東京の板橋区にある穴場の植物園、それが熱帯環境植物館です。水族館が併設されたこの施設は世界各国の熱帯環境を再現した場所で、通称“グリーンドームねったいかん”の名称で親しまれています。そこはまさに熱帯地域を体感できる観光スポットです。
今回は東京にある熱帯環境植物館の観光情報をまとめます。ここでは概要・予算・時間・場所・気候・服装・治安・注意点の他、実際に訪れた管理人が厳選した見どころも紹介します。記事の最後には体験談もあるので、ぜひ国内旅行の計画にお役立てください。
熱帯環境植物館は東京の板橋区にあるジャングル!
この記事では「東京にある熱帯環境植物館の観光情報」「温室や冷室の見どころ」をまとめるよ!
1.熱帯環境植物館の概要
まずは熱帯環境植物館の概要を見ていきましょう。
- 国:東京
- 地域:高島平
- 特徴:植物園
- 目玉:温室/冷室
- 方法:個人/ツアー
- おすすめ度:
熱帯環境植物館は東京の板橋区にある穴場のスポット、“グリーンドームねったいかん”の名で親しまれている植物園です。ここは水族館が併設された場所で、東南アジアをはじめとする熱帯地域が再現された観光スポットとなっています。
展示されている植物は約700種、計2,000本と東京でも最大級。ミニ水族館だけでも約150種、計2,500匹の水生生物を展示しているのが特徴です。植物園に欠かせない温室はもちろん高山植物が生い茂る冷室も完備するなど、様々な角度から来館者を楽しませる工夫が詰め込まれた植物園となっています。
開館した1994年にはマレーシアのペナン州政府と「友好提携に関する共同声明」を調印。2005年からは指定管理者制度により共同企業体が運営を代行し、2020年~2021年にリニューアル。
生まれ変わった園内には貴重な動植物が飼育されており、まるでアジアの熱帯雨林を旅しているかのような感覚が味わえると評判です。そこはさながら“歩くアトラクション”……避暑地としてもおすすめできる施設と言えるでしょう!
東京を訪れるなら熱帯環境植物館は外せないね!
東京を拠点にするなら個人で行くのもツアーで行くのもおすすめだよ!
2.熱帯環境植物館の観光情報
次に熱帯環境植物館の観光情報を見ていきましょう。
2-1.予算
- 個人:数千円~1万円
- ツアー:1万円~3万円
- 予算総額:3万円~5万円
個人は自分での手配、ツアーは旅行会社での代行、予算総額は東京旅行全体(移動費・宿泊費・飲食費・観光費)にかかる目安となります。入場料は変動するので直近の情報を調べておくと安心です。
2-2.時間
- 営業時間:10時00分~18時00分(月曜日休館)
- 所要時間:1時間~2時間
- 必要期間:3日~5日
営業時間は開店から閉店、所要時間は到着から出発、必要期間は出国から帰国までにかかる目安となります。
2-3.場所
- 場所:東京/高島平
- 住所:東京都板橋区高島平
- 行き方:電車/バス/タクシー/レンタカー/徒歩/ツアー
- 電車:30分~1時間
- バス:20分~30分
- タクシー:20分~30分
- レンタカー:20分~30分
- タクシー:5分~10分
- レンタカー:5分~10分
- 徒歩:10分~20分
場所と住所は所在地の目安となります。行き方は「東京⇒熱帯環境植物館」への一例であり、他の方法でもアクセスできます。直接向かうなら現地発着のツアーがおすすめです。
2-4.気候
- 1月~3月:寒くて晴れやすい気候
- 4月~6月:やや暑くてやや晴れやすい気候
- 7月~9月:暑くて雨が降りやすい気候
- 10月~12月:やや寒くてやや雨が降りやすい気候
- ベストシーズン:5月~6月/9月~10月
平均 | 最高気温 | 最低気温 | 降水量 |
1月 | 10℃ | 2℃ | 45mm |
