タイの三大寺院の一角、それがワットプラケオです。エメラルド仏が祀られているこの場所は別名「エメラルド寺院」と呼ばれ、バンコク最高峰の格式と地位を誇る仏閣として知られています。そこは黄金郷と見紛うほどキラキラでピカピカな観光スポットと言えるでしょう。
今回はタイにあるワットプラケオの観光情報をまとめます。ここでは概要・予算・時間・場所・気候・服装・治安・注意点の他、実際に訪れた管理人が厳選した見どころも紹介します。記事の最後には体験談もあるので、ぜひ海外旅行の計画にお役立てください。
ワットプラケオは煌びやかな装飾を施された豪華絢爛な寺院!
この記事では「タイにあるワットプラケオの観光情報」「仏塔や本堂や王宮の見どころ」をまとめるよ!
1.ワットプラケオの概要
まずはワットプラケオの概要を見ていきましょう。
- 国:タイ
- 地域:バンコク
- 特徴:寺院/王宮
- 目玉:仏塔/本堂/王宮
- 方法:個人/ツアー
- おすすめ度:
ワットプラケオはタイの三大寺院の1つで、翡翠製の仏陀像が安置されている仏閣です。エメラルド仏を祀っていることから別名「エメラルド寺院」と呼ばれており、バンコクでも指折りの格式・地位を誇る観光スポットとされています。
ワットアルン・ワットポーと肩を並べる白い塀に囲まれたワットプラケオは仏教寺院独自の伝統的な仏塔・本堂に加えて王宮が併設されており、他に類を見ない絢爛豪華な姿が特徴。ストーリー仕立ての壁画、モザイクタイルに彩られた外観、ヤック・モックと呼ばれる守護神など……カラフルな見た目が魅力です。
正式名称で「ワットシーラッタナーサーサダーラーム」と呼ばれるワットプラケオは王室専用の仏教儀式の場であるがゆえに僧侶がおらず、僧侶が生活するための施設がないのも特徴となっています。
歴史は1436年、当時発見されたエメラルド仏を1782年~1784年に現在の首都バンコクに建築されたワットプラケオに移転させたのが始まり。当時エメラルド仏はチェンマイやランパーンなどを転々としていたのですが、ビルマ軍の侵攻に備えてラーマ1世が王朝を移転し、結果的に建設されることとなったワットプラケオに祀られることになりました。
今では国内外から観光客・旅行者が訪れる、バンコクの一大観光名所となっています。
タイを訪れるならワットプラケオは外せないね!
バンコクを拠点にするなら個人で行くのもツアーで行くのもおすすめだよ!
2.ワットプラケオの観光情報
次にワットプラケオの観光情報を見ていきましょう。
2-1.予算
- 個人:数千円~1万円
- ツアー:1万円~3万円
- 予算総額:5万円~15万円
個人は自分での手配、ツアーは旅行会社での代行、予算総額はタイ旅行全体(移動費・宿泊費・飲食費・観光費)にかかる目安となります。入場料は変動するので直近の情報を調べておくと安心です。
2-2.時間
- 営業時間:8時30分~16時30分
- 所要時間:1時間~2時間
- 必要期間:3日~5日
営業時間は開店から閉店、所要時間は到着から出発、必要期間は出国から帰国までにかかる目安となります。
2-3.場所
- 場所:タイ/バンコク
- 住所:QF2V+M34, Na Phra Lan Rd, Phra Borom Maha Ratchawang, Phra Nakhon, Bangkok 10200, Thailand
- 行き方:電車/バス/タクシー/レンタカー/ツアー
- 電車:30分~1時間
- バス:30分~1時間
- タクシー:5分~10分
- レンタカー:5分~10分
場所と住所は所在地の目安となります。行き方は「バンコク⇒ワットプラケオ」への一例であり、他の方法でもアクセスできます。直接向かうなら現地発着のツアーがおすすめです。
2-4.気候
- 1月~3月:暑くて晴れやすい気候
- 4月~6月:暑くてやや雨が降りやすい気候
- 7月~9月:暑くて雨が降りやすい気候
- 10月~12月:暑くてやや晴れやすい気候
- ベストシーズン:1月~4月/11月~12月
平均 | 最高気温 | 最低気温 | 降水量 |
1月 | 33℃ | 23℃ | 20mm |
2月 | 33℃ | 25℃ | 30mm |
