東京で旅行客や参拝客がとめどなく訪れる場所、それが浅草寺です。正式名称で金龍山浅草寺と呼ばれるこの寺院には、雷門や仲見世通りや本堂など無数の見どころが存在します。そこは約1400年もの歴史を持つ由緒ある観光スポットです。
今回は東京にある浅草寺の観光情報をまとめます。ここでは概要・予算・時間・場所・気候・服装・治安・注意点の他、実際に訪れた管理人が厳選した見どころも紹介します。記事の最後には体験談もあるので、ぜひ国内旅行の計画にお役立てください。
浅草寺は東京観光の大定番!
この記事では「東京にある浅草寺の観光情報」「雷門や仲見世通りや本堂の見どころ」をまとめるよ!
1.浅草寺の概要
まずは浅草寺の概要を見ていきましょう。
- 国:東京
- 地域:浅草
- 特徴:国宝/重要文化財/寺院
- 目玉:雷門/仲見世通り/本堂
- 方法:個人/ツアー
- おすすめ度:
浅草寺は東京の浅草にある聖観音宗の総本山です。645年に創建された都内最古の寺院として国宝・重要文化財に指定されている他、坂東三十三箇所観音霊場や江戸三十三箇所観音霊場の札所としても知られています。現代では雷門の大提灯が一際目を引く観光スポットとして親しまれています。
正式名称は金龍山浅草寺とされ、都内有数のパワースポットとして崇められる場所です。全国屈指の参拝客数を誇る寺院としても知られ、雷門と呼ばれる風雷神門をはじめ仲見世通りや本堂など見どころも尽きません。
起源は推古天皇時代、隅田川で発見された観音像を祀ったことに始まります。その後、大化元年に勝海が堂宇を建立して開山したのが始まりなのだとか。江戸時代には幕府の祈願所としても愛されるなど、非常に歴史の深い場所でもあります。
東京を訪れるなら浅草寺は外せないね!
東京を拠点にするなら個人で行くのもツアーで行くのもおすすめだよ!
2.浅草寺の観光情報
次に浅草寺の観光情報を見ていきましょう。
2-1.予算
- 個人:数千円~1万円
- ツアー:1万円~3万円
- 予算総額:3万円~5万円
個人は自分での手配、ツアーは旅行会社での代行、予算総額は東京旅行全体(移動費・宿泊費・飲食費・観光費)にかかる目安となります。入場料・拝観料はかかりません。
2-2.時間
- 営業時間:24時間
- 所要時間:1時間~2時間
- 必要期間:3日~5日
営業時間は開店から閉店、所要時間は到着から出発、必要期間は出国から帰国までにかかる目安となります。
2-3.場所
- 場所:東京/浅草
- 住所:東京都台東区浅草
- 行き方:電車/バス/タクシー/レンタカー/徒歩/ツアー
- 電車:30分~1時間
- バス:30分~1時間
- タクシー:20分~30分
- レンタカー:20分~30分
- 徒歩:5分~10分
場所と住所は所在地の目安となります。行き方は「東京⇒浅草寺」への一例であり、他の方法でもアクセスできます。直接向かうなら現地発着のツアーがおすすめです。
2-4.気候
- 1月~3月:寒くて晴れやすい気候
- 4月~6月:やや暑くてやや晴れやすい気候
- 7月~9月:暑くて雨が降りやすい気候
- 10月~12月:やや寒くてやや雨が降りやすい気候
- ベストシーズン:5月~6月/9月~10月
平均 | 最高気温 | 最低気温 | 降水量 |
1月 | 10℃ | 2℃ | 45mm |
2月 | 10℃ | 2℃ | 65mm |
3月 | 14℃ | 5℃ | 110mm |
4月 | 19℃ | 10℃ | 135mm |
5月 | 23℃ | 15℃ | 135mm |
6月 | 26℃ | 19℃ | 170mm |
7月 | 30℃ | 23℃ | 135mm |
8月 | 31℃ | 24℃ | 155mm |
9月 | 27℃ | 20℃ | 210mm |
10月 | 22℃ | 15℃ | 195mm |
11月 | 17℃ | 9℃ | 95mm |
12月 | 12℃ | 4℃ | 50mm |
2-5.服装
- 1月~3月:厚手の服装
- 4月~6月:体温調節できる服装
- 7月~9月:薄手の服装
- 10月~12月:体温調節できる服装
- 持ち物:歩きやすい靴
2-6.治安
- やや良い
東京は総じて治安が良く、旅の拠点となる東京も治安良好です。
2-7.注意点
- 事前の勉強
- 宗教関連の戒律
- 雷門での撮影
- 仲見世通りでの飲食
- 本堂での参拝の方法
2-7-1.事前の勉強
浅草寺は事前に勉強しないと魅力が半減してしまうかもしれません。逆に聖観音宗に関する情報を頭に入れておくことで社寺に秘められたドラマも見えてくるため、背景を学んでから訪れてみてください。
2-7-2.宗教関連の戒律
浅草寺は仏教寺院であり宗教関連の戒律が定められているので、見学の際は最低限の礼儀や作法を守らなければなりません。敬虔な信者の方への配慮も忘れずに。
2-7-3.雷門での撮影
浅草寺の雷門は定番の撮影スポットです。ただ、身勝手な迷惑行為が横行しています。雷門は歩道から直結で観光客・参拝客の往来も激しく、三脚・脚立など据え置き型の撮影機材の使用も禁止されています。長時間の動画撮影や生配信も避けましょう。
御本尊・伝法院の内部も原則として撮影禁止です。境内には他にも撮影禁止の場所がいくつかあります。
2-7-4.仲見世通りでの飲食
浅草寺の仲見世通りは出店による商店街となっています。ただ、通路での飲食は原則禁止です。イートインスペースでの飲食は問題ありませんが、歩きながらの飲食はやめましょう。
2-7-5.本堂での参拝方法
浅草寺では正しい参拝方法を覚えておくと安心です。
- 山門で合唱・一礼する
- 手水舎で両手を清める
- 受香所で線香を受け取る
- 常香炉で線香をあげて煙を浴びる
- 本堂でお賽銭を入れて合唱・二礼する
- 山門から本堂に向かって合唱・一礼する
他の寺院での参拝方法も基本的には同じです。観光だけなら厳密な参拝方法を守らなくても問題はありません。ただ、神社ではないので拍手は行わないなど、注意したい点もいくつかあります。
観光情報は変更となる場合があることを加味しておきたいね。
Googleマップの口コミを参考にするのもおすすめかも!
