神奈川で何千何万という人々の胃袋を満たしてきた中華街、それが横浜中華街です。そこは約200軒もの中華料理店が立ち並ぶ商店街で、空腹を満たすには絶好の繁華街……絶品の中華料理を食べ歩きするのにぴったりな観光スポットと言えるでしょう。
今回は神奈川にある横浜中華街の観光情報をまとめます。ここでは概要・予算・時間・場所・気候・服装・治安・注意点の他、実際に訪れた管理人が厳選した見どころも紹介します。記事の最後には体験談もあるので、ぜひ国内旅行の計画にお役立てください。
横浜中華街は中華料理好きにはたまらない食べ歩きの聖地!
この記事では「神奈川にある横浜中華街の観光情報」「関帝廟や媽祖廟の見どころ」をまとめるよ!
1.横浜中華街の概要
まずは横浜中華街の概要を見ていきましょう。
- 国:神奈川
- 地域:横浜
- 特徴:中華街
- 目玉:関帝廟/媽祖廟
- 方法:個人/ツアー
- おすすめ度:
横浜中華街は、神奈川にある日本三大中華街の一角を担う中華街です。そこは日本最大・東アジア最大の中華街で、世界でも最大級の規模を誇る場所……中華料理の食べ歩きにもってこいの観光スポットとして知られています。
もともと横浜中華街は1866年頃に形成された横浜新田居留地が前身で、その歴史は約150年に及ぶとされています。1955年以前は「唐人町」「南京町」と呼ばれていた場所で、現在でも横浜中華街がある中区の中国人は約6,000人を超えるほどです。
中華街の中には「上海路」「中山路」「福建路」など、中国の地名を冠した路地が広がっており、各路地には当該の出身者が住んでいるとのこと。横浜でありながらどこか中国のような雰囲気が漂う商店街は、昼夜問わず観光客が行き交っています。もちろん、目当ては絶品中華料理……食べ歩きには絶好のロケーションです!
日本を代表するチャイナタウンだけに、海外旅行しているような気分を味わえるのも魅力と言えるでしょう。
神奈川を訪れるなら横浜中華街は外せないね!
横浜を拠点にするなら個人で行くのもツアーで行くのもおすすめだよ!
2.横浜中華街の観光情報
次に横浜中華街の観光情報を見ていきましょう。
2-1.予算
- 個人:数千円~1万円
- ツアー:1万円~3万円
- 予算総額:5万円~10万円
個人は自分での手配、ツアーは旅行会社での代行、予算総額は神奈川旅行全体(移動費・宿泊費・飲食費・観光費)にかかる目安となります。入場料はかかりません。
2-2.時間
- 営業時間:24時間
- 所要時間:2時間~3時間
- 必要期間:3日~5日
営業時間は開店から閉店、所要時間は到着から出発、必要期間は出国から帰国までにかかる目安となります。
2-3.場所
- 場所:神奈川/横浜
- 住所:神奈川県横浜市
- 行き方:タクシー/レンタカー/徒歩/ツアー
- タクシー:5分~10分
- レンタカー:5分~10分
- 徒歩:10分~20分
場所と住所は所在地の目安となります。行き方は「横浜⇒横浜中華街」への一例であり、他の方法でもアクセスできます。直接向かうなら現地発着のツアーがおすすめです。
2-4.気候
- 1月~3月:寒くて晴れやすい気候
- 4月~6月:やや暑くてやや雨が降りやすい気候
- 7月~9月:暑くて雨が降りやすい気候
- 10月~12月:やや寒くてやや晴れやすい気候
- ベストシーズン:5月~7月/9月~10月
平均 | 最高気温 | 最低気温 | 降水量 |
1月 | 10℃ | 2℃ | 50mm |
2月 | 10℃ | 2℃ | 80mm |
3月 | 13℃ | 5℃ | 135mm |
4月 | 19℃ | 10℃ | 155mm |
5月 | 23℃ | 15℃ | 145mm |
6月 | 25℃ | 19℃ | 195mm |
7月 | 29℃ | 22℃ | 155mm |
8月 | 31℃ | 24℃ | 150mm |
9月 | 27℃ | 20℃ | 225mm |
10月 | 22℃ | 14℃ | 205mm |
11月 | 17℃ | 9℃ | 105mm |
12月 | 12℃ | 4℃ | 55mm |
2-5.服装
- 1月~3月:厚手の服装