2月 | 10℃ | 2℃ | 65mm |
3月 | 14℃ | 5℃ | 110mm |
4月 | 19℃ | 10℃ | 135mm |
5月 | 23℃ | 15℃ | 135mm |
6月 | 26℃ | 19℃ | 170mm |
7月 | 30℃ | 23℃ | 135mm |
8月 | 31℃ | 24℃ | 155mm |
9月 | 27℃ | 20℃ | 210mm |
10月 | 22℃ | 15℃ | 195mm |
11月 | 17℃ | 9℃ | 95mm |
12月 | 12℃ | 4℃ | 50mm |
2-5.服装
- 1月~3月:厚手の服装
- 4月~6月:体温調節できる服装
- 7月~9月:薄手の服装
- 10月~12月:体温調節できる服装
- 持ち物:歩きやすい靴
2-6.治安
- やや良い
東京は総じて治安が良く、旅の拠点となる東京も治安良好です。
2-7.注意点
- 行事の開催時期
- 動植物への接触
2-7-1.行事の開催時期
熱帯環境植物館で行われるイベントの開催時期は不定期となります。毎月行われる催しの中には定時のものもあるので、訪れる日付に合わせて調整しましょう。
2-7-2.動植物への接触
熱帯環境植物館には希少生物が暮らしているため、動植物への接触には気を付けたいです。館内には貴重な生態系を構成する生き物も生息しており、東南アジアや中南米などの熱帯植物やシャクナゲやランなどの高山植物も分布しています。当然ながら許可なく捕まえたり摘んだりしてはいけません。
観光情報は変更となる場合があることを加味しておきたいね。
Googleマップの口コミを参考にするのもおすすめかも!
3.熱帯環境植物館の見どころ
ここからは熱帯環境植物館の見どころをまとめます。
3-1.ミニ水族館
おすすめ度:
東南アジアの水族館。
3-2.温室
おすすめ度:
エイのジャングル地帯。
3-3.冷室
おすすめ度:
高山植物が茂る雲霧林。
熱帯環境植物館はミニ水族館や温室、冷室など見どころ満載です。
板橋区の住宅街にひっそりと佇む植物園では熱帯地域の環境が再現されており、外国の熱帯雨林を旅しているかのような錯覚に陥ります。世界中から集められた展示の数々はどれも希少なものばかりで、ジャングルで遭難してしまったかのような感覚を味わえるのが最大の見どころです。
水族館が併設された施設はミニ水族館・潮間帯植生・熱帯低地林・集落景観・雲霧林の5つから構成されており、エリアごとに観察できる植物が変わります。
- ミニ水族館:東南アジアの水生生物のいる水辺のエリア
- 潮間帯植生:マングローブやニッパヤシが生えるエリア
- 熱帯低地林:アコウの大木が目を引くエリア
- 集落景観:マレーハウスで休憩できるエリア
- 雲霧林:熱帯の高山植物が生えるエリア
順路は「ミニ水族館⇒潮間帯植生⇒熱帯低地林⇒集落景観⇒雲霧林」の流れとなっており、散策路の途中にはエイやアコウなどの動植物も展示されているのでお見逃しなく!
受付を終えるとまず見えてくるのが地下1階にあるミニ水族館。ここには東南アジアを中心とした海水・汽水・淡水の水生生物が約150種、計2,500匹が展示されています。水族館を抜けて1階に出ると潮間帯植生・熱帯低地林・集落景観を眺められる温室が広がり、涼しげな空気に満ちた雲霧林の冷室へと続くのが特徴です。
温室はマングローブやニッパヤシなど約700種、計2,000本の植物が展示されており、アコウの大木やマレーハウスもあって飽きさせません。一緒に熱帯の集落を体験できるのも熱帯環境植物館の魅力と言えるでしょう。冷室にはウツボカズラの仲間をはじめシャクナゲやランなどの高山植物もあるなど、見どころは尽きません。
熱帯環境植物館ではミニ水族館と温室、冷室が目玉!
