神奈川でカップ麺の生みの親として知られる安藤百福の発明記念館、それがカップヌードルミュージアムです。安藤百福は日清食品創業者でインスタントラーメン界の伝説……ここは世界の食文化に革命を起こした人物にまつわる観光スポットと言えるでしょう。
今回は神奈川にあるカップヌードルミュージアムの観光情報をまとめます。ここでは概要・予算・時間・場所・気候・服装・治安・注意点の他、実際に訪れた管理人が厳選した見どころも紹介します。記事の最後には体験談もあるので、ぜひ国内旅行の計画にお役立てください。
カップヌードルミュージアムは世界でも珍しいカップ麺の博物館!
この記事では「神奈川にあるカップヌードルミュージアムの観光情報」「マイカップヌードルファクトリーの見どころ」をまとめるよ!
1.カップヌードルミュージアムの概要
まずはカップヌードルミュージアムの概要を見ていきましょう。
- 国:神奈川
- 地域:横浜
- 特徴:博物館
- 目玉:マイカップヌードルファクトリー
- 方法:個人/ツアー
- おすすめ度:
カップヌードルミュージアムは神奈川の横浜にある安藤百福の発明記念館です。そこはカップ麺の生みの親、日清食品の創業者として知られる安藤百福の業績を伝える場所で、世界でも珍しいインスタントラーメンに関する観光スポットとなっています。
博物館は世界に3箇所あり、国内には大阪(1999年開館)と神奈川(2011年開館)の2箇所、海外には香港(2021年開館)の1箇所があります。どの博物館も安藤百福が生んだチキンラーメンやカップヌードル、スペース・ラム(宇宙食)について楽しく学べる体験型アトラクションが満載です。
- 1958年:第一の発明「チキンラーメン」を開発
- 1971年:第二の発明「カップヌードル」を開発
- 2005年:第三の発明「スペース・ラム」を開発
新たな食文化の創造に生涯を捧げた安藤百福は、1958年、戦後の貧しい日本で「お湯があればすぐに食べられるラーメン」を考案。1日平均4時間の睡眠時間で丸1年、1日も休むことなく研究を重ねた末に生まれたのが世界初のインスタントラーメン、チキンラーメンでした。
当時、チキンラーメンは「魔法のラーメン」と評判を集め、瞬く間に日本中に広まったそうです。
その後の1971年、アメリカへ視察に旅立った安藤百福は現地の人々がインスタントラーメンをカップに入れてフォークで食べている姿を発見。そこからインスピレーションを受けた彼は日本に戻り、今や世界食として知られるカップ麺、カップヌードルを開発します。
2005年には長年の夢だった宇宙食、スペース・ラムを開発。自らが発明した「瞬間油熱乾燥法」を基礎に無重力状態でも美味しく食べられる工夫を取り入れ、地球のみならず宇宙でも食べられる食品を世に送り出しました。
そして、2007年、宇宙食を発明するという夢が叶った安藤百福はその生涯に幕を下ろしました。
まさにカップヌードルミュージアムは、安藤百福の食への探求心がすべて凝縮された場所なのです。
神奈川を訪れるならカップヌードルミュージアムは外せないね!
横浜を拠点にするなら個人で行くのもツアーで行くのもおすすめだよ!
