マレーシアで君主スルタンが住まう国家宮殿、それが王宮です。マレー語でイスタナネガラと呼ばれるその場所は王様の住居として知られ、馬に乗った衛兵とのツーショットが撮れる観光地としても知られています。そこは巨大な正門から王宮を覗ける観光スポットです。
今回はマレーシアにある王宮の観光情報をまとめます。ここでは概要・予算・時間・場所・気候・服装・治安・注意点の他、実際に訪れた管理人が厳選した見どころも紹介します。記事の最後には体験談もあるので、ぜひ海外旅行の計画にお役立てください。
王宮はシンメトリー調の黄金ドームが目印!
この記事では「マレーシアにある王宮の観光情報」「イスタナネガラの見どころ」をまとめるよ!
1.王宮の概要
まずは王宮の概要を見ていきましょう。
- 国:マレーシア
- 地域:クアラルンプール
- 特徴:宮殿
- 目玉:イスタナネガラ
- 方法:個人/ツアー
- おすすめ度:
王宮はマレーシアの首都、クアラルンプールにある国王(ヤン・ディ・ペルトゥアン・アゴン)の公邸で、5年交代で選出される王の邸宅です。建物は東洋建築・西洋建築を織り交ぜた外観が特徴で、イスラム建築特有のドームを持つ観光スポットとしても知られています。
マレーシアには13の州のうち9の州にスルタンと呼ばれる統治者がおり、その中から選ばれた国王が王宮で暮らしています。
王宮は全部で22個のドームを持ち、王室部分・管理部分・公式部分の3つに分けられているが特徴です。敷地内はメインロビーや宴会場をはじめ、ゲストライブラリーにミニシアター、サウナにジムにプール、祈りの部屋に馬小屋まで完備という豪華絢爛っぷり……まさに王のための住処と言えるでしょう!
ゲートは全部で3つあるものの、見学は原則正門からのみです。ただし、夜にはライトアップされるだけでなく、時期によっては王室行事も行われます。授与式や晩餐会なども定期的に開かれ、年に一度のハリラヤ(ラマダン明けの祝日)にはオープンハウスも実施されるのだとか。
着工は2007年、当初は2009年に竣工する予定だったものの最終的に2011年に完成……比較的新しい王宮となっています。
マレーシアを訪れるなら王宮は外せないね!
クアラルンプールを拠点にするなら個人で行くのもツアーで行くのもおすすめだよ!
2.王宮の観光情報
次に王宮の観光情報を見ていきましょう。
2-1.予算
- 個人:数千円~1万円
- ツアー:1万円~3万円
- 予算総額:5万円~15万円
個人は自分での手配、ツアーは旅行会社での代行、予算総額はマレーシア旅行全体(移動費・宿泊費・飲食費・観光費)にかかる目安となります。入場料はかかりません。
2-2.時間
- 営業時間:24時間
- 所要時間:30分~1時間
- 必要期間:3日~5日
営業時間は開店から閉店、所要時間は到着から出発、必要期間は出国から帰国までにかかる目安となります。
2-3.場所
- 場所:マレーシア/クアラルンプール
- 住所:Jln Tuanku Abdul Halim, Bukit Damansara, 50480 Kuala Lumpur, Wilayah Persekutuan Kuala Lumpur, Malaysia
- 行き方:電車/バス/タクシー/レンタカー/ツアー
- 電車:30分~1時間
- バス:30分~1時間
- タクシー:10分~20分
- レンタカー:10分~20分
場所と住所は所在地の目安となります。行き方は「クアラルンプール⇒王宮」への一例であり、他の方法でもアクセスできます。直接向かうなら現地発着のツアーがおすすめです。
2-4.気候
- 1月~3月:暑くて雨が降りやすい気候
- 4月~6月:暑くて雨が降りやすい気候
- 7月~9月:暑くて雨が降りやすい気候
- 10月~12月:暑くて雨が降りやすい気候
- ベストシーズン:1月~2月/5月~9月
平均 | 最高気温 | 最低気温 | 降水量 |
1月 | 32℃ | 23℃ | 180mm |
2月 | 33℃ | 23℃ | 145mm |
3月 | 33℃ | 24℃ | 215mm |
4月 | 33℃ | 24℃ | 220mm |
5月 | 33℃ | 24℃ | 190mm |
6月 | 33℃ | 24℃ | 110mm |
7月 | 32℃ | 23℃ | 140mm |
8月 | 32℃ | 24℃ | 150mm |
9月 | 32℃ | 23℃ | 180mm |
10月 | 32℃ | 24℃ | 230mm |
11月 | 32℃ | 23℃ | 285mm |
12月 | 32℃ | 23℃ | 200mm |
2-5.服装
- 1月~3月:薄手の服装
- 4月~6月:薄手の服装
- 7月~9月:薄手の服装
- 10月~12月:薄手の服装
- 持ち物:歩きやすい靴
2-6.治安
- やや良い
マレーシアは総じて治安が良く、旅の拠点となるクアラルンプールも治安良好です。
2-7.注意点
- 禁止区域への侵入
2-7-1.禁止区域への侵入
王宮には立ち入り禁止区域が設定されています。広場にはゲートに沿って門が設置されており、それより先は立ち入り禁止です。制限エリアで事故に遭っても自己責任なので、絶対に入らないでください。
観光情報は変更となる場合があることを加味しておきたいね。
Googleマップの口コミを参考にするのもおすすめかも!