- 4月~6月:体温調節できる服装
- 7月~9月:薄手の服装
- 10月~12月:体温調節できる服装
- 持ち物:歩きやすい靴
2-6.治安
- 良い
神奈川は総じて治安が良く、旅の拠点となる横浜も治安良好です。
2-7.注意点
- 味の評価に対する誤解
- 食の安全に対する誤解
- 詐欺やぼったくり
- 店員の態度
2-7-2.味の評価に対する誤解
横浜中華街では、味の評価に対する誤解があります。よく「あの店は不味い」という口コミやレビューを見かけますが、美味しいと思うかどうかは人それぞれです。店選びの際に評判について調べるのは重要ですが、あくまで個人的な意見なので、世間の意見に流されないようにしましょう。
2-7-2.食の安全に対する誤解
横浜中華街では、食の安全に対する誤解があります。よく「中国産の食材は危険」という口コミやレビューを見かけますが、安全と感じるかどうかは人それぞれです。店選びの際に食品衛生について調べるのは重要ですが、飲食店で食中毒を出したら大問題になるので、世間の意見に流されないようにしましょう。
2-7-3.詐欺やぼったくり
稀に「横浜中華街で詐欺やぼったくりの被害に遭った」という話があります。場合によっては「横浜中華街は行ってはいけない」と口にする人もいるくらいです。
もちろん、ネット全体の時代に詐欺やぼったくりをしようものならすぐに晒されて誰も店に来なくなるため、大半の飲食店は人を騙すようなことはしません。横浜中華街発展会協同組合に加盟している店であれば、まず大丈夫でしょう。
しかし、甘栗店や露店など怪しい店があるのも事実です。そのため、初めて訪れる場合は「優良推奨プレート」を掲げている店から選ぶことを推奨します。
2-7-4.店員の態度
他に「店員の態度が悪かった」という話があります。ただし、これに関してはそもそも中国の人に日本の接客レベルを求めること自体がナンセンスです。
横浜中華街では数百人~数千人規模の中国人が暮らしており、ある意味では日本でありながら日本ではない場所と言えるでしょう。当然なら、接客も中国寄りでやや雑な印象があります。どうしても態度が気になる場合は日本人が対応してくれる店に行くのがおすすめです。
観光情報は変更となる場合があることを加味しておきたいね。
Googleマップの口コミを参考にするのもおすすめかも!
3.横浜中華街の見どころ
ここからは横浜中華街の見どころをまとめます。
3-1.関帝廟
おすすめ度:
戦国武将の関羽を祀る廟。
※仮画像
3-2.媽祖廟
おすすめ度:
守護神の媽祖を祀る廟。
3-3.食べ歩き
おすすめ度:
中華料理満喫コース。
横浜中華街は関帝廟や媽祖廟、食べ歩きなど見どころ満載です。
人混みに流されながら門を抜けるとまず見えてくるのが、豊富なメニューを並べる中華料理店の数々。約500軒~600軒あるとされる飲食店は横浜中華街の代名詞として知られています。どの店も単品からコースまで幅広く提供しており、お腹の具合に合わせて選べるのが特徴です。
ただし、横浜中華街は単に飲み食いだけが見どころではありません。戦国武将の関羽を祀る関帝廟や守護神の媽祖を祀る媽祖廟など、中国の雰囲気を味わえるスポットが点在しています。どちらも豪華絢爛な装飾が施されており、ただ眺めるだけでも見応え十分です。
1990年に遷座が行われた関帝廟、2006年に開廟が行われた媽祖廟……それぞれお腹を空かせるために回ってみてはいかがでしょうか。
もちろん、横浜中華街に来たからには食べ歩きも欠かせません。商店街には約200店もの中華料理店があり、歩きながら食べられるテイクアウトグルメやローカルフードがあるため、思う存分食べ尽くしましょう。本格的な台湾かき氷の店もあるので、見かけたらぜひ食べてみてください。
横浜中華街では関帝廟と媽祖廟、食べ歩きが目玉!
個人的にはやっぱり食べ歩きがおすすめ!
4.横浜中華街の体験談
最後に管理人が2023年5月に訪れた横浜中華街の体験談を記しておきます。等身大の国内旅行記としてお楽しみください。
横浜中華街に到着!食べ歩きの準備はできてるかぁー!
おぉーー!!お腹ペコペコだぞぉーーー!!!