3月 | 34℃ | 26℃ | 40mm |
4月 | 36℃ | 27℃ | 95mm |
5月 | 35℃ | 26℃ | 230mm |
6月 | 34℃ | 26℃ | 180mm |
7月 | 33℃ | 26℃ | 200mm |
8月 | 33℃ | 26℃ | 225mm |
9月 | 33℃ | 25℃ | 350mm |
10月 | 33℃ | 25℃ | 280mm |
11月 | 33℃ | 24℃ | 60mm |
12月 | 32℃ | 22℃ | 5mm |
2-5.服装
- 1月~3月:薄手の服装
- 4月~6月:薄手の服装
- 7月~9月:薄手の服装
- 10月~12月:薄手の服装
- 持ち物:歩きやすい靴
2-6.治安
- やや良い
タイは総じて治安が良く、旅の拠点となるバンコクも治安良好です。
2-7.注意点
- 事前の勉強
- 宗教関連の戒律
- タクシーでのぼったくり
2-7-1.事前の勉強
ワットプラケオは事前に勉強しないと魅力が半減してしまうかもしれません。逆に仏教に関する情報を頭に入れておくことで社寺に秘められたドラマも見えてくるため、背景を学んでから訪れてみてください。
2-7-2.宗教関連の戒律
ワットプラケオは仏教寺院であり宗教関連の戒律が定められているので、見学の際は最低限の礼儀や作法を守らなければなりません。敬虔な信者の方への配慮も忘れずに。
2-7-3.タクシーでのぼったくり
バンコクでの市内移動はタクシーがおすすめですが、稀にメーターのないタクシーにぼったくられることがあります。運転手によっては先に運賃を明示してくれる人もいますが、メーターのない車種はぼったくりです。
トゥクトゥクも観光地価格に設定されているため、乗車する際は金額を交渉しましょう。思い出料金と考えれば別ですが、中には法外な値段を吹っかけてくる時もあるので、ぼられないようご注意ください。
観光情報は変更となる場合があることを加味しておきたいね。
Googleマップの口コミを参考にするのもおすすめかも!
3.ワットプラケオの見どころ
ここからはワットプラケオの見どころをまとめます。
3-1.仏塔
おすすめ度:
黄金を身に纏った仏塔。
3-2.本堂
おすすめ度:
翡翠ブッダがある本堂。
※仮画像
3-3.王宮
おすすめ度:
東西が融合する王宮。
ワットプラケオは仏塔や本堂、王宮など見どころ満載です。
白い塀に覆われた敷地内に入るとまず見えてくるのが黄金に輝く仏塔です。金色に包まれた仏塔はただ眺めているだけで金運がアップしそうなくらい絢爛豪華で、つい見惚れてしまうほど……周辺にはモザイクタイルが敷き詰められた宝石のような建物もあり、フォトジェニックスポットとしても人気となっています。
黄金の寺院としてはタイ以外にミャンマーのシュエダゴンパゴダなどが有名ですが、ワットプラケオは金ピカ具合も一級品。
本堂に飾られているエメラルド仏(翡翠で作られた仏陀像)もあり、飽きさせません。撮影が禁止されていて観光客・旅行者は写真を撮れませんが、一見の価値があります。重厚な空気を放ちながら鎮座する姿は圧巻……バンコクで最も格式・地位のある仏教寺院だけあって、威厳を感じずにはいられません!
同敷地内にはグランドパレスと呼ばれる王宮もあるなど、見どころ満載です。王宮自体は世界各地の王国にあるものの、ワットプラケオのものは東洋・西洋の建築様式が入り混じっていてやや特殊。東西文化が混然一体となった建物は必見です。
ワットプラケオでは仏塔と本堂、王宮が目玉!
個人的には不思議な建築様式を持つ王宮がおすすめ!
4.ワットプラケオの体験談
最後に管理人が2018年8月に訪れたワットプラケオの体験談を記しておきます。等身大の海外旅行記としてお楽しみください。
ワットプラケオに到着!ここはエメラルド仏が祀られていることから、別名「エメラルド寺院」とも呼ばれる場所!
金箔に彩られた仏閣の数々は、さながら黄金郷のそれ。
金メッキではあるものの迫力満点。特に金色のプラシーラッタナチェーディーは空島のエネルも腰を抜かす輝かしさ。
王室の守護寺でもあって、仏塔の中には仏舎利(ブッダの遺骨)も収められてるんだってさ!
