マレーシアを代表するモスク、それが国立モスクです。マレー語でマスジッドネガラと呼ばれるその場所はモダンなデザインで設計された礼拝堂で、美しい屋根や尖塔が魅力です。その姿はまさに「現代モスクの傑作」の名に恥じない観光スポットと言えるでしょう。
今回はマレーシアにある国立モスクの観光情報をまとめます。ここでは概要・予算・時間・場所・気候・服装・治安・注意点の他、実際に訪れた管理人が厳選した見どころも紹介します。記事の最後には体験談もあるので、ぜひ海外旅行の計画にお役立てください。
国立モスクは洗練された設計が光る現代モスクの傑作!
この記事では「マレーシアにある国立モスクの観光情報」「マスジッドネガラの見どころ」をまとめるよ!
1.国立モスクの概要
まずは国立モスクの概要を見ていきましょう。
- 国:マレーシア
- 地域:クアラルンプール
- 特徴:モスク
- 目玉:マスジッドネガラ
- 方法:個人/ツアー
- おすすめ度:
国立モスクはマレーシアの首都、クアラルンプールにある国内最大級の近代的なモスクで、洗練されたデザインが美しい礼拝堂です。イスラム建築に見られる典型的な玉ねぎ型ドームは持たず、代わりに十八角形のドームと四角形のミナレットを持つことで知られています。
池に浮かぶかのように設計されたドームは「十三の地方行政区分」と「イスラム教の五行」を表現しており、ターコイズブルーの屋根が特徴。寄り添うように立つパールホワイトの尖塔も相まって、その美しさは圧巻。収容人数に至っては8,000人~1万5,000人と……まさに現代のイスラム世界を体験できる観光スポットと言えるでしょう!
着工は1960年、竣工は1965年の比較的新しいモスクで、数あるモスクの中でもモダニズム建築の要素を取り入れているのが特徴です。内部は無料で開放されており、自由に見学が可能となっています。
他にもマレーシア歴代指導者を祀る英雄の霊廟をはじめ、イスラム書籍の図書館や会議室もあるなどクアラルンプール散策で欠かせない観光スポットと言えるのではないでしょうか?
マレーシアを訪れるなら国立モスクは外せないね!
クアラルンプールを拠点にするなら個人で行くのもツアーで行くのもおすすめだよ!
2.国立モスクの観光情報
次に国立モスクの観光情報を見ていきましょう。
2-1.予算
- 個人:数千円~1万円
- ツアー:1万円~3万円
- 予算総額:5万円~15万円
個人は自分での手配、ツアーは旅行会社での代行、予算総額はマレーシア旅行全体(移動費・宿泊費・飲食費・観光費)にかかる目安となります。入場料はかかりません。
2-2.時間
- 営業時間:
⇒前半:9時00分~13時00分(曜日で変動あり)
⇒後半:14時00分~17時00分(曜日で変動あり)
⇒土日祝日:定休日 - 所要時間:30分~1時間
- 必要期間:3日~5日
営業時間は開店から閉店、所要時間は到着から出発、必要期間は出国から帰国までにかかる目安となります。
2-3.場所
- 場所:マレーシア/クアラルンプール
- 住所:Jalan Perdana, Tasik Perdana, 50480 Kuala Lumpur, Wilayah Persekutuan Kuala Lumpur, Malaysia
- 行き方:電車/バス/タクシー/レンタカー/ツアー
- 電車:20分~30分
- バス:20分~30分
- タクシー:5分~10分
- レンタカー:5分~10分
場所と住所は所在地の目安となります。行き方は「クアラルンプール⇒国立モスク」への一例であり、他の方法でもアクセスできます。直接向かうなら現地発着のツアーがおすすめです。
2-4.気候
- 1月~3月:暑くて雨が降りやすい気候
- 4月~6月:暑くて雨が降りやすい気候
- 7月~9月:暑くて雨が降りやすい気候
- 10月~12月:暑くて雨が降りやすい気候
- ベストシーズン:1月~2月/5月~9月
平均 | 最高気温 | 最低気温 | 降水量 |
1月 | 32℃ | 23℃ | 180mm |
2月 | 33℃ | 23℃ | 145mm |
3月 | 33℃ | 24℃ | 215mm |
4月 | 33℃ | 24℃ | 220mm |
5月 | 33℃ | 24℃ | 190mm |
6月 | 33℃ | 24℃ | 110mm |
7月 | 32℃ | 23℃ | 140mm |
8月 | 32℃ | 24℃ | 150mm |
9月 | 32℃ | 23℃ | 180mm |
10月 | 32℃ | 24℃ | 230mm |
11月 | 32℃ | 23℃ | 285mm |
12月 | 32℃ | 23℃ | 200mm |
2-5.服装
- 1月~3月:薄手の服装
- 4月~6月:薄手の服装
- 7月~9月:薄手の服装
- 10月~12月:薄手の服装
- 持ち物:歩きやすい靴
2-6.治安
- やや良い
マレーシアは総じて治安が良く、旅の拠点となるクアラルンプールも治安良好です。
2-7.注意点
- 事前の勉強
- 宗教関連の戒律
2-7-1.事前の勉強
国立モスクは事前に勉強しないと魅力が半減してしまうかもしれません。逆にイスラム教に関する情報を頭に入れておくことで礼拝堂に秘められたドラマも見えてくるため、背景を学んでから訪れてみてください。
2-7-2.宗教関連の戒律
国立モスクはイスラム教モスクであり宗教関連の戒律が定められているので、見学の際は最低限の礼儀や作法を守らなければなりません。ムスリムにとって肌の露出や祈りの撮影は厳禁です。敬虔な信者の方への配慮も忘れずに。
観光情報は変更となる場合があることを加味しておきたいね。
Googleマップの口コミを参考にするのもおすすめかも!