2.カップヌードルミュージアムの観光情報
次にカップヌードルミュージアムの観光情報を見ていきましょう。
2-1.予算
- 個人:数千円~1万円
- ツアー:1万円~3万円
- 予算総額:5万円~10万円
個人は自分での手配、ツアーは旅行会社での代行、予算総額は神奈川旅行全体(移動費・宿泊費・飲食費・観光費)にかかる目安となります。入場料は変動するので直近の情報を調べておくと安心です。
2-2.時間
- 営業時間:10時00分~18時00分
- 所要時間:1時間~2時間
- 必要期間:3日~5日
営業時間は開店から閉店、所要時間は到着から出発、必要期間は出国から帰国までにかかる目安となります。
2-3.場所
- 場所:神奈川/横浜
- 住所:神奈川県横浜市
- 行き方:電車/バス/タクシー/レンタカー/徒歩/ツアー
- 電車:10分~20分
- バス:10分~20分
- タクシー:5分~10分
- レンタカー:5分~10分
- 徒歩:20分~30分
場所と住所は所在地の目安となります。行き方は「横浜⇒カップヌードルミュージアム」への一例であり、他の方法でもアクセスできます。直接向かうなら現地発着のツアーがおすすめです。
2-4.気候
- 1月~3月:寒くて晴れやすい気候
- 4月~6月:やや暑くてやや雨が降りやすい気候
- 7月~9月:暑くて雨が降りやすい気候
- 10月~12月:やや寒くてやや晴れやすい気候
- ベストシーズン:5月~7月/9月~10月
平均 | 最高気温 | 最低気温 | 降水量 |
1月 | 10℃ | 2℃ | 50mm |
2月 | 10℃ | 2℃ | 80mm |
3月 | 13℃ | 5℃ | 135mm |
4月 | 19℃ | 10℃ | 155mm |
5月 | 23℃ | 15℃ | 145mm |
6月 | 25℃ | 19℃ | 195mm |
7月 | 29℃ | 22℃ | 155mm |
8月 | 31℃ | 24℃ | 150mm |
9月 | 27℃ | 20℃ | 225mm |
10月 | 22℃ | 14℃ | 205mm |
11月 | 17℃ | 9℃ | 105mm |
12月 | 12℃ | 4℃ | 55mm |
2-5.服装
- 1月~3月:厚手の服装
- 4月~6月:体温調節できる服装
- 7月~9月:薄手の服装
- 10月~12月:体温調節できる服装
- 持ち物:歩きやすい靴
2-6.治安
- 良い
神奈川は総じて治安が良く、旅の拠点となる横浜も治安良好です。
2-7.注意点
- 展示物への接触
2-7-1.展示物への接触
カップヌードルミュージアムは希少なものが置かれているため、展示物への接触には気を付けたいです。館内には貴重な歴史や文化を物語る遺物も保存されており、安藤百福の研究小屋や歴代のパッケージも公開されています。当然ながら許可なく持ったり盗んだりしてはいけません。
観光情報は変更となる場合があることを加味しておきたいね。
Googleマップの口コミを参考にするのもおすすめかも!
3.カップヌードルミュージアムの見どころ
ここからはカップヌードルミュージアムの見どころをまとめます。
3-1.マイカップヌードルファクトリー
おすすめ度:
オリジナルカップ麺作り。
3-2.インスタントラーメンヒストリーキューブ
おすすめ度:
カップ麺歴代パッケージ。
カップヌードルミュージアムはマイカップヌードルファクトリーやインスタントラーメンヒストリーキューブなど見どころ満載です。
正式名称で「安藤百福発明記念館」と呼ばれるこの場所には、世界に1つだけのオリジナルカップ麺が作れるマイカップヌードルファクトリーやカップ麺の歴代パッケージが並ぶインスタントラーメンヒストリーキューブがあります。
どちらも日清の歴史や文化を楽しみながら学べるアトラクションで、言うなれば“カップ麺を題材にした遊び場”のようになっています!もちろん、他の施設も見応え抜群です!
- 安藤百福ヒストリー
- 百福シアター
- 百福の研究小屋
- カップヌードルパーク
- クリエイティブシンキングボックス
- チキンラーメンファクトリー
- ミュージアムショップ
- CUPNOODLES “B-玉”COASTER
- NOODLES BAZAAR -ワールド麺ロード-
館内はチキンラーメンの生みの親、安藤百福について学べるコーナーをはじめ体験型の施設が目白押し。見て聞いて触れて知る……カップ麺のすべてが凝縮された場所と言っても過言ではありません。まさにカップ麺好きのためにある博物館と言えるでしょう。
ただし、一部の体験型アトラクションは予約が必要な場合がある他、混雑状況によっては入館が制限される場合があります。大型連休や長期休暇、土日祝日は大変混雑するので、事前に予約しておくのがおすすめです。
カップヌードルミュージアムではマイカップヌードルファクトリーとインスタントラーメンヒストリーキューブが目玉!
個人的にはオリジナルカップ麺が作れるマイカップヌードルファクトリーがおすすめ!