手前からブッダの遺骨を納める黄金の仏塔、金の法典を納める経堂、そしてタイの歴代国王像を安置する御堂が並ぶ。
三者三様、各々特色があって面白いよね。
白い塀に囲まれたワットプラケオで一際目立つのがこの黄金の仏塔。
黄金の仏塔はラーマ4世がアユタヤにあるワットプラシーサンペットの仏塔を真似て建てたって話だよ。
隣には鬼と蛇が守る4つの門を持つプラモンドップがあって、法典が納められてるんだってね。
……薙刀を持った戦士もいるから記念撮影もできちゃう!笑
……なんかキラキラしてるよ!
もう“黄金郷”じゃなくて“宝石郷”だね!
ワットプラケオは黄金の仏塔だけでなく、宝石のようなモザイクタイルの御堂もまた魅力の1つ。
壁の装飾、気が遠くなるほど細かくて美しいや。
タイで最高位の仏閣だけあって、職人魂が詰まってるよね。ここにいると「仏教寺院=地味」ってイメージが崩れ落ちる。
まさにSNS映え必至のフォトジェニックスポット!
さらに隣にはアンコールワットの模型もあるよ!
タイの建築様式はカンボジアのクメール文化の影響を強く受けてるから、そのリスペクトなのかもしれないね。
……バンコクって“金箔の雨”でも降るのかな?ってくらい金ピカだぁ。
歩いてるだけで金運がアップしそうなほど!ピカピカしてる。
頭の先から足の先まで、金運が雷のように突き抜けるこの場所はプラスワナチェディ。寺内で最も古い建造物なんだってさ。
……電磁誘導でもともとあった金運まで地面に抜け落ちなきゃいいけど。
髪の毛さえ抜け落ちなきゃそれでいいよ、僕はね。
雷落ちた時点で命落としてるだろうから髪の毛のことは気にしなくていいと思う。まぁでも“金運の断捨離”にはぴったりかも。
金の仏塔を支える人たち……これは資本主義社会に対する反逆の図か何か?
正しくはブッダを守る魔除けの守護神で、鬼神のヤックと猿神のモックと呼ばれるらしいね。現地の仏教寺院でよく目にするよ。
ヤックンにモックンにムックに……とにかくものすごい形相してる。確かにこれなら悪霊も近づけなさそう。
シブがき隊じゃないから!最後に至ってはフックンどころか赤い毛むくじゃらの化け物だし!ってか今の若い子知らないから!
今の若い子を侮らないで!みんな賢いんだから!
……と、とにかく本堂に行こう?
本堂には金色の“翼の生えた豪鬼”みたいなのがいる。
“翼の折れたエンジェル”みたいに言わないで!そもそも豪鬼なんてストリートファイターやる人しか知らないから!
調べてみたらこれは半人半鳥像と呼ばれるものらしい。男性がキンナラ、女性がキンナリーって名前なんだってさ。
彼らは翡翠のブッダの守り神。
写真を残したかったけど、本堂の中は撮影禁止だった。
目に焼き付けろってことさ。黄金郷。
敷地を繋ぐ各門では猛々しい像が仁王立ちしてる。さながら金剛力士像のタイバージョン!
肌がピリッとする境界線を抜けるといよいよ王宮が見えてくる。
タイのグランドパレス……どんなところなんだろう?
……行けばわかるさ。
……アントニオ猪木の名言ね!
くだらないこと言ってないで行くよ!
見えてきたのは同敷地内にある王宮。目の前にあるのはチャックリーマハープラサート宮殿と呼ばれる建物。
この王宮で見逃せないのが、東洋の伝統建築様式と西洋のビクトリア様式が採用されたデザイン。
異文化が溶け合った姿は、唯一無二の見た目。
東洋建築特有の仏塔を施した西洋建築って珍しいよね。
ちなみに、王宮にはレストランもあるっぽい。王族気分でランチってのもありかもしれない。
でも、せっかくタイに来たんだから屋台行きたいよね、屋台!
5.まとめ
今回はタイにあるワットプラケオの観光情報、仏塔や本堂や王宮の見どころをまとめました。
海外旅行でタイを訪れるならワットプラケオがおすすめです。中でも仏塔や本堂や王宮は見どころ満載なので、機会があればぜひ訪れてみてください。