台が併設されている
- 洗い場が狭い
以上のように2点ユニットバスは「浴槽と洗面台が併設されていること」「洗い場が狭いこと」が特徴と言えるでしょう。
2点ユニットバスは浴槽と洗面台が一緒なので、洗い場が狭くなる反面で他の空間が広くなるのが特徴です。そのため、アパートやマンションなどで採用されやすいタイプとなっています。
外国のホテルでは、この2点ユニットバスが比較的主流なタイプです。
1-1-3.3点ユニットバス
3点ユニットバスのお風呂・シャワーは浴槽と洗面台とトイレが一緒になっている併設タイプで、以下2つの特徴があります。
- 浴槽と洗面台とトイレが併設されている
- 洗い場がないこともある
以上のように3点ユニットバスは「浴槽と洗面台とトイレが併設されていること」「洗い場がないこともあること」が特徴と言えるでしょう。
3点ユニットバスは浴槽と洗面台とトイレが一緒なので、洗い場が確保できないこともあるのが特徴です。そのため、ビジネスホテルなどの簡易的な宿泊施設で採用されやすいタイプとなっています。
外国のホテルでは、この3点ユニットバスも比較的主流なタイプです。
1-2.ホテルのお風呂・シャワーの仕組み
ホテルに設置されているお風呂・シャワーの仕組みは、次の1つが基本的です。
- ボイラーやパイプで水を加熱⇒バスルームにお湯を給湯
客室のお風呂・シャワーは「ボイラーやパイプなどで水を加熱し、バスルームにお湯を供給する」仕組みとなります。
水を貯水タンクに貯めておき、使用する際にボイラーやパイプなどで加熱してお湯としてバスルームに供給する形が主流です。外国でも同様のシステムを採用しているところが主流と言えるでしょう。
ただし、日本の給湯設備は瞬時にお湯が沸きますが、国によっては水のまま出てくる……なんてこともあります。十分な給湯システムが配備されていないと快適な入浴とはならず疲れも取れないため、滞在先の給湯環境が万全かどうかは要確認です。
今のホテルは3点ユニットバスや2点ユニットバスが主流だけど、1点ユニットバスも探せばあるかも!
現代の客室のお風呂・シャワーは快適に過ごせるけど、たまに「お湯が出ない」「水しか出ない」って話もあるから気を付けたいところ。
2.ホテルのお風呂・シャワーに常備されているもの
次にホテルのお風呂・シャワーに常備されているものを見ていきましょう。
- 入浴に必要な設備
- 汗を流すためのお湯
- アメニティの有無
- ドライヤーの有無
ここでは入浴に必要な設備や汗を流すためのお湯など、ホテルのお風呂・シャワーに常備されているものの他、アメニティ・キャビネット・ドライヤーの有無についても解説するので併せてご確認ください。
2-1.入浴に必要な設備
ホテルのお風呂・シャワーには、入浴に必要な設備が揃っています。
- 換気扇
- 空調
- 照明
- 浴槽
- 便器
- シャワーヘッド
- トイレットペーパー
- リフレッシュボタン
- 鏡
- 蛇口
- 石鹸
- 洗面台
- 紙コップ
- ゴミ箱
客室のお風呂・シャワーに常備されているものは、自宅のお風呂・シャワーとほぼ同等の設備です。
ただし、1つのお風呂・シャワーですべて完結できるよう換気扇をはじめ空調や照明の他、浴槽や便器、シャワーヘッドをはじめトイレットペーパーやリフレッシュボタン、鏡や蛇口、石鹸や洗面台、紙コップやゴミ箱まで完備されています。
使用する際はマナーを守り、他の宿泊客の迷惑にならないよう綺麗な状態を保ちましょう。
2-2.汗を流すためのお湯
ホテルのお風呂・シャワーには、汗を流すためのお湯も貯められます。バスタブ付きの浴室であれば、お湯に浸かることも可能で、旅の疲れもリフレッシュできます。
ただし、ホテルによっては給湯環境が不安定な場合もあり、必ずしもお湯が出るとは限りません。滞在先の水道インフラによっても状況は変わるため、不測の事態にも備えておきましょう。
2-3.アメニティの有無
ホテルによってはバスルームにアメニティが用意されています。アメニティはシャンプーやリンスをはじめ、歯ブラシや歯磨き粉、男性用の髭剃りや女性用の化粧落としまで用意されており、宿泊客であれば自由に使用可能です。
フェイスタオル・バスタオル・バスマット・バスローブも用意されており、汚れてもスタッフに言えばすぐに交換してくれるため、滞在中は快適に入浴できます。ただし、ホテルの中には何も用意されていないところもあるので、アメニティは事前に確認しておくのが賢明です。
2-4.ドライヤーの有無
ホテルによってはドライヤーが用意されていることもあります。ただし、ドライヤーの性能はピンキリなので、高性能なドライヤーが必要な方は自宅から持参するのが無難です。
客室のお風呂・シャワーの備品は在庫切れになることもあるから気を付けたいね!
宿泊客全員が利用するからすぐになくなっちゃうことも……でも、その場合はスタッフに伝えると補充してくれるよ!
3.ガラス張りの浴室の秘密
最後にガラス張りの浴室の秘密についてまとめます。
ホテルによっては浴室の壁がガラスでできており、中が透けて見えることもあります。「なぜすりガラスなのか」と気になった方もいるのではないでしょうか。
一見、浴室がガラス張りと聞くと“雰囲気を出すため”のように思えるかもしれません。ただ、すりガラスにしているのにはちゃんと理由があるのです。
- スペースを拡張するため
- ムードを演出するため
- 安全性を確保するため
- 開放感を確保するため
- 電気代を節約するため
ホテルの浴室がガラス張りになっている主な理由は「スペースを拡張するため」「ムードを演出するため」と言われています。
浴室の壁をガラスにすると通常の建材と比べて10cmほどスペースを圧縮できるため、空間が限られているホテルではすりガラスにすることでスペースを拡張しているそうです。
また、リゾート地などでは“セクシーバス”として親しまれるなど、意外にも需要がある模様。どうしても日本人の感覚からすると「恥ずかしい」という気持ちが先行してしまいますが、外国人にとっては非日常を味わえる要素の1つということなのかもしれません。
その他、すりガラスになっていることで「安全性の確保」「開放感の確保」「電気代の節約」にもつながるとされています。実際にあるホテルで浴室の壁をガラス張りにしたところ、宿泊客が自主的に電気を消すようになり、光熱費削減に成功したのだとか。
ガラス張りの浴室って“変なこと目的”だけだと思ってた!
ただ、恋人と行く分にはいいけど、知り合いと泊まった部屋の浴室がすりガラスだったらさすがに気まずい!笑
4.まとめ
今回は海外旅行で泊まるホテルのお風呂・シャワーの構造と仕組み、ガラス張りの浴室の秘密をまとめました。
海外旅行のホテルに常備されたお風呂・シャワーは、普段使用するお風呂・シャワーと似た構造・仕組みです。客室のお風呂・シャワーには1点ユニットバス~3点ユニットバスがあり、部屋によって1点ユニットバスだったり3点ユニットバスだったりします。
「ガラス張りの浴室なのはなぜ?」なんて疑問もありますが、すりガラスになっているところは稀であり、本来は快適に汗を流せるはず。ただし、部屋の空き状況によってはガラス張りの浴室の部屋を案内されることもあるので、明確に意思を伝えましょう!