石垣島最北端にひっそりと佇む断崖絶壁の岬、それが平久保崎灯台です。サンゴ礁で色彩が変化する海、黒毛和牛が暮らす古波蔵牧場、南国の海を照らす灯台などなど……自然と調和する絶景が望めます。そこはロマンチックが凝縮された観光スポットです。
今回は石垣島にある平久保崎灯台の観光情報をまとめます。ここでは概要・予算・時間・場所・気候・服装・治安・注意点の他、実際に訪れた管理人が厳選した見どころも紹介します。記事の最後には体験談もあるので、ぜひ国内旅行の計画にお役立てください。
平久保崎灯台は水平線の先まで見渡せる絶景の灯台!
この記事では「石垣島にある平久保崎灯台の観光情報」「古波蔵牧場の見どころ」をまとめるよ!
1.平久保崎灯台の概要
まずは平久保崎灯台の概要を見ていきましょう。
- 国:沖縄/石垣島
- 地域:平久保
- 特徴:岬/灯台
- 目玉:古波蔵牧場
- 方法:個人/ツアー
- おすすめ度:
平久保崎灯台は沖縄の石垣島、平久保半島の最北端にある灯台です。サンゴ礁が彩る海や黒毛和牛が放牧されている牧場など、沖縄の原風景に出会える名所としても著名です。岬から眺める南の島の絶景は格別で水平線の先まで照らす観光スポットには感動すら覚えます。
原形は平久保遠見台という17世紀頃に設置された先島諸島火番盛の一種で、当時は往来する外国船の監視や狼煙による通信が行われていたそうです。その後、1965年に琉球政府により灯台として設置され、1972年の沖縄返還により海上保安庁が管理することになったのだとか。
ちなみに、灯台は「シーサーの尻尾」と呼ばれる平久保半島の先にあり、石垣島が誇る景勝地としても名を連ねています。
現在では石垣島を一周する方たちの休憩地点としても活用され、小高い丘に清々しい風が吹き抜ける絶景スポットとしても知られます。近年はロマンスの聖地としても再価値化されており、現地では恋人たちのデートスポットとしても注目されているとかいないとか。
石垣島を訪れるなら平久保崎灯台は外せないね!
石垣を拠点にするなら個人で行くのもツアーで行くのもおすすめだよ!
2.平久保崎灯台の観光情報
次に平久保崎灯台の観光情報を見ていきましょう。
2-1.予算
- 個人:数千円~1万円
- ツアー:1万円~3万円
- 予算総額:5万円~10万円
個人は自分での手配、ツアーは旅行会社での代行、予算総額は石垣島旅行全体(移動費・宿泊費・飲食費・観光費)にかかる目安となります。入場料はかかりません。
2-2.時間
- 営業時間:24時間
- 所要時間:30分~1時間
- 必要期間:3日~5日
営業時間は開店から閉店、所要時間は到着から出発、必要期間は出国から帰国までにかかる目安となります。
2-3.場所
- 場所:石垣島/平久保
- 住所:沖縄県石垣市平久保
- 行き方:バス/タクシー/レンタカー/徒歩/ツアー
- バス:1時間30分~2時間
- タクシー:30分~1時間
- レンタカー:30分~1時間
- タクシー:5分~10分
- レンタカー:5分~10分
- 徒歩:20分~30分
場所と住所は所在地の目安となります。行き方は「石垣⇒平久保崎灯台」への一例であり、他の方法でもアクセスできます。直接向かうなら現地発着のツアーがおすすめです。
2-4.気候
- 1月~3月:やや暑くてやや雨が降りやすい気候
- 4月~6月:暑くて雨が降りやすい気候
- 7月~9月:暑くて雨が降りやすい気候
- 10月~12月:やや暑くてやや雨が降りやすい気候
- ベストシーズン:6月~9月
平均 | 最高気温 | 最低気温 | 降水量 |
1月 | 21℃ | 16℃ | 140mm |
2月 | 22℃ | 17℃ | 130mm |
3月 | 24℃ | 18℃ | 155mm |
4月 | 26℃ | 21℃ | 165mm |
5月 | 29℃ | 24℃ | 225mm |
6月 | 31℃ | 26℃ | 210mm |
7月 | 32℃ | 27℃ | 180mm |
8月 | 32℃ | 27℃ | 250mm |
9月 | 31℃ | 25℃ | 255mm |
10月 | 29℃ | 23℃ | 195mm |
11月 | 26℃ | 21℃ | 145mm |
12月 | 23℃ | 18℃ | 135mm |
2-5.服装
- 1月~3月:体温調節できる服装
- 4月~6月:薄手の服装
- 7月~9月:薄手の服装
- 10月~12月:体温調節できる服装
- 持ち物:歩きやすい靴
2-6.治安
- 良い
石垣島は総じて治安が良く、旅の拠点となる石垣も治安良好です。
2-7.注意点
- 周辺の商業施設
- 動植物への接触
2-7-1.周辺の商業施設
平久保崎灯台には目立った商業施設がありません。周辺には自動販売機やトイレこそあるものの飲食店や宿泊施設はなく、ギフトショップもスーパーもコンビニもありません。そのため、買い出しは最寄りの町で済ませておきたいです。
2-7-2.動植物への接触
平久保崎灯台には希少生物が暮らしているため、動植物への接触には気を付けたいです。この地域一帯は貴重な生態系を構成する生き物も生息しており、アカテガニやヤシガニ、オキナワアナジャコやイシガキモリバッタなどの動物をはじめソテツやアダンなどの植物も分布しています。当然ながら許可なく捕まえたり摘んだりしてはいけません。
観光情報は変更となる場合があることを加味しておきたいね。
Googleマップの口コミを参考にするのもおすすめかも!