4.カップヌードルミュージアムの体験談
最後に管理人が2023年5月に訪れたカップヌードルミュージアムの体験談を記しておきます。等身大の国内旅行記としてお楽しみください。
カップヌードルミュージアムに到着!いつもお世話になっております!
サラリーマン時代の挨拶が出ちゃった!
日清のカップ麺には何度も助けられましたから!
まさに夢の博物館。ちなみに、ここマイカップヌードルファクトリーではオリジナルカップ麺が作れるんだってさ。
まずは自動販売機でカップを購入。
手を綺麗に洗ってからいよいよデザインへ!
スープと具材を見ながらどんなカップ麺にするか決めて、あらかじめ用意されているペンでデザインする!
デザインするってよりは落書きする感覚かも!
先にスープと具材を決めてからデザインを考えるのがコツ。
何を入れるか考えてからの方がデザインも決めやすいね。何を入れられるかは後で詳しく紹介するよ。
……できた!禍々しいデザインになったけど!笑
最後に製造年月日を自分で入れてデザインは完了!
昔から図工の授業とか好きだったから久々にワクワクしたよ。これは大人も子供も楽しめるプログラムだね。
カップ麺作り体験、素敵な思い出になること間違いなし!
デザインが決まったら麺をセット!
セットはスタッフさんがやってくれるから安心。うまく入れられなかったぁ……ってことにならないのが嬉しい。
写真には撮ってないけど、専用のハンドルをくるくる回して麵をセットするのが案外楽しかったりする。
細部まで楽しめるようこだわってるのがすごいよね!
いよいよメインイベント!スープと具材を選ぶ時!
選べるスープは「オリジナル」「カレー」「シーフード」「チリトマト」の4種類。
具材は「エビ」「カニ風味カマボコ」「キムチ」「コーン」「タマゴ」「謎肉」「ネギ」に「本日の特選具材」を含む12種類。
王道の「インゲン」「ガーリックチップ」「チェダーチーズ」「ひよこちゃんナルト」のトッピングもあり。
スープは4種類から1つ、具材は12種類から4つ選べるみたい!
くぅ……何にポイントを絞るか迷っちゃうなぁ!
スープと具材を選んだらスタッフさんが専用の機械でフタしてくれる!
お馴染みの猫耳のフタ!
フタをしたらシュリンプ!シュリンプ!
シュリンク作業ね!
エビ、入れれば良かったかなぁ。
あ、本当にシュリンプだったんだ。
ふぅ……一仕事終えた感がある!笑
最後にエアパッケージに空気を入れて完成だよ。途中スタッフさんに助けてもらったけど、無事に作れた!
1つのカップ麺ができるまでの工程を見られただけでも貴重な体験だったよね。
うんうん!食べるのも楽しみ!
セキセイインコは食べられません!
いや、いきなりメタ発言しなくていいから!
今さ、色々とうるさいじゃない?コンプラとか。
わかるけど!
カップ麺の博物館ってこともあって歴代パッケージも展示されてる!
安藤百福が1958年に発明したチキンラーメンが始まり。
すべてはここから始まった。
今や全世界で年間1,200億食が食べられてるってんだから驚き。みんなカップ麺好きすぎ。
もはや壮観と言っても過言ではない。
現在は日本だけで年間約800種類の新商品が発売されてるんだってさ。
新しい食文化を生んだって意味でも日本が誇る発明品と言えるかも。
この場所には過去に販売された商品だけじゃなく現在販売中の商品も展示されてるらしい。
カップ麺が好きな人にとってはたまらない場所。
本当すごすぎて言葉が出ない。
目が回るほどのパッケージ軍団を見つめてたら、なんかラーメン食べたくなってきた!笑
せっかくなら作ったオリジナルカップ麺を食べたいとこだけど、ちょうどお誂え向きの中華街があるんだなぁ。
横浜……好き。
みなさんもぜひオリジナルカップ麺を作って中華街でラーメンを食べる旅なんていかが?
5.まとめ
今回は神奈川にあるカップヌードルミュージアムの観光情報、マイカップヌードルファクトリーの見どころをまとめました。
国内旅行で神奈川を訪れるならカップヌードルミュージアムがおすすめです。中でもマイカップヌードルファクトリーは見どころ満載なので、機会があればぜひ訪れてみてください。