メキシコで知る人ぞ知る辺境の地、それがリオラガルトスです。ジャングルクルーズで突き進むは生物圏保護区に指定された秘境、眼前に広がるはメキシコ湾に浮かぶ絶景の砂浜、その先で出会うは数百数千に及ぶ生き物たち……まさにドキがムネムネな冒険観光スポットです。
今回はメキシコにあるリオラガルトスの観光情報をまとめます。ここでは概要・予算・時間・場所・気候・服装・治安・注意点の他、実際に訪れた管理人が厳選した見どころも紹介します。記事の最後には体験談もあるので、ぜひ海外旅行の計画にお役立てください。

リオラガルトスの秘境探検ツアーは超激推しレジャー!



この記事では「メキシコにあるリオラガルトスの観光情報」「ジャングルクルーズの見どころ」をまとめるよ!
1.リオラガルトスの概要


まずはリオラガルトスの概要を見ていきましょう。
- 国:メキシコ
- 地域:リオラガルトス
- 特徴:町/レジャー
- 目玉:ジャングルクルーズ
- 方法:個人/ツアー
- おすすめ度:
リオラガルトスはメキシコ湾に突き出たユカタン半島の北部に広がる人里離れた動植物の楽園です。一見すると辺鄙な場所ではあるものの、色彩に富んだ絶景とそこに棲む生物のドラマが垣間見れる観光スポットとして注目を集めています。
この地域一帯がユネスコの生物圏保護区に指定されたのは2004年のこと。メキシコ湾の沿岸からラムサール湿地条約の湿地までの広大な敷地を有しているのが特徴です。自然保護区にはマングローブ林をはじめ約550種類の動物(固有種が約142種類)や約2,500種類の植物が生息し、まさに生き物の宝庫と言えるでしょう。
水平線の先には天国を思わせる砂浜もあり、文字通りの大冒険が楽しめます。中でも密林の川から沖合の海までボートで滑走するジャングルツアーは興奮の連続……超おすすめなレジャーです!
ちなみに、川は1517年にフランシスコ・ヘルナンデス率いる遠征隊が水を得るために立ち寄った際に名付けたもので、エルエステロデロスラガルトスと呼ばれています。意味は「大きなワニが多く生息する川」とのこと。マングローブ林ではワニをはじめとする珍獣にも出会うなど、冒険の舞台にぴったりな場所と言えるでしょう。



メキシコを訪れるならリオラガルトスは外せないね!