3.王宮の見どころ
ここからは王宮の見どころをまとめます。
3-1.正門
おすすめ度:
衛兵が常駐している巨門。
3-2.イスタナネガラ
おすすめ度:
丘の上に立つ黄金の王宮。
王宮は正門やイスタナネガラなど見どころ満載です。
広場で真っ先に目に飛び込んでくるのが、美麗な装飾を施された巨大な正門です。正門の両脇には馬に乗った衛兵が常駐しており、一緒に記念撮影できることでも知られています。運が良ければ衛兵交代も見られるなど、日本では見られない光景にも出会えるかもしれません。
荘厳な正門からは黄金のドームを携えたイスタナネガラが顔を覗かせ、堂々たる風格を放っています。見学は門からのみということで遠景しか拝めませんが、その存在感は圧倒的です。
イスラム建築を代表する玉ねぎ型の屋根はマレーシアらしさがあって見応え抜群……青々とした芝生の丘に立つ凛々しい姿は必見と言えるでしょう。頂上に掲げられた旗が黄色の時は王様がいることを意味しているので、ぜひ旗の色にも注目してみてはいかがでしょうか。
王宮では正門とイスタナネガラが目玉!
個人的には黄金のドームが目印のイスタナネガラがおすすめ!
4.王宮の体験談
最後に管理人が2017年2月に訪れた王宮の体験談を記しておきます。等身大の海外旅行記としてお楽しみください。
王宮に到着!ここはイスタナネガラと呼ばれる観光名所でイスラム教国の君主スルタンがいる場所!
マレー語でイスタナは宮殿、ネガラは国家を意味するみたいだよ。
両方組み合わせると国家宮殿……まさに王宮ってことだね。
ちなみに、ここは2011年に完成した比較的新しい王宮とのこと!
巨大な正門だけでも見応え抜群!両隣の門柱には衛兵さんの姿も!
ここの衛兵さん、噂によると勤務中は笑顔を見せることが禁止されてるんだってさ……実際に近づいても微動だにしない。
笑顔が禁止だなんて……常に「絶対に笑ってはいけない王宮24時」やってるようなものか。
ハリウッドザコシショウに「シュー」か「ブーン」やってもらいたいね。
これまたマニアックなところ責めるなぁ。まぁザコシショウなら衛兵さんに限らず全人類笑うと思うけども。
ちなみに、衛兵さんとはツーショット撮影もできるんだけど、絶対に触れてはならないんだってさ!
あ、あれが王宮……って遠いわ!反抗期の娘と父の距離感ぐらい遠い!
門からしか覗けないからこれが限界なのさ!
黄金のドームが目印って聞いてきたけど、裸眼で視力0.3の僕からしたら丘の上に黄色い物体があるだけよ!笑
……し、失礼な!ちゃんと王様がいるんだからね!
でも、よく見ると美しいシンメトリー調で綺麗っちゃ綺麗。
イスラム建築特有の様式で作られてて、芝生とのコントラストもくっきりしっかりはっきり……これは映えるね。
ちなみに、マレーシアには13の州があって9の州に首長がいるとか。
首長はスルタンと呼ばれてて、その中から5年交代で国王が選出される仕組みなんだってさ。
「パイレーツ・オブ・カリビアン」の海賊長みたいなものかな?
海賊だなんて失敬なっ……もう誰かこの人縛り首にしてぇ~!
……“首長”だけに“縛り首”ってこと?笑
その程度のジョークじゃここの衛兵さんは絶対笑わないから!
5.まとめ
今回はマレーシアにある王宮の観光情報、イスタナネガラの見どころをまとめました。
海外旅行でマレーシアを訪れるなら王宮がおすすめです。中でもイスタナネガラは見どころ満載なので、機会があればぜひ訪れてみてください。