3.国立モスクの見どころ
ここからは国立モスクの見どころをまとめます。
3-1.マスジッドネガラ
おすすめ度:
洗練された国立モスク。
3-2.ムルデカスクエア
おすすめ度:
独立が宣言された広場。
国立モスクはマスジッドネガラやムルデカスクエアなど見どころ満載です。
クアラルンプールの象徴的存在とされる国立モスクはマスジッドネガラと呼ばれ、その美しい外観が評判を集めています。特に鮮やかなターコイズブルーのドームと淡いパールホワイトのミナレットから成るモスクは必見……美しさだけなら国内でも指折りと言えるでしょう!
イスラム世界を疑似的に体験できる施設としてもおすすめです。
その他、マレーシア独立宣言が行われたムルデカスクエアも見逃せません。
国立モスクから徒歩数分で見えてくるムルデカスクエアは大都会の真ん中に広がる広場で、美しい芝生や噴水に囲まれているのが魅力です。特段目立った観光スポットがあるわけではないですが、マレーシアにとって意義深い場所ということで国内外から観光客・旅行者が訪れます。
国立モスクを訪れるなら、ぜひ併せてムルデカスクエアも見学してみてはいかがでしょうか?
国立モスクではマスジッドネガラとムルデカスクエアが目玉!
個人的にはマレーシア独立が宣言されたムルデカスクエアがおすすめ!
4.国立モスクの体験談
最後に管理人が2017年2月に訪れた国立モスクの体験談を記しておきます。等身大の海外旅行記としてお楽しみください。
国立モスクに到着……あら?モスクって聞いてたから玉ねぎ型ドームなのかと思ってたらなんかおしゃれ!
傘状に広がるターコイズブルーの星形屋根が綺麗。
パールホワイトの尖塔も圧巻。約72mもあるとか。
さすがはマレーシア最大級のモスクだね。
収容人数も8,000人~1万5,000人を誇るみたいだよ。
ちなみに完成は1965年と比較的新しめ。そのモダンな雰囲気も併せて味わいたいところ。
イスラム教関連施設ということもあって、入場する際には正装に着替えないといけないみたい。
男性の服装は甘めだけど女性の服装は厳しめ。皮膚や髪の毛を露出するのは禁止だから気を付けないと!
半袖短パンはNG、顔や手足はOK……これさえ覚えておけば大丈夫。
出入口でガウンやローブの無料貸し出しが行われてるから、ドレスコードに問題がある場合はレンタルも可!
中は想像の倍綺麗!全方位から差し込むステンドグラスとシャンデリアの光……これぞ現代モスクの傑作!
確かに素敵、でも信者の方がいる時は静かにね。
モスクでは信者の方が最優先。観光客・旅行者は騒ぎ過ぎないよう配慮するのが暗黙の了解。
もちろん、小声で話すくらいは問題ないから迷惑にならない程度なら大丈夫だよ。
国立モスクから歩いて数分、やってきたのはムルデカスクエア!
「ムルデカ」が独立「スクエア」が広場を意味することから、そのまま独立広場と呼ばれることもあるみたい。
実際にここでマレーシアの独立が宣言されたんだってさ。
マレーシアにとっての自由の象徴、それがムルデカスクエア。それにしてもいい響きだよね、ムルデカスクエア。
初めて聞いた時は「ムカデスクエア」って聞こえて、とんでもない地獄絵図を想像しちゃったけどね。
やめてよ!ムカデと一緒に“蟲毒”させるよ?
いいよ!もう十分すぎるほど“孤独”だから!
寂しい大人!いつかこの場所で結婚宣言でもすればいいじゃない。
まずは独身貴族からの独立宣言。
……話はそこからだね。
5.まとめ
今回はマレーシアにある国立モスクの観光情報、マスジッドネガラの見どころをまとめました。
海外旅行でマレーシアを訪れるなら国立モスクがおすすめです。中でもマスジッドネガラは見どころ満載なので、機会があればぜひ訪れてみてください。