石垣島で南国の海と花を一望できる景勝地、それが玉取崎展望台です。エメラルドグリーンやコバルトブルーに輝く海、ハイビスカスやフウリンブッソウゲの美しい花、吹き抜ける風、そのすべてが疲れた心を癒してくれます。そこは琉球に代々伝わる絶景の観光スポットです。
今回は石垣島にある玉取崎展望台の観光情報をまとめます。ここでは概要・予算・時間・場所・気候・服装・治安・注意点の他、実際に訪れた管理人が厳選した見どころも紹介します。記事の最後には体験談もあるので、ぜひ国内旅行の計画にお役立てください。
玉取崎展望台は海と花に彩られた絶景の展望台!
この記事では「石垣島にある玉取崎展望台の観光情報」「伊原間湾の見どころ」をまとめるよ!
1.玉取崎展望台の概要
まずは玉取崎展望台の概要を見ていきましょう。
- 国:沖縄/石垣島
- 地域:伊原間
- 特徴:岬/展望台
- 目玉:伊原間湾
- 方法:個人/ツアー
- おすすめ度:
玉取崎展望台は沖縄の石垣島、平久保半島の付け根にある展望台です。赤瓦屋根の展望台からは南国の海や花が一望でき、島内随一の絶景を望む景勝地としても知られます。石垣島一周ドライブでも立ち寄れる場所で、絶景の大パノラマを独り占めできる観光スポットとなっています。
中でもサンゴ礁が描く伊原間湾のオーシャンビューは必見です。天気の良い日には石垣島全土が見渡せるほど空気が澄んでおり、深呼吸しただけでも胸がいっぱい……ぱいかじとともに吹き抜ける潮風は南の島の情景をより思い出深いものにしてくれるはずです。
展望台から望むエメラルドグリーン・コバルトブルーの海とハイビスカス・フウリンブッソウゲの花、そして「シーサーの尻尾」と呼ばれる平久保半島……その癒し効果は計り知れません!
ちなみに、玉取崎は現地で「タマトゥリィ」と呼ばれ、その名前がどこから来たのかには諸説あるそうです。特に有力な説としては難破船が頻発したことで「魂を取る=魂取(たまとり)」となった説や「鳥の卵が取れた=卵取(たまとり)」となった説などがあります。
石垣島を訪れるなら玉取崎展望台は外せないね!
石垣を拠点にするなら個人で行くのもツアーで行くのもおすすめだよ!
2.玉取崎展望台の観光情報
次に玉取崎展望台の観光情報を見ていきましょう。
2-1.予算
- 個人:数千円~1万円
- ツアー:1万円~3万円
- 予算総額:5万円~10万円
個人は自分での手配、ツアーは旅行会社での代行、予算総額は石垣島旅行全体(移動費・宿泊費・飲食費・観光費)にかかる目安となります。入場料はかかりません。
2-2.時間
- 営業時間:24時間
- 所要時間:30分~1時間
- 必要期間:3日~5日
営業時間は開店から閉店、所要時間は到着から出発、必要期間は出国から帰国までにかかる目安となります。
2-3.場所
- 場所:石垣島/伊原間
- 住所:沖縄県石垣市伊原間
- 行き方:バス/タクシー/レンタカー/ツアー
- バス:1時間~1時間30分
- タクシー:30分~1時間
- レンタカー:30分~1時間
場所と住所は所在地の目安となります。行き方は「石垣⇒玉取崎展望台」への一例であり、他の方法でもアクセスできます。直接向かうなら現地発着のツアーがおすすめです。
2-4.気候
- 1月~3月:やや暑くてやや雨が降りやすい気候
- 4月~6月:暑くて雨が降りやすい気候
- 7月~9月:暑くて雨が降りやすい気候
- 10月~12月:やや暑くてやや雨が降りやすい気候
- ベストシーズン:6月~9月
平均 | 最高気温 | 最低気温 | 降水量 |
1月 | 21℃ | 16℃ | 140mm |
2月 | 22℃ | 17℃ | 130mm |
3月 | 24℃ | 18℃ | 155mm |
4月 | 26℃ | 21℃ | 165mm |
5月 | 29℃ | 24℃ | 225mm |
6月 | 31℃ | 26℃ | 210mm |
7月 | 32℃ | 27℃ | 180mm |
8月 | 32℃ | 27℃ | 250mm |
9月 | 31℃ | 25℃ | 255mm |
10月 | 29℃ | 23℃ | 195mm |
11月 | 26℃ | 21℃ | 145mm |
12月 | 23℃ | 18℃ | 135mm |
2-5.服装
- 1月~3月:体温調節できる服装
- 4月~6月:薄手の服装
- 7月~9月:薄手の服装
- 10月~12月:体温調節できる服装
- 持ち物:歩きやすい靴
2-6.治安
- 良い
石垣島は総じて治安が良く、旅の拠点となる石垣も治安良好です。
2-7.注意点
- 周辺の商業施設
- 動植物への接触
2-7-1.周辺の商業施設
玉取崎展望台には目立った商業施設がありません。周辺には自動販売機やトイレこそあるものの飲食店や宿泊施設はなく、ギフトショップもスーパーもコンビニもありません。そのため、買い出しは最寄りの町で済ませておきたいです。
2-7-2.動植物への接触
玉取崎展望台には希少生物が暮らしているため、動植物への接触には気を付けたいです。この地域一帯は貴重な生態系を構成する生き物も生息しており、アカテガニやヤシガニ、オキナワアナジャコやイシガキモリバッタなどの動物をはじめソテツやアダンなどの植物も分布しています。当然ながら許可なく捕まえたり摘んだりしてはいけません。
観光情報は変更となる場合があることを加味しておきたいね。
Googleマップの口コミを参考にするのもおすすめかも!