3.浅草寺の見どころ
ここからは浅草寺の見どころをまとめます。
3-1.雷門
おすすめ度:
威風堂々の紅色大提灯。
3-2.仲見世通り
おすすめ度:
出店で賑わう商店街。
3-3.本堂
おすすめ度:
観音菩薩を祀る仏堂。
浅草寺は雷門や仲見世通り、本堂など見どころ満載です。
浅草寺の歴史は628年の飛鳥時代、ある漁師が隅田川で観音像を見つけ、地元の有力者である土師中知に届けたところから始まります。土師中知はその観音像を祀り、自宅を寺にして礼拝供養に生涯を捧げた人物です。その際に建立した寺こそ浅草寺の起源とされます。
その浅草寺を構成するのが雷門と仲見世通り、そして本堂となります。他にも五重塔や宝蔵門、二天門や伝法院など見るべきところは数え切れません。
それだけでなく浅草は芸人のビートたけしさんや俳優の渥美清さん、画家の山下清さんなど昭和の大スターゆかりの地とされます。浅草寺周辺にある浅草公会堂の前庭にはスターの手形が残るスターの広場もあるため、日本の名立たるスターが過ごした古き良き浅草を覗いてみるのもおすすめです。
浅草寺では雷門と仲見世通り、本堂が目玉!
個人的には大提灯に彩られた雷門がおすすめ!
4.浅草寺の体験談
最後に管理人が2013年2月に訪れた浅草寺の体験談を記しておきます。等身大の国内旅行記としてお楽しみください。
浅草寺に到着!これが雷門かぁ……ってゆっくり眺めたいのに韓流スターの凱旋よろしく大観衆が群がってる!
写り込まないように撮影したら不自然になっちゃったね。
それでも頬を染めた……いや、赤面した大提灯は迫力満点よ。
ちなみに、大提灯の底には木彫りの龍が刻まれているんだってさ。
龍が持つ玉に触れると願い事が叶うって話まであるよ。
……願い事?それじゃあ「死ぬまでに世界中を旅できますように」って祈っておこうか!
よぉうし、触るぞぅ……って人の波に押されて無理だった!
ここは毎日が初詣だね。ほら、ぼけっとしてたら飲み込まれるよ。
人の流れに身を任せてたら、いつの間にか仲見世通りを抜けてた。
このまま一気に本堂の方まで流されちゃいそうだね。
せっかく浅草のスター率いるテレビのロケ隊と遭遇できると思って楽しみにしてたのに。
……江戸っ子のボディガードに蹴散らされて終わりだよ。
仲見世通りを抜けた先の提灯には小舟町の文字が……でも、浅草寺でなぜ小舟町なの?
その昔、この界隈は江戸湊として栄えていて、諸国の産物が集まる荷揚場・集散地だったとか。
それと小舟町に一体何の関係が?
その江戸湊と小舟町は地続きになっていて、小舟町にも産物を扱う商人が現れ始めたのさ。
なるほど、その商人が関係してるのか。
そう!その商人が約340年前に小舟町の繁栄と信徒の心意気を示すために町名を記した大提灯を奉納したってわけ。
かぁ~……江戸っ子はやることが粋だねぇ。
浅草寺には他にも志ん橋大提灯や二天門大提灯があるよ。
無類の提灯お化け好きとしては全部制覇しておきたいところ。
でも、全部見るにはまたあの人混みをかき分けて右往左往しなくちゃならないね。
くそぅ……龍神様にお願いすべきは「人をすり抜けられる能力」だったか。
そこは「瞬間移動できる能力」じゃないの?笑
確かにその能力なら世界中どこでも行ける。でも、自分の足で訪れるからこそ意味があるってもんよ。
……ここにも粋な江戸っ子が1人いた。
まったく、おいらを誰だと思ってんだぃ?
えっと、何者なのでしょうか?
……旅人だよバカヤロー!
(……あぁ、これ言いたかっただけか。)
5.まとめ
今回は東京にある浅草寺の観光情報、雷門や仲見世通りや本堂の見どころをまとめました。
国内旅行で東京を訪れるなら浅草寺がおすすめです。中でも雷門や仲見世通りや本堂は見どころ満載なので、機会があればぜひ訪れてみてください。