カンクンを拠点にするなら個人で行くよりツアーで行くのがおすすめだよ!
2.リオラガルトスの観光情報


次にリオラガルトスの観光情報を見ていきましょう。
2-1.予算
- 個人:数千円~1万円
- ツアー:1万円~3万円
- 予算総額:15万円~45万円
個人は自分での手配、ツアーは旅行会社での代行、予算総額はメキシコ旅行全体(移動費・宿泊費・飲食費・観光費)にかかる目安となります。入場料はかかりません。
2-2.時間
- 営業時間:24時間
- 所要時間:3時間~4時間
- 必要期間:7日~15日
営業時間は開店から閉店、所要時間は到着から出発、必要期間は出国から帰国までにかかる目安となります。
2-3.場所
- 場所:メキシコ/リオラガルトス
- 住所:Rio Lagartos, Yucatan 97720, Mexico
- 行き方:バス/バン/レンタカー/ツアー
- バス:2時間30分~3時間
- バン:2時間30分~3時間
- レンタカー:2時間30分~3時間
- バス:30分~1時間
- バン:30分~1時間
- レンタカー:30分~1時間
場所と住所は所在地の目安となります。行き方は「カンクン⇒リオラガルトス」への一例であり、他の方法でもアクセスできます。直接向かうなら現地発着のツアーがおすすめです。
2-4.気候
- 1月~3月:暑くて晴れやすい気候
- 4月~6月:暑くてやや晴れやすい気候
- 7月~9月:暑くてやや晴れやすい気候
- 10月~12月:暑くて晴れやすい気候
- ベストシーズン:1月~5月/10月~12月
平均 | 最高気温 | 最低気温 | 降水量 |
1月 | 29℃ | 22℃ | 30mm |
2月 | 30℃ | 24℃ | 25mm |
3月 | 32℃ | 25℃ | 25mm |
4月 | 34℃ | 25℃ | 35mm |
5月 | 34℃ | 27℃ | 55mm |
6月 | 33℃ | 26℃ | 150mm |
7月 | 33℃ | 26℃ | 110mm |
8月 | 33℃ | 27℃ | 140mm |
9月 | 33℃ | 26℃ | 150mm |
10月 | 31℃ | 25℃ | 90mm |
11月 | 29℃ | 25℃ | 35mm |
12月 | 29℃ | 24℃ | 25mm |
2-5.服装
- 1月~3月:体温調節できる服装
- 4月~6月:薄手の服装
- 7月~9月:薄手の服装
- 10月~12月:体温調節できる服装
- 持ち物:歩きやすい靴
2-6.治安
- やや良い
メキシコは総じて治安が悪いものの、旅の拠点となるカンクンは治安良好です。
2-7.注意点
- 拠点からの立地
- 運次第の催行状況
- 水中への落下
- 動植物への接触
2-7-1.拠点からの立地
リオラガルトスは日帰りで観光可能です。ただ、カンクンから片道3時間~4時間ほど、往復6時間~8時間ほどかかります。観光時間を含めると半日~終日はかかるので、余裕のある日程を組みましょう。
2-7-2.運次第の催行状況
リオラガルトスのクルーズは中止になる場合があります。コースは半日~終日コースのみなので、催行状況に合わせて選びましょう。
2-7-3.水中への落下
リオラガルトスのクルーズは船で水面を進むため、水中への落下には気を付けたいです。スマホやカメラを落とすと大変ですし、自分が落ちると危険です。興奮して撮影に夢中になったり過度に騒ぎ立てたり暴れ回ったりすると船から転落するので、船上では静かに過ごしましょう。
2-7-4.動植物への接触
リオラガルトスには希少生物が暮らしているため、動植物への接触には気を付けたいです。この地域一帯は貴重な生態系を構成する生き物も生息しており、フラミンゴやカブトガニなどの動物やマングローブなどの植物も分布しています。当然ながら許可なく捕まえたり摘んだりしてはいけません。
2-7-5.肌荒れする泥
メキシコ湾に浮かぶ島では10万年前からあるとされる古代マヤ文明のソルトクレイパックが体験できます。この泥パックはミネラルたっぷりで肌もつるつるのぷるぷるになると評判です。しかし、肌荒れを引き起こす人もいるのだとか。そのため、肌にアレルギーのある方や肌の弱い方は控えておきましょう。



観光情報は変更となる場合があることを加味しておきたいね。



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3.リオラガルトスの見どころ
ここからはリオラガルトスの見どころをまとめます。


3-1.ジャングルクルーズ
おすすめ度:
ボートで秘境探検ツアー。


3-2.アニマルウォッチング
おすすめ度:
サファリで生き物観察。


3-3.秘境ビーチ
おすすめ度:
知る人ぞ知る隠れた砂浜。


3-4.泥パック
おすすめ度:
つるつる効果の泥化粧。
リオラガルトスはジャングルクルーズやアニマルウォッチング、秘境ビーチや泥パックなど見どころ満載です。
世界遺産で知られるユネスコに生物圏保護区として指定されているリオラガルトスは希少な生態系が保全されており、約550種類の動物(固有種が約142種類)や約2,500種類の植物が生息しています。そんな生き物たちとの出会いが待つジャングルクルーズ&アニマルウォッチングは必見です。
マングローブ林が生い茂る自然保護区をボートで滑走する秘境探検ツアーは最高の思い出になること間違いなし。この地域一帯の自然保護区はIBAと呼ばれる重要野鳥生息地にも指定されており、バードウォッチングの聖地としても著名です。そんな動植物たちが育む豊かな生態系も魅力の1つなのではないでしょうか。
ちなみに、リオラガルトスを回るツアーは秘境ビーチへの上陸や泥パックの体験がセットになっています。陽気なメキシカンガイドとユカタン半島の僻地を巡る大冒険、日本では決して見ることのできない世界がどこまでも広がる姿はまさに最果ての楽園……冒険好きなら行くしかありません!



リオラガルトスではジャングルクルーズとアニマルウォッチング、秘境ビーチと泥パックが目玉!



個人的には秘境の楽園を冒険するジャングルクルーズがおすすめ!
4.リオラガルトスの体験談
最後に管理人が2018年4月に訪れたリオラガルトスの体験談を記しておきます。等身大の海外旅行記としてお楽しみください。





リオラガルトスに到着!いよいよメキシコ旅行もクライマックス!



古びた桟橋に冒険心を搔き立てられる。この川が噂のエルエステロデロスラガルトスかな。



ちょっと名前が複雑すぎやしないかい?覚えるだけで日が暮れちゃいそうだからここはスルーで!



さてさて頼りなさMAXのボートに乗り込んで、いざ究極の冒険へ出発!



今日はこんがり肌の小柄な美人ガイドさんだからか、みんな若干テンション高め。



これにはラブラブなハネムーナーたちもザワザワ……鼻の下伸ばしてる場合じゃないよ?