目の前には、約500軒~600軒もの店がひしめき合う世界最大級の中華街。
ここは、かつて横浜港にやってきた西洋人とともに日本を訪れた中国の商人によって形成された場所。
日本最大・東アジア最大の中華街で、外国人居留地時代から数えると150年もの歴史があるみたいだね!
今は中華料理店が代名詞になってるけど、昔は衣料品店や食料品店、日用品店が大半だったらしいよ!
人混みに流されるまま東門(朝陽門)から中に入る。門は東西南北4つの他に5つあるらしいけど、もうわからん!笑
東が朝陽門、西が延平門、南が朱雀門、北が玄武門。加えて善隣門と西陽門、天長門と地久門、市場通り門が2基。
さらに各路地に門があるから、もう“横浜中華街”じゃなくて“横浜門街”に改名したらいいと思う!
ちなみに、この近くに神格化された戦国武将の関羽を祀る関帝廟と守り神として知られる媽祖を祀る媽祖廟があるんだよね。
へぇ、横浜中華街って食べ歩きしか見どころがないと思ってたけど、観光スポット的な場所もあるんだ!
どちらも中国伝統の建築様式を持つ建物で、見応えは十分。横浜中華街に立ち寄るなら一度は見てほしいの。
……お!これが関帝廟かな?
いや!これは媽祖廟!
媽祖廟!細部まで装飾が施してあって豪華絢爛!ここだけ中国みたい。
関帝廟はもっと映えるよ。ただ、もう空腹の向こう側すぎて中国まで行っちゃいそうだから、また今度ね。
そうしよう!もう“中華の口”になっちゃってるもの!
……よし、どこかコースで食べられる店に入ろう。
この店に決めた……って料理を待ってたら野生の獅子舞が現れた!
獅子舞は獅子舞だけど、野生ではないでしょ!笑
豪快な舞いだなぁなんて呑気に眺めてたら、頭食べられちゃった!ついでに中の人と目合っちゃった!笑
言い伝えでは「獅子舞は邪気を食べてくれる」と言われてるから大丈夫。むしろ、首ごと持ってってもらったら良かったのに!
逆シシガミ様!
アシタカとサンは首をお返し申したけど、あたしゃ返さないよ!
そんなまる子ちゃんみたいな口調で言わなくても……ってか首がないとせっかくの料理が食べられないじゃない!早く返して!
いや、そもそも獅子舞に首食べられてないからね。
おほぉおおぉお!大好物のチャーハンと春巻きぃ!
もう目が美味しいもの!こんなの目の前に出されたら獅子舞じゃなくても飛びつくっちゅうの!
香ばしくてパラパラ!チャーシューとネギに塩コショウがマッチして超美味しい!やっぱ中華料理大好きだわ。
春巻きもパリパリで美味しい!金萬福さんも泣いて喜ぶに違いない。
……え?ここって金萬福さんの店なの?
萬福大飯店って店はどこかで見かけた気がするけど、ここはふらっと立ち寄った店だから名前忘れちゃった。
おおっと!お次は餃子・シュウマイ・小籠包・桃まんの4点盛りだぁ!
中華料理を代表する「包み」たち、見た目もかわいいよね。
これはもう“金萬福”じゃなくて“金眼福”だな!
……滑り散らかしてるのは中華料理店だから?
そうそう床が油でギトギトだから……って、中華料理店あるあるじゃないから!ただの実力だから。
うまいもん食べてるんだからうまいことの1つくらいは言えないと!
食後はたまたま見つけた台湾かき氷でフィニッシュ!それにしても台湾かき氷ってなんでこんなに美味しいんだろう?
氷に練乳が練り込まれてるからじゃない?
あぁ!どうりで甘くて美味しいと思ったよ!新鮮なフルーツソーツとも相性抜群で一生食べてられそう。
もともとスイーツやデザートは別腹だから無限に食べられるけどね。
本当!横浜中華街自体、食べ歩きにぴったりな店がたくさんあるから、胃腸薬持参して挑みたいところ!
胃もたれしない程度に食べればいいじゃん!笑
まぁ今は獅子舞に邪気払ってもらったから無敵状態だけども!
……よし、じゃあ台湾かき氷100杯いこう!んで最後に満漢全席で中華料理のすべてを味わい尽くそう!
5.まとめ
今回は神奈川にある横浜中華街の観光情報、関帝廟や媽祖廟の見どころをまとめました。
国内旅行で神奈川を訪れるなら横浜中華街がおすすめです。中でも関帝廟や媽祖廟は見どころ満載なので、機会があればぜひ訪れてみてください。