3.平久保崎灯台の見どころ
ここからは平久保崎灯台の見どころをまとめます。
3-1.灯台
おすすめ度:
海を照らす純白の明かり。
3-2.古波蔵牧場
おすすめ度:
何もないのがいい牧草地。
平久保崎灯台は灯台や古波蔵牧場など見どころ満載です。
平久保半島の岬からの眺めは離島らしさ溢れる絶景で、石垣島一周の定番スポットとして知られます。サンゴ礁に囲まれた海は光加減で色彩も変化し、晴天の日には色鮮やかな表情も見せてくれます。もちろん、朝焼けや夕焼けもまた格別です。
昼は沖縄の原風景が拝める一方、夕日が沈む頃合いになるととろけるような夕暮れに包まれるのも魅力の1つです。夜には一転、満天の星空が広がる高台へと変貌します。暗闇の中、火を灯した灯台が海を照らす姿はさながら岬のろうそく……まさに島内きってのロマンチックスポットと言えるでしょう!
太平洋と東シナ海を照らす白亜の塔は“恋する灯台”にも認定されており、恋人たちの聖地としても絶賛売り出し中です。
それだけでなく黒毛和牛が放牧されている牧場も開放感抜群で、散歩するだけでも癒されることは間違いありません。灯台までは牧場に囲まれた一本道を通ることになるので、琉球に残るありのままの自然を堪能したいという方にもおすすめです。
平久保崎灯台では灯台と古波蔵牧場が目玉!
個人的には遥か水平線を見渡せる灯台がおすすめ!
4.平久保崎灯台の体験談
最後に管理人が2016年9月に訪れた平久保崎灯台の体験談を記しておきます。等身大の国内旅行記としてお楽しみください。
平久保崎灯台に到着。高台にあるからなのかなかなかの風速。
風に押されて転ばないよう踏ん張らないと……危ないね。
せっかくばっちり決めた髪型も台無しだよ。
牛くらいしか見てないから安心しな!
ここが石垣島最北端の地。生暖かい風が気持ち良いね!
ねっとりとまとわりつくような風が頬を舐め回してくる。もはやこれはセクハラ風だよ!
果てしない海を眺めながら、ただぼーっとする贅沢。
丘の上から見下ろす南国の海……広いなぁ大きいなぁ。
境界線はわからないけど、右側が太平洋で左側が東シナ海なんだってさ。
太陽の反射で空と海の境界線すらも曖昧。これぞ琉球マジックボーダー。
対岸の大地離島にも行ってみたいけど、純度100%のカナヅチである僕には到底無理な話だった。
悪魔の実を食べたわけじゃあるまいし……魔の海域だって泳いで渡れるよきっと!
人生絶賛迷子中の僕にとってはこの世の海すべてがバミューダトライアングルさ。
確かに人生迷ってばかりだけど、この灯台が道標になってくれるさ。
漂流者にとって闇夜に見る灯台の光はまさに希望の光だっただろうね。
心の灯台さえ消さなければどこへだって行けるんだよ。
余談だけど、世界には他にも死の海域と呼ばれる場所があるとか。
そうそう、確か名前はドラゴントライアングルとフォルモサトライアングルだったかな。
平久保崎灯台の対面に広がるのは古波蔵牧場。黒毛和牛の放牧地だけあってどこまでものどかな景色が広がってるね。
高台から牧場の景色も一望できるよ。でも、肝心の黒毛和牛たちはいないみたい。
……1匹残らず食べられちゃったのかな?
いや、デリカシーのない表現!みんなきっと美味しいステーキにされちゃったんだよ。
いや、よりダイレクトな表現!きっとここから見えないだけでどこかにはいるはずだよ!
放牧してるってことだからあちこちに散らばってるのかもね。
よし、まだまだ石垣島一周は終わらないってことで先を急ごう。
ねぇねぇ、途中黒毛和牛食べられるところあったら立ち寄らない?
すっかり黒毛和牛の口になっちゃってるじゃないの。せっかくならアグー豚なんてのはどう?
こうなったらどっちも食べたい!これはもう石垣島一周、食い倒れの旅に予定変更するしかない!
5.まとめ
今回は石垣島にある平久保崎灯台の観光情報、古波蔵牧場の見どころをまとめました。
国内旅行で石垣島を訪れるなら平久保崎灯台がおすすめです。中でも古波蔵牧場は見どころ満載なので、機会があればぜひ訪れてみてください。