3.玉取崎展望台の見どころ
ここからは玉取崎展望台の見どころをまとめます。
3-1.展望台
おすすめ度:
赤瓦屋根が目印の展望台。
3-2.伊原間湾
おすすめ度:
鮮やかな色彩を描く海岸。
玉取崎展望台は展望台や伊原間湾など見どころ満載です。
見渡す限り広がる海と花の絶景は石垣島のエッセンスがぎゅっと詰まった風景、晴れている日には伊原間湾だけでなく「シーサーのしっぽ」と呼ばれる平久保半島や「エメラルド展望台」と呼ばれるバンナ岳まで一望できます。その景色は石垣島でも1位、2位を争うほど!
絵の具で描いたような海や花はもちろん、ソテツやアダンの木など豊かな自然が残されているのも石垣島ならではの魅力です。言うなれば天井のない植物園……その天然の温室を覗いているかのような光景は心も体も解き放ってくれること間違いなしです。
展望台以外に目立った観光施設はないものの、ありのままの石垣島を眺められるだけでも貴重な体験となります。ドライブの休憩がてらに訪れるのもおすすめです。周辺には駐車場だけでなく自動販売機やトイレもあるので、石垣島一周で立ち寄ってみるのもありかもしれません。
玉取崎展望台では展望台と伊原間湾が目玉!
個人的には見晴らし抜群の展望台がおすすめ!
4.玉取崎展望台の体験談
最後に管理人が2016年9月に訪れた玉取崎展望台の体験談を記しておきます。等身大の国内旅行記としてお楽しみください。
玉取崎展望台に到着!石垣島一周の休憩ってことで立ち寄ったけど、赤瓦屋根が「これぞ琉球」って感じで良いね。
展望台までの道もまた沖縄らしさが溢れてて良き。
ただ、膝が島豆腐くらいぐにょぐにょな僕にとってはこの坂道もまたエベレストの如し。
アグー豚のテビチ―食べてコラーゲン分けてもらったら?
……天候が微妙なところだけど、頂上から見る景色はさぞかし絶景なんだろうね。最後のアタック、踏ん張ろう。
(8,000m峰14座に挑む登山家みたいなこと言い出した)
膝のマントルが爆発する前に、血管を流れるマグマが逆流する前に……耐えてくれ、僕の膝。
日頃の運動不足がたたったね。いっそ石垣島一周もそのボロボロの足で挑戦してみたら?
……道の途中に僕のテビチーが落ちてたら、交番に届けておいてもらえると助かる。チラガーとミミガーとウチナーガニーとハラガーも落ちてるかもだけど。
いや、沖縄方言の豚肉の部位!
こりゃ素晴らしい眺めだぁ。雲の白と海の青、木の緑と花の赤……日頃酷使した眼球も喜んでる!
もう石垣島一周なんてやめてここでずーっとぼーっとしてたい。
深呼吸すると「ぱいかじ」が流れ込んでくるよ。
南から吹いてくる風のことね。
この潮風をおにぎりにして食べたいくらい。
具はスパムもしくはシーサーの尻尾で!
亜熱帯の原色豊かな絶景を見てると何もかもどうでも良くなってくるね。でも、もうやることがなくなっちゃった。
ただ眺める分には十二分に綺麗だけど、取り立てて何かあるってわけじゃないからねぇ。
ハイキングやピクニックもありだけど、あんまりのんびりしてたら沖縄特有の島時間に飲まれそうになる。
まるで天然の玉手箱。一瞬で老人になっちゃう不思議な場所。
……って耄碌してる場合じゃない!石垣島一周するんだから!
いやはや、危うく玉取崎展望台に時間という名の命(玉)を取られるとこだったね。
5.まとめ
今回は石垣島にある玉取崎展望台の観光情報、伊原間湾の見どころをまとめました。
国内旅行で石垣島を訪れるなら玉取崎展望台がおすすめです。中でも伊原間湾は見どころ満載なので、機会があればぜひ訪れてみてください。