個人的にはひんやりと涼しいミニ水族館がおすすめ!
4.熱帯環境植物館の体験談
最後に管理人が2023年5月に訪れた熱帯環境植物館の体験談を記しておきます。等身大の国内旅行記としてお楽しみください。
熱帯環境植物館に到着!東京の暑さで汗が止まらないから“緑のシャワー”でも浴びようぜ!
暑いなぁ。猛暑で溶けそうだから御託並べてないで早く入ろうよ。
そなた、この繊細で詩的な表現を「御託」と申したな!
……もう、ただただ暑苦しいなぁ。
ここ熱帯環境植物館は板橋区にある植物園なんだけど、動物園の要素もあるみたい!
ミニ水族館が併設されてるから涼をとるには最高だね。
ほら、ひんやり肌のリザードさんがこっち見てるよ。
これは何トカゲって言うんだろう?わかんないけど冷たそう!
植物館なのに水族館が併設されてるって不思議。
それにしても海の生き物ってなんでこう写真撮るのが難しいんだろう。全然うまく撮れない。
わかる。ガラスで隔てられてるからか、なんかぼやけちゃうんだよね。
どの写真も微妙な仕上がりになっちゃうから自信失うよね。
ナポレオンフィッシュもチンアナゴもこの有様!
フォトグラファーを名乗ってるのが恥ずかしくなるくらいの出来……これはもうカメラ置くしかない。
今日はやけにネガティブだね。写真なんて自分がベストショットだと思ったらそれでいいのよ。
そうなんだけど、腕がないのかなって思っちゃうよね。
腕はなくとも翼があるじゃない!人間からしたら空飛べるってだけ憧れの的なんだから!
そういう冗談、本当いらないから!笑
水エリアを抜けたら森エリア……気づいたら密林の中だった!
この植物園と水族館が一体となった感じ、好き!
……見て!巨大なエイがいる!
エイなんているわけないじゃ……っている!笑点の座布団10枚分くらいのおっきいやつ!
なんかデカくて強いやつ。
他の生き物たちが窮屈そうなくらいの巨体を引きずりながら優雅に泳いでる。
足元にはタコノキ、頭上にはヤシノキ。
エリア的にはここが潮間帯植生~熱帯低地林かな。
不思議な実がなってて興奮する!
インドやインドネシア、マレーシアなど熱帯雨林を持つ国の植物が盛りだくさんだね。
オーストラリアやマダガスカルの植物もあるみたいだよ。
コロンビアやメキシコを原産とする中南米の植物まで展示されてるからかなりの見応え。
日本にいながらアジア・オセアニア・中南米・アフリカの植物が見られるのは相当貴重かも。
こんな希少な植物を東京で見られるってのがありがたいよね。
なんか黄色いやつとか房状のやつとか色々ある。
植物に関する知識が圧倒的に足りないのが悔しい。
でも、こうやって眺めてるだけで十分楽しいよ。
それもそうだね。何より温室や冷室、集落景観まであるのがすごい。
これは成長途中のパインかな?
奥にはすっかり実ったものもある!
本当に色んな植物が見られる!熱帯環境植物館!
東京だけでも数えきれないくらい植物園があるけど、熱帯の環境をまるごと再現した熱帯環境植物館はレア。
地元の人にとっては憩いの場、観光客・旅行者は避暑地になってる素敵な施設だった。
水族館をはじめ温室・冷室でのんびりと過ごすには最適。暑さでオーバーヒートしそうな日はぜひ熱帯環境植物館でリフレッシュしよう!
5.まとめ
今回は東京にある熱帯環境植物館の観光情報、温室や冷室の見どころをまとめました。
国内旅行で東京を訪れるなら熱帯環境植物館がおすすめです。中でも温室や冷室は見どころ満載なので、機会があればぜひ訪れてみてください。