ドキがムネムネするね!ハネムーンだけに!



今、そんな古い表現使ってる人いないよ。





ボートにはコロンコロンなメキシカンガイドさん……開幕早々、陽気すぎるぜ。



いよいよ探検クルーズの幕開け。一体どんな絶景が待ってるのか……考えるだけでドキドキワクワクだね!







じゃじゃ馬の如きボートで向かうは秘境ビーチ。幻の砂浜なんて、いよいよ海賊らしくなってきたじゃない。



ガイドさん曰く、その砂浜では泥パックが体験できるみたいだよ。



頑なにスキンケアしないナチュラルボーン肌の僕もつるつるのぷるぷるになれるかな?



たぶん……なれるんじゃない?(適当)



両岸には鬱蒼と生い茂るジャングル。冒険の匂いに鼻がピクピクする!



それにしてもこのボートさ、首都高よろしくぶっ飛ばしすぎじゃない?!



ガイドさんも調子に乗って船体を右へ左へゆっさゆっさと揺らす……死ぬどっ!



水しぶきで顔もひたひたになっちゃうくらい。強制保湿で早くも泥パックいらずだね。





こんな最果ての地まで来てしまった。ここは……カブトガニの墓場?



ここが噂の秘境ビーチだよ。見渡す限り青い海と白い砂が広がる幻の砂浜。秘境の奥の奥にある楽園さ。



第一村人がカブトガニの死骸なんて……まるで荒くれどもが巣食う海賊の島じゃない。



ここは生きた化石さえ死に返る冥界の狭間なのかもしれないね。



目の前の絶景も相まってか本当に天国のように思えてきたよ。



もし本当にあの世なんてものがあるのなら、こんな場所なのかもしれないね。





隊長!水辺で踊るフラミンゴを発見しました!ピンクだと思ってたらオレンジでした!笑



彼らは普段摂取しているプランクトンやバクテリアによって色が変わるのよ。潟の黄色に近い色合いだね。



よし、ここをイエローラグーンと名付けよう。



でも、うだるような太陽とぬるい潮風に頭がふらふらふわふわ。ふらふらふわふわ……ふらみんご。



地上の楽園でありながら生き物を拒絶する過酷な環境、それはさながら地獄の如し。



浜辺で死んでたカブトガニの二の舞にならないように水分補給はこまめにしないとだね!







何やらニヤニヤしながら近づいてきたよ……ほぅら、持ってきたカブトガニ!



大きいのと小さいのをひょいっと摘まんで持ってきた。一体、何をする気なのかな?



これはそこはかとなく嫌な予感がする。



……あれ、絶対悪いこと企んでるよね。





これがやりたかったのかよぅ……頭で手足が蠢いてて背筋が急転直下の氷点下。



頭は砂まみれになるし髪は磯臭くなるし、これもう完全にガイドさん悪乗りしてるわ。



カブトガニヘルメットで安心安全……言うとる場合か!炎天下でも寒気するわ!



でもほら、人生なんでもやったもん勝ちだからさ!カブトガニかぶったことある日本人なんてなかなかいないよ?



それはわかるけど、このメキシカンブラザーズちょっと陽気すぎやしないかい?



……こってりマリオとぽっちゃりルイージの悪乗りはまだまだ止まらない。これぞまさに生き地獄。





お騒がせしてごめんなさい。カブトガニさん、心なしかちょっと怒ってない?



表情が悪乗りへの怒りを物語ってるね。





メキシコからの通信講座。今度はカブトガニの愛の営み方について授業が始まっちゃったよ。



愉快なだけでなく破廉恥でもあるのね。



あぁ、なるほど。そこがそうなってああなってるわけか。つまりあそこがここにこうなって……。



うん、ハネムーンで来てる新婚旅行中のカップルの前ではやめとこっか!!!笑





パウダーサンドとはまた異なるザクザクな浜辺。素足で歩けば血まみれ確定。



さて、散々悪乗りを楽しんだことだし、名物の泥パックでもちもち肌になろう!





セメントのような泥をたっぷり塗る。毛穴の奥まで浸透するように塗りたくる。



これで立派な脛美人。カリブ海の亡霊みたいになりたかったら顔にも塗るべし。



火照った足にひんやりした泥が気持ち良いや。でも、肌がピリピリしてちょっと痛いかも。



泥に生息する微生物が皮膚を食い破る……ってのは嘘だけど、敏感肌の人は要注意とのこと。肌に合わないと荒れちゃうみたい。





泥パックしたままツアー再開。それにしてもメキシコの人は気さくで面白いなぁ。



完全に遊び心が大暴走状態だったけど、一生忘れられない思い出ができたね。これはガイドさんに感謝。



あんなに一生懸命楽しませてくれるんなら、いくらでもこの身を差し出すよ……他の参加者は引いてたけど。



この手のツアーはみんなで盛り上げるのも醍醐味だからさ。犠牲になっておくれ。



向こうには塩田も見える。あの白い塊、全部が塩でできてるってんだから驚きだよね。



……やけに風が塩辛いと思ったらそのせいか。





……ぅん?んん?!マングローブ林になんかいると思ったら細すぎる鳥だった。



擬態しているのかと思うくらい微動だにしない。ハシビロコウも真っ青の塊魂だねこりゃ。







水面にはジャングルの処刑人の姿が……動物園など比にならないほどの至近距離。



ガイドさんが魚でおびき寄せたみたいだよ。腕ごと食いちぎられそうなド迫力。



完全に目合ってるんだけど。もしかしてドラクエみたいに仲間にしてほしいのかな?



いや、あれは完全に獲物の血肉を狙ってるだけだよ。







躍動感溢れるぼってりボディのペリカンも集まってきた!めっちゃかわいい!



餌付けされてるのか、重そうな体を水に浮かべながらボートに近づいてきたよ。



ポケモンスナップかよってくらいシャッターチャンスありすぎて追いつかない!



ポケモンGOよりも刺激的なサファリだね。飾らない生態系の濁流に飲まれるような感覚に陥るよ。





ここには日向ぼっこしてるワニの姿も。



フィルムが何枚あっても全然足りないや。





冒険の香りを放つマングローブ林。どこから何が飛び出してくるかわからない。



ここに動物観察小屋でも建てて「水曜どうでしょう」のメンバーに見張っててもらいたいところ。





あはあぁあぁぁ……もうこんなん、天国じゃん。



南国のリゾート地みたい。この雰囲気だけでもう最高。



個人的には派手なカンクンよりも地味なリオラガルトスの方が好きかもしれない。



あっ!もう少しで海岸線の田舎町が見えてくるってさ!







上陸して早速、タコスをいただきます。メキシコを訪れるならこれは食べておかないとね。



新鮮な野菜と香ばしい肉を包んでチリソースで放り込む。



ガイドさんは「この店の味は微妙かも」って言ってたけど、普通に美味しいと思う。



絶品という感じではないけど、ステーキも素朴な味わいで胃袋にも優しいね。



後はビールでキュッと流し込めば完璧。



海賊の国なんだからラム酒でやるってのも悪くはないんじゃない?





気づけば足元にはおこぼれ目当ての猫たちが大集合。そんな目で見つめないで。



カリブ海のような青い瞳を持つ猫ちゃん。





ついに本日の目的地であるリオラガルトスの港町に到着。それにしてもここまで刺激的な旅だった。



のどかでおしゃれな街並みだね。井戸だってこの通り、デコレーションも素敵!



ラテンっぽさ満点のカラフルな建物がたまらないね。心も体もぽかぽかするよ。



民家にはヤシの木もあって雰囲気も抜群。のんびりした空気に全身とろけちゃいそうになるほどトロピカル。





人生の楽園はこんなところにあったんだ。僕が求めてたのはこういう何もない場所だったのかも。



海よりも空の方がずっと青い。そこに流れてくる白い雲をぼーっと眺める贅沢ったらないね。





リオラガルトスの看板で撮ったこの写真、あまりのクールさにみんな死ぬだろこれ。



看板の「L」と重なる「L」のシルエットがかっこいいねぇっっ!



今日だけ、今だけはナルシシズムの権化と化す!



いつも自分に酔ってるけど今日は特別にラム酒を樽で平らげるくらいの自己陶酔なら許すとしよう。



メキシコの観光名所にはこの手の地名看板も多いから、イケイケなみんなもぜひ撮ってみてね。



それにしてもリオラガルトス……かつてない冒険になった気がしない?



見るもの聞くもの嗅ぐもの味わうもの触れるもの、そのすべてが新鮮だったね。



ここであのメキシカンブラザーズともお別れかぁ。そう思うとなんか寂しくなってくるね。



きっとまた会えるさ。あのカブトガニにもまた会える。それまでアディオス!アミーゴ!ついでにフラミンゴ!



メキシコはまだまだ見たい絶景があるから、きっとまた来ようね!
5.まとめ
今回はメキシコにあるリオラガルトスの観光情報、ジャングルクルーズの見どころをまとめました。
海外旅行でメキシコを訪れるならリオラガルトスがおすすめです。中でもジャングルクルーズは見どころ満載なので、機会があればぜひ訪